あらすじ
人生ふたつぶん懸けて、叶えたい夢がある!
夢破れた青年・司と、見放された少女・いのり。
でも二人には、誰より強いリンクへの執念があった。
氷の上で出会った二人がタッグを組んで、
フィギュアスケートで世界を目指す!
「できなかった自分にしか拾えない気持ちがある」
「できなかった自分だけが見つけられる才能がある」
夢に破れた重い経験を持つ者が放つ言葉に心打たれました。
子供の頃の夢はサッカー選手でした。文集でもそう書いていましたが、実際はそんなのなれるわけなんてないと小学生ながら分かっていましたし、自分の力量と才能の限界、現実の差にも気づいていました。
譲れないものを持たず、壁を見つけては避ける手段を考え、物事に抗うことをせずに生きてきました。自然と我慢する癖がついていた気がします。
この作品は、そんな自分とは正反対に誰よりも強い執念を持った少女・いのりが、夢に破れた青年・司とフィギュアスケートで世界を目指す物語です。秘めた才能と固い意志を武器にみるみる上達するいのりの成長っぷりには、この後の展開に胸躍る気持ちと、自分を正されるような感覚になり、悔しさが込み上げてきます。自分にもここまでの執念があったらと…。同時に司の心情に共感する部分も多くあります。
後悔と挫折を経験した自分だからこそ、コーチとして導ける世界がある。
2人の主人公が駆ける世界への道に目が離せません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「絶対なりたい!」と言える心の眩しさは。
「素晴らしい」
それが読み終えた時にこぼれる最初の感想でした。
フィギュアスケートという競技にそれほど興味が無いのでスルーしていましたが、こんなに熱く一途な物語はなかなかありません。
あらすじは「小学生の少女がコーチと出会って二人三脚でフィギュアスケートの選手を目指す」というシンプルなもの。
話の流れも、「その過程には様々な困難や強敵が立ちはだかり…」と、これも古来から変わらない王道の展開です。
その上で、この作品ならではの単なる定型を超える秀逸な点はと言うと。
選手を目指す困難さがフィギュアスケート界の背景・事情を踏まえて詳細に描かれているので、チャレンジする事の緊張感やスリル、そして達成感が分かりやすい所や。
競技としての魅力が適度なディフォルメと緻密な描き込みを効果的に描き分ける事で、躍動感をもって感じられる所とか(良い意味で実に漫画的・漫画だからできる描写)。
上記のディフォルメ・描き込みがキャラクターの表情・感情表現を生き生きと伝えていて魅力的に見せている、とか。
幾つも幾つも素晴らしい点がありますが、何よりも。
登場人物、特に司先生といのりさんの全力で振り切った熱さがたまらない。
第1話でいきなりフィギュアスケートという世界の熾烈さが叩きつけられます。
意外と(私が知らなかっただけですが)フィギュアの競技人口は層が厚く、数多くの有能な選手達が日々鎬を削り、そのうち栄光を掴めるのはほんの一握りという現実。
その一例として、すでに司先生は余りにも過酷な「世界」からドロップアウトしかけている。才能や技術、そして「経済的な事情」という容赦のない理由によって。
そんな過酷な世界に憧れるいのりは「出遅れている」とされる小学5年生で、ここから「ものになる」のは無謀だと誰もが言います。
いのりのお母さんは「フィギュアスケート以外にももっと出来る事がある」と彼女の夢を諦めさせようとする。
これがフィクションではなくリアルだと考えた時、正直お母さんの気持ちはよく分かるというか、私でもそう考えます。リスクが余りにも高すぎる。そんな博打に我が子の人生賭けられるか、と。
でも、「フィギュアスケートしかないの!」と涙をこぼしながら訴えるいのりの一途さは、幼いながらも彼女が魂と心の全てから絞りだした一言だと素直に感じられ、激しく心を揺さぶります。
……対する司先生のレスポンスはもう…ホント彼らしいんですけどもw
いのりのフィギュアスケートに対する熱意はコンプレックスの裏返しにも見えるのですが、それだけじゃなく「好き」であったり、「憧れ」であったり。彼女を高みに導く「引っ張り上げる」感情が根幹にあり好感が持てて安心できます。
実際に、凄い技や美しいもの、素敵な人に憧れる素直さが本当に輝いて見えて、羨ましくすら。
ライバルの天才少女(王道)・狼嵜 光(かみさき ひかる)のジャンプに一目惚れするシーン(ジャンプの描写の美しさと、いのりのテンションの上がり方が凄い)も素晴らしいのですが、個人的には司先生の演技に憧れて「司先生みたいに踊れるようになりたい」と心に決める所が好き。司先生がカッコいいっていうとこも含めて、彼女の素直さが強く感じられていいのです。
その、もう一人の主人公であるところの司先生。
