すべて のおすすめレビュー
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ブックライブ書店員
学校で古文の授業を受けていたはずが、気づいたら異世界で蜘蛛に転生していたJKの「私」。
そしてそこは数々の魔物がはびこる大迷宮の中だった!!
しかも自分は最弱と言っていい蜘蛛の魔物。
「私YOEEEEE!」
否応なくはじまるサバイバル生活。
なんとか倒した魔物の肉(大体毒持ちだったり)を食らい、ある時は人間に住処を追われ、またある時は龍(超強敵)から必死に身を隠し。。
彼女のべらぼうな「生」への執着心からか、手持ちのカードを吟味しつつ、知略でもって格上の相手をいなしていく様は激アツ!
また、「私」以外の転生者も存在し、彼らとその他登場人物らの視点からも物語が進行していく本作。
じっくりと個々人の背景が掘り下げられていく群像劇的側面も非常に面白いところ。
伏線もふんだんに盛り込まれ、後に度肝を抜かれること必至!
大迷宮でのサバイバル生活からどんな展開が、どんな結末が待っているのか?
あなたの目で確かめてみてください。2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
ありえない展開が好感度大なラッキースケベ作品!
体が絡み合うツ○スターゲーム。
そもそもこのゲームってエロいですよね!
ほかにもゲーム満載!
潜りっこゲーム・洗いっこゲーム・芋ほり競争・ドロレス・放尿プレイって!?
エロゲームに男の夢が詰まったこの作品!
是非お楽しみください!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
普段グルメマンガは一切読まないんですが、小林有吾が描いていたのでフラッと読んでみたらまさかの大当たりでした。
数学的視点から「美味しいとはなにか」を紐解いていくストーリーが斬新で、
美味しい料理という「解」から、レシピという名の「式」を因数分解して証明していくのも面白いです。
独創的な視点と発想と、天才の主人公を囲む天才たちという設定は『アオアシ』に通ずるものを感じます。
グルメマンガに飽きた方でも新鮮な気持ちで読むことができると思います。
読み物としても単純に勉強になる一冊です。
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
作品を発表するごとにBL界の臨界点を突破してきたはらだ先生。本作でもまたやってくれました……! とにかくはらだ先生史上最高にアホでエロ!! どのくらいアホでエロかというと、主人公2人ともとにかくアナルを責められるのが大好きで、田舎町のニート・葛谷は自宅の庭で扇風機を改造したスピンディルドの開発に勤しみ、オフィスでの特殊ハードプレイが原因で左遷されてきた元エリート・粕谷はエアードロップで男性の局部写真を収集する(しかも、写真を送ってきたのは葛谷)という、ケイオスっぷり。
そして、とんでもないアホは葛谷と粕谷だけではありません。葛谷を布団で簀巻きにして尻を使うのが愛情表現だと思っているいじめっ子・レオ(葛谷がアナルに目覚めた原因)、夕方になると虫取りを始める粕谷の同僚のおじさんたち、方向音痴すぎて田んぼに落ちる社長令嬢・椿(粕谷の元カノ)などなど、「全員アホ、全員暴走」な状態。
このケイオスをさらにかき回すのが、葛谷と粕谷の家の近所に佇む謎のお地蔵さんこと、「神」。アダルトグッズや触手生物を出したり、憧れのエロシチュエーションを再現したりと、気まぐれに2人の願いを叶えてくれます。話数を重ねるほどにファンタジー展開に磨きがかかり、不条理ギャグBLという新境地が切り開かれていく……!
はらだ先生の作品群でも、ダントツで先が読めない本作。このまま葛谷と粕谷のハッピーでクソなライフを見守り続けたい……!!
