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「できなかった自分にしか拾えない気持ちがある」
「できなかった自分だけが見つけられる才能がある」
夢に破れた重い経験を持つ者が放つ言葉に心打たれました。
子供の頃の夢はサッカー選手でした。文集でもそう書いていましたが、実際はそんなのなれるわけなんてないと小学生ながら分かっていましたし、自分の力量と才能の限界、現実の差にも気づいていました。
譲れないものを持たず、壁を見つけては避ける手段を考え、物事に抗うことをせずに生きてきました。自然と我慢する癖がついていた気がします。
この作品は、そんな自分とは正反対に誰よりも強い執念を持った少女・いのりが、夢に破れた青年・司とフィギュアスケートで世界を目指す物語です。秘めた才能と固い意志を武器にみるみる上達するいのりの成長っぷりには、この後の展開に胸躍る気持ちと、自分を正されるような感覚になり、悔しさが込み上げてきます。自分にもここまでの執念があったらと…。同時に司の心情に共感する部分も多くあります。
後悔と挫折を経験した自分だからこそ、コーチとして導ける世界がある。
2人の主人公が駆ける世界への道に目が離せません。
Posted by ブクログ 2021年08月16日
「絶対なりたい!」と言える心の眩しさは。
「素晴らしい」
それが読み終えた時にこぼれる最初の感想でした。
フィギュアスケートという競技にそれほど興味が無いのでスルーしていましたが、こんなに熱く一途な物語はなかなかありません。
あらすじは「小学生の少女がコーチと出会って二人三脚でフィギュアスケー...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月27日
1巻が頂点
申し訳ないがメダリストは1巻が一番おもしろく、人間の境遇や感情が表れてゐるのだが、後はだんだんただ情報が羅列してゐるだけになる。
1巻の母親の態度といひ主人公の学校での境遇といひ、リアリティがあって、はっきり言って「タコピーの原罪」より秀逸である。そこが共感できるし胸に押し寄せる部分...続きを読む
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