いのりがこれから夢を追い始めるのに対し、司先生は諦めや妥協を重ね自信を失い夢を追う事に疑問を持ち始めた所。いのりがこれから直面する…悪い方の現実を知っている人です。
だからこそ、彼女の挑戦に躊躇いもするし……夢を諦められないいのりを応援してしまう。全力で。
…そう、この全力っぷりが本当に凄い。猪突猛進で何をも恐れない、迷いがない。いや、本音は迷いもあるし恐れもあるのだろうけれど、いのりの前ではそれを微塵も感じさせず、ただひたすらに前へ進めと導き、押し進める姿はカッコいいの一言に尽きます。
特に「ショートケーキ作戦といちごたい焼き作戦」のやり取り。これはもうホントに…涙が出るほどカッコよかった。そして素晴らしかった。
司先生がいのりを未熟な子供じゃなく一人のフィギュアスケートの選手として扱っているのが強烈に伝わるシーンです。
いのりの答えも含め、もう…100点満点の師弟ですよ、うん。
…この二人のテンションに振り回される周囲の皆さんには同情したりもするけれど(笑)
個人的に、もちろんいのりも可愛くて好きなんですが、司先生が良い。大人として憧れてしまいます。
こんな風に子供(や後輩、あとに続く者たち)に接する事が出来たなら。情熱を持ち続ける事が出来たなら。どんなに素敵な事だろうな、と。……物凄く疲れそうではありますが(苦笑)
これは夢に向かって頑張る人を応援したくなる漫画。
愚かしいけど人生を懸けてでも一途に求め続ける事の輝きを見る作品です。
ひたすらに突き進んでいく二人の未来が気になってしょうがない。早く早く続きが読みたくなります。
…なんで読んでなかったかなぁ、私…(言ったそばから後ろ向き)。
それにしても、巻末おまけ漫画のテンションがギャグとして超一流なんだけど…何なんだこれ(笑)
応援したくなる
表紙のびしっと決まったポーズと表情からは想像できないくらい主人公はいろいろ問題を抱えていて、かわいくていじらしくて応援したくなります。
Posted by ブクログ
1巻が頂点
申し訳ないが、メダリストは1巻が一番おもしろく、人間の境遇や感情が表れてゐる。後はだんだんただ情報が羅列してゐるだけになる。
1巻の母親の態度といひ、主人公の学校での境遇といひ、リアリティがある。はっきり言って「タコピーの原罪」より秀逸である。
そこが共感できるし胸に押し寄せる部分なのだが、2、3巻以降で主人公が天才少女だと判明すると、ああ成功するんだなと期待感もなくなって、フィギュアスケートの情報と大会の勝ち負けが羅列されただけの漫画といふ印象になる。
私としては大会はそこまで重要ではないが、題名が「メダリスト」である以上、オリンピックの金メダルを獲るまで終れないといふ束縛がある。
応援したくなる
何も取り柄がないように思われていた主人公が、ただひとつ熱中していたもの。その才能が明らかに…?というのは応援したくなります
誰よりいのりの気持ちがわかるのは同じくフィギュアにかけていた司コーチなんですね。そういった気持ちを大事に出来る人と組めることは大きいと思う。
メダリスト1巻
夢半ばで諦めた青年司と、自信のない少女いのりの二人がフィギュアスケートで一番を目指す物語です。
ボーイミーツガール(非恋愛)でスポ根?です。
金銭的な理由で夢を諦めコーチに転身する司。本人は選手として才能も無かったと思っているようですが、周囲からの評価に乖離がありそうです。今後、自分の夢を追うのか、いのりの夢を応援するのか選択を迫られるのではないかと不安です。
いのりは素直でとても可愛いですが、発達障害を示唆するような描写と、周囲からの残酷な対応を読むのが辛いです。しかし結果的にフィギュアを始められることから恵まれた環境にいることには違いなく、これからフィギュアを通して魅力的な人と出会ってどんどん幸せになってほしいです。
SNSで春アニメのなかでなにかと話題になってた本作
私はまだアニメを観たことがなかったので原作から入ってみることにした
実際原作読むとその熱量に圧倒された
日本フィギュアスケート界における厳しい現実
めっちゃ金の懸かるスポーツで他の全ての楽しい事を捨てただただ一心不乱にスケートを磨く主人公の少女いのりちゃんの幼いながらも強い決心が凄い
匿名
アニメでハマって
続きが読みたくて大人買いしに来たら、1~3巻が運良く期間限定無料…!
アニメにない部分や小ネタもあり、すごく面白いです…!!
司先生の、いのりちゃんの気持ちにすごく寄り添ってくれるところが好きです!
(※以下、個人的な感想です)
そしてあの筋肉に背も186cmもあるとか最高すぎる…!
可愛めの顔立ちなのに泣きボクロが◎、さらに貴重なスケーティングのシーンは色気が漂い目が釘付けでした…!
個人的に司先生にキュンが止まりません…!
いのりちゃんのスケーティングにテンション上がったときの司先生の声優さんの裏返った声も、こっちまで嬉しくなってしまうくらい良かったです!!