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
江戸時代の見世物小屋を舞台に繰り広げられる本作。この世の残酷さや不条理、いなくなった相手への贖罪の念といった仄暗い情念が中心に描かれているように見えますが、その本質は圧倒的救済の物語です。
自分を犠牲にすることでしか弟を守れないと思い込んでいた壱が自分を大切にすることを知り、人の言葉を知らなかった鬼の子・べなは言葉を学ぶことで「愛」という感情を知る――どこかが欠けた者同士が共に成長していく姿が愛おしすぎて、帯の「拝みたくなるボーイズラブ」というキャッチコピーに偽りなし……! 2人の成長は大きな痛みを伴うものですが、その痛みすら尊く感じられます。
そして、べなと壱に次ぐ本作のキーパーソン・ダンゾウについても語らせてください。壱とその双子の弟・二三を見世物小屋でこき使い、病弱な二三の存在を盾に壱を手篭めにした最低最悪の小悪党であると同時に、彼なりのやり方で双子を守り、二三への思いを心の奥底に秘めていたダンゾウ。彼の存在によって、この物語の奥行きがグッと増したといえるでしょう。こふで先生、どうかべなと壱だけでなく、ダンゾウのことも救ってあげてください……!
べなと壱を拾ってくれた美人で男前な髪結屋の妻・お奈緒や、寺子屋の子どもたちなど、個性豊かな脇役たちと過ごす、心穏やかな日常もこの作品の魅力のひとつ。江戸文化が生き生きと描かれていて、思わずにっこりしてしまうような愛おしい情景が楽しめます!
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
『四代目・大和辰之』(新書館)で主人公・大和辰之を陵辱する悪役として登場したヤクザ・櫓木卯一の、若かりし頃を描いたスピンオフ作品。この櫓木卯一という男ですが、本当に頭がおかしいんです……!(褒め言葉)目の前で愛人が死んでもケロッとしているし、目的のためなら他人を傷つけることも厭わない。ひどく頭が切れるのに、人の感情にはとことん鈍感。そんなアンバランスな魂を、しなやかで美しい体に宿した猛獣のような男が主人公なんですから、面白くないはずがありません。
櫓木が『四代目』で強い執着を見せていた、辰之の父親・明虎との関係を中心に、ヤクザ同士の利害関係、愛憎や嫉妬など、さまざまな打算や感情が絡み合うドラマチックな展開。そして、本当に生きているかのような複雑なキャラクター描写。全てが素晴らしすぎて、どこから本作の魅力を語り始めたらいいのかわからなくなるほど。
櫓木と明虎の破滅的な恋路に萌えるもよし、明虎の側近・浅生田の不憫な忠犬ぶりに悶えるもよし、ヤクザのおじさんたちのドロドロしたクソデカ感情に震えるもよし。何度読み返しても、そのたびに新しい萌えが見つかってしまうモンスター作品です。
刹那を生きる青年・櫓木が、これからどのような道筋をたどって「娘を溺愛するヤクザ・櫓木」になっていくのか。過去の物語とクロスオーバーするかたちで語られる、現在の櫓木と娘・麗華、そして居候の当たり屋“ハチ”とのストーリーも気になります!!
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
羽純ハナ先生の絵で、美人で妖艶なストリップダンサーが見られる。その時点で「買い」だと思いました。そしてその期待は裏切られることなく、会員制高級クラブで「孤高の女王様」と呼ばれるオミの美しさに震え、オミを手に入れようとする御曹司・昴の俺様スパダリっぷりに悶絶できます。夜の世界はこんなふうにキラキラゴージャス&セクシーでないと!
キャラクターや世界観のきらびやかさだけでも十分おいしいのに、オミには「ステージを降りて素の『臣(おみ)』に戻ると、性的なことに免疫のない純情な性格になってしまう」という秘密が。舞台上では高ステータスの男たちを色香で服従させていたえちえちな女王様が、舞台裏ではちょっと身体を触られただけで、かわいく赤面してしまうなんて……。「お前、俺を誘っているのか?(スパダリ面)」事案待ったなしです。
そして、そんな臣を翻弄する昴のドS傲慢俺様ぶりにも「あっぱれ」と言うしかありません。登場時の黒髪✕和服のコンボにノックアウトされること間違いなし!
1巻の後半では、臣が夜の世界に飛び込む原因になった、難あり気な実の母親(スナック経営)や、怪しげな気配を漂わせる弁護士の加賀など、物語を引っ掻き回してくれそうなキャラクターも登場。キラキラ✕ドロドロの最高のエンターテインメントが展開されるのではないかと、ますます期待が高まります!!
