亥子ころころ

亥子ころころ

748円 (税込)

3pt

“思い”のこもった諸国の菓子が、強張った心を解きほぐす――。
親子三代で営む菓子舗を舞台に、人の温もりを紡いだ傑作時代小説!

武家出身の職人・治兵衛を主に、出戻り娘のお永、孫娘のお君と三人で営む「南星屋」。
全国各地の銘菓を作り、味は絶品、値は手ごろと大繁盛だったが、治兵衛が手を痛め、
粉を捏ねるのもままならぬ事態に。不安と苛立ちが募る中、店の前に雲平という男が行き倒れていた。
聞けば京より来たらしいが、何か問題を抱えているようで――。

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亥子ころころ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    シリーズ二作目。こんな和菓子屋が近所にあれば……とは思うけど、並んで買うのは苦手なので行列を見ただけで「並んで買うほどのものか!」と悪態をついて他の空いてるお店でお菓子を買ってそう。だから近所にあっても行かないんだろうな。
    私もモノを作ってる人間として、治兵衛さんのようにいくつになっても、上を目指し

    0
    2025年07月18日

    Posted by ブクログ

    読み始めから、治兵衛一家に流れる空気を感じることができて溜め息が出た。懐かしさと安心感を覚える。

     ストーリーに引き込まれつつも、いつもどこかに温かみと安心感が漂っていて、心が洗われていく。
     自然と人々の表情や歩き方、お菓子の香りまで浮かんできてしまう。
     治兵衛が作るお菓子のエピソードを通して

    0
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    こんな早くに読めるとは思いも寄らず、とにかく直木賞の後の梓ラッシュの凄い事。もう1番出てる売れてるのでは。治兵衛にお永にお君にとても思いやりのある家族ですね、そこに雲平が加わってとてもいいなおさらいいお店になるって事。名前も不思議な響きだしカッコいいし、亥之吉が出てきてお別れと思ったら、ので、次回予

    0
    2023年10月23日

    Posted by ブクログ

    『まるまるの毬』の続編。

    今度は南星屋に、新しい風が入ってくる。江戸麹町で評判の菓子舗『南星屋』で行き倒れた男を介抱した。男の名は雲平。旅の菓子職人で、人を探しに江戸に来たという。人探しを助けると申し出た南星屋治兵衛は、折悪しく怪我をして、菓子作りもままならぬ。治兵衛への礼に仕事を手伝う雲平である

    0
    2023年03月16日

    Posted by ブクログ

    「 まるまるの毬 」に続くシリーズ第2弾!
    南星屋で味わえる日本各地のお菓子が楽しみで早々に手に取りました。

    手首を負傷した治兵衛と人探しで行き倒れ南星屋でお世話になることになった雲平。
    成り行きでお店を手伝うことになり、お永とお君も加わり4人で相談しながらお菓子を考える様子が微笑ましい。
    そんな

    0
    2022年10月18日

    Posted by ブクログ

    2冊一気読みしてしまった。
    面白かった、、、!!

    全国津々浦々の和菓子たちと、
    南星屋のみんなが愛おしくなる。
    いつのまにか時代小説やお菓子の話が好きになりました。歳かなあ。

    前作がけっこう胸にくる悲しみのところで終わっていたので、明るい未来が見える終わり方でとてもよかったです。

    次回作もたの

    0
    2022年09月24日

    購入済み

    美味しそうなお菓子とお話

    まるまるの毬の続編。
    美味しいお菓子と優しい登場人物達が絶品。
    少しハラハラするけれど ゆっくりじっくりお茶を飲みながら味わうお話。
    まだまだ 続編が続きそうで 楽しみ楽しみ。

    #ほのぼの #癒やされる

    0
    2024年01月28日

    Posted by ブクログ

    前作「まるまるの毬」で江戸の菓子職人の人情話に心を温められ、引き続き本作を手に取りました。
    人は人と出会うことによって、人として成長していくものなのだとあらためて実感しました。
    特に、渡り職人の雲平の登場が、南星屋の人々の心を解きほぐし、前に進む力を与えていました。そして全話を通じて、南星屋のお菓子

    0
    2025年05月15日

    Posted by ブクログ

    このほっこりと心温まる感じがとてもいい。登場人物はみなそれぞれ味があって人間臭くて。こんな和菓子屋が近くにあるといいなぁ。

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    行き倒れた菓子職人雲平を怪我をした治兵衛の助っ人として雇う南星屋。雲平の弟弟子が出奔した謎を追う。お茶て優雅な趣味だけどとにかくお金がかかるからね。この時代の旗本は物価が値上がりしたのに幕府からの禄は変わらず懐具合が厳しかったから値札も確かめず買ってくる趣味人は頭痛の種だね。どんなに素晴らしい茶道具

    0
    2024年07月21日

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