小説作品一覧
-
4.0雨交じりの風が吹く10月のレイキャヴィク。湿地にある建物の地階で、老人の死体が発見された。侵入の形跡はなく、被害者に招き入れられた何者かが突発的に殺害し、逃走したものと思われた。金品が盗まれた形跡はない。ずさんで不器用、典型的アイスランドの殺人か? だが、現場に残された3つの単語からなるメッセージが事件の様相を変えた。しだいに明らかになる被害者の隠された過去。そして臓腑をえぐる真相。ガラスの鍵賞2年連続受賞の前人未踏の快挙を成し遂げ、CWAゴールドダガーを受賞した、北欧ミステリの巨人の話題作。
-
3.91950年3月。アメリカのマサチューセッツ州にあるパーカー・カレッジの一年生、ローウェル・ミッチェルが失踪した。彼女は美しく成績優秀な学生で、男性とのうわついた噂もなかった。地元の警察署長フォードが、部下とともに捜索にあたるが、姿を消さねばならない理由も、彼女の行方もまったくつかめない。事故か? 他殺か? 自殺か? 雲をつかむような事件を、地道な聞き込みと鋭い推理・尋問で見事に解き明かしていく。アメリカ・ミステリ界を代表する巨匠が、捜査の実態をこの上なくリアルに描いた警察小説の里程標的傑作、新訳決定版!
-
4.51857年10月、ヘスターは新たな仕事を得た。エディンバラの名家の女主人メアリが夜行列車でロンドンを訪れ、数日滞在したのちに帰宅する予定で、その間の付き添いを請け負ったのだ。彼女は高齢で心臓に持病があり、薬の飲み忘れは命に関わる。経験豊富な看護婦であるヘスターは車中で指示通りに薬を飲ませたが、翌朝、メアリはこときれていた。身に覚えのない殺人の罪で起訴されてしまったヘスターの絞首刑を防ぐには、裁判で無実を証明するしかない。私立探偵モンクは真犯人を見つけるべく捜査を開始する。緊迫感に満ち満ちた傑作法廷ミステリ!
-
3.2
-
3.9※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本商品は過去にミズノオフィスから配信されていた商品になります。収録内容に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。 ベストセラー「夢をかなえるゾウ」の水野敬也と動画サイトで300万回以上の再生数を誇ったパラパラ漫画「振り子」やNHK朝ドラ「あまちゃん」のアニメーションの作者鉄拳がタッグを組んだ。 「夢」はずっと僕のそばにいた。 けれど、いつまでも「夢」を追うのが辛くなった僕は、ある日彼を捨てた――。 老いた主人公がひとり病室で横たわるとき、捨てたはずの「夢」が戻ってくる。 「夢」に励まされ、主人公が最期に書き上げた一通の手紙とは? 動き出しそうになめらかなモノクロの絵と、静かな余韻を残す物語。 読む人によって、それぞれが違う感動を味わえる しっとり泣けてほんわか温かくなれる、珠玉の一冊です。
-
4.0時は明治、岡山の北の果て。 乞食行脚の果てに、七歳の少女シヲは、 村一番の分限者である竹井家に流れ着く。 養女となり過去を捨て、絶世の美女へと育ったシヲは、 自らの子孫の凄絶な人生を見守り続けることになるが――。 美女と醜女が交互に生まれる、呪われた家系に生きる七代の女たち。 明治から令和まで連綿と受け継がれる因果は、 彼女たちを地獄の運命へと絡めとっていく。 憑きまとう死霊の影、貧困と美醜、愛欲と怨念。 時代は巡れど、この因果からは逃れられない―― 『ぼっけえ、きょうてえ』の著者が圧倒的筆致で描き上げる、暗黒無惨年代記。 【角川ホラー文庫版刊行記念】 限定書き下ろし 「第十三章 シヲ百三十六歳」収録 世は令和。因果は、終わらない。
-
4.3
-
3.520万部突破『暗殺』 15万部突破『下山事件 最後の証言』 で注目! 大藪春彦賞作家・柴田哲孝が放つサイコスリラー警察小説! 歌舞伎町で発生した 外国人女性連続殺人。 刑事と元FBI捜査官が猟奇殺人者の正体を追う! 雨の降る静かな夜に。 眠れない一夜を過ごしたいあなたに。 グロテスクで魅惑的な夢を垣間見たいあなたに。 『生贄』を手にした時、きっとあなたはページを捲る指が止まらなくなる。――柴田哲孝 昨夜の混沌が残る夜明けの新宿歌舞伎町。公園には何かの肉塊を貪るカラスの群れ。 それは――顔を剝ぎ取られた外国人女性のバラバラ死体だった。 だが、これは猟奇的連続殺人の始まりにすぎなかった。 オブジェのように飾られた損壊遺体には「私は自分のためにのみ生きている」との文字が。 繰り返される残忍な犯行。 西新宿署の城島刑事は、元FBI捜査官のプロファイラー、エミコ・クルーニルにに協力を要請する! 『暗殺』で話題の大藪春彦賞作家・柴田哲孝が放つ、狂気の淵で繰り広げられるサイコスリラー警察小説!
