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  • 親玉’S 1
    完結
    3.5
    百地巌(ももちいわお)と飛美(ひみ)。父一人娘一人の、二人暮らし。 普段から折り合いが悪く、生活も荒んでいた親子だったが、ゴルフとの出会いが二人の全てを変えた…!「風の大地」のかざま鋭二が贈る、新たなゴルフ伝説、堂々始動!!全てのゴルフファン必読の一冊です!!
  • マッカーサーと日本占領
    4.0
    1巻1,500円 (税込)
    【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます】本書は、米軍の空襲で焦土となった町にたたずむ女性の写真をカバーに掲げ、また、巻頭には、占領期日本の光景を、生々しい写真で伝えることから始まっている。そう、我ら日本人は、ここから立ち上がって来たのだ。著者は、「マッカーサーの顔なんか見たくもない」と言う。この言葉こそ、戦後を生きてきた人びとの反骨心の原点であろう。マッカーサーによる6年足らずの統治下において、さまざまな大変革が成された。そして、それらはいまだに、憲法問題、国防問題、教育問題、沖縄問題、人権問題などなど、世論を二分して、この国を揺り動かしている。先の大戦から70年を経て、日本人にとっては、これらの問題の現代的事情をふまえた解決が、当面の問題となるだろう。そして、新たな国家目標をもって未来に漕ぎ出すために、“あの時代”に行われたことを振り返っておくべきである。著者が祈りを込めて贈る、「日本のいちばん悲しかった日々」。

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  • 学びなおし太平洋戦争 1 徹底検証「真珠湾作戦」
    -
    ビジネスマンから受験生まで! 昭和史研究の第一人者による唯一&最新の太平洋戦争全史。昭和16年12月8日の真珠湾攻撃から昭和20年8月15日の終戦まで、快哉と苦渋と辛苦の激闘の戦史を克明に描き出すシリーズ全4巻。第1巻は山本五十六連合艦隊司令長官の秘策が的中した緒戦から南方作戦での快進撃までを収録。巻末のみならず各章ごとに監修者・半藤一利氏の解説付き。総ルビ表記で、大人から子供まで楽しめます!
  • 魔法使いの弟子
    完結
    4.7
    ▼第1話/開化▼第2話/召魔(めすま)▼第3話/交霊▼第4話/罪▼第5話/霊視▼第6話/攘夷▼第7話/出生▼第8話/魂の声▼第9話/魔法使いの弟子 ●登場人物/鬼窪巖(明治新政府参議。国のことを真剣に思い多忙)、妙(参議・鬼窪の愛妾。心の病を患っている?)、召魔(巷間“妖術使い”と噂される異人。「動物磁気」など怪し気なもので病気を治す?) ●あらすじ/1868年、明治政府樹立。しかし、新しい世になっても、血の匂いは消えなかった。新政府に反発する反乱や一揆の首謀者たちはもちろん、時には無実であっても新政府にとって都合が悪ければ斬首、切腹……冷徹な強権をふるっていた――参議・鬼窪は、その新政府の中心人物として多忙を極める日々。世の中も、政府・文化・思想・化学……全てが新しいものへ移行しようと目まぐるしく動いていた時代、外国人居留地はずれの洋館に妖術使いが住んでいるという噂がたった。夜な夜な冥府から亡霊を呼びだしているというのだ。そんな折、久々に鬼窪と一夜をともにした愛妾・妙が生首の亡霊を見る!!(第1話)▼妙がフラフラしながら入っていったという例の洋館を訪れた鬼窪。玄関の扉を開けるなり、目に飛びこんできたのは、かつて見たこともない奇妙な光景だった。ひとりの異人と操り人形のようにフラフラ踊る女たち、そしてグッタリと椅子にうなだれている妙の姿……。鬼窪の呼びかけで気を取り戻した妙。連れて帰ろうとしたところ、異人は「帰スワケニハイキマセン」と鬼窪をさえぎる。鬼窪のせいで病気が悪くなるというのだ。(第2話)
  • まるまるの毬
    値引きあり
    4.2
    親子三代で菓子を商う「南星屋」は、 売り切れご免の繁盛店。武家の身分を捨て、職人となった治兵衛を主に、出戻り娘のお永と一粒種の看板娘、お君が切り盛りするこの店には、他人に言えぬ秘密があった。愛嬌があふれ、揺るぎない人の心の温かさを描いた、読み味絶品の時代小説。吉川英治文学新人賞受賞作。
  • まんが親 1
    完結
    4.1
    漫画家・吉田戦車&伊藤理佐、結婚して2年。待望の赤ちゃんが生まれた!! 出産に立ち会う、立ち会わない。妊娠中の妻の前で酒を飲む、飲まない。子育て論で大ゲンカ。子供の夜泣きに大苦戦……などを“イクメン”目線で描く子育て奮闘漫画!!読めば必ず育児が楽しくなるマストな1冊です!!
  • マンガ『島耕作』に学ぶ 人生に効く「切り返し」術
    4.5
    日本一コミュニケーションがうまいビジネスパーソン・島耕作。際立って頭がいいわけでもない彼が、平社員から会長にまで出世できたのは、「すごい切り返し術」を持っていたからに他ならない。彼は嫌なことが起きた時、予想外のことを言われた時、相手の勘違いを気づかせたい時・・・そういった「なにか起きた時の切り返し力」が格別に優れているのだ。本書では、そんな島耕作の一流の切り返し術にフォーカスをあてます。

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  • まんがでわかる賢い患者入門 がんで死なない ~大切な人をがんで失わない「がん治療」初期の初期ガイド~
    -
    4期のがん患者でも治る時代が来た。 わかりやすいまんがとワンポイントアドバイス、最新情報を網羅した超実用本。がんと診断されたばかりの患者と家族を対象に、慌てず確信を持って行動できるよう初期対応から正しい方向に導く初めてのガイドブックです。  著者は「がん難民コーディネーター」藤野邦夫。彼が、25年関わった約3000人のがん患者からの生の声をもとに、初期の初期での治療が決まり、そして「がんで死ぬことはない」状況に導きます。 また、「釣りバカ日誌」の北見けんいちの愉快だけど、ためになるマンガがついつい失敗しがちなミスを指摘してくれます。 そして、各項目ごとにある藤野&北見の「ワンポイントアドバイス」でしっかりと「賢い患者」になっていただきます。 また、今後の人生で一番大切な「免疫力」と「体力」を維持していくための十か条。 フィックス型EPUB54.2 MB(校正データ時の数値)。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 万葉集と日本の夜明け
    4.0
    現存する最古の歌集『万葉集』には、日本と日本人の夜明けの姿がいきいきと描かれている。とくに東歌・防人の歌では庶民の作が多く、奈良朝の貴族でない人々の心象に分け入ることができる。本書は、若き日に和歌に傾倒した「歴史探偵」が、万葉の世界を現代感覚で読み解く。「雑学・名もなき人の歌」「長安の山上憶良」の二部構成で、思わず耽読してしまう滋味深い随想集。

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  • 見上げれば通天閣
    完結
    -
    全1巻440円 (税込)
    担任のあだ名は通天閣。その名の通り、とっても背が高くて学校中の人気者。子供たちが大好きで、曲がった大人が大嫌い。そんな先生が織り成す人間模様。表題作「見上げれば通天閣」、「打ってよチュウちゃん」、全2編の福本伸行人間劇場。
  • 密月(1)
    完結
    5.0
    全5巻550円 (税込)
    私のカラダが、恋をする。“オンナのシアワセ”を知らなかった主人公が、いま目覚めた! 彼ナシ、恋ナシ、夢もナシ。あるのは毎月の重~いお腹のイタミだけ……。40歳、ずばり「アラフォー」な独身ムスメ・宮永 密(みやなが・ひそか)は、無人島で救出されたという無精ひげの荒々しい「時の人」をテレビで見るたび、お腹がスーッと楽になることを知る。これって……恋? ざわめく心を止められなくなった密は、見知らぬカレに突撃するのだけれど……!?