フィギュアを見る目が変わる
フィギュアスケート、色々と天賦が必要とよくわかります。肉体の才能だけでなく、生まれた場所(施設とか)、親の経済力、コーチとの相性、その他諸々。
今、トップスケーターになってる方達ってご自身と周囲の方達の努力だけでなく、明らかに強運的なものをお持ちなのだろうなと思わされます。(福男、福女のようにさえ見える)
フィギュアスケーター、大変ですね、本当に。
匿名
読むのが辛い。
フィギュアスケートを題材に、1巻では主人公が選手を目指す流れが描かれていますが、
何というか家族とのやり取りがリアルだなと感じます。息が詰まる。期待されてない、自己肯定感を踏み躙られる感覚。
主人公を諦めさせようと最初からコーチにかけ合う親。
読む年齢によって感じ方が変わりそうですね。親の気持ちに主人公の立場を考えると同調出来はしないんですが理解は出来てしまうんですよね。
そこが特に印象的でした。
結果最終的には先生の目に留まり、周りのサポートなどがあり成長していきます。
魅力的キャラクターも沢山登場しますね。
良かったなあと思いつつ、これからどうなるか。
漫画はある種ご都合主義的展開もよくあることですが、勝負事に関してはこの漫画ではそういう事も少なそうではあり…
おそらくハラハラドキドキで見守っていく作品です。
とにかく熱い!スケート漫画
SNSで話題になっていて、気になっていたので読んで一気につるま先生の描く世界に引き込まれました…!
ページをめくる度の主人公や司の表情の変化・動と静の描写・光や影の演出が上手すぎる…。
線もきっちり描かれているのではなく、所々ラフなタッチもあるのですが、逆にそれが
勢いになったりしています。先生本人もスケート経験者かな、と思ったら取材で教室に通っていたとの事で
驚きでした。
光といのりの動くシーンとか、本当に動いてリンクを滑っている感覚になったりして本当にすごいです。
匿名
すごくおすすめです!
今までスポーツ系の漫画を観たことがなくてネットで見て読んでみたんですけどすごくよかったです…
夢に向かって頑張るいのり達がすごくかっこよかったです…!!!絵もすごく綺麗だし表現もとてもよかった!おすすめなので1回読んでみてほしいです…!!!!
匿名
スケートシーンの迫力がすごい!
スケートシーンの迫力がとにかくすごいです。どうして、静止画でジャンプやスピンをあんなに魅力的に表現出来るのか……!
いのりの成長だけでなく、司先生の過去も気になります!
追記:巻が進むほど、見開き全体を使ったジャンプの描写が増えるので、パソコンがあればパソコンでの閲覧をオススメします。そうすると、迫力が更にぐっとあがります。
Posted by ブクログ
フィギュアスケートを描いたマンガで、バディものという新境地を開いた。夢破れた青年・司と、見放された少女・いのりがタッグを組んでメダリストを目指すというストーリーが新しい。
なんでもっと前から、、
話題になってる事は知ってたけど、特に理由もなく試し読みすらしてこなかった作品でした。
「めっちゃ話題になってるし、ちょっとさわりだけでも読んでみるか〜」くらいのノリで、クーポンガチャいいやつ出たついでに1巻だけを読むつもりが、一気にストーリーに惹き込まれ、気がつけば最新巻まで読んでいました笑
なんでもっと前から読まなかったんだろうと言う気持ちでいっぱい
面白い
書店でもコーナーができていて、アニメもやっているので気になって読みました。
フィギュアスケートの物語、今までになかったもので主人公の熱い思いが描かれている。
Posted by ブクログ
友人から勧められた一冊。
良い。自分の気持ちに真っ直ぐにこの息苦しい世の中で意思を表明出来ることがどれほど主人公なのか。自分の物語なのに自分を主人公に据えられない現実を一刀両断。
要領がいいとか悪いとかじゃなくて大事なのは穢れなき純粋な志。何者かになりたいという欲望を冷静な判断を捨ててどこまで貫けるのか。それをまだまだと伝えてくる。
泣いた。真っ直ぐな馬鹿ともいえる純真さがどれだけ大切でどれだけ保つのが難しいのかを久々に響かれられた。
アニメよりも面白い。
アニメを見て原作を購入しました。シリアスな場面はアニメで見たとおり良いですし、コメディー場面の、登場人物の表情や動作の描かれ方がアニメより面白くてとても楽しめました。
諦めない
夢を追いかけるのに遅すぎるなんてことはないということがこの作品から伝わってきました
私もこの作品を読んで無理だと思って諦めていたことももう一度だけやってみようと思えるようになりました
匿名
久しぶりの傑作。
数年に一度くらいの、頭一つ抜けるスポコン漫画だと思う。
ダラダラと一試合で何巻も掛けがちな中、ポンポンと良いテンポで時が経つのも良い。
キャラも可愛いし、ギャグも切れがあるので、高次元ですべて整った稀有なレベル。
ライバルたちもちゃんとキャラ立ちしてて大変◎。
アニメをみて面白かったので無料版を読ませて頂きました!
