すべて のおすすめレビュー
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ブックライブ書店員
「えへへ」と笑うだけで全ての女子社員の母性本能をくすぐる魔性の愛されアラフォー・野末。何の不自由もないけれど、出世欲も結婚願望もなく同じことを繰り返すだけの日々を過ごしています。ある日、駅のホームではしゃぐ女子高生を見て、何気なく「女の子同士って楽しそうでいいな」とこぼすと、10歳年下の部下・外川に「――じゃあ、やりますか」と、“女の子ごっこ”に誘われて……。
デビュー作『春と夏となっちゃんと秋と冬と僕』(ふゅーじょんぷろだくと)で、田舎に暮らす男子高校生の日常を瑞々しく描き、BLファンをざわつかせた佐岸左岸先生、待望の2作目。
前回が思春期の一瞬を切り抜いた硝子細工のように繊細な物語だったのに対し、本作はずっと続いていく日常を彩る温かな感情を描いた作品です。“女の子ごっこ”と称して、行列のできるパンケーキ店に行ったり、パフェやスムージーに舌鼓を打ったり……。そうして、新しいことに触れる回数が増えるたび、野末が生き生きと輝きだし、外川との距離感も上司と部下以上のものになっていく過程が本当に丁寧に綴られていて、2人の間に流れるゆったりとした愛おしい時間にどっぷりと溺れることができます。
佐岸左岸先生の魅力の一つである詩的なワードセンスは、本作でも存分に発揮されています。「君が隣にいない明日の方がずっとこわいと思った」「年の差とかマイノリティとかそんなのは、生まれ故郷の違いとか応援する球団の違いとか、その程度のことです。なんてことありません」など、尊死不可避な素敵台詞の宝石箱……! ゆっくりと味わうように読みたい1冊です。
2022年07月20日 -
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極度の世話焼き男子・木関創也は、世話の焼きすぎで相手をボロボロの依存状態にしてしまう特異体質の持ち主。そんな彼の“運命の相手”野間ゆずは、おはようからおやすみまで創也に世話を焼かれまくっても平気な、こちらも度を越したものぐさ体質です。同じ寮での暮らしは2人にとって理想そのものでしたが、ゆずのズボラさが上層部の目に止まってしまって辞職を迫られ、幸せな生活が崩壊の危機にさらされます。
溺愛系世話焼き男子とマイペースなものぐさ男子というと、世話焼きなほうがものぐさなほうに振り回されて面倒を見るという関係性を連想します。しかし、そこは未散ソノオ先生。本作では世話焼き男子・創也が能動的にゆずを構い、そこに幸せを感じているのです。仕事も家事も完璧なスパダリなのに、ゆずに執着し過ぎて残念イケメンと化しているのが推せる〜〜〜。
そして、王子様のような容姿で、創也になされるがままになっているゆずの、子猫の如き姿が可愛すぎて胸が苦しい……。そうやって猫可愛がりされても謙虚さと感謝を忘れないのが、ゆずの「かまわれる才能」。甘やかされているのに自立しているという不思議な存在感が新鮮で魅力的です。
おっとりとした性格の大企業・三代目社長✕税金を搾り取るのが趣味の国税専門官のファビュラスな恋模様を描いた『上質な男とH』(新書館)や、命知らずの冒険家と世界で唯一彼の居場所を突き止められる追跡者(トレーサー)の物語『タイラント』(芳文社)でも、相手に依存しながらも心の芯は一本通った男たちが登場します。完璧ではないけれど、そこが人を惹きつけてやまない未散男子の魅力に翻弄されてしまいます。
2022年07月20日 -
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飲み会からの帰り道、酔っ払ってころんだところを美人でしっかり者の小学6年生・アゲハに助けてもらった22歳サラリーマンの咲良。泥酔していた勢いでアゲハにキスを迫り、その責任を取って恋人同士として付き合うことになってしまいました。酔いから覚めて正気に戻った咲良は「こんな関係終わらせないと」と悩みますが、アゲハがあまりに魅力的でなかなか別れを告げられず……。