  • みやこさわぎ
    3.9
    高校生になった滝本望は変わらず祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。芸者時代の名前からお蔦さんと呼ばれる祖母は、気が強いし面倒くさがりだけれど、ご近所衆から頼られる人気者だ。そのお蔦さんが踊りの稽古をみている、若手芸妓・都姐さんが寿退職することになった。幸せな時期のはずなのに、「これ以上迷惑はかけられないし」と都姐さんの表情は冴えなくて……(「みやこさわぎ」)。情緒と歴史が残る街・神楽坂を騒がす事件をお蔦さんが痛快に解決していく! 人情と粋、望が作る美味しい料理がたっぷり味わえる、大好評シリーズ第3弾。
  • 民俗学者 赤坂弥一郎の事件簿(1)
    4.0
    見えているものが、すべてじゃない。人も、町も……。 元商社マンでこけしマニアの赤坂弥一郎は、大学の民俗学講師となり新天地の下町・阿木にやってきた。だが、阿木にはクセのある人々が集まっている……。こけし好きな喫茶店のマスター、蕎麦屋、古本屋、煎餅屋、劇団の座長、その劇団の看板役者、彫刻家、作曲家、小説家、新人漫画家、バーのマスター、ライター兼カメラマン、前知事の政治家、その孫の大学生、現職議員……。人情あふれる下町で、「犯罪者」が動き出す! 『ディアスポリス 異邦警察』『クロコーチ』のリチャード・ウーと『金魚屋古書店』の芳崎せいむによる、下町人情サスペンス開幕!
  • みんな元気か! 1
    完結
    -
    かつての教え子を訪ね回る女子高教師、風間星太郎。彼の大らかで大胆な生徒へのスキンシップを描く異色の青春コメディー!
  • 無暁(むぎょう)の鈴(りん)
    4.1
    家族に疎まれ寒村の寺に預けられた武家の庶子・行之助は、手ひどい裏切りにあって村を捨てた。絶望から“無暁”と名を変え、ひょんなことから一緒になった万吉と江戸に向かう。悶着をきっかけにやくざの用心棒になった無暁と万吉――波瀾万丈の人生が始まる。信じるものを見失った無暁が、最後にたどり着く圧倒的な境地とは? 傑作が待望の文庫化!!
  • 婿どの相逢席
    4.0
    祝言の翌日に、隠居の申し渡し⁉ 小さな楊枝屋の四男坊・鈴之助は、相思相愛のお千瀬の生家、大店の仕出屋『逢見屋』にめでたく婿入り。誰もが羨む逆玉婚のつもりが…… 「鈴之助、今日からはおまえも、立場上は逢見屋の若主人です。ですが、それはあくまで建前のみ。何事も、最初が肝心ですからね。婿どのにも、しかと伝えておきます」 鈴之助の物問いたげな表情に応えてくれたのは、上座にいる義母のお寿佐であった。 「この逢見屋は代々、女が家を継ぎ、女将として店を差配してきました。つまり、ここにいる大女将と、女将の私、そして若女将のお千瀬が、いわばこの家の主人です」(本文より) 与えられた境遇を受け入れ、商いの切り盛りに思い悩むお千瀬を陰で支える鈴之助。 “婿どの”の秘めた矜持と揺るぎない家族愛は、やがて『逢見屋』に奇跡を呼び起こす……。
  • 睦月童
    3.9
    ある東北の村から日本橋の酒問屋に招かれた、不思議な目を持った少女・イオ。酒問屋の跡取り息子・央介は、その目を見たことで激しい良心の呵責に襲われ、かつて自分が犯した罪を贖おうとする。やがて更生した央介とイオは、彼女の目を使って、江戸で起こる数々の事件を解決していくことになるが……。青年と少女の交流と成長を通して、「罪と向き合う」ことの意味を描いた、感動のファンタジー時代小説。
  • 睦月童
    3.7
    おめえの鏡は罪じゃあなく、人に残った人らしいところを映すんだ。人にとっていちばん大事な、あったかい心だ。ある東北の村から日本橋の酒問屋に招かれた一人の少女・イオ。彼女は「人の罪を映す」という不思議な目を持っていた。荒れた生活を送っていた酒問屋の跡取り息子・央介は、彼女の目をみたことで激しい良心の呵責に襲われ、かつて自分が犯した罪を贖おうとする。やがて更生した央介とイオは、彼女の目を使って、江戸で起こる数々の事件を解決していくことに。しかし、イオの出生の秘密を知る侍が現れたことで、二人の運命は大きく動き始める……。人にとって「罪」とは何か。そして「許し」とは何か。イオの不思議な能力の源泉に隠された秘密とは何か。そしてイオの過酷な運命を、央介は救うことができるのか。日本ファンタジーノベル大賞でデビューした著者が贈る、感動の時代小説。

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  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者
    4.0
    1巻1,699円 (税込)
    直木賞作家の新たな到達点! 江戸時代に九度蝦夷地に渡った実在の冒険家・最上徳内を描いた、壮大な歴史小説。本当のアイヌの姿を、世に知らしめたい――時は江戸中期、老中・田沼意次が実権を握り、改革を進めていた頃。幕府ではロシアの南下に対する備えや交易の促進などを目的に、蝦夷地開発が計画されていた。出羽国の貧しい農家に生まれながら、算学の才能に恵まれた最上徳内は、師の本多利明の計らいで蝦夷地見分隊に随行する。そこで徳内が目にしたのは厳しくも美しい北の大地と、和人とは異なる文化の中で逞しく生きるアイヌの姿だった。イタクニップ、少年フルウらとの出会いを通して、いつしか徳内の胸にはアイヌへの尊敬と友愛が生まれていく……。松前藩との確執、幕府の思惑、自然の脅威、様々な困難にぶつかりながら、それでも北の大地へと向かった男を描いた著者渾身の長編小説!