原作をこんなにも忠実にアニメに落とし込んだのかと感動すると同時に、原作でもいのりちゃんの頑張りや司先生の溢れるパッション(笑)を表現していることに驚きました!
そしてエビフライがとても笑えました☆
Posted by ブクログ
アニメ観てハマりました!本当に面白くて最高です!米津玄師さんがファンになるのも凄いわかる!スポコン好きな方に読んで欲しい!絶対ハマる!最終巻まで買い続けます!
匿名
天才
天才少女の話なんだけど
司コーチ(26)の
お話がステレートに
努力してきた人の見解で
正しく努力するための近道の思考の育て方の基礎って感じ
面白い!!
アニメを視聴後購入しました!
アニメで表現されていたリンクの上での動きは漫画だと分かりづらく感じるかと思いましたが、
描写が繊細かつ大胆で読んでいて一気に惹き込まれました。
物語のテンポも良く、ライバルも魅力的なキャラが多いので、
いつの間にか最新巻まで買ってしまいました…
これからの展開が楽しみです!
これはアツい!
フィギュアスケート王国ニッポンにはフィギュアスケートマンガは今までもたくさんありましたが、これは飛び抜けて真っ直ぐでポジティブでアツい!出だしはフィギュアスケートに付きまとうお金の問題や年齢の問題が前面に押し出されていてリアリズム追求系かな?と思いきや、コーチと教え子の2人で一気に乗り越えていくさまがとにかく爽やか!ラスボスとの対決の行く末が気になります。
Posted by ブクログ
米津さんが全人類読めと言っていたので読んだ
普段自己肯定感がめちゃくちゃ低いからこそ、スケートが上手になりたい。自分の存在意義を感じたいといういのりちゃんの心がビシビシ伝わってきて10歳の子なのにすごく胸に刺さった
いのりちゃん同様自分のことになるとネガティブな司先生もコーチとしては頼もしく明るい性格で見ていて微笑ましい
スキロー、ブルピリといいアフタヌーン強いな
はじまり
遅くてもダメじゃない!
司先生の熱い気持ちが響きました。
麦茶は蘇生アイテムなのかな?
続きが楽しみです。
がんばれ!いのりさん
アニメから入った者でフィギュアスケートを見たことすらほぼないですが、キャラクターが魅力的で絵も綺麗で続きを読みたいと思いました。
アニメと試し読みで…
アニメと試し読みで、見事に落ちました…
面白いです…
フィギュアスケートは観戦しかしたことありませんが、キャラの体勢が正確なように思います。
いのりも司も健気というか、応援したくなるキャラクターで好きです。
フィギュアスケートを題材とした漫画。主人公やコーチが氷上を滑っているシーンが、漫画なのにアニメのような躍動感があって面白い。
魅力的なキャラクターと手に汗握る展開が多く、最も展開が気になる漫画だと思う。
匿名
自分に自信が持てなかった少女が小学5年生でようやくスケートを始められて、しかもめちゃくちゃぴったりな先生に出会えて成長していく。これだけでもいいのに要所要所の絵の表現がすごい。1巻で一番よかったのはフライングシットスピンを初めて跳ぶ所。正直アニメより感動した。
熱い!
正直、フィギュアスケートという種目自体にはそこまで興味はありませんでした。けれど、主役2人の熱さにやられて、一気に読み終えてしまいました。
覇権ですね
この冬の覇権アニメはこれって聞いたから見てみたけどとても熱くなれる漫画です。スケート以外のスポーツをやっている人もスケートを知らない人でもおもしろいと思えると思います。
匿名
素直に応援したくなる
アニメ化&米津さん主題歌ということでなんとなく読みにきましたが、いいですね!
フィギュアスケートの美しさを存分に伝えていってほしいと思います。
アニメを観てから続きが気になって漫画に来ました!
司先生の現役の葛藤やいのりちゃんのスケートをしたい!っていう悲痛なまでの思いに心打たれました。
びっくりするくらい面白い
スポーツものは苦手だけどこれは面白い
頑張る子と導く人が、カッコいい
いのりを見守りたくなる
加護家が気になる
匿名
アニメをやっていて気になり、こちらで無料だったので試し読みしました。
な、泣ける~!!
どんな困難が立ち塞がろうと夢を追いかける二人を応援せずにはいられなくなります!
惚れるわ
なんにもできない自分がやりたいことをできるようにしてくれたり、才能がある!と肯定してくれたり…自分がやりたいことを実の母親よりも尊重してくれたり…こんなの、小学5年生でも、かなりの年の差があっても惚れるやろ。
Posted by ブクログ
☆4.5
12巻まで読んだ。未完結。
久々にスポーツ系の漫画を読んだけど楽しい〜。てっきり少年誌のマンガだと思ってて、最近もう、普通の少年系スポーツジャンルは合わないんだよなぁと思って避けてたんだけど、青年誌だった。避けててすみません。
フィギュアスケートというジャンルもいい。知ってるようで知らなくて面白かった。
合間のギャグ要素も個人的にどハマりして、テンポも良かった。
11巻まで一気読みしたけど、早く続きが読みたい〜!