-
4.2
-
3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 <夫は吸血鬼かもしれない>――マタニティ雑誌「プレマム」編集部の布施乃理子あてに不審な手紙が届いた。一方、同じ頃、「プレマム」の元モデルが絞殺され、さらに「プレマム」の読者を巻き込む児童誘拐事件が発生する。不審な手紙と二つの事件には、複雑な人間関係と恐るべき事実が隠されていた……。「現代」の吸血鬼をテーマに、人間の“血”と“愛”を描く心理サスペンスの力作長篇。(解説:小梛治宣)
-
4.0松山地方検察庁地方支部の第二倉庫から出火。当直の事務官平田が焼死体で見つかった。平田の誘いで飲み屋で呑んでいた事務員竹内の記憶は曖昧で、気がつくと40キロ離れた町の旅館にいたという。検事の瀬川良一は、喪われた資料の復元を試みるが、昭和25年から26年の事件簿が持ち去れていたことに気づく。当時の担当検事大賀庸平に内容を問い合わせる手紙を送るが、覚えていないの一点張りで、まもなく大賀庸平は交通事故で死んでしまう。 放火の疑いを拭いきれず、酔った平田を連れ去った女たちの背後に暴力団の影を感知した瀬川は、何者かからの脅迫電話を受ける。 若い検事の瀬川には、縁談話が持ち上がっていて、その用を果たすため東京の実家に戻ったときに、大賀庸平の死を知らせてくれた娘の大賀冴子と会い、過去の事件の探索協力を頼み込むが、冴子は父の遺志とのはざまにいた。 失火事件の管理責任を問われ失職こぞ免れた瀬川だが、四国を離れ、前橋地方検察庁への転勤が命じられる。 限られた時間の中で瀬川は、検察と捜査権のある警察との反撥の中で、喪われた資料が昭和25年の大島信用金庫理事殺人事件の記録であること、冴子から「S」という有力者が関わっていることをつきとめる。 そして前橋赴任への途中、広島県福山に立ち寄り、信用金庫の事件当時、被疑者とされた山口重太郎という男と会うことはできた。「S」は信用金庫の山口重太郎の同僚だった……。 巨匠松本清張ミステリーの代表作、読みやすい新装版に!