  • 【無料】脱力先輩!!
    無料あり
    5.0
    ロングセラーサラリーマンコミック4作品を収録! 会社というお祭りを長く続けるコツは肩の力を抜くこと!? 頑張りすぎなフレッシュマンに読んで欲しい、デジタル専用試し読み小冊子です。 《収録作品》 「総務部総務課山口六平太」(作:林律雄、画:高井研一郎) 「釣りバカ日誌」(作:やまさき十三、画:北見けんいち) 「C級サラリーマン講座」(山科けいすけ) 「銀のしっぽ」(森 真理)

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  • 無力の王
    完結
    5.0
    ▼第1話/降臨▼第2話/米国防総省ペンタゴンから来た女▼第3話/銀行強盗▼第4話/自殺ゲーム▼第5話/開かずの踏切▼第6話/父親の値段▼第7話/娘の値段▼第8話/刺客  ●登場人物/加納(暁学園美術教師・教師は世を忍ぶ仮の姿。「無力の王」を名乗り、コンピューターのシステムに侵入することで、大企業や政治家の悪行をただす)、由紀(暁学園生徒・加納を慕う。彼が「無力の王」であることは知らない)。  ●あらすじ/某重工業会社のコンピューター画面に、「無力の王 来たり 次期支援戦闘機FS-XXに欠陥あり 即刻開発を中止せよ」とのメッセージが映し出される。そのメッセージは、暁学園の美術教師・加納によるもの。彼は教え子の由紀の父が作ったゲームソフトに残された遺言を読み、謎のハッカー「無力の王」を受け継いでいたのだ。某重工業会社の会長はかつての「無力の王」の恐ろしさを知っており、メッセージに従うよう指示するが、社長は「無力の王」に対しNOの返事をせよと部下に言い残して、会長との直談判に赴く。その途中のエレベーターに社長が乗っている最中、部下が「無力の王」との交信にNOの返事をすると、社長の眼前に戦闘機が迫る。「無力の王」が管制システムを支配し、指示を出していたのだ(第1話)。▼東京都知事選挙にあたり、民自党幹事長・尾花武郎は、東京を我がものとするため、強引に国際ジャーナリストの増田を擁立する。しかし、現職の前に増田は不利な選挙戦を強いられており、この状況を打開するため、尾花は米国防総省から戦略コンピューター室の女性チーフを呼び寄せる。増田を当選させるための彼女の計画は、なんと航空管制のコンピューターに侵入し、増田を乗せた旅客機に事故を起こさせて、増田の美談を作り上げることだった。計画は実行に移され、シナリオどおりに赤ん坊を抱いて脱出してきた増田の姿は全国にテレビ中継され、その支持率は圧倒的なものとなる。(第2話)。
  • 名犬リンタロウ(1)
    完結
    -
    全2巻759円 (税込)
    周りの人々を幸せにする不思議な犬リンタロウの視点から人々の日常を描いたほのぼのストーリー。『ツヨシしっかりしなさい』のツヨシも実は出演。
  • 名言で楽しむ日本史
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「身はいやしく心はたかく」。「本を得ば末を愁うことなかれ」。「今日一日の用をもって極と為すべし」。知っておきたい、伝えたい-日本史に残る言葉、二六五を独断で精選。傑作な逸話とともにユーモア溢れる解説を付す。名言には、先人の奮闘努力の跡、歴史の極意、そして現代を生きぬく知恵が詰まっている。
  • 明治維新とは何だったのか――世界史から考える
    4.4
    あのとき、日本を動かしたのは、龍馬でも松陰でもなかった! 『幕末史』『昭和史』の半藤一利と『仕事に効く 教養としての「世界史」』の出口治明が明治維新後の150年を語る。維新最大の功労者は誰なのか? 【巻末収録】半藤一利・出口治明選 明治維新をより深く理解する書籍ガイド35冊。
  • 鉄騎馬(メタル・ホース) 1
    完結
    -
    第1話/誕生:走り屋『円卓の騎士』▼第2話/白熱:武蔵峠の死闘▼第3話/異変:テーマパークの夜▼第4話/乱闘:円卓屋騒動▼第5話/邂逅:天才科学者▼第6話/蒸発:獅子戸家の悲劇▼第7話/誘拐:続円卓屋騒動▼第8話/発進:鉄馬御意見無用●登場人物/獅子戸朝雄(獅子戸家長男・高2、武蔵峠では最速ライダーとして知られている)、獅子戸博士(獅子戸家次男・小6、体育以外は成績優秀。将来は科学者を志望している)、鳥栖弾(朝雄の高校のOB、以前学校をシメていた伝説の人物、ケンカから手を引きバイクに命を賭けるが、突然の事故で……)●あらすじ/獅子戸朝雄は、ケンカで知られる高校の番長だ。ある日、やっつけた相手から「朝雄より強かった伝説のOBがいる」と聞いた朝雄は、その人物・鳥栖に会い、バイクによるスピード勝負に挑む。だが結果は大敗。“今度こそは”と熱くなる朝雄だったが、鳥栖は交通事故で突然この世を去ってしまう。(第1話)▼「鳥栖の分も…」とバイクに命を燃やす朝雄。そんなある日、“紅ニンジャ”と名乗る人物が戦いを挑んでくる。レース当日、ふたりは武蔵峠を猛スピードで疾走していた……が、とあるトンネルへ差しかかった途端、不思議な霧が出現。たまたまいあわせた朝雄の弟・博士ともども、彼ら3人の姿は忽然と消えてしまう……。(第2話)●本巻の特徴/一見、バイクをテーマにした青春ものという印象……。が、話は途中から急展開。主人公たちはバイクともども、なんと江戸時代にタイムスリップし、とんでもない事態に!! 過去と未来が錯綜する、先の読めないSF青春ストーリー。
  • もう一つの「幕末史」 “裏側”にこそ「本当の歴史」がある!