25.1.30 12巻を読んだ。今回はジュニアGPファイナルでいのりのショートが始まる直前で終わる、我慢の回。13巻待ってる間にもう一回読むかな。
Posted by ブクログ
米津玄師さんが全人類におすすめしてたので読んでみました。
フィギュアスケートで金メダルを目指す女の子とコーチの物語。
師弟関係なのに対等で、大人としてのあり方の勉強になりました。
主人公の頑張りに涙なしには読めません。
私も全人類におすすめします!
Posted by ブクログ
「面白い」という噂を聞いて、なんとなく買った漫画。
ずっと読まずに放置してたけど、読み始めたら本当止まらない。
いのりちゃんの
「私にもだれかに負けないくらい好きなことがあるって
上手にできることがあるって
わたしは恥ずかしくないって思いたいの!」
にもらい泣きしてしまいそうになった。
巻数を重ねるごとに明暗の描写が美しく、氷上の美しさと厳しさの表現が卓越されてて見応えがあります。
主人公たち子供が本気でメダリストになりたい気持ちを周囲の大人たちが真摯に受け止め、
考えて成長していく姿が同年代の絆ではなく、年齢差があるからこその絆を感じて新鮮でした。
匿名
不世出の名作
この漫画は、史上最高のスポーツ漫画と言っても過言ではありません。 本当に素晴らしいです。 作家のデビュー作とは信じられないほどの秀麗な絵が目立ちます。 また、詳細で正確なフィギュアスケート資料の調査が素晴らしいです。
大変熱量を感じる作品
フィギュアスケートを題材にしていますが、氷上の鮮やかな戦いとは裏腹に熱く泥臭いスポコンなお話ですね。フィギュアスケートに関する知識は殆どありませんが、競技に関する説明が随所に挿入される事で門外漢な自分でも大変楽しめました。フィギュアスケート周りの醜い一面も描かれますが、主人公のライバル選手に強い嫌悪感を感じる事はなく、最後まで安心して読み進められましたね。引き続き追いたい作品です。
アニメ化に向けて
「次にくるマンガ大賞」関連で見た表紙の絵が気になっていました。アニメ化を期に(?)1・2巻が無料解放されていたことで試し読み、そのまま虜になり、購入しました。いわゆる「手のかかる子」「何もできない子」だった主人公・いのりが、幼い頃から憧れていたスケートの世界に、少年期に「目を留めてもらえなかった」青年・司の助けで飛び込むことができたというお話です。
いのりの、なんとかして止めようとする母親への懇願、かつての自分が望んだ言葉をそのまま紡いで全霊を込めて後押しする司。多くのことを諦めかけていた2人がタッグを組んだその時から、メダリストへの道が開かれて行きます。
オススメ作品
マガデミー賞を受賞したということで拝読。
面白い。
スピーディーに物語が展開していくのもそうだけど、主人公2人の表情がとにかく心を揺さぶる。
特にいおりちゃんの「泣き顔」。
子供の泣き顔は見ていて辛いけど、その後の笑顔がその何倍も幸せを感じさせる。
ストーリーも、そして画力も素晴らしい。
よい作品を教えてもらえて嬉しい。
匿名
フィギュアスケートというと冬のオリンピックでも人気のある種目の一つかと思いますが、テレビの向こうの世界のもっと深いところを知ることができます。演技のシーンは迫力があって引き込まれます…。言うまでもなくおすすめです。
匿名
かっっっこいい!!!
とても厳しいフィギュアスケートの世界、そこに挑むいのりさんの姿にすごく元気がもらえます……!
あと表紙がとても好き!!!
挫折を経験した二人だからこそ
テレビでなんとなく見かけるフィギュアスケートの世界がこんなにも熱く、残酷な世界なのだと初めて知ることができた。
主人公はそのフィギュアの世界に憧れ、しかしその道半ばで挫折せざるを得なかった元選手と、同じ憧れを持ちながら、しかし何やっても上手くいかずそのスタート地点に立たせてもらえなかった小学生の2人。この2人がこれからどのような成長を見せてくれるのか、楽しみで仕方がない。
熱いフィギュアスケートの物語
才能のある少女が頑張る物語…はそれなりに多いと思いますが、本作品みたいなコーチ視点の物語は珍しいと思います。
才能はあってもまだ幼くて精神的にも脆い少女を、自ら挫折を経験したコーチがいかに導くか、胸熱な展開のお話です。
気に入りました
スケート好きなので読んでみました。細かいルール、システムなどは知らなかったので勉強になります。でもそれだけではなく、コーチにもいのりちゃんにも共感して一緒に入り込めちゃうところが面白いです。いのりちゃん達の心理状態によって絵柄がひどく変わるので一瞬読みにくいかと思ったりもしましたが、心理状態が良くなったときの表情、絵柄がとても綺麗で魅力的です。今後が楽しみです。
Posted by ブクログ
色んなフィギュアスケート漫画読みましたが、最上の漫画が現れました。
とことんスポ根です。けど爽やか。
爽やかなのはコーチのキャラクターのおかげかな。
今までのフィギュア漫画は恋愛とか美がメインなのが多かったですが、この漫画は先ほども書いた通りスポ根。
どうすれば勝ち上がれるか、スポーツ競技としてのフィギュアが全面的に描かれてます。
おかげでフィギュアの知識が増えます。
テレビでフィギュアを観てる時もより楽しくなりました。
元々フィギュアスケート好きなので、これまでにたくさんのスケート漫画を読んで来ましたが、小学生が主人公で、ここまで丁寧に初級から始めていくお話は初めてです。いのりちゃんと司コーチの関係も最高!!!大好きな漫画の一つになりました。
まったく小学生は最高だぜ
小学生ヒロインに主人公が師匠として教えるスポ根作品のフィギュアスケート版
これ系統の作品でも、少なくとも1巻の時点では色んな小学生に囲まれてハーレム化はしておらず、しっかりとスポ根しているのがポイント高い
「だって司くんって……あなたは――」
このセリフは主人公は自信がないだけで実際はめちゃ凄いってことよね?