正直最初は思いましたよ、小学生✕大人のBLはさすがにアウトだろう、と。でも、そう切り捨てるにはアゲハがイケショタすぎるんです! なので、仮病を使ってアゲハを避けようとする咲良の家にお見舞いに訪れ、「悩ませてごめん…オレはまだコドモだけど でも ぜったいしあわせにするから」とアゲハが思いの丈をぶつける冒頭シーンで即堕ちでしたね。だって、イケメン✕かわいいって最強なんですよ!? 咲良の親友から「(咲良を)甘えさせてやるってのはどーだ?」と吹っかけられたときに、上目遣いで見上げながら「甘えて?」と言うシーンの可愛さは、腐女子の村が2〜3つ焼け落ちるくらいの破壊力。
そんなイケショタが小学生から中学生へ、そして高校生、大学生と育っていく過程を上下巻で見守れる幸せ……。『さよならアルファ』(ビーボーイ編集部)を読んだときにも思ったのですが、ショタの身長が年上と並ぶか追い越すかする瞬間ってたまらなく萌えますよね。
これでもかと言わんばかりにイケショタの魅力が詰まった本作ですが、ただ甘いだけではありません。まさにタイトルにあるように、超えてはいけない「一線」はどこなのかともどかしい探り合いをしたり、アゲハの同級生から2人の関係を糾弾されたり。年の差に誠実に向き合い、壁を乗り越えていくアゲハと咲良の姿に胸が熱くなります!
2022年07月20日 -
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そこに通う生徒の9割はお坊ちゃまという全寮制のセレブ校に編入し、特待生にまでなってしまったことから陰湿ないじめを受けていた澪斗。しかし、“月の君”と呼ばれて全生徒から慕われる生徒会長・月人に出会い、彼の指導生に指名されたのをきっかけに、澪斗の生活は一変します。優秀で優しい月人と過ごす学園生活は夢のようでしたが、月人には澪斗の知らない顔があって……。
スクールカースト✕全寮制の男子校✕美貌の生徒会長✕学園に馴染めない可憐な編入生=ギムナジウムものが好きな腐女子の尊死確定案件。みんな、ちゃんと息してるー? と心配になるレベルで、正確に萌えのツボを突いてくるのです。
さらに、澪斗の前では優しくて穏やかな月人が、他の生徒には極端に冷徹だったり、他の監督生から畏怖されていたりといった闇描写もあるからたまりません。「優しくする」→「過保護になる」→「束縛し始める」→「自室に監禁する(!)」という、月人の流れるような闇ムーブに拍手が止まりません!
左藤さなゆき先生の人気作『インザケージ』(ふゅーじょんぷろだくと)も、執着系スパダリ攻め✕不憫受け。元カレと今カレによる受けを巡る対立、一度は受けの前から去った元カレの長年にわたる執着が、柔らかで品のいい狂気とともに描かれています。
2022年07月20日 -
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アニメ化もゲーム化も山﨑賢人さん主演の映画化もしたけれど、やっぱり原作に立ち返ってしまう。
シュールなギャグと青春とサイキックな設定で、思わず“おっふ”してしまう。
そんな素敵なSFギャグ漫画が、この『斉木楠雄のψ難』です。
主人公の斉木楠雄(さいき くすお)は、PK学園高校に通うごく普通の男子高生。
……では全くなく、ピンク髪の間から突き出た2本のアンテナと、緑レンズの眼鏡で力を制御する超能力者。マインドコントロールや瞬間移動といった、およそ人が思いつく限りの特殊能力を有し、本気を出せば3日足らずで人類を滅ぼせる恐ろしい男なのです。
普段、力を隠している斉木の周りには、類友効果か変なやつらばかり。
モヒカンケツあごの筋肉バカ燃堂や、ザ・厨二病患者の海藤、学園のマドンナ照橋などが、斉木の平和な日常をかき乱し、無口な彼の心のツッコミが止まることはありません。
全力のボケと冷静なツッコミによるギャグがベースですが、時には斉木や超能力をめぐり、
戦いやシリアス展開、さらにはラブコメ展開が繰り広げられることも……。
メリハリのついた笑いで元気をもらいたい時、可愛い女の子とやれやれ系主人公に“おっふ”したい時は、ぜひ一読ください!