    値引きあり
    4.0
    1巻924円 (税込)
    「尊皇攘夷」は、幕府を倒す“口実”だった――。日本のすべてが変わった大転換期、本当は何が起きていたのか?“独自の歴史観”を織り交ぜながら、塗り替えられた「歴史のターニングポイント」を解き明かす。 ◎「短刀一本で“けり”がつくことでごわす」(西郷隆盛) ◎「桜田門外の変」と「二・二六事件」の共通点とは? ◎“いかさまの御旗”が鳥羽・伏見に翻る ◎「みんな敵がいい。そのほうが大事ができる」(勝海舟) ◎“政略家”桂と“戦略家”高杉 ◎なぜ龍馬はみなに愛され、そして殺されたのか?隠されたエピソードから、幕末の「実像」が明らかになる!
  • もふもふ 1
    完結
    5.0
    君の涙に、もふもふを。 『あじさいの唄』、『おーい栗之助』の森栗丸が 生きづらさを抱えた人々に贈る、優しい物語。 エリート会社員のサトミは、 仕事はできるが、人間関係で悩む。 ひきこもりのヒロシは社会の壁に苦しむ。 不器用な自分に悩む人の心を、 動物の優しさが救う、ハートフル・ストーリーズ。
  • 野球魂 : 1
    -
    一九七四年晩春 夏の甲子園大会の予選がもうじき始まろうとしていた――― コントロール抜群で武蔵中学のエースだった桜木雄は、 球拾いや雑用を嫌い入学した東征高の野球部に入らず軽口を叩く日々を過ごす。 キャプテンの小田切はそれでも桜木の実力を信じ、 不満を爆発させるチームメイトをなだめ彼を入部させるが… 色仕掛けあり、男色ありの戦う青春の物語。
  • 野球少年 1
    完結
    3.0
    ▼第1話/青空のボ-ル▼第2話/ひもじいボ-ル▼第3話/野球雲見えた▼第4話/傷ついたボ-ル▼第5話/友情のボ-ル▼第6話/さよならのボ-ル▼第7話/ふれあうボ-ル▼第8話/最後のボ-ル●登場人物/野原広太(亡き父のようにプロ野球選手になるべく、毎日練習に励む野球少年)。●あらすじ/終戦まもない昭和21年、人々の生活もまだまだ貧しかったころ、野原広太は巨人軍の選手だったという父が戦地から帰ってくるのを母、姉、兄とともに待っている。ある日、草野球に興じる少年たちの仲間入りをした広太だが、父から野球を教わったことのない広太は、投げるのも打つのもヘタクソなのだった。家に戻った広太は、父の写真の前で「上手になるからね」と誓い、練習に精を出す。そして数日後、隣町との試合で広太は逆転サヨナラヒットを放つが、その頃、家には父の戦死の知らせが届いていた(第1話)。▼巨人軍の仕事をしている大島氏が野原家を訪問し、戦争で亡くなった選手の家族を巨人VS阪神戦に招待するとチケットを置いていった。喜ぶ母だが、その頃広太は、野球チ-ムの仲間たちとヤミ市で盗みを働く計画をたてていた(第2話)。▼広太はヤクザの稲垣と知り合う。彼は元・中等野球の花形選手で、戦争さえなければプロ野球の選手になっていたかもしれない人だ。広太たちのチ-ムはちょくちょく稲垣から野球の指導を受けるようになるが、彼はヤクザ同士の抗争のために死んでしまう(第4話)。
  • 野球魂【分冊版】 1
    完結
    -
    1974年晩春、夏の甲子園大会の予選がもうじき始まろうとしていた。武蔵中学野球部のエースだった桜木雄は、「球拾いや補欠からじゃアホらしくてやっていられない」という理由から、進学した東征高の野球部には入らずダラダラと毎日を過ごしていた。しかしキャプテンの小田切はそんな桜木の実力を信じ、チームメイトらの反対を押し切って彼を野球部へ招き入れる。バッテリー・妻木との奇妙な絆、ミス東征・聖子との色恋、そして消えた母親の謎……エース・桜木雄が織りなす青春野球漫画の傑作!
  • 靖国神社の緑の隊長
    5.0
    過酷な戦場で、こんなにも真摯に生きた日本人がいた――旧帝国陸海軍の将兵や関係者を自ら取材し、貴重な証言とエピソードを掘り起こした若き日の著者。その中から、「どうしても次の世代に語り継ぎたい」8人を厳選し、昭和史や戦史に詳しくない人にも読みやすい文章で綴った太平洋戦争・人物伝。平和を願い続けた歴史探偵、生前最後の著作。
  • やなせたかし みんなの夢まもるため
    4.4
    自己犠牲のない正義なんてない! 昨年94歳で亡くなった漫画家のやなせたかしさん。『アンパンマン』をはじめとする作品の底流には、「この世から不幸をなくしたい」という強い願いが込められていた。生前の本人の言葉や彼を慕う漫画家たちの声、そして遺された詩とイラストで紡ぐ、やなせたかしからすべての人に贈る珠玉のメッセージブック。(巻頭カラーページあり) [内 容] 第1章 アンパンマンのマーチ  ちばてつや アンパンマンのマーチが、やなせさんの憲法だった 第2章 しあわせよカタツムリにのって 第3章 てのひらを太陽に  西原理恵子 悲しみのカードを希望のカードに変える 第4章 ノスタル爺さん  里中満智子 笑いや喜びをふりまいて過ごそう! 第5章 絶望のとなり  吉田戦車 やなせさんが守ろうとしたみんなの夢 ※第1~4章の本文は、やなせたかしさん本人によります。  ただし、二〇〇八年十月時点の内容になっています。

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  • 山田シリーズ 1
    完結
    4.2
    ●主な登場人物/山田(山田姓に憧れるかわうそ。“かわうそ君”とは呼ばれたくない今日この頃)●本巻の特徴/スピリッツ増刊に7年にわたり連載された人気シリーズの単行本化。表紙なしの質素な装丁が、かえって新鮮とのウワサあり。
  • 山中貞雄物語 沙堂やん
    完結
    5.0
    多くの映画人の心をとらえて離さない天才監督山中貞雄。わずか29歳で中国本土で戦病死した“映画に選ばれた男”の創作の秘密に迫る大人気コミックの単行本化。未発表資料、姪御さんの聞き書きも収録。
  • 山本五十六
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 独自の戦略観をもちながら、不本意な戦争を戦う宿命に苦しんだ悲劇の海軍大将・山本五十六。故郷・長岡人気質と絡め、さまざまな側面から「情の武人」の足跡に迫る。
  • やる気のまんま(1)
    完結
    -
    セックスに興味津々な男子学生・緒方静(おがた・しずか)と純情な幼なじみ・西村ちさと(にしむら・ちさと)のカップルと、その仲間達が繰り広げるドタバタな学園生活を描いた青春コメディ。幼なじみのちさとに屋上でのタバコを注意された静は、ちさとが自分にホレていると思っていた。そんな時、不良の先輩・堂上(どうがみ)から、ちさとを紹介しろと言われた静は……!?
