ゴールド
レビュアー
  • 鬼平犯科帳「血頭の丹兵衛」【文春e-Books】
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    この一編だけでは何とも

    池波正太郎の代表作 鬼平犯科帳の中の一編。
    鬼平犯科帳は典型的な連作短編集なのでその中の一編だけでは正しい評価はできないが、それでも十分な面白みはある。
    極悪非道の盗賊の正体が実は というところにひねりが入っていてなかなか読ませる。
    池波正太郎なので文章は達者で安心感がある。

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    2022年11月08日
  • 再生
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    あきらめからの再生

    あきらめからの再生というような基調を持つ12編の短編集。
    やや重苦しいテーマを扱っているが、やや明るさの見える終わり方をしている作品が多いので読後感は悪くない。
    中でもタクシー運転手の話が気に入った。

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    2022年11月08日
  • 幸荘物語
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    この作者にしてはおとなしめ

    刺激的で過激な作品ばかりのこの作者にしては低刺激の作品。
    しかし内蔵している反骨精神や破滅へのあこがれは健在。ややコミカルな文章のそこかしこにこの作者らしいフレーズを見つけ出すことができる。
    しかし全体的な印象は、少しぼんやりしているな と感じた。

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    2022年11月08日
  • 光武帝(上)
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    小説ではなく歴史書

    私の中ではこの時代の知識が欠けていたのでこの本を買ってみた。
    しかし残念ながら淡々と出来事を並べて記述してある。多くの登場人物が出るがどの人物も生きていない。小説ではなく歴史書として読んだ。
    この作者の作品は初期の霍去病―麒麟龍彗星譚辺りはそれなりに面白かったが、どんどん歴史書的な雰囲気が強くなってきている。

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    2022年11月08日
  • 剣客春秋 里美の恋
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    典型的大衆時代小説

    典型的な江戸時代を舞台としたチャンバラ&恋愛時代小説。
    作者が量産している分野の作品なので、ストーリー展開や殺陣の記述や時代考証に破綻はなくそれなりに楽しめる。
    しかし逆にそれだけの作品ともいえる。

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    2022年11月08日
  • 空の中
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    SF味が強い作品

    作者の初期作品 自衛隊三部作の一つで一番SF的な味付けが強い作品だと思う。
    比較的軽さが際立ち泣かせどころを用意した外連味もあるので、読みやすくはあるが数ある有川浩の作品の中ではあまり好きでない。

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    2022年11月08日
  • 九十九神曼荼羅シリーズ 百夜・百鬼夜行帖2 台所の龍
    購入済み

    付喪神の命名が面白い

    不思議な力はあるが冷淡でつっけんどんな武家風の言葉遣いのヒロインの人物造詣が面白い。万人向けの人物像にしないところに作者のこだわりを感じる。
    相方の佐吉は典型的な江戸っ子の造形。こちらは万人向け。
    前作に続きこの作品でも付喪神のネーミングが凝っていて面白い。

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    2022年11月08日
  • 九十九神曼荼羅シリーズ 百夜・百鬼夜行帖1 冬の蝶
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    個性的なヒロイン

    武家の言葉遣いをする盲目の個性的なヒロインの造形がこの作品の魅力。
    不思議な力で付喪神の謎を解くというテーマの連作一作目。
    冬の蝶と結び文との連想がきれいで幻想的。

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    2022年11月08日
  • 興亡の世界史 スキタイと匈奴 遊牧の文明
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    自らは歴史を残さなかった人々

    文字を持たなかったため自分たち自身では歴史を残さなかった人々の話。
    古代ギリシアや古代中国の多分に偏見の入った文献と出土品からしか類推できないスキタイと匈奴ではあるが相当な勢力を持っていたと思われる。そのあたりの話をかなり詳しく 実例をもって記述してある。

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    2022年11月08日
  • 興亡の世界史 イスラーム帝国のジハード
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    イスラムを知りたくて読んでみた

    現代世界における各宗教の勢力を (信仰心の強さ)X(信者の人数)で計算すると、きっとイスラム教が第一位になると思う。そのイスラム教の歴史的背景を知りたくて本書を読んでみた。
    イスラム教の始まりから発展期辺りの様子は大変によく分かった。
    教祖が世捨て人だった仏教や、ローマ帝国への犯罪者だったキリスト教と違い、ムハンマドは小なりといえども一族の族長であった。
    仏教やキリスト教と違ってイスラム教が政治.経済.風俗.日常生活に細かい規定を設けている理由が分かった気がした。
    本書の後半はやや散漫なのが残念。

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    2022年11月08日
  • 逆説の日本史1 古代黎明編/封印された「倭」の謎
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    歴史(学)は科学か?