-
3.9東京・五日市署管内の路上で、男性の首なし死体が発見された。刑事の鵜飼は現場へ急行し、地取り捜査を開始する。死体を司法解剖した結果、死因は頸椎断裂。「斬首」によって殺害されていたことが判明した。一方、プロのキックボクサーだった河野潤平は引退後、都内にある製餡所で従業員として働いていた。ある日、同じ職場に入ってきた有川美祈に一目惚れするが、美祈が新興宗教「サダイの家」に関係していることを知ってしまい……。警察組織vs悪魔と呼ばれる男vsカルト教団vs元キックボクサー。囚われた“彼女”の奪還。愛する人を失った者たちの復讐劇。疑いなき信仰心に警鐘を鳴らすセンセーショナルな最新長編。
-
4.1
-
3.4「あれはいったい何だったのだろう――?」 過去の人生において遭遇した、明確な恐怖とは言いがたい、けれど忘れることのできない記憶や小説。 大ヒット作『恐怖の正体』(中公新書)で話題を呼んだ作家・精神科医である著者が、精神の根源に触れるそうした〈恐怖寸前〉の〈無意味で不気味なものたち〉に惹かれて渉猟した、異色の文学エッセイにして読書案内。 刊行以来、ホラーや幻想文学の実作者を中心に、多くの読者から絶賛を得てきた名著に、書き下ろしの新章を増補した新版。 誰もが体験しながら、ふだんの日常においては意識の底に沈められがちな〈あれ〉を求めて……読めばきっと、あなたも語りたくなる。 推薦・澤村伊智 解説・朝宮運河 【目次】 文庫版のためのまえがき まえがき 1 隠蔽された顔――N・ホーソーン『牧師の黒のベール』 2 本物そっくり――河野多惠子『半所有者』 3 糞と翼――パトリック・マグラア『長靴の物語』 4 姿勢と連想――古井由吉『仁摩』 5 受話器を握る怪物――H・P・ラヴクラフト『ランドルフ・カーターの陳述』 6 孤独な日々――日影丈吉『旅は道づれ』 7 南洋の郵便配達夫――J・M・スコット『人魚とビスケット』 8 描きかけの風景画――藤枝静男『風景小説』 9 墜落する人――レイ・ブラッドベリ『目かくし運転』 10 救われたい気持ち――高井有一『夜の音』 11 果てしない日々――クレイ・レイノルズ『消えた娘』 12 世界の構造――富岡多惠子『遠い空』 13 グロテスク考――カースン・マッカラーズ『黄金の眼に映るもの』 14 うふふ。――車谷長吉『忌中』 16 昆虫的――内田百閒『殺生』+ブルーノ・シュルツ『父の最後の逃亡』 16 入り込んでくる人――庄野潤三『黒い牧師』 あとがき 解説 朝宮運河 〈本書は、無意味なものと不気味なものにまつわる探求報告であり、「あれはいったい何だったのだろう」という呟きの執拗な反復である。もし読者諸氏にも「あれはいったい何だったのだろう」との文言が病原菌のように感染すれば、著者としては嬉しい。寂しさがまぎれ、この世界に生を営んでいくことの不安を、幾分なりとも忘れさせてくれそうだからである。……〉(「まえがき」より)
-
3.3ある日の放課後。寄宿学校に通う15歳のオスカルは、荒廃した城館に迷い込み、そこに住む少女マリーナと親しくなった。彼女に導かれ人知れぬ墓地を訪れると、黒い蝶が彫られた墓碑に赤いバラを添える貴婦人の姿が。好奇心で後を追うオスカルとマリーナ。しかしその先には霧の都バルセロナの覗いてはならない秘密が隠されていた――。物語の魔術師とも呼ばれるスペインの巨匠、カルロス・ルイス・サフォンが描く幻想と怪奇に満ちた幻の初期作。後に続く「忘れられた本の墓場」シリーズ四部作の原点!
-
4.0北海道での介護職を辞し憧れの東京で病院事務の仕事に就くも、非正規雇用ゆえに困窮を極める29歳・独身女性のリキ。「いい副収入になる」と同僚のテルに卵子提供を勧められ、ためらいながらもアメリカの生殖医療専門クリニックの日本支部に赴くと、国内では認められていない〈代理母出産〉を持ち掛けられる。バレエ界の「サラブレッド」としてキャリアを積み、自らの遺伝子を受け継ぐ子の誕生を熱望する43歳男性・基。その妻で、不育症と卵子の老化により妊娠を諦めざるを得ず、「代理母出産」という選択をやむなく受け入れる44歳女性・悠子。それぞれのままならぬ現実と欲望が錯綜する、ノンストップ・ディストピア小説!