  • 夜郎戯暦
    4.0
    1巻880円 (税込)
    ドラマや映画も大ヒットを記録した人気漫画『深夜食堂』(小学館)。その作者が長年、もう一つのライフワークとして、書評新聞『週刊読書人』で続ける一コマ連載を単行本化。文学やサブカルにまつわる歴史的な出来事を、著者独自の視点で学ぶことができる雑学系コミックの本書。書き下ろしとなる新作漫画も3本収録!
  • 夕陽よ昇れ!! 1
    完結
    5.0
    青葉学院2年・沢木夕子の初恋相手は、剣道2段の転校生・桂木剣一。彼の秘密を知り、悔いのない青春をおくる為、剣道部に入る夕子だが…。
  • 油断ちゃん
    完結
    4.4
    【電子コミック特典!雑誌掲載時のカラーページを完全再現!!】 大手スーパーVS地元商店街!! 街は戦いのバーゲンセールと化した!! 目指すは世界征服記念金曜びっくり市。大手スーパー「赤サソリ」は大手特有の圧倒的な資本の力を背景に、恐るべきあの手この手で地元商店街に襲いかかってきた。「資本にはかなわない」。誰もがしたり顔で絶望した時、全ての希望は1人の少女に託された。韮崎油断(にらさき・ゆだん)、コダヌキ幼稚園に通う女の子。その正体は地元商店街秘密謀報室、最強のスパイ!!
  • 夢は9割叶わない。
    4.0
    「世の大人たちが本当のことを言わないならば、俺が言ってやる!」。 『課長 島耕作』『黄昏流星群』などの名作で知られる、超有名漫画家、弘兼憲史が語る「夢のつかみ方」。努力だけでも、才能だけでも生き残れないフィールドで、戦い続けたきた男だからこその珠玉のメッセージ。チャンスの扉をこじあける52の方法。
  • 四色の藍
    3.7
    仇討ちに挑む四人の女。それぞれの愛憎の行方は……。藍染めを手がける紺屋の女将・紫屋環は、三ヶ月前に亭主が殺された事件の真相を知るべく、大店の東雲屋を探っていた。東雲屋の亭主・三左衛門が事件に関わっていると環は確信するが、確証が得られない。そこで環は、同じく東雲屋ゆかりの者に恨みを持つ女たちと出会い、四人で協力して東雲屋に挑むことに。しかし、四人それぞれの愛憎や思惑、環に惚れる同心、藍の産地である阿波藩のお家事情なども絡み、事件は意外な展開を見せていく……。「一切の始末は、やはり私の手でつけるのが筋でございましょう」と最後に覚悟を固める環。果たして環の仇討ちは成就するのか。そして明かされる驚きの真相とは。『金春屋ゴメス』『善人長屋』などで話題の、気鋭の著者が描く、楽しくも切ない時代エンタテインメント小説。

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  • 吉田観覧車
    3.6
    一見、愛想の良いふりをして、実は「ふつうに怖い」乗り物・観覧車に、高所恐怖症の漫画家が乗り歩いた。今は無き向ヶ丘遊園、日本最古の屋上式イン名古屋、浅草では逆回転に驚き、反時計回りに2時を過ぎたあたりでくらった横風に大量発汗した大阪。イラスト満載の戦車エッセイ集大成。(講談社文庫)
  • 「吉田自転車」「吉田電車」「吉田観覧車」全3冊合本版
    -
    吉田戦車が、愛車ナイスバイク号にまたがり、懐かしい近鉄特急に乗り、高所恐怖症なのにチャレンジした観覧車を乗り歩いた!! 笑いすぎて息つく間もない『吉田自転車』『吉田電車』『吉田観覧車』を一気読み!
  • 吉田戦車の漫かき道
    完結
    -
    SF、ミステリー、特撮、西部劇、かつての名作へのオマージュ……様々なテーマに挑んだ漫画家としての軌跡を辿る!
  • 吉田電車
    4.1
    戦車イン電車! 激走! 鉄道の旅エッセイ。人気漫画家が鉄道の気配と麺を求めて全国を巡る「電車の旅」エッセイ。懐かしいセンスあふれる近鉄特急で「いつもと違う感」を満喫。伊勢うどんをすすれ!大江戸線では異様な駅名「面き番」に困惑し、西武多摩川線で八王子系ラーメンに邂逅。健康的イラスト&写真満載の○(マル)車シリーズ第2弾。(講談社文庫)
  • 与太ごろ 1巻
    完結
    -
    全4巻660円 (税込)
    何をして働くでもなく、どこの親分や組に属しているわけでもない。木からこぼれたこの葉のように風に舞い散る男たち。嘘、偽り、いい加減な事―与太。アウトローな男の生き様を描く作品。
  • 世直し源さん(1)
    完結
    4.5
    ある時代、あるところに、ステテコ姿の「世直し源さん」がいました――。その男・本田源太郎(52歳)は、現職の内閣総理大臣。守旧派・丸井大臣の献金問題が浮上した時、「国会議員性根たたき直し法案」を閣議で提案する。法案を検討した党幹事長は、丸井大臣らを引き入れ、妨害工作に乗り出す。源さんはさらに、国会演説で「国民のためになる独裁政治を行う」と宣言。孤立を深めるかにみえた源さんに、若い議員の中から応援者が現れ…。『自虐の詩』に続く業田ギャグの大作、始動!