    科学とは「客観的な方法で系統的に研究する活動及びその成果」と定義づけられている。この本を読んでいると「歴史(学)というのは科学なのだろうか?」という根本的な問題を突き付けられたような気がする。
    客観的というからには文献や出土品をもとにのみ歴史を構築する となるが、著者が何度も指摘しているように文献は製作者の意図でゆがめられているケースが大半。
    それならば思い切ってその当時と後世の人々の想いを想像して歴史を構築すべきだという著者の考えに同意するところが多い。
    もちろん様々に考えられる仮説の一つに過ぎない ということを常に心に留めながらではあるが。
    ともかく 単なる読み物としても大変に面白

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    2022年11月08日
  • 旗本ぶらぶら男 夜霧兵馬
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    典型的な時代劇ドラマ

    ずっと以前、テレビで放送されていた典型的な時代劇ドラマ45分もの という感じの小説。登場人物の設定、ストーリーの展開 などお約束通りの動きをしている。
    何のひっかりもなくスラスラ読めるが、逆にそれだけの作品であるともいえる。

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    2022年11月08日
  • 楽園のカンヴァス
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    絵画からここまでの小説が書ける

    美術 絵画をネタにここまでの小説が書けるという作者の力量に素直に感心した。
    名画 以外にミステリー ラブロマンス 他いろいろな要素をたくさん盛り込んだこの作者の代表作。
    しかし何故かこの作者の文章は、私の個人的な好みになぜか合わないところがある。

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    2022年11月08日
  • 崖っぷち侍
    購入済み

    したたかに生き抜く

    戦国時代が終わり天下泰平の江戸時代へと時代が大きく変化する中、翻弄される人々の姿を描いている。
    この作者の描く登場人物は、みんな江戸時代の武士のように忠義や義理にガチガチにとらわれていない。生き生きとしていて どこかユーモラスでひょうひょうとしていて 実にいい。
    主人公たちは、最後に主家がつぶれて浪人してしまうが、農業も営んでいるのでそちらの方で自活してゆく。
    現代に置き換えると、会社がつぶれて失業してしまうが、手に職があるのでそれを元手に暮らしてゆく という今も昔も変わない真理を実感した。

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    2022年11月08日
  • 我が家の問題
    購入済み

    ごく普通の家庭生活のスナップシ

    この作家の作品は短編の方がくすっと笑えたり 身につまされたり、身近に感じられるので好きである。
    この作品も、ごく普通のどこにでもありそうな 誰でも経験しそうな 家庭生活のスナップショットアルバム。中でも すっとぼけた 夫とUFO がいい。

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    2022年11月08日
  • 煩悶のやもめ 1巻
    購入済み

    絵柄が繊細で端正

    このような作品にありがちの適当なエロ中心のストーリーではなく、それなりにしっかり考えられたストーリー構成 そして展開である。絵柄が繊細で端正なところもなかなかに良い。次巻以降が楽しみである。

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    2022年11月07日
  • ククルカン 1巻
    購入済み

    絵がとても稚拙

    とにかく絵柄がとても稚拙で読み進めるのが困難であった。ストーリー展開もありきたりの空想社会の戦記物で、これといった新味を感じることができなかった。男装した女兵士 という設定もありきたりである。

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    2022年11月06日
  • 戦空の魂 1巻
    購入済み

    最近見ない戦史モノ

    最近見ない戦史モノである。戦争末期の絶望的な戦いに身を投じている航空兵たちの葛藤がよく描けている。話の展開やセリフは今となってはやや陳腐なものに思えるが、当時はこのようなものであったのかと思わせるところがある。絵柄はマアマアであるが、スキャンの設定が悪いのかコントラストが強すぎて読みづらい」。

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    2022年11月05日
  • 世界で一番ヤりたい僕ら【フルカラー】1巻
    購入済み

    神頼み

    偶然に幼なじみと一生に神頼みをしたら 妙に叶えられてしまった という、そこそこありがちなストーリー設定である。ストーリーはありふれているし、肝心の絵柄はデジタルツールは使いこなせているようだが、ヒロインの可愛らしさは今ひとつ の感である。