-
3.5
-
4.4混雑のピークに同時多発火災が発生、大爆発の危機が迫る。 史上最悪の事態に女消防士・神谷夏美が戦いに挑む! 聖夜の新宿駅地下街を焼き尽くす!放火犯の“計画”とは? 傑作パニック小説第3弾! 銀座第一消防署の消防士神谷夏美に非常招集がかかった。午後六時半、クリスマスセールで賑わう新宿駅地下街が同時多発的に放火されたのだ。 迷路のような地下街はたちまち火の海と化し、地上への出口も炎上、数万人が閉じ込められる。さらに、臨場直前、水との化学反応で爆発する物質の存在が判明する! このままでは新宿駅が壊滅の危機に。万策尽きた夏美たちは……。
-
-二宮和也、中谷美紀、大沢たかおトリプル主演で話題のドラマが完全ノベライズ! 逃亡犯、報道キャスター、孤高のシェフ――。 バラバラに思えた3人の人生が運命的に交錯する! 12月24日。クリスマス・イブの喧騒の中、受け入れがたい現実に直面する3人。 「記憶を無くし、警察と組織に追われる逃亡犯」 「世代交代を迫られる地方局の報道キャスター」 「クリスマスディナー直前にすべてを失った洋食屋のシェフ」 絶望の中で起こる数々のハプニング。それぞれの出来事にさまざまな人々が輻輳的に関わり、事態はまったく予期せぬ方向へ転がっていく……。クリスマス・イブの昼夜、横浜・関内の街を舞台に、目まぐるしく展開する3人の運命は、どのような方向に突き進んでいくのか。
-
3.6
-
4.4未解決事件班の責任者になったバラードはボッシュをチームに引き入れる。 優先すべきは約三十年前の女子校生殺人事件だったが、ボッシュは夫婦と子ども二人が砂漠に埋められた一家殺害事件に 没頭して言うことを聞かない。 班員には事物に触れて見えない事情を感じるという共感能力者もいてバラードを困らせる。 ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演第4弾。 「年間最高傑作の一冊として、読みだしたら止まらない体験を読者にもたらしてくれる」 ──リアル・ブック・スパイ 「マイクル・コナリーは本書で頂点を極めた。簡潔明瞭な文体が登場人物の行動を促し、ロサンジェルスのリアルな街並みと荒涼とした美しい砂漠に読者を誘う。本作は胸を締めつける最後の意外な展開もあって、必読の書である」 ──アップル・ブックス・2022年11月のベストブック 「長年のボッシュ・ファンは、本作のみごとなフィナーレのあとで、ため息を漏らすだろう」 ──ブックリスト星付きレビュー
-
4.1靴職人を目指す高校生の歩橙(あゆと)は、同じ学年の青緒(あお)に恋心を寄せている。彼女はいつもボロボロのローファーを履き、友達も作らず、ひとりぼっちで笑顔を見せたことすらない。歩橙はそんな青緒に手作りの靴をプレゼントしようと思い立つ。不器用に、真っ直ぐに、恋する気持ちを靴に込めようとする歩橙。そのひたむきな想いに触れ、青緒も次第に彼に惹かれてゆく。しかし青緒は、彼を愛おしく思う気持ちが身体に痛みを与える不思議な病を発症してしまう。歩橙の言葉が、愛情が、してあげることのすべてが、青緒の身体を焦がすように傷つけ…。切なく胸を焦がす、かけがえのない恋の物語。
-
3.8
-
3.8警察小説と山岳小説の完璧な融合! 「山はおれたちが護らなければならない聖域だ」 長野県警山岳遭難救助隊に所属する桑崎祐二は、鹿島槍北壁からの下山途中、谷あいに倒れている人物を発見する。すでに死亡していたその女性の首には、索条痕と吉川線があり、他殺死体だと認められた。しかし桑崎らをヘリコプターに収容する直前、雪崩が発生し、死体は飲み込まれてしまう。 桑崎は、死体を発見する前日、同じ場所で不審な三人組を目撃していた。さらに、三月の気温の上がる時期にも関わらず、死体は完全凍結していた。三人組と女性との関係は? なぜ死体は凍ったまま発見されたのか。 吹雪の北アルプスでの壮絶な捜索行。その果てに明かされた真実とは──。 山岳小説と警察小説の面白さを融合した著者新境地の長編ミステリ-。 ※この作品は単行本版『山岳捜査』として配信されていた作品の文庫本版です。
-
3.9佐伯鷹志は、かつて警視庁警備部警護課に在籍し、SP(セキュリティー・ポリス)として、政治家の警護をしていたエリート警察官だった。いまは一線を退き、北アルプスと立山連峰に挟まれた、広大な山岳地帯で遭難者を救助する、山岳警備隊の隊員となって久しい。その佐伯を狙う謎の暗殺集団。彼らは、警察と政界の闇の部分を知りすぎた佐伯を消すために送り込まれた、“掃除屋”と呼ばれる男たちだった。そして、幾重にも張りめぐらされた非常の罠。風速四十五メートルの大型台風に襲われ、下界と完全に弧絶した、標高二千メートルを超える険峻な山岳地帯を舞台に、過去を背負った男たちの、決死のサバイバルが始まる!