  • 世直し小町りんりん
    4.0
    長唄の師匠である、お蝶は三味線の腕前と美声で気性も粋な弁天との評判。お蝶の兄嫁の沙十は、たおやかな色白美人で観音のたたずまい。人呼んで〈弁天観音〉美人姉妹は、頼まれ事を抜群の機知で解決していく。かしましい日々の裏で、お蝶を狙う影が大きく動き始める。吉川英治文学新人賞受賞作家・西條奈加が本領発揮した、時代小説の真骨頂。
  • よろずを引くもの
    3.5
    1巻1,599円 (税込)
    高校生の滝本望は、お蔦さんの愛称でご近所に親しまれる祖母と、神楽坂で暮らしている。その神楽坂では、万引きが多発しているというので商店街全体で警戒していた矢先のこと、和菓子店の主人が逃げる犯人に突き飛ばされて怪我をしてしまった! 正義感に駆られる望と友人の洋平は、似顔絵を描いて犯人を捕まえようと思い立つが……。商店街を騒がせた出来事を描く「よろずを引くもの」を始め、書き下ろしを含む全七編を収録。粋と人情、そして美味しい手料理が味わえる大好評シリーズ、待望の最新作!/【収録作】よろずを引くもの●神楽坂で多発する万引き事件。ついに怪我人も出てしまう/ガッタメラータの腕●なくなった石膏像の腕を見つけるべく、望が一肌脱ぐ!/いもくり銀杏●花屋の央子が連れてきた幼い兄妹。しかし母親の姿はなく……?/山椒母さん●昔お世話になった女将さんに頼まれ、お蔦さんが人探しに乗り出す/孤高の猫●神楽坂のアイドル猫「ハイドン」がいなくなった!?/金の兎●お蔦さんの役者仲間の娘が、どこか不安げな様子で……/幸せの形●友人の楓と慣れないケーキ作りに挑む望。特別書き下ろし!
  • らせんの迷宮ー遺伝子捜査ー 1
    完結
    4.4
    只の堅物か、それとも天才科学者か。 数億桁の遺伝子配列を記憶するという男、神保仁。聖ヘリックス医科大学准教授の肩書きを持つこの男が、熱血刑事・安堂、科捜研の美女・乱原とともに、未解決事件のパズルを解き明かす!! お蔵入りした怪事件の謎が、時を経て、今白日の下に――!!
  • 六花落々
    3.8
    「雪の形をどうしても確かめたく―」下総古河藩の物書見習・小松尚七は、学問への情熱を買われ御目見以下の身分から藩主の若君の御学問相手となった。尚七を取り立てた重臣・鷹見忠常とともに嬉々として蘭学者たちと交流し、様々な雪の結晶を記録していく尚七。だが、やがて忠常が蘭学を政に利用していることに気付き…。蘭学を通して尚七が見た世界とは―。
  • リペアマン 修繕屋
    完結
    5.0
    全1巻763円 (税込)
    「哭きの竜」「月下の棋士」の能條純一渾身最新作!!<全人類の未来を賭けた、一人の男の闘いが幕を明ける。>廃墟と化す日本の未来――。その未来を変えるためリペアマンは現代へと舞い降りた。そして、各地で噂される都市伝説。“突如現れる龍の絵の郵便箱、そこに“願い事”を投函すると、その願いが叶う――”意味不明の都市伝説だが、その≪願い≫こそ未来を救うキーワードだった…。すべての偶然が必然となり、願いと未来の行く末が重なり合う、衝撃のタイムパラドックスストーリー!!
  • リペアマン 修繕屋【分冊版】(1)
    1.0
    1~13巻110円 (税込)
    バス停に突然、現れる郵便箱に“願い事”を書いた紙を投函するとその願いは叶うという。サングラスの謎の男が現れる時、運命の歯車が廻りだす!!
  • 臨床心理士聖徳太一 1巻
    -
    1~5巻660円 (税込)
    背中に入れ墨の入った異色の臨床心理士・聖徳太一は「人は人にしか救えない」を信条に、薬を使わない治療を行っていた。一見冷徹に見えながらも、人助けに情熱を燃やす彼の元には、多くの悩める患者達が集まっていく――。
  • ルンガ沖夜戦
    4.0
    太平洋戦争を通じて日本海軍が完勝した最後の海戦「ルンガ沖夜戦」の実態とは? 開戦からの半年間、快進撃を続けてきた日本海軍は珊瑚海海戦、ミッドウェイ海戦で大敗を喫し、その主力を失った。一方、米軍は海兵隊を中心に大規模な反攻作戦を強行。日本軍は敗退を繰り返し、ソロモン諸島のガダルカナル島が日本軍の再反攻拠点として残されるのみとなる。そのガ島も、航空基地を作るために送り込まれた日本軍の設営隊が、駆逐艦から輸送される物資によってなんとか生き延びているという有様であった。昭和17年11月30日夜、ガ島近海のルンガ沖で日本の水雷艦隊と米重巡洋艦隊が遭遇する。艦の大きさ、装備、数のどれをとってもはるかに劣る日本軍の駆逐艦が、巡洋艦5隻と駆逐艦6隻の米大艦隊に魚雷戦を挑んだ。この間わずか16分であった……。本書は、圧倒的な劣勢のなかで奇蹟的かつ鮮やかな勝利を収めた“駆逐艦乗りに捧げる鎮魂歌”である。
  • レイテ沖海戦
    4.0
    昭和19年(1944)10月に戦われた「レイテ沖海戦」は、史上最大の海戦であった。字義どおり空前にして絶後、おそらく、世界最後の艦隊決戦になるであろう。戦場は、北は沖縄から、南はフィリピン南端を洗うセレベス海におよび、東はサマール島沖合いから、西はパラワン水道にいたる。この広大な戦場で、日・米両軍が総力を結集した死闘が繰り返された。本書は、その顛末を詩情あふれる筆致で克明に描き上げた、読みごたえある海戦絵巻である。本書の特色は、栗田艦隊、小沢艦隊、西村艦隊、志摩艦隊、さらに神風特攻隊という、戦いを構成するファクターを、一つの流れの中に連関させ、「レイテ沖海戦」という複雑な歴史的事実の全貌をつかみやすくすることに成功していることである。かつ、ノンフィクションのなかに、当事者のインタビューにもとづく情感をも伝え得た、壮大な海洋文学である。
  • レイテ沖海戦〈新装版〉
    -
    忘れてはならない「歴史の記憶」がある。史上最大の海戦を活写した戦史ドキュメントの傑作に、海軍史研究家の戸高一成氏(大和ミュージアム館長)による解説を新たに付して、新装復刊! 大和、武蔵、長門、愛宕、摩耶、山城、扶桑、最上、那智、足柄、瑞鶴、瑞鳳、五十鈴……最後の艦隊決戦へ向かう、若き海軍士官たちの魂の鼓動が聞こえてくる! 本書のプロローグには、こう記されています。「レイテ沖海戦はここに幕をあける。栗田艦隊は西村艦隊をともない、リンガ泊地よりボルネオ島のブルネイ湾に進出した。小沢“おとり”艦隊も十月二十日に、栗田艦隊がブルネイ湾に集結したころ、日本本土から比島沖に向けて出撃した。日本海軍の最後の渾身の力がレイテ湾に向かって刻々と絞られていった。恐るべき物理的なエネルギーの集中である。それはまた、ひたすらに敵撃滅に凝結した意思と悲願、つまりは精神のエネルギーの集中というものでもあった」そしてエピローグで著者は、こう書いています。「この海戦は、大艦巨砲あるいは艦隊決戦思想にたいする壮大無比な告別の辞であるとともに、“日本帝国”の最終章をかざる雄大な葬送譜でもあった」さらにそのエピローグは、海軍兵学校第七十三期の、レイテ沖海戦参加者の方々による印象的な言葉を紹介して、締めくくられています。「見事に死ぬことが立派に生きることであった。見事に死にっぱぐれた男は、ただ漫然と生きるよりほかはない。立派に死んだやつの声にひとりで耳をかたむけながら……」「逃れることのできない死との対決―それが一人の人間にとっての戦争の本質なのだ。それ以外のなにものでもない。そのときの絶望感を、当時の、いや、いまの為政者も知っているのだろうか」「栄光ある潰滅」「栄光の死」という戦史に刻まれた悲劇を、日本人は後世にどう語り継ぐべきか――「昭和史の語り部」と云われた著者が本書に込めた想いをぜひ受けとめてください!