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    2022年10月13日
  • 元カノと赤ちゃんと俺 1巻
    購入済み

    仰天の出だし

    社畜ものはありふれているが、この作品は社畜ものにくわえて赤ん坊が押し付けられるという仰天の出だしである。昔と違ってDNA鑑定というものがあるので、言い逃れが歯肉状態になってしまっている。お気の毒。絵柄はしっかりとしていて大変に読みやすい。

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    2022年10月13日
  • ホームタウン・マジック1
    購入済み

    韓国モノの翻案

    最近特に目立って増えてきた韓国モノの翻案である。人の名前や地名は日本っぽくしているが、車が右側通行左ハンドルなのですぐに分かる。デジタルツールを駆使した描画は大変にくっきりしていて美しい。女性たちは過激なほどに色っぽい。

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    2022年10月13日
  • 今日も上司に挟まれてます1
    購入済み

    典型的なギャップ萌え的作品である。たしかに職場と家との落差 ギャップがひどすぎる。ストーリーはありふれた設定であるが、絵柄がかなり綺麗でヒロインが色っぽく 楽しめる。今後の展開が楽しみな作品である。

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    2022年10月13日
  • 男女2人での残業は、7割セックスしてるから【フルカラー】1巻
    購入済み

    絵はきれいだが

    デジタル特有の絵はきれいで結構こなれた感じがする。しかし、ストーリー展開の方は、男女間の恋愛を描いたネチネチしんみり系でもなく、だたらと言ってサバサバ系でもない。どちらつかずの雰囲気でどうにも落ち着きが悪い感じがする。

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    2022年10月06日
  • クリスティ・ロンドンマッシブ 1
    購入済み

    成長したクリスティ

    ヒロインのクリスティが少女だったときのシリーズが結構本格的な推理ものだったので、成長したクリスティの活躍を見たくてこのシリーズも読んでみた。しかし、推理ものというより異能モノ メイドたちが異常な力を発揮するという、まるっきり別のテイストの話になってしまっていた。全シリーズが良かっただけに残念である。

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    2022年10月06日
  • クリスティ・ハイテンション 1
    購入済み

    名探偵ホームズの姪

    名探偵ホームズの姪 というストーリー設定がなかなかに巧みである。基調はコナン・ドイルばりの推理ものであるが、コミックなのであまり深い謎はなく、うまく読み切れるように手際よくまとめられている。何と言ってもヒロインの年に似合わない聡明さ が魅力である。幼いヒロインを危険から守る という役割をしているメイドも実にいい味を出している。

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    2022年10月06日
  • めでたく候 分冊版 1
    購入済み

    大見得を切るような出だし

    大奥モノ。 江戸時代だからということなのだろうか、大見得を切るような出だしである。少女漫画っぽい絵柄は、とりわけうまいというわけではないが、くっきりとしていて読みやすい。まあ少女漫画なのだから時代考証がどうのこうのと言うよりは楽しんで読めればい良いのだな。

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    2022年10月06日
  • クレオパトラD.C. 1
    購入済み

    クレオパトラというよりは

    孤児の境遇からから遺産相続を受けた大金持ちへ という、クレオパトラというよりはシンデレラ的なストーリーで始まる物語である。くっきりとしたわかりやすい少年漫画風の絵柄なので、どんどん読み進めることができる。国際政治の暗部はすぐに出てくるとこなど、やや鼻白む所もあるが、なかなかに面白い。

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    2022年10月05日
  • 砂の薔薇 3
    購入済み

    スピード感溢れる作品

    相当に残虐なシーンが連続する作品であるが、時代を感じさせる古い少年漫画風の絵柄のせいか、あまり嫌悪感を引き起こさない所が良い。ストーリーのテンポが良く、スピード感溢れる作品で、とても読みやすい。どんどん次巻へ次巻へと読み進めていってしまう。

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    2022年10月05日
  • 砂の薔薇 2
    購入済み

    ドキドキワクワク

    ずいぶん昔の作品であるが、扱われている内容 コカイン中毒 麻薬シンジケートなどの問題は現在でも未解決 それどころか かえってひどくなっているような課題である。ストーリー構成も絵からもしっかりしていて、ハラハラドキドキワクワク ととても楽しめる作品である。

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    2022年10月05日
  • 砂の薔薇 1
    購入済み

