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Posted by ブクログ
西條さんの作品は、これが初めて。
ちょっと前に直木賞をとった、時代小説の作家さんだったと記憶している。
時代設定は現代。
でも、神楽坂の老芸妓さんが主人公とのことで、江戸情緒が漂うような作品かと思い、読み始める。
本作はシリーズの第二作。
視点人物の滝本望少年は、都内の私立高校一年生。
学校のため、北海道に移住した両親から離れ、神楽坂に住む祖父母の家に居候する。
主人公は彼の祖母、お蔦さん。
芸妓として生きてきた人で、人望は厚いが、料理はさっぱり。
滝本家はなぜか代々男性が料理を担う。
祖父なき今、望が料理男子として、日々の食卓に腕を振るう。
その家には、お蔦さんの年若い義弟、奉介さんが身を寄せているだけでなく、お蔦さんを頼って、ご近所のいろいろな人がやってくる。
そうしたちょっとした行き違い、いさかいを、お蔦さんが面倒がりながら、解きほぐしていくシリーズ。
お蔦さんは、なるほど、神楽坂芸者でなくてはならない気がする。
例えば京都の芸妓さんとすると、だいぶ作品のイメージが変わってしまいそうだ。
少なくとも、さばさばした感じにはならないだろう。
この手の本は、シリーズの一作目から読まなくてもどうにかなるように書かれているはず。
そう思って、たまたま手にしたこの本から読んでみたが、ちょっとしんどかったかも。
その理由が、登場人物の多さ。
ご近所さん、友人知人、遠い間柄も含めた親類などたくさんでてきて、ちょっと大変だ。
にぎやかで楽しいのだけれど、あれ、これ誰だっけ、ということも出てきてしまった。
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小説・文芸
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