  • 令和を生きる 平成の失敗を越えて
    4.1
    平成元年、ベルリンの壁とともに世界秩序も崩壊したことに気づかず、バブルに浮かれていた日本人。バブル崩壊後も、相次ぐ大災害と長きデフレにより、目先の生活を守ることに追われて、志向はさらに内向きに。そして日本は、理念を持たない「戦争ができる国」となり、「デマと差別が溢れる国」となった。その姿は、国際社会から取り残され、無謀な戦争に突き進んだ戦前の日本とあまりに重なる。過たずに済む分岐点はどこだったのか。昭和史研究の泰斗と現代を代表するジャーナリストが、平成の失敗を徹底的に検証した白熱対談。
  • 歴史探偵 近代史をゆく
    4.3
    亀井勝一郎氏がこんなことを言っている。「歴史にはいりこむということはネ、イデオロギー的にきちっとでき上ったものを扱うことではなく、人間や事件の混沌と翻弄の関係にはいる、ということと同じなんだ。その声を代弁してその魂をよみがえらせるのが、歴史家の使命だと思う」本書が、その言に遠きこと幾里程か、と存じているが、覚悟だけは右のとおりといいたいまでである。(本書「まえがき」より抜粋)良いことも悪いこともしながら、人間がつみ重ねてきた時間の跡である歴史は、底がしれなくて、知れば知るほど面白い。本書では、明治から昭和を賑わせた事件の「その後」や秘話を探索。「山本五十六の恋文の行方」「松岡洋右宛・チャーチルの手紙」「東京初空襲の真相」「ロシア皇太子襲撃事件の顛末」など、大胆な推理と新発見で近代史の裏事情を探り出す。

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  • 歴史探偵 昭和史をゆく
    3.8
    「すべての大事件の前には、必ず小事件がある」と、文豪・夏目漱石は言った。本書では、激動の昭和史の“年表の行間”に、自称、歴史探偵の著者が潜入。「芥川龍之介が支那紀行文に書き留めながらも見落としていた日中関係の本質」「開戦の詔書の中の大いなる欠落点」「A級戦犯七人のお骨のゆくえ」など、著者のジャーナリスティックなセンスでなされる推理に、歴史探偵の真骨頂が発揮される。
  • 歴史と人生
    3.8
    『史記』でも『万葉集』でも、人間の悩みは現代と変わらない。失意のときにどう身を処すか、憂きこと多き日々をどう楽しむか。答えはすべて、歴史に書きこまれている。歴史こそ究極の人間学なのである――敬愛してやまない海舟さん、漱石さん、荷風さん、安吾さんの生き方。昭和史、太平洋戦争史を調べる中で突きつけられた人間の愚かさ、弱さ。天下国家には関係ないが、ハハハと笑えて人生捨てたもんじゃないと思わせてくれるこぼれ話等々。80冊以上の著作から厳選した歴史探偵流・人生の味わい方。
  • 歴史と戦争
    3.7
    幕末・明治維新からの日本近代化の歩みは、戦争の歴史でもあった。日本民族は世界一優秀だという驕りのもと、無能・無責任なエリートが戦争につきすすみ、メディアはそれを煽り、国民は熱狂した。過ちを繰り返さないために、私たちは歴史に何を学ぶべきなのか。「コチコチの愛国者ほど国を害する者はいない」「戦争の恐ろしさの本質は、非人間的になっていることに気付かないことにある」「日本人は歴史に対する責任というものを持たない民族」――八〇冊以上の著作から厳選した半藤日本史のエッセンス。
  • 歴史に「何を」学ぶのか
    3.8
    天皇はなぜ退位を望んだのか。戦前の昭和史と現代、何が似ているのか。「いま」を考えるために歴史へアプローチし、歴史を知ることの面白さと大切さを学ぼう。
  • 歴史をあるく、文学をゆく
    3.0
    歴史と文学をこよなく愛する著者が、探偵眼を光らせつつ、飛鳥から河井継之助の長岡まで、日本史の争乱6つの舞台を訪ね歩く第1部。第2部では視点を文学にうつし、芭蕉、漱石、荷風、司馬遼太郎、藤沢周平ら5人の作家・7作品の世界を散歩する。眼光いよいよ冴えわたり、深まる思索が普遍の真実に肉迫する。著者直筆のイラストも楽しい、紀行文と街上エッセイ。
  • 歴代海軍大将全覧
    3.0
    「海軍の父」勝海舟、初代大将西郷従道。山本権兵衛や東郷平八郎など日露戦争の立役者たち。加藤友三郎、山下源太郎ほか大海軍をめざした将軍の群像。鈴木貫太郎、岡田啓介など条約派・艦隊派対立期の大将。そして、山本五十六など太平洋戦争下の首脳部たちを経て、最後の大将、井上成美まで。日本海軍を支えた大将七七人を全員掲載。その事跡と主要事件、海戦を総ざらえしながら、戦前日本海軍の生成・発展・終焉に至る壮大なドラマを一冊に凝縮する。海軍史の決定版。
  • 歴代陸軍大将全覧 昭和篇/太平洋戦争期
    4.0
    日本陸軍の最後の日々を26人の大将の事績とともに記したシリーズ完結作。建軍以来の陸軍史をひもとき、大将の座に着くことなく軍歴を終えた軍人も併せて論じた。リーダーの器量とは。
  • 歴代陸軍大将全覧 昭和篇/満州事変・支那事変期
    4.0
    金融恐慌や二・二六事件などで国内の動乱が激化し、国外では中国大陸に戦火が広がる時代の大将全36人を俎上に論じる。内外の難局に彼らはどう対処したのか。人気シリーズ第3弾。
  • 歴代陸軍大将全覧 大正篇
    3.5
    世界大戦と日独戦争、シベリア出兵、そして吹き荒れる軍縮の嵐。激動する大正期の日本陸軍の姿を、大将41人の事績とともに詳細に記す。写真、資料も充実。明治篇に続く陸軍史一大巨編。