    迫力ある戦闘シーンの連続

    冒頭から迫力ある戦闘シーンの連続でとても目を引く。冷戦時代の香りがするずいぶんと昔の作品であるが、今またウクライナで大規模な戦争が行われているので、人間のすることはちっとも変わらないということがよく分かる。昔風の絵柄であるが、迫力は十分に感じられる。残虐シーンの不快感もある程度抑えられている。

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    2022年10月05日
  • 灰色の乙女【描き下ろしおまけ付き特装版】
    購入済み

    読後感は重苦しい。

    絵柄がとても丁寧ではっきりしているので好感が持てる。しかしそれだけにヒロインの狂気が表に現れたときの怖さ 恐怖感が非常に強調される。絵の綺麗さ しっかりしたサスペンス風のストーリー構成などの点でコミック作品としてはとても良い作品なのだが、読後感は重苦しい。

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    2022年10月04日
  • マコとおじいちゃま(1)
    購入済み

    マコちゃんの可愛さ

    怖いヤクザの親分と幼い女の子の組合わせ 比較的ありふれたストーリー構成ではあるがこの作品もとても可愛らしい。ヤクザモノとしてはやや動きがぎこちなく物足らないところもあるが、ヒロインマコちゃんの可愛さがそれら全ての問題点を覆い隠している。

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    2022年10月04日
  • 終活の魔女(1)
    購入済み

    高齢化問題

    現代日本の高齢化問題、終活問題をそのまま魔女世界に当てはめたような作品である。軽いギャグの中にも考えさせられる、考えなくてはいけない課題が次々と浮かんで来る。ストーリーテーマはとても面白いが、絵柄がなんだかボテボテしていて魔女らしい凄艷さが感じられないが残念である。その分使い魔の黒猫の可愛さが引き立っているが。

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    2022年10月04日
  • うちのねこが女の子でかわいい【電子書籍版限定特典付き】
    購入済み

    値段が高すぎる

    この作品の猫女子とうちの猫の仕草、とても良く似ている。突然噛みついてくるところなど、猫の仕草をとても良く観察しているなと感心した。女の子をとても可愛らしく描き出しているところも良い。ただし値段が高すぎると思う。

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    2022年10月04日
  • イカセルカメラで撮ってみた【フルカラー】1巻
    購入済み

    ストーリー構成の安易さ

    デジタル描画もこなれていなくて表情や人物の動きに硬さが残っている。もっともデジタル特有の透明感やフルカラーの豪華さはそれなりに感じることはできるが。しかし何より残念なのは、カメラの魔力というものに頼り切っている、ストーリー構成の安易さである。

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    2022年10月04日
  • とろける禁断 プチデザ(1)
    購入済み

    背伸びをしながらおとなに

    少女漫画っぽい絵はそれなりにきれいであるが、ストーリー展開はかなりドロドロベタベタしていて読後感はあまり良くない。しかしまあ、みんなこんなふうに背伸びをしながらおとなになってゆくのかな、と感じさせられてしまった。(

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    2022年10月04日
  • エリア88 1
    購入済み

    色褪せない作品

    往年の名作という表現がピッタリする作品である。進歩がとても早い軍用機の世界の話であるから、出てくる機体は皆古いが、物語としての出来栄えにはなんの問題もない。今どきのドローン.無人機同士の戦いよりよほど人間味や迫力があって読み応えがある。

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    2022年10月04日
  • 科学ニュースがみるみるわかる最新キーワード800 過去5年間の記事をベースに未来予想をプラス
    購入済み

    この7年間科学は進歩したか

    科学関係の本はすぐに時代遅れになるので古い本は役に立たない、と思っていたが読み返してみるとほとんどの項目で現在でも通用してしまう。
    地球温暖化問題やウイルス感染 の問題など、この7年間科学は進歩したのだろうか?

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    2022年10月04日
  • 黄金の騎士団(上)
    購入済み

    ドタバタがなんだか空々しい

    作者得意のユーモア小説であるがあまり内容がない。
    この作者の他の作品は一見愉快なユーモア小説のように見えて深い内容を持っているものが多いが、この作品は中途半端なところで止まってしまっている。
    孤児院という題材は悪くないように思うので残念。

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    2022年10月04日
  • 永遠のタージ
    購入済み

    歴史解説書

    この作者は金鯱の夢などのユーモラスだけれど読みごたえのある名古屋ものを書いているので、毛色の変わったこの作品はどうかと思って読んでみたが全くの期待外れ。
    小説ではなく、単なるムガール帝国の歴史解説書となっている。