2022年07月20日 -
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昨今の少年漫画の中でもっとも構成力のある作品はと問われたら、迷わず推すのがこちらの“ハガレン”。
アニメや、山田涼介さん主演の実写映画が記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。
正直、漫画の構成力って何かよくわかりませんよね。わかります。
とりあえず騙されたと思って1巻を開いてみましょう。……ふむふむ、どうやらチビって言われると激怒する三つ編みの少年が主人公なんだな……こっちの鎧が弟ってどんな家庭環境だよ……いや無能ってそんな……錬金術ってこんなあっさり使えるの……何この絶望展開……ちょっとこのキャラ強すぎるよ……あれ、さっきの話がここでこう繋がるの……えっあの伏線がここで回収されるの……うおおおおおエルリック兄弟!!……ここでこう来るかッッッ!!……荒川先生天才かよ!!!!と、あっという間に読み終わるはず。
最終巻を閉じた時、あなたは否応なく“格の違い”を味わうことになるでしょう。
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
チーズ蒸しパン、もとい空知英秋先生の連載デビュー作でありながら、『週刊少年ジャンプ』の新時代を切り拓いたと言っても過言ではない“SF人情なんちゃって時代劇コメディー”。
舞台は「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人が横行している幕末の江戸。
万事屋を営む坂田銀時(銀さん)が、悪を斬ったり宇宙人と戦ったり糖尿に抗ったりと、八面六臂の活躍を見せます。
主人公なのに目が死んでいてやる気がない銀さんは、一見「友情・努力・勝利」のどれからも遠い存在のよう。しかし、実はケタ違いの強さと熱さと人情を持っていて、キメる時にはキマリすぎるほどキメてくれる、とってもかっこいいヒーローなのです。
コメディーパートはシュールさと独特のセリフ回しと謎展開で存分に笑わせてくれ、シリアスパートは手に汗握る駆け引きとアクションでじんわり泣かせてくれる。
そんな銀さんだから、みんな惚れちまうんだよォォォォォオ!
なお、コミックスには「だんでらいおん」(1巻)、「しろくろ」(2巻)、「13 サーティーン」(24巻)、「ばんからさんが通る」(38巻)と、空知先生流ダンディズムを感じる読み切り作品も収録。『銀魂』に通じる作品もありますので、見逃しはご法度です。
ちなみに福田雄一監督による実写版は、大ヒットも納得のハイクオリティさです。主演の小栗旬さんはもちろん、菅田将暉さん、橋本環奈さんの万事屋メンバー、中村勘九郎さん、柳楽優弥さん、吉沢亮さんら真選組メンバーなどなど、キャスティングも体の張り方も完全に神。解釈が一致。
原作の小ネタもバンバン拾っているので、読んで観て、銀魂沼にハマってください!
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
「たった一つの真実見抜く、見た目は子ども頭脳は大人、その名は名探偵コナン!」。おなじみのこの台詞、日本国民の約8割がCV高山みなみさんで脳内再生されるのではないでしょうか?
20年以上続くアニメ化・映画化は言わずもがな、ドラマ化にノベライズにゲーム化、さらには青山剛昌先生の出身地である鳥取県北栄町にはキャラクターのブロンズ像などが並ぶ「コナン通り」があるというのですから、もはやコナンは「日本の一般常識」。
え、まだ読んでない? だったら早く読み始めたほうがいいですよ。なにしろ97巻もあるので、読了まで時間がかかりますからね。
これだけ長きにわたって愛されてきた秘訣は、青山先生が生み出したキャラクター達の魅力にあると思います。
世界的推理小説家と伝説の女優を両親に持ち、だいたいのことは「ハワイで親父とやったことがある」天才高校生探偵・工藤新一、そして彼の仮(にしては長い)の姿である江戸川コナン。「おい工藤」「もろたで工藤」「せやかて工藤」と工藤大好きでおなじみの西の高校生探偵・服部平次。2018年、“100億の男”として一大ムーブメントを起こしたトリプルフェイス・安室透。そして、FBI捜査官にして謎多き凄腕スナイパー・赤井秀一……。これだけ紹介しても、映画の主役を張れるキャラクターがまだいるという層の厚さよ。
さらに、蘭ちゃん、哀ちゃんをはじめとした女性陣、少年探偵団、警視庁の面々もいるのだから、絶対どこかの沼にハマってしまうのです。日本最大級にして底なしの恐ろしい沼、その名は『名探偵コナン』!