-
-有名人の嘘(フエイク)を暴け! 一週間バズり続けろ! 動画スクープで一躍注目を浴びた 新進ウェブニュース「オールドタイムズ」。 新旧メディア業界の荒波を乗りこなせるのか? 痛快メディアエンターテインメント小説! 夕刊紙のエース記者だった不動優作はあえなくリストラ対象に。 新たにウェブニュースサイト「オールドタイムズ」の運営に加わるが、早々に行き詰まる。 自分より若い出資者兼IT社長から「一週間バズり続けるニュースを」と要求され、嘘(フエイク)を暴くネタを探るのだが。 痛快メディアエンターテインメント小説! 解説=温水ゆかり(ライター/書評家)
-
3.0博物館としてけい留されていた空母(イントレピッド)で、化学兵器を用いた大規模テロが発生した。 危機を察知することに失敗したオプ・センターは、ミドキフ大統領によって即時解隊を命じられる。 長官の座を追われたチェイス・ウィリアムズは自責の念に駆られるが、 マット・ベリー大統領次席補佐官からかけられた言葉は意外なものだった。 「わたしはきみにつぎの任務を携えてきた」。 事件を引き起こしたテロリスト、アフマド・サーレヒー元大佐の追撃。 それがチェイスに課された新たな使命だった!
-
3.0
-
-
-
3.8
-
4.5
-
3.0T・クランシーのオプ・センター 新シリーズ衝撃の第四弾! 狙われた元駐ウクライナ大使を守れ! ニューヨークでウクライナの女性諜報員がロシアの暗殺者の手にかかって殺された。 直前に彼女と会っていた元駐ウクライナ米大使ダグラス・フラナリーも命の危険を感じて、オプ・センター作戦部長ブライアン・ドーソンに助けを求める。 どうやらウクライナ軍の離叛分子が、国境近くのロシア基地への侵攻作戦を計画しているらしい。いまロシアとウクライナの間に火が付くと、世界大戦の引き金になりかねない。 オプ・センター長官チェイス・ウィリアムズはフラナリーの保護と事態への介入を決断する
-
4.0
-
4.7
-
4.0トム・クランシーのオプ・センター新シリーズ待望の第三弾! ISIL公開処刑、アメリカの報復が始まる! 対ISIL世界連合の大統領特使ボブ・アンダーウッド将軍の一行が、シリアのアルブカマル市に向かう途中、ロケットランチャーによる攻撃を受け、車両縦隊は全滅、将軍は誘拐された。数時間後、アメリカ大統領ミドキフと高官たちは、ISILのリーダー、マバード=アッ・ドーサリーによって将軍が斬首されるさまをライブテレビで見ることに。米国はすぐさま報復として空母打撃群を派遣、敵の本拠に攻撃を仕掛けて壊滅させるが、生き延びたアッ・ドーサリーはさらなる復讐を誓うのだった……。
-
5.0
-
3.6ジェイクとわたしは付き合いたてのカップル。これから彼の両親が住む農場に、挨拶をしにいくところだ。けれどわたしは、ふたりの関係を終わりにしたいことを彼に隠していた。打ち明けられないまま目的地が近づくなか、携帯の留守電に、謎の男からの着信が――「答えを出すべき問いは、ただひとつ」。そして、ある寄り道が決定的な悲劇へと……。こじれ始めたふたりに訪れる驚愕の真実。孤独がもたらす心理に迫るスリラー
-