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
血のつながった兄と弟の禁断の関係を描いた、闇の腐女子垂涎の一冊! 不倫をした父親の蒸発、それが原因で精神を病む母、自分の部屋に引きこもる末の弟――不幸の連鎖が止まらない中で、どうにか「家族」を維持しようとする次男の尚人ですが、長兄・雅紀と母親の情事の声を聞いてしまい……という、絶句するしかない闇展開。物語に救いがなければないほど興奮する性癖の方なら、「読まない」という選択肢はまずありえません。
序盤で描かれる「誰もが羨む幸せ家族」だった頃とのギャップがまた良いんですよね。ほら、どんなものでも、高いところから落としたほうが、派手に気持ちよく壊れますから(暗黒微笑)。
そんな篠宮家の中で一番美しくて誰よりも汚れている、最も家族を思っていたがゆえに壊れざるを得なかった男、雅紀の魅力はまさに悪魔的……! 円陣闇丸先生の美麗タッチが雅紀の美しさと恐ろしさを完璧に表現してくれています。そして、美しき悪魔の手が、どこまでも清らかな弟に伸びるインモラルでスリリングな展開。心が痛いのにページを捲る手が止まりません。どんな目にあっても汚れない、尚人の清廉さすら恐ろしく感じられてきます。
本作は、2001年から続く、人気BL小説『二重螺旋』シリーズ(徳間書店Chara)のコミカライズ。原作のほうはすでに13巻まで出ているので、物語の行く末が気になる方はこちらを読み始めてみてもいいかもしれません。小説版のイラストも円陣闇丸先生が担当で眼福です!
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
切れかけの電灯、カビくさい路地裏、うるさい隣人。
そのどれもが何だか無性に懐かしく感じてしまう“九龍城砦”。
この作品はそこで働く男女のノスタルジックでビターなラブロマンス。
『恋は雨上がりのように』の著者・眉月じゅん先生の作品であり、
先生特有の繊細な心理描写と美しくもどこか儚げなヒロインは
本作でも私の心を掴んで離しません。
ガサツで無神経なあの人なんて、好きなわけない。でも少し気になってしまう。
そんなヒロインの葛藤だけでも、胸のざわつきが止まらないのに、
ノスタルジックな雰囲気が融合することでさらにグッときてしまいます。
ああ、なんて素晴らしきノスタルジックなラブロマンス・・・。
また、2人の恋が非日常を呼び寄せる展開も見逃せません!
これ以上はネタバレとなってしまいますが、
1巻を読んだが最後、続きを読まざるを得なくなってしまうので、ご注意を。
(私は徹夜で読みました。)2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
そこに待つのは絶望かそれとも…。美しさ際立つ衝撃のサイコサスペンス!
ある日、雪積もる片田舎の小さな町で猟奇的な殺人事件が起きる。そんなニュースを見ながら普段と変わらぬ素振りで玄関を出た女子高生・藍川美月が向かった先は警察署。
出頭した美月は自分が殺したと供述を始めるのだった。被害者は同級生の五十嵐真子。どうやら二人は親友だと言うのだが…。
冒頭は供述を元にした回想シーンをメインにストーリーが進みます。一見もっともらしい痴情のもつれからの犯行らしいが、どうも怪しく何かを隠していそうな美月。やっつけ仕事に弁護にやってきたと思われたが、美月の供述の違和感から何かに気づいた国選弁護人の辻。さらに、真子の元カレで今回の事件の鍵になりそうな暁。怪しく一癖も二癖もありそうな登場人物の心情を丁寧に描いていきます。
本当に美月が殺したのか?動機は?偽装か?真相は果たして…。
作者は『ハレ婚。』、『デリバリーシンデレラ』で知られるNON先生。リアルで綺麗な絵柄がさらに怪しさを引き立てています。全3巻という短さながら、上巻だけでも濃厚なミステリー小説を読んでいるようなドキドキに続きが気になること必至です。
ちなみに徒花とは、咲いても実を結ばない儚い花。無駄な花。転じて、結ばれない恋などを意味するようです。うーん、気になる!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
金髪×ヤンキー×ぶっきらぼう×純粋!?ギャップ満載のヤンキー男子との恋!