2022年07月20日 -
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身の丈ほどもある大きなトランクを持った少年・才賀勝に「サーカスに連れて行ってくれませんか」と頼まれた、拳法家の青年・加藤鳴海。そこに人間と見紛う奇妙な人形が現れ、勝を連れ去ろうとします。拳法が通じない人形相手にピンチを迎えた2人の前に現れたのは、謎の銀髪の美女・しろがね。さあ、ここに世紀の機巧活劇が開幕する――。
不死の体を持つ人間「しろがね」と自動人形(オートマータ)との闘いを、国境そして時空を超えて壮大なスケールで描いた藤田和日郎先生の代表作。
これほどまでに人間の持つ感情、喜怒哀楽全てがビビットに描かれた作品を私は他に知りません。ストーリーは闘いを中心に進んでいくのですが、その闘いに身を投じた「しろがね」達の生き様、闘いに巻き込まれた人間の悲劇、そして「しろがね」ではないものの大きな鍵を握る存在である勝の成長――その全てがクソデカ感情でもって読者の胸に迫りくるのです。
登場人物たちは火傷しそうなほどの熱さを持った愛すべき奴らなのですが、物語は彼らをあざ笑うかのように残酷な展開を見せます。なので、後半は傍らにティッシュのご用意を。
「面白い」「ドキドキする」「泣ける」「感動する」「怒りを覚える」「声を上げて応援したくなる」。こうした漫画体験の全てが詰まったこの作品、陳腐ですが、読まないと人生の半分損してると言わざるを得ません……!
2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
ノートに名前と死因を書くと、その通りに人が死ぬ――そんなセンセーショナルなストーリーが連載開始とともに話題を呼び、アニメ化、映画化、ドラマ化、そして小説化、舞台化と、ありとあらゆるメディアミックスがなされた国民的超ヒット作。
リアルタイムで連載を見守っていた勢としては、今さらおすすめしなくても、すでに全国民読んでるんじゃない? と思ってしまうほど。
本作最大の魅力といえば、「デスノート」を所有するキラこと夜神月と、世界を股にかけて活躍する天才探偵Lとの頭脳戦。正直、頭良すぎて何が起きているかわからないときもありますが、ご安心ください。よくわからなくても面白いです。
なぜなら主人公・キラの顔芸がすごくて、詳細はわからずとも物事が順調なのか、危機が迫っているのかが一目瞭然だから。「計画通り」とドヤ顔で勝ち誇ったり、「くそっやられた」と激しく悔しがったり、表情豊かでほんとにかわいいんです……。
超絶技巧で描かれたサスペンス作品でありながら、悪魔の如き力を手に入れた少年がどのような行動をとり、どのように成長・変化していくのかを描いた人間ドラマとして読むこともできます。そして、凶悪犯罪者など「死んで当然の人間」を殺すことは正義なのか罪なのかを問う、哲学的な物語でもあるのです。
キラ以外にも、デスノートを人間界に落として遊ぶ死神リューク(舞台版では吉田鋼太郎が演じたんですね…見たすぎる…)や、キラを盲愛して寿命を捧げるアイドル・弥海砂、キラの狂信者・魅上照など、ケレン味しかないキャラクターたちがドラマを加速させていきます。
一度読み始めたら最後までノンストップ必至の名作を、小畑健御大の美麗イラスト準拠のカラーで読めるなんて。令和という時代に生まれた幸せに感謝して、〆させていただきたいと思います。
2022年07月20日 -
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開盟学園高等学校・学園生活支援部、通称「スケット団」。楽しい学園生活を送れるように、日々困っている生徒や先生の悩みを解決している頼れるサポート集団!
この作品は、そんなスケット団が、毎日来たり来なかったりする依頼を、時に面白く時に真面目に解決していくギャグコメディマンガです!
最初のうちは普通のギャグマンガかなーなんて思ってたわけですが、これが読めば読むほどどんどん癖になっていってしまうんです。まず、