あらすじ
世田谷に引っ越した人生の達人・山形鐘一郎が、独自の視点でさまざまな問題を語り尽くす!
原宿から世田谷の砧に引っ越した小説家の山形。相変わらず安アパートで冷えたビールを愛する日々を楽しんでいた。
そんなある日、隣室の銀行員・山田を得意の白菜鍋でもてなした山形は、リストラに脅え、人生に疲れている彼に「自分にこそ認められる生き方をすべきだ」と語って聞かせる。
柳沢きみおの自伝的エッセイ風コミック!
感情タグBEST3
エッセイ好き
エッセイ本が好きで何冊も買っています。この作品は特命係長シリーズの作者ということでとても面白くてオススメです。
スマホ以前の物語かな?
コロナ禍も相まって外に出る機会が減り、また外に出なくても用事が済む現代の、ちょっとだけ前の話。
便利になったけどなんだか疲れる世の中を、この頃から見通してるような気がする。
そんなに前の話じゃないのにね。
私小説風
作中の主人公に作者柳沢きみおの感想.考え.趣味を語らせた、私小説風エッセイ風の作品である。読んでいて、「そうだそうだ」と納得 同意する点が結構ある。絵柄はこの作者独特の癖のあるもので、なじんでしまうとなんとも言えない味わいがある。