4.3『不夜城』『夜光虫』の衝撃から20年 究極のクライムノベル誕生! 台湾のプロ野球で八百長に手を染め、罪から逃れるために次々と殺しを重ねた加倉昭彦。居場所を失い、顔も名前も変えて過去を抹消、逃れ着いたのはサッカーの地イタリアだった――。イタリアの黒社会では、殺し以外の仕事なら何でも請け負い、いつしか「暗手」――暗闇から伸びてくる手――と呼ばれるようになっていた。そんなある日、サッカー賭博の帝王・王天から、ロッコに所属する日本人ゴールキーパー・大森怜央に八百長をさせろとの依頼が舞い込む。計画実行に向けて着実に準備を進めていく加倉だったが、大森の姉の写真を目にしてから過去の記憶がよみがえり、計画の歯車が狂い始める……。
-
-「1億円で私と結婚しなさい!」 急展開の連続! 前代未聞の大どんでん返し! 危険な愛の駆け引きに息をのむ! AbemaTVオリジナルドラマ最高視聴数を記録した、“狂愛”ドラマを完全ノベライズ マッチングアプリ会社「ラブネクスト」の広報部に所属する桐山椿は、同じ部署の空野杏と社内には秘密で交際を始めた。しかしある日、和菓子屋を営む椿の父親が1億円の借金を抱え、店を手放さなくてはならない状況に陥ってしまう。返済期限が迫るが、どうすることもできない椿。そんななか、椿は夜道で突然、社長の花園桜にキスをされる。さらに翌日、命令どおりに社長室を訪れた椿を待っていたのは、桜からの驚くべき提案だった――。SNSでも話題沸騰となり、日本じゅうを震撼させたクレイジー“狂愛”ドラマが今、幕を開ける! (解説/鈴木おさむ)
-
3.7航空自衛隊の安濃将文三等空佐は、同期の泊里三等空佐ともども内閣府の遺骨収容対策室に出向中。実際は、内閣府に設立された小規模な諜報部門に配属され、CIAから情報提供を受け、シンガポールへ潜入捜査に入っていた。ここシンガポールで、映像解析技術の専門家である田丸という男から、アジア某国の軍事関係者へ、軍事転用出来る技術が渡っていたのだ。田丸と接触を試みた二人の新米工作員は、田丸が部屋で撃たれたとの連絡を受ける。さらに、東京にいる内閣府大臣政務官の能任からの電話で、インドからシンガポールに入った日本人ビジネスマンの保護要請を受けるが、その際に泊里が撃たれてしまう。そこに外為法違反捜査に経産省安全保障貿易検査官の高木摩子、田丸の取引相手の程、警察庁の神崎が現れて--。諜報員となった自衛官を主人公に、東アジアに繰り広げられる国際謀略を描く!
-
-『サスツルギの亡霊』が2019年「本屋大賞 発掘部門『超発掘本!』」に選出された、著者の「もうひとつの超発掘本!」が文庫化。14世紀初頭、端麗王フィリップ四世が統治するフランス。パリに暮らす鍛冶屋ジェラールは、ある日突然、妻と共に投獄される。無実の罪を訴える彼に王の腹心が出した解放の条件は、神殿騎士団逮捕直前に失踪した、一人の神殿騎士を探し出して捕らえるというものだった。妻を囚われたジェラールに選択肢は無く、わずかな手がかりを頼りに、謎の騎士を追う旅に出る――。 2019年の「本屋大賞」発表会で「知らなかったけど、読んでみたいと思った」と会場にいたすべての人に強い印象を残し、話題をさらった『サスツルギの亡霊』推薦者の書店員・蔦屋書店諏訪中州店の立木恵里奈さんの名スピーチ。その中で選出作である『サスツルギの亡霊』を差し置いて「文庫化してほしい!」と熱く語られたた本作が、このタイミングでついに文庫化!