本作の主人公:飯野朋子(通称パン子)は、
いつも周りの空気を読んでしまい、後輩に仕事を押し付けられたり、
好きでもない人からの誘いを断れない損な性格。
ある日、彼女が毎日出勤のために乗っている自転車が壊れてしまいます。
そこに偶然通りかかった自転車屋さんの高橋くんが、自転車を直してくれて…!?
本作の見どころは、何といっても自転車屋さんの高橋くんです!!!
彼を一言でいうならば、「ギャップ萌えのハイブリッド」です!
金髪に大量のピアスといった典型的なヤンキーの見た目ですが、
めちゃくちゃ優しくて純粋、人の悪口を言わないし否定しない究極の人たらし!
さらには岐阜弁を使う方言男子と、とにかくかっこいい要素を詰め込んだような高橋くんに、
パン子同様にあなたも惹かれていくはずです!
いつも周りの空気を読んでばかりのパン子でしたが、高橋くんとの出会いによって徐々に自分の意見を言えたり、
素を見せることができるようになったりと変化していきます。
そんなパン子の変化を応援したくなること間違いなしです。
パン子と高橋くんの天然な2人の会話の掛け合いなども面白く、
くすっと笑えてほっこりする作品ですので是非ご一読あれ!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
美形×美形! 王子×王子!?
容姿端麗、スマートな振る舞いで周りから「王子」と呼ばれている女子・宵(よい)が出会ったのは、同じく容姿端麗で「王子」と呼ばれる市村(いちむら)先輩。初めは宵のことを「美しい男」だと勘違いしていた市村だったが…?
男子からも王子と呼ばれ、女の子として見られることがなかった宵。そんな彼女が市村に振り回されつつも惹かれていく様を、ずっと見ていたくなってしまう作品です。綺麗な絵もとっても魅力的!全ページ美しく、お話の世界にどんどん引き込まれてしまいます。
「王子っぽい女の子」として、そのままの宵を肯定する市村。女の子なのに女の子扱いされることに慣れていない宵。ちぐはぐな2人の恋模様にきゅんきゅんします。
イケメン女子とイケメン男子、王子同士の恋の行方は…?
美しい2人の少し変わった恋のお話をぜひ堪能してみてください!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
ロートフェルゼからゴルトフルーエに申し込まれた縁談で、ロートフェルゼの次期国王である王子・アロルドへ嫁ぐことになった王女・エイラ。エイラの双子の兄であるエリアスは、ロートフェルゼにまつわる不気味な噂を口にして反対しますが、この縁談はゴルトフルーエにとって、もともとは北の小国でありながら破竹の勢いで隣接する国々へ領土を拡大しているロートフェルゼとの戦争を終わらせ、自国の王女がいずれ女王になるという願ってもない話であり、アロルドの肖像画を見たエイラは、わずかな希望だけを持って、王家の姫に生まれた身として嫁ぐ決意を固めます。一方、エイラの肖像画を見たアロルドは「まだ普通の人」だけど「仲間になってもらわなければならない」、そして「かわいそうに」と口にしながら体調がよくない様子を見せるのですが、何か秘密があるようで…と始まる本作。
密かに吸血鬼が治める国とは知らずにロートフェルゼへ輿入れしたエイラと、吸血鬼でありながら一族の在り様に疑問を持ち、かつ一族に言えない秘密を持つアロルド。そんなエイラとアロルドが共に生きる道を見つけられるのか…というラブストーリー的な側面だけでなく、登場するいろいろな国や人々の思惑が絡み合ってストーリーもどんどん複雑になっていくという、新刊が出るたびに1巻から読み返したくなるファンタジーマンガです。吸血鬼の設定にもオリジナリティがあって非常におもしろいので、吸血鬼が出てくるマンガをつい読んでしまう人にはぜひ読んでいただきたい!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
人前であがってしまう、要領が良くない、暗記が苦手……などなど、何かがうまくいかないことをコンプレックスに感じた経験がある人は多いと思います。しかし、どうして私たちはコンプレックスを感じてしまうのでしょう? そもそもコンプレックスとは何なのでしょうか?