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    2022年10月04日
  • わかれ道/LOVE or LIKE
    購入済み

    わかれ道の余韻

    初恋の大半は、空振り 思い違い すれ違い に終わる。
    この作品も淡い それでいてくっきりとした 想い出を印象的に描いている。
    この作品は最後に、この後どうなるのだろうか、どうにもならないのだろうかという余韻をもって終わる。この終わり方で作品の味わいがぐっと深まる。

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    2022年10月04日
  • レッドゾーン(上)
    購入済み

    主人公が渋い

    ヒット作ハゲタカシリーズの3作目。シリーズ物がヒットし続ける最大の理由は主人公鷲津政彦の実話としても読め造形に尽きる。単なるスーパーマンではなく、弱さ 後ろ暗さ を秘めた人物設定のうまさに感心する。
    ここ20年間続いている中国の台頭 膨張 傍若無人ぶりを見るにつけ、納得する作品。

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    2022年10月04日
  • よろず屋稼業 早乙女十内(一)雨月の道
    購入済み

    主人公がスーパーマン

    このような小説にありがちのことではあるが主人公の設定がいいことずくめ 目立った欠点や 問題点がない。市井に隠れながら世の中の不正と戦う という王道パターン。
    文章は読みやすくスラスラ安心して読める。

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    2022年10月04日
  • むかしのはなし
    購入済み

    昔話の枠を使って

    話し上手の三浦しをんさんが昔話の枠を使って少し不気味な夜話をする といった雰囲気の本。
    昔話の使われ方は本当に枠だけで内容は作者に完全に入れ替えられている。
    生死を扱う重い話が多い割には、しん とした雰囲気が漂っているのは作者の狙い通りなのか?

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    2022年10月04日
  • ハッピー・リタイアメント
    購入済み

    世直し的な意味合いはあるのかな

    今の公務員制度が続く限り、官僚主導経済が続く限り なくならないのが「天下り」。
    最初は、天下りの税金無駄遣いぶりを暴き 水戸黄門風に世直しをする ストーリーかな と思ったがそうでもない。
    単なる 漫談のような気がする。

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    2022年10月04日
  • 新装版 ハゲタカ(上)
    購入済み

    多面的な正義の話

    各々の登場人物が自分たちが信じる正義を振りかざしてぶつかり戦う物語。
    かつてバブル崩壊で世界経済は低迷し、今またコロナ蔓延で落ち込もうとしている。
    再読して、今 日本や世界のあちこちでこの本の内容とよく似たことが起こっているのかもしれないと思うとゾッとする。
    啓蒙的な意味合いも込めて読みごたえのある本。

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    2022年10月04日
  • ねこみせ、がやがや 大江戸もののけ横町顛末記
    購入済み

    江戸時代ファンタジー

    異世界ものよりははるかになじみやすい江戸時代ファンタジー。
    妖怪の方が人情があって、人間の方が恐ろしい存在という逆転現象を描いているところが面白い。
    ファンタジーだからいくらでも話を膨らまし好き勝手なことが書けるのだが、ある程度のところで自制しているところがよい。

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    2022年10月03日
  • ネコ・ノ・デコ/LOVE or LIKE
    購入済み

    しっとりとした佳作

    雨の季節に合うしっとりとした良い作品だと思う。
    学生時代の話と今の話が交錯して、結果的に良い方向へまとまってゆくけれども というようなストーリーが読みやすい文章で語られている。

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    2022年10月03日
  • ショートショート・マルシェ
    購入済み

    切れ味はいまいちだが

    題名のとおり食べ物をテーマにしたショートショート集。
    一般的な見方として、ショートショートの味わい 値打ちは 最終行一行で決まる。となっている。
    その点ではこの本に収録された各篇の最終行の切れ味はいまいちのものが多い。
    しかし、優しい 楽しい 雰囲気の作品が多く、そちらの方で楽しめる。

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    2022年10月03日
  • ジョーカー・ゲーム
    購入済み

    旧日本軍が苦手とした諜報もの

    史実では、ゾルゲ事件や紫暗号解読など旧日本軍は諜報戦を苦手とした と 一般的に言われている。
    この小説はそこを逆手にとってこんな諜報機関があったのだ という視点で書いている。
    現在、歴史として記録に残っていないのはその諜報機関(D機関)がうまく機能したことの証拠である と空想してしまいそうなほど良くできた小説である。
    今の日本における諜報活動にも思いをはせそうな小説。

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    2022年10月03日