-
-ヒトラーを狂わせた四つの鉤十字-- 覇者の秘宝をめぐり、独英仏が激突!! 欧州ベストセラーコンビが放つメタ戦記ミステリ 一九三九年――。ヒマラヤの奥深く、チベットの聖地へと送りこまれたナチスのシンクタンク〈アーネンエルベ〉の探検部隊が、鉤十字を象ったルビー色に輝く物体を持ち帰る。それは世界に分散して隠された古代の遺物【ルビ:レリック】で、四つあると伝えられている権力のシンボルの一つだった。四つの鉤十字は、それぞれがこの世を形成する“四大元素”の水、風、地、火を表しており、そのすべてを手にした者は世界を制するという。そのうちの一つを手に入れたナチス・ドイツは破竹の勢いで進撃を続け、領土を拡大していく。だが、世界を征服し、ヒトラーの千年王国思想を実現させるには、残る三つのレリックも獲得する必要があった。 親衛隊長官のヒムラーとその片腕のヴァイストルトは、レリックの在りかを示す絵画があるというスペインのモンセラート修道院に向かうが、絵画は一足先にフランス人のトリスタンによって持ち出されていた。ヴァイストルトは投獄されていたトリスタンを調査団のメンバーに加え、絵画の謎を解き、二つ目のレリックを追って、異端カタリ派終焉の地、モンセギュールの城跡に向かう。 一方、ドイツに抵抗を続けていたイギリスは、ナチスの不穏な動きを察知していた。チャーチル首相直下の諜報機関SOEのマローリーは、敵側にレリックが渡るのを阻止すべくモンセギュールに乗りこむ。ここにレリックをめぐる争奪戦の火蓋が切られた――。 著者について エリック・ジャコメッティ Eric Giacometti 『ル・パリジャン』誌などで活躍するジャーナリスト、作家。執筆活動の傍ら、フリーメイソンと因縁が囁かれるコートダジュール事件の調査などにも携わる。著作に累計220万部を突破した「マルカス警視」シリーズがある。
-
4.0
-
4.0十四年の刑期を終えたラファエルは、出所するとすぐに弟ウィリアムとともに新しい<仕事>に取り掛かった。すべては計画通りに進んでいた。だが、三千万ユーロの宝石を手に飛び出したとき、ラファエルたちを待ち受けていたのは警官隊だった。激しい銃撃戦が繰り広げられ、最愛の弟が瀕死の重傷を負ってしまう。 追っ手を逃れ、瀕死のウィリアムを一刻も早く治療しなければならない。警察の非常線をかいくぐり、ラファエルたちは村はずれの古びた屋敷に逃げ込んだ。広大な敷地に建つその家にいたのは夫の帰りを待つ妻のサンドラがひとりだけ。理想的な隠れ家のはずだったが、帰宅した屋敷の主は純粋なほどに残酷なシリアルキラーだった……。 フランスを代表するミステリー作家が紡ぐ極上のサイコスリラー、ついに日本上陸。
-
3.8国内ミステリー1位作品!(bookaholic認定2016年度) 異色のコミュニティ・ヒーロー「シド巡査」誕生! 「警察官だって怖いものは怖いんだよクソったれ」 すべてはみずから体験した記録だ。“シド巡査の事件簿”と銘打ってもらってもかまわない。 これはある交番警官の偽らざる所感記録である。だがそれだけじゃなく……。 世界が逆転する麻薬的な味わいのサイコ・サスペンス・ミステリ。 「この世界が住みやすくなるように戦う人たちのことを“ヒーロー”と呼ぶんです」 職務質問と巡回連絡が三度の飯より大好きで、管轄内で知らないことがあるのが許せない、良く言えば「街の生き字引」、率直に言えば「全住民へのストーカー」。 西東京のいくつかの主要都市に挟まれたエアポケットのような地「山王子」のある交番で住民を見守るシド巡査のもとには、奇妙な事件が呼び寄せられる。 魔のバトンが渡されたかのように連鎖する通り魔事件、過剰すぎる世帯数が入居したロッジ、十数年にわたって未解決のご当地シリアルキラー。 普通の人々が暮らすこの街の片隅には、怪物の巣食う奈落がひそかに口を開けている。 長年にわたる報復の連鎖、悪意のスパイラルを追い続けた果てに、シド巡査がたどりつくのは――。
-