とりあえず実は主人公がとんでもない才能ある選手でしたって明かされるところまでは読みたい
めちゃ良い
世界観に引き込まれた。最初はあんなに自信なさげだったいのりちゃんがスケートによってどんどん成長していく王道のスポーツ漫画。
とても面白い!
とてもよかったです。スケートのことは良く分かりませんが、登場してくる人たちがいろんな環境の上で夢や望みを現実にするために努力する姿には熱いものを感じます。才能の有無により焦燥感や絶望感など全ての人が経験するであろうことですが、これからも二人で乗り越えていくであろうと強く希望を与えてくれてもっと読んでいきたい、二人の成長を見ていきたいと思いました。これからも楽しみにしています!
小学生の女の子がスケートの厳しい世界で自分を変えようと踏み出す姿と、それを応援する熱いトレーナーがすごくいい人で読んでて感動しました。
すごい
まず絵がべらぼうに上手い。
フィギュアスケートを描くのに十分な画力があって魅せ方が上手い。
しかもかなりフィギュアスケート界を知っていてフィギュア愛があります。読みながら何度も何度も泣きそうになりました。
長く続いてほしい!!
面白い!
いのりちゃんのポテンシャルに脱帽です!
フィギュアスケートの世界のシビアな部分もちゃんと描かれていて良かったです。
すごい漫画に出会ってしまった
こんなに熱くて泣ける漫画が面白くないわけないいじゃん!!
気になるとこで終わったから2巻も楽しみ
二人のハートは熱い!
フィギュアスケートを題材にしたスポーツマンガです。フィギュアスケートはTVで見る華やかな部分しかわからなかったのですが、大変な努力を要するわりに報われない選手が多いことがわかりました。それでも自分の弱さに向き合って前向きに頑張っている主人公と、それをサポートするコーチの心の動きが感動を呼びます。思わず応援したくなっちゃいますね。エリート選手+金メダルコーチは大きな壁ですが、挑戦し続けて欲しいです!
シリアスなシーンだけでなくギャグの要素もあってあっという間に読めちゃいます。次巻が待ち遠しいな。
いのりちゃんが可愛い!
いのりちゃんがめちゃんこ可愛い! それだけでも読む価値があると思う。スケート以外ポンコツっぽいところも好きだな。
二人三脚の師弟
シングルのスケーターとして結果を残せずその後アイスダンスに転向したものの全日本選手権でもいい結果を出せず引退、その後スケーターとしての仕事も全くない主人公の司(つかさ)が元パートナーの女性に誘われて子供向けのスケートクラブでアシスタントのコーチを始めた。
場所は名古屋というだけあって子供たちだけでなく通わせている大人たちのスケートにかける熱とお金がすごい。
そこで司はある少女と出会う。
おそらく入場券を使わず、無銭で貸靴を履いた彼女を追いかけようとした彼は受付のおじさんの様子から少し事情がありそうだと察する。
その少女に話を聞くと受付のおじさんが鳥をいっぱい飼っていてそのエサとしてミミズが大量に必要だと言われたのでたくさんのミミズを持ってくることと引き換えに靴を貸してもらってリンクに入るということをしていたらしい。
彼女のスケートに対する熱意を感じた司はまずはスケートクラブに入れるように親にお願いしてみてはどうかと提案する。
しかし彼女・いのりはスケートに対する熱意に反比例するかのように生活の他の事には全然気が配れない。
忘れ物が多い、漢字が書けないなど日常生活をまともにこなすのも難しい。
そんな様子を見ていのりの母親も彼女にはスケートは無理だと決めつける。
しかし一応娘の要望を聞いて司が働くスポーツクラブに見学に来た親子だが、第三者の目で娘のダメなところを言う母親にいのりの目はどんどん死んでいく。
司は取り合えず滑らせてみるのがいいと彼女をリンクへ連れていく。
そこでいのりは日ごろとはくらべものにならない位きれいに滑った。
この子はちゃんと教則本を読んだうえでこの動きが出来ていると感じた司はいのりのコーチになる事を決意する。
華やかだけではないフィギュアスポーツの厳しさ、親の覚悟などきれいごとだけでは済まされないスポーツの裏側まで描かれていたのが印象的だった。
続きが気になった。
続きが気になる!
