あらすじ
いのりと司、念願の全国大会にして絶対女王・光と初の直接対決となる全日本ノービスが始まった!
舞台は青森。滑走順は光が先攻、いのりが後攻だ。4回転サルコウを習得し、注目の的となったいのりの前に、歴戦の強豪選手とコーチ達が立ちはだかる!
「できなかった自分にしか拾えない気持ちがある」
「できなかった自分だけが見つけられる才能がある」
夢に破れた重い経験を持つ者が放つ言葉に心打たれました。
子供の頃の夢はサッカー選手でした。文集でもそう書いていましたが、実際はそんなのなれるわけなんてないと小学生ながら分かっていましたし、自分の力量と才能の限界、現実の差にも気づいていました。
譲れないものを持たず、壁を見つけては避ける手段を考え、物事に抗うことをせずに生きてきました。自然と我慢する癖がついていた気がします。
この作品は、そんな自分とは正反対に誰よりも強い執念を持った少女・いのりが、夢に破れた青年・司とフィギュアスケートで世界を目指す物語です。秘めた才能と固い意志を武器にみるみる上達するいのりの成長っぷりには、この後の展開に胸躍る気持ちと、自分を正されるような感覚になり、悔しさが込み上げてきます。自分にもここまでの執念があったらと…。同時に司の心情に共感する部分も多くあります。
後悔と挫折を経験した自分だからこそ、コーチとして導ける世界がある。
2人の主人公が駆ける世界への道に目が離せません。
感情タグBEST3
ライバルの演技シーンがすごい
今回のメインはライバルの演技だとおもいますが、作中で天才と描かれているのも納得圧巻の演技シーンです。かっこよく美しく恐ろしい光の表情や演出にはドキリとさせられました。
次巻は主人公の演技になりますがどのような魅せ方をしてくれるのかとても楽しみです。
Posted by ブクログ
score29~32
光ちゃんはエグイ。というか怖い。頂点に立つにはこれぐらいでないとあかんのかなぁ。
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全日本ノービスの大会。いのりの出番はまだのようだけど、公式練習のプレッシャーがエグすぎる。
ウケたのはすずちゃんの顔マッサージ。みんな同じ顔になるとは…(笑)
そして光ちゃんはやっぱりエグイ。というか怖い。
匿名
ついに全日本!
メダリストは毎回試合のシーンにすごく迫力があるのだけれども、ようやく狼嵜選手の演技の描写があり、彼女のレベルがずば抜けていることがよく分かった…
何度も読み返してしまうほど描写が素晴らしかったです
アニメ化決定おめでとうございます。
光の演技を前に勝ち目がないと意気消沈する選手たちの中、いのりだけは勝ちたいと闘志を燃やします。やっぱり君が主人公だよ。
構成変更して挑むいのりの演技はどうなるのか、次回が楽しみです。
Posted by ブクログ
漫画技術の向上
いままではフィギュアスケート情報の羅列気味だったのが、この巻では格段に読みやすくなってゐて、漫画らしい小ネタと群像劇のひとびとの機微、スケートの迫力がよく描けて、最後に本性をあらはすといふ構成。つまり漫画がかなりうまくなってゐて、おもしろかった。
アニメ化?
最高でしょ、アニメ化。
絵だけでこれだけの迫力を伝えている作品。
アニメになったらどれだけ心を震わせられるのか。
楽しみ。
そして次巻も楽しみだけど、10月かぁ。
長いなぁ。
「今度は私が、先生を金メダリストのコーチにします」
これでキュンとかトゥンクとかしないはずなかろ!
痺れました。なんて男前なんだ。
こんなセリフを教え子から言われたら、もう何がなんでも勝ちを取りに行こうという気になるというもの。
次巻がすでに待ち遠しくなりました。
アニメ化おめでとうございます。