4.0米独露開戦――ヨーロッパは三度戦場と化す!! プーチン時代が終焉を迎えたロシアでは、息を吹き返した共産勢力が政権を握り、“ソヴィエト”の復権が急速に進められていた。粛清を繰り返し書記長の座に就いたチェニンコは、ワルシャワ条約機構を復活。さらに、東西ドイツの分断を目論み軍事介入を開始した。一方、ドイツではネオナチが台頭し、これに対抗。二カ月の内戦の末にソヴィエト軍の放逐に成功する。東西の統一を維持したことでネオナチ支持の機運が高まり、次の総選挙ではそのリーダーであるフロミッシュの勝利が確実視されるようになっていく。ナチスを憎悪するチェニンコに対し、ソヴィエト軍作戦長官はある作戦を提案する。圧倒的な物量で陸と空から一気にドイツ全土へ侵攻するその計画は、大規模演習と偽って百万のソヴィエト兵をドイツ国境沿いに集結。同時多発的に在欧米軍の通信機能を破壊・分断し、指揮系統を麻痺させた隙をつき、五日間でドイツを制圧する電撃作戦だった。 著者について ●著者略歴 ウォルト・グラッグ WALT GRAGG テキサス州オースティンで妻や子ども、孫たちとともに暮らす元弁護士。ロースクール入学前にアメリカ陸軍で軍隊生活を経験し、さまざまな任務に従事。冷戦のさなかには、ドイツのアメリカ欧州軍司令本部に三年間勤務している。この頃、ドイツ防衛時のアメリカ軍の作戦計画に関与し、数多くの演習に参加。本書の着想を得るとともに、これらの実体験が本書の場面設定や描写のもとになった。本書『ザ・レッド・ライン 第三次欧州大戦』が長編小説のデビュー作となる。 ●訳者略歴 北川由子 Yuko Kitagawa 翻訳家。英国ニューカッスル大学修士課程修了。得意なゲームはアーケードゲームとレースゲーム。主な訳書に、『亡霊は砂塵に消えた ステルス機特殊部隊777チェイス』『不可解の国のアリッサ』『マインクラフト はじまりの島』(すべて竹書房)などがある。
-
3.7
-
3.0昨年の春、中古のルノーを買って乗り始めてから、間もなく一年になるが、其の間に私は、交通違反でつかまった事が三回ある。その三回とも、奇妙な事に、友人の安岡章太郎が関係しており、これは私には、ただの偶然とはとても思えない。――阿川弘之 私が仕事にかかるふりをしていると、襖がすこしずつ開いて、その隙間から嘲けるような笑いをうかべて、彼はじっと窺っているのである。私もそっと彼の部屋をのぞくと、安岡は布団の上に寝そべって天井を眺めながら鼻毛をぬいているのであった。――遠藤周作 浪人三年、落第一年、秋風がふくと終わらない夏休みの宿題を想い出してゾッとする。出がけには必ず忘れものをし、約束の時間を一時間まちがえてウロウロ。泥棒に入られれば何も盗まれるものがなく警察に困惑され、文学賞の授賞式では緊張してシドロモドロになる。どうも自分の身体の中には一匹の虫が棲んでいて、それが自分を終始とちらせたり、失敗やへまをくり返させたりしているらしい――青春時代をユーモラスにつづる自伝的回想、作家仲間との楽しいやりとり、鋭さを笑いで包んだ社会観察など、著者の魅力が凝縮された随筆集。阿川弘之と遠藤周作によるエッセイを新たに収録。〈解説・中島京子〉
-
4.0
-
4.8
-
3.8「絶食って、何も食べちゃいけないんですか」―体質改善セミナーに参加したメタボな男性4人組。インストラクターの無慈悲な指導によって、耐え難い空腹感が行き場のない怒りへと変わっていく中、冷蔵庫のシュークリームが盗まれる事件が発生する。ミステリマニアの受講者、四谷は探偵役に名乗りを上げるが―!?爆笑必至の「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」はじめ、ひと味違う本格ミステリ作品を全6編収録。 ※本作品は 2017年9月14日まで販売しておりました講談社ノベルス電子版『シュークリーム・パニック ―Wクリーム―』と『シュークリーム・パニック ―生チョコレート―』の2冊を1冊にまとめた文庫電子版となります。 本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。
-
3.8
-
4.3水の音と共に闇の中で目覚めた死者、滋賀津彦(大津皇子)。 一方、藤原南家豊成の娘・郎女は写経中のある日、二上山に見た俤に誘われ女人禁制の万法蔵院に足を踏み入れる。 罪を贖う間、山に葬られた滋賀津彦と彼が恋う耳面刀自の物語を聞かされた郎女の元に、「つた つた つた」滋賀津彦の亡霊が訪れ――。 ふたつの魂の神秘的な交感を描く、折口の代表的小説。 折口信夫の弟子で折口学の研究者として著名な故・池田弥三郎氏による詳細な補注、さらには作品執筆のきっかけとなった『山越阿弥陀図』および『當麻曼陀羅』をカラー口絵に収録。『死者の書』の決定版。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。