1巻は紙の書籍で買ったのですが、めちゃくちゃ面白くて今一番気になってる漫画です!
フィギュアスケートという優雅なイメージの競技の漫画ですが、
キャラクターも作品としてもテンション高くて、展開もスピーディな感じが好みでした。
そして主人公のライバルキャラ?の女の子はゾッとするような美しさも感じる作画で、これからが楽しみです。
満点のスポーツ漫画
フィギュアスケートという一般人にはあまり馴染み深くないスポーツを題材としているが、そんなことは関係なく引きこまれる。ジャンプやスピンなどの躍動感のある動きのシーンなどの描き方も上手。
Posted by ブクログ
試し読みの第1話を見て、買いました。
ものすごく面白くて、連続3回読み直しました。
素晴らしい作品です。
第4話もネットで無料で見られるようで、
妻はもう読んだようですが、神回だったようです。
第2巻が楽しみです。
丁寧なフィギュア解説
今までフィギュアスケートの漫画はいくつもあったが、初心者目線で丁寧に「フィギュアスケート選手になるまでの過程」を描いてくれる漫画は初めてではないでしょうか?
やりたくてもスケートをさせてもらえなかった主人公の不運な生い立ちや、コーチ、クラブの実情、金銭やスポンサー問題など、リアルな側面を逃げずに描いている点に好感が持てます。
やばい傑作
まだ1巻だ
しかし、ここまで完成度の高い1巻があるだろうか
少女がスポーツに打ち込む物語としてここまで惹き込まれる1巻があるだろうか
このノリを維持すれば絶対ヒット作になれるというパワーある作品だと思う
マジでオススメ
Posted by ブクログ
1話を見て思わず購入しました。
絵が可愛らしく登場人物の表情がとても豊かで
コメディテイストで可愛いんです。
と、そう思いきやスポ根的な無茶苦茶熱い展開・シーンがあり物語にとても惹き込まれます。
本作がデビューというだけあって作者さんの熱がとても伝わってくる作品です。
2巻が早くも楽しみです。
ワクワクする
単行本になるのを待ってましたー!!!!!!!フィギアスケート始める前からの金銭の問題や家族の理解、いのりちゃんがずっと心に溜めてきた鬱々とした思いと同世代の純粋な悪意を全部吹き飛ばしてスケートを始めるキッカケになったのが、苦労してスケートを続けてきた司くんという、完全なる掴みにどハマリして読み始めたわけですが、いのりちゃんの心の機微もさることながら司先生の言葉選びや真摯な姿勢の方にドキドキします。この人もきっとこれからもっと成長するんだろうな、挫折しそうになることもなんとかして乗り越えるんだろうな、という片鱗を読者が感じないはずはなく、師弟の成長物語としてこれから先がとても楽しみな漫画です。
待ちに待った単行本
心から楽しみにしておりました。紙媒体でも予約購入済みですが、発売日にすぐ読みたいのでこちらでも購入。本誌で追っていた間もずっとワクワクするストーリー、そして美麗なカラーと圧倒的画力!本当に本当に面白く今後のアフタヌーンを背負っていくであろうスポーツ漫画だなあと思っております。いのりちゃん、そして司ささん、これから出てくるライバルの選手たち、記念すべき1巻発売だというのにもかかわらず既に100巻まで読みたい気持ちでいっぱいです!今後のつるまいかだ先生の活躍を祈って評価させていただきます。メダリスト!これからも楽しみにしております!
Posted by ブクログ
コーチが全面的に応援してくれるフィギュアスケート漫画。
おそらく発達障害的なものがあるいのりちゃん。何をやらせてもダメだけど、フィギュアスケートに対する圧倒的な才能と熱量があるというガラスの仮面の北島マヤからよくあるパターン。
しかし、いのりを支えるコーチのあり方は令和だなぁと感じる。厳しさではなく、全面的な信頼によって成長を促す。月影先生のようなスパルタでは、令和世代は落ちこぼれたままになってしまう。
司先生は、自分自身がフィギュアスケートでの挫折を抱えている。一人の等身大の大人として、とても共感できるし、応援したくなる。
そんな司先生が、いのりの才能に嫉妬するのではなく、純粋無垢に惚れ込んで、必死でフィギュアスケートを続けられるように、一番のスケーターになれるように導いてくれる。
才能だけではなく、適切に道を示してくれるメンターの存在の必要性を感じさせる作品。
いちごの例えのくだりや、演目の構成のアイデアなど、指導者としてのあり方も個人的には面白く読めた。
Posted by ブクログ
子供の気持ちに真剣に向き合う作品。子供と関わる全ての大人のバイブルとなりうる。司先生がいのりと接する姿は、大人として子供を守りながら、一人の人間として尊重する姿勢も見えて心地よい。
第1話は、いのりの「できない子」(強い言葉を使えば「発達障害」)としての描写がかなり残酷で、表情の迫力も相まって心を抉られる。それだけに、いのりが夢を語る言葉ひとつひとつが重い。
アニメを見てました
アニメでは表現しきれなかった表現が随所に見られます。タバコの煙の描き方、表情の描き方、輪郭の太さの使い分けなど、漫画でしか味わえない楽しさがありました。アニメを先に見た人も新しい発見がある、漫画的にも面白い作品なんだな、と感じました。
Posted by ブクログ
アニメで大ハマりしたので購入。
数年前におすすめされたときに無料で1話を読んだのですが、荒々しい作画が受け入れられず1話しか読んでいなかったので、この作品の魅力はわかっていませんでした。
アニメだと司もいのりママも色々マイルドになってたんだなと思いました。
初期作画の荒々しさ、やっぱりちょっと苦手でしたが、キャラクターが魅力的なので続き楽しみです!