本作は、「コンプレックスとはどういうものなのか」といった基礎的なところから、「コンプレックスと普遍的無意識」といった専門的なところまで深く解説しています。いくつかの具体例を挙げつつ、分かりやすい言葉で説明しているため、心理学に疎い人にも読みやすい文章になっています。
私が本作を読んで特に印象深く思った点は、「コンプレックスのあり方は今の自分のあり方と関係する」というところです。「自分のコンプレックスがどう成立したのか」について考えることは、今までの自分を振り返ることになります。コンプレックスと向きあうことは、自分を知る一番良い選択肢かもしれないと感じました。
不安を感じ、これでいいのかと悩むとき、ぜひこの本を手に取ってみてください。きっと一緒に悩みぬき、答えを探してくれることでしょう。2022年07月20日 -
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特殊技能者揃いのヤードリー家の使用人の一人、フェイスは同じく使用人で幼馴染のライリーと共に脅迫状が届いたステイシー家の護衛任務へ向かうことに。
そしてステイシー家で暗殺者のノアと対峙したフェイスでしたが、命をかけた戦いが始まった!と思ったら、
「本気で攻撃したのに、女の子に避けられた……」
という理由でノアから気に入られてしまい…!?
ここからのノアのフェイスへの口説き倒しっぷりがすごい!ノアを倒そうと本気でがんばるフェイスに対し、攻撃をかわしながら「恋人とかいる?」「名前教えてよ」とある意味、怒涛の猛攻っぷりです。セリフ回しやちょっとした動作も色気駄々洩れで大変ドキドキします…。
はたしてステイシー家を狙う黒幕は一体誰なのか、解き明かされていく段階で様々な人物の意外な一面も見えてきたりして、一つの物語としても読みごたえ抜群です。
個人的には幼い頃のフェイスを救ってくれたテンの正体が気になるところ(おそらく〇〇なんだろうけど…!!)
2016年の作品ですが、作品の一ファンとして今も続編を願ってます。2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
「人の上に立つということ」「組織を率いるということ」を学ぶことのできる、❝リーダーシップの教科書❞のような作品です。泥臭くてもいい、格好悪くてもいい。決して諦めることなく愚直に努力する谷口の姿に心打たれます。弱小中学野球部の名もなき少年たちの「がんばり」が最高に熱いです。
誤解から生じたチームメイトの期待に応えたいと奮闘する谷口と、自作のマシンで息子の力になろうと一生懸命な父親にも目頭が熱くなります。引き継がれていくキャプテンという肩書とともに、主人公が変わっていくシステムが非常に画期的で読者を飽きさせません。
何度も読み返したいと思える、心に響く作品が一つ増えました。2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
天才外科医が、異世界に転生したら…?
本作の主人公である天才外科医の高本葵は、皇后であるにもかかわらず取り返しのつかない問題を起こして火炙りの刑で死んだ悪女、エリーゼだったという前世の記憶を持っている。その罪を償うべく、現世では人を助けるために医者として奮闘していたが、不運にも事故に遭い、死んでしまう。しかし目が覚めると、悪女として生きていたエリーゼの人生に戻っていて…!
本作の見どころは、再転生した時期が処刑される10年前だったことから、エリーゼが過去2度の人生を生かし、後悔を晴らしながら、医者を目指す点です。
エリーゼ→高本葵→エリーゼというように過去の自分に再転生するため、
エリーゼは1度目の人生で起こった出来事の知識と2度目の人生で手に入れた天才的な医療技術のコンビネーションで、2倍以上とも言えるチート能力を3度目の人生で授かります。
彼女がこのチート能力を使って、今度こそ悔いのないよう医者を目指し、人を救う姿に胸が打たれること間違いなしです!! ぜひご一読ください。2022年07月20日 -
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モデル✕モデル、金持ち俺様男子高生✕健気な優等生、元バンドマン✕美声の男子高生といったきらびやかなカップリングを、スタイリッシュかつ華やかなタッチで描く灰田ナナコ先生。本作もまた、モデルと見間違うようなイケメンファッション編集者カップルのお話です。
2人ともファッション編集者だけあって、スーツ姿が目のご褒美過ぎます……。攻めの西脇はジャケットの下に黒ハイネックやブラックシャツを合わせる大人セクシーなスタイリングで敏腕編集者の貫禄を見せつけ、受けの片桐は新人らしく爽やかな明るめカラーのスーツからジャケットの中に柄シャツという派手めなコーディネートまで幅広く着こなす「Theファッショニスタ」。2人が画面上に存在しているだけで幸せな微笑みがこぼれまくります。長めの黒髪涙ボクロ✕ショート金髪タレ目というビジュアルの対比も絶妙で、一目惚れ不可避……!