  • 歴代陸軍大将全覧 明治篇
    3.0
    陸軍大将全員の人物像と事績を4人の歴史家が洩らさず紹介した、リーダブルな陸軍史の決定版。本書は西郷・山県・児玉・乃木など、明治期の大将31人を扱い、その実像を伝える。
  • れも☆ねーど
    4.0
    岸海星はごくヘーボンな高校一年生。五月もなかば、委員長は不機嫌な顔。この学園は部活動が必須なのに、海星だけまだどこにも入部してないからだ。でもやりたいことなんてないしー…と思っていたら! 偶然手伝った、とある女子部のマネージャー業務に適性あり!? 快活な小鈴に張りあわれながらも雑務のあれこれにやりがいを感じた海星くん、いざ!小鈴と同じ部に入ることを決めるのだけど!? 「もしかして海星くん、かんちがいしてる?」え? 何が?「あたしの本当の部活は“ここ”じゃなくって……」起死回生でみんなをサポート、爽やかお助けラブコメ堂々スタート。
  • 6番アイアンの教え 生活人新書セレクション
    4.0
    「坂田塾」で若手教育に心血を注ぐ坂田信弘プロの理論と実践。

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  • 六本木騎士ストーリー
    4.3
    欲望うごめく夜の街を真っ向勝負で昇りつめた男のドラマチック半生! 弘兼憲史がマンガで書き下ろす、夜の世界を成り上がった男の経営哲学。 女優の卵が在籍するクラブとして高い人気を誇る「クラブチック」。オーナーの守川敏氏は、現在ナイトクラブの事業とともに、ワイン事業でも名を馳せる。度重なるライバル店からの嫌がらせ、反社会勢力からの暴力、スポンサーからの裏切りが相次ぐ六本木の地で、なぜ彼はまっとうに這い上がることができたのか。「島耕作」の著者、弘兼憲史がその生き方に共鳴するという“六本木王”の経営哲学をマンガで書き下ろす。
  • ロマン劇場 ヒッパルコスの海
    -
    父親が買ってくれた月の土地。 赤い靴が似合ったあの子。夜行列車で語り合った夢。 宝物だった虹色のビー玉。 無くしてしまったあの日々は、いったい今 どこにあるのだろう…。 西岸良平作品の真髄!  表題作ほか、郷愁を誘う読み切り全20話を収録!!
  • 若い読者のための日本近代史 私が読んできた本
    4.0
    昭和史の第一人者は、いかなる本を読んできたのか?本書は、近現代史研究の第一人者が、日露戦争から戦中・戦後に至るまでの歴史を深く理解する上で名作22篇を厳選し、作品を読み解きしつつ、歴史の実相に迫ったもの。特に読みどころは、司馬遼太郎著『坂の上の雲』に関する80ページの論考。「こんな読み方があったのか」「こんな歴史があったのか」と読書の面白さを味わうとともに、知られざる歴史を知ることができる。近現代史の語り部として読者の絶大な信頼を得ているその史眼は、いかなる読書歴から培われたのか。本書には、著者独自の「本の読み方」に触れる楽しみもある。一冊でいくつもの味わいがある、まさに読書ガイドの「決定版」である。

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  • 若葉マーク
    完結
    -
    全1巻550円 (税込)
    会社帰りにナンパしてきた失礼な男。そんな誘いには乗らないわ、と思っていたのに、気がつけば向こうのペース。つれない素振りを気取ってみても、内心、ココロはドキドキしていて……。幾つになっても、恋する気持ちを忘れたくない――大人の女性のラブストーリー。表題作ほか、3編収録。
  • わが指のオーケストラ 1
    完結
    -
    全4巻770円 (税込)
    生涯をろう教育に捧げた高橋潔氏の人生を描いた 感動のヒューマンドラマ。貧しい生活で音楽を 断念した潔は大阪市立聾唖学校の教師となる。 ここで出会った耳の不自由な子ども達と手話に 出会った潔は彼らの心に音楽を鳴らす道を歩み始める。
  • ワケあって、真鶴で民泊はじめました
    完結
    3.7
    ワケあって会社を辞め、35歳で民泊をはじめた国松小唄(くにまつ・こうた)が主人公。物語の舞台となるのは、人口約7,000人の神奈川県真鶴町だ。自然あふれる“何もない”町に、“何かある”お客さんがやって来る。国松と宿泊客との何気ないやりとりから、毎回ちょっとした奇跡が起きる。 『監察医 朝顔』『前科者』などの話題作を手掛ける原作者・香川まさひとが、今を生きる人に贈る“読むセラピー”。 ちょっとビターなリアルライフストーリーを、今作でデビューとなる漫画家・あいにゃーが描く。 「この漫画で小さな旅を味わって下さい。細道を迷って、でも最後には穏やかな海が見えます」(香川まさひと)
  • 我ら九人の甲子園 (1)
    完結
    5.0
    九人きっちりの秋葉高校ナイン……一人の落伍者も許されない中で剛腕小林投手のもと、血の滲む練習と破天荒な行動で、甲子園出場をめざして青春の情熱をぶつけていく――。芥川賞作家・高橋三千綱初の書き下ろし原作を得て、気鋭人気作家・かざま鋭二が描く痛快熱血野球劇画の決定版!!

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