匿名
ぜひ読んでみてください
私は無料になっているところを読んでみました。
この作品は私みたいにフィギュアスケートやアイスダンスなどの競技のルールを知らない、分からないという人でも説明があったり、絵で分かりやすくなっているので非常に読みやすいです。
主人公が否定されても諦めず努力しているところが凄くかっこいいです。
読むのを悩んでいるのだっらぜひ読んでみてください。
Posted by ブクログ
絵がめちゃくちゃ綺麗
タバコ吸う絵をここまで綺麗に描く漫画が過去にあっただろうか…
ライバルになるであろう、キャラが極端に尖り過ぎて今のとこ推しキャラが出てこなさそうなのが心配
Posted by ブクログ
なんて純粋で純真なんだろうと感動もするしスケートの世界がすごく面白い。お薦めされて貸してもらったけど読んで良かった!いのりの熱意、溢れるスケートへの愛が素晴らしいだけに境遇が切なくなってしまう。いのりの涙が笑顔に変わるならミミズ拾いと引き換えもありだなぁと思える。スケートにはお金がかかるのは周知だけどそれで運命や人生が曲げられてしまうことが切ないけどそれが現実なんだろう。いのりの才能や楽しそうな姿が尊くて、光やミケなど周りにも才能溢れる子がたくさんで刺激し合えるってすてき。光の色んなとことが気になる。
夢に向かって小学生の少女とコーチが二人三脚で進んでいく熱い漫画でした。
氷上を滑っているシーンやアニメのような跳躍感が物語に引き込まれました。
フィギュア版「三月のライオン」
てとこでせうか。勢いとか似てるなと。
絵も巧いしキャラも好感持てるしいいと思います
素直な成長物語だし人気があるのも頷けます
Posted by ブクログ
数え切れないものを支払っていく、という
シビアなモノローグにはっとさせられる。
司が自分ができなかったからこそ、
理解の無さそうな親相手にいのりちゃんが
頑張って言えたことを褒めてくれるところで
もう泣きそうになる。
「頑張っても報われない」と何故決めつけるのだろう。
というか、何を目標にするかによるのだから
報われるか報われないかは本人次第では。
11歳から始めても大成しないから報われない、
というのは、つまらない大人の視線だと思う。
いのりちゃんが真っ直ぐなところが心あらわれる。
そして司がそれにとことん寄り添ってくれるところが最高だ。
そうしてもらえなかったからこそできることだろうけれど、司自身もちゃんと報われて欲しいと思う。
話題も納得
アニメ化もされた話題作。
誰もが知っているメジャースポーツであるフィギュアスケートだが、その内実に切れ込んだ作品はあまり多くない。
本作では小学生レベルから上を目指すストーリーが語られており、その内情は非常に興味深い。
一方、絵はややクセがある。
通常時は問題ないが、やたらと強調した絵になることが多々あり、当初はそれがかなり目についた。
もっとも、2巻目に入る頃には慣れてしまい、ほとんど気にならなくなったが。
(実際にそういう描き方が減ったというのもある)
あと、主人公の少女が小5にしてはやたらと大人びた口調なのも気になるところ。
「エモい」シーンには不可欠ではあるが、少なくとも高校生レベルの発言をしているんじゃない?と思う事も多々あった。
とは言え、それら些細な事に目を瞑れば、フィギュアスケートについてかなり踏み込んで描けているんじゃないかと思う。
作者はスケート経験者ではないそうで、かなり詳しい監修が付いているのだろうか?
この手のスポーツ作品の名作には必要不可欠な、感動できるシーン、見入ってしまうシーンも多い。
これはやはり名作と呼べる作品の1つだと思う。
不断はスポ根・熱血モノは引いてしまって読まないのだけど、引き込まれてしまった自分がいてビックリ。とても面白かった。
ただ、ビフォー・アフターのコントラストを付けるためか、松岡修造越えのコーチの熱血ぶりや少女の卑屈ぶりが過大に感じた。