2人は直属の上司部下となるのですが、片桐をフォローしながら導いていく西脇はまさに理想の上司だし、生意気ながらも西脇に追いつこうとがむしゃらな片桐は世界一かわいい部下。仕事上の関係は文句なしに順風満帆だけど、恋愛のほうは……というジレジレ感ももはやごちそうでしかありません。
個人的に一番のご褒美は、西脇のとある事情に由来する着衣エッチ。特に片桐の半裸具合からは灰田先生のフェティシズムが感じられます!
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
BL界において、「薄幸=かわいい」という定理を作ったのは山本小鉄子先生ではないかと思っているのですが、いかがでしょうか?
本作も、三白眼で無愛想な苦労人・笑(えむ)くんがかわいくて、かわいくて……。貧乏暮らしが長いだけにたくましさもあるのですが、いつも空腹の野良猫のように張り詰めている姿が、全人類の庇護欲をそそります。彼が親の残した借金を返すべく奮闘する物語なのですが、正直、クラファンしたら一瞬で500万円集まるのでは? と思うくらいのかわいさです。
そんな薄幸健気な受けの隣に似合うのが、ちょっと天然だけど正義感の強い男前攻め・福冨。
福冨のいかにも育ちの良さそうなお人好しぶりに、最初は毛を逆立てていた笑が、初めて他人に心を開き、福冨の祖父をはじめとした周囲の人たちとも交流を深めていく――エロが少なめなこともあり、守護霊のような清らかな気持ちで、この初々しいカップルを応援したくなります。
福冨がドヤ顔で出してきた手料理が飲み込めないほど不味い、朝食のジャム食パンを見た笑がよだれを垂らして静かに興奮する、など日常描写にも萌え要素がくまなく敷き詰められているのは、さすがの山本先生です。
全体的にエロはかなり控えめですが、1つだけお伝えしておきたいことがあります。
笑の乳首は、本当にエロいです(ドン!)2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
「(オメガバース+ケンカップル)✕運命の番=至高」という方程式を完璧な形で体現した作品。学生時代から犬猿の仲だった獅子倉と虎谷が何の因縁か職場の同僚に――さあ、舞台は整いましたよ!
「やっぱりこいつ嫌な奴……」からの発情エッチにはじまり、出張先で間違えてダブルルームが予約されていたというお約束、そして、虎谷のことが気になってきてしまった獅子倉が夢の中でいろんなシチュエーションを楽しむ……なんていうか、もう、見たかった風景すべてが揃っています。
反発し合う心とは裏腹に体の相性は抜群の2人。獅子倉はいつもの生意気さはどこへやらでトロットロにされてしまうのですが、それが本当に気持ちよさそうで、春田先生への海より深い感謝しかありません……。個人的には、獅子倉の四つん這いおねだりシーンが最高にかわいくて、疲労腰痛肩こりにすら効いてくるような気がしました(※個人の感想です)。濁点付きの喘ぎ声が血行を促進してくれるのでしょうね、きっと。
このように発情エッチ描写は濃厚なものの、シビアなオメガ差別描写はないので、オメガバース入門作品としてもおすすめです!
最初から最後までずーっと仲良く(?)喧嘩してくれているのもケンカップル好きにはうれしいポイント。じゃれ合うような喧嘩、少しシリアスな喧嘩、いろいろな2人の表情が楽しめて眼福としか言いようがありません!
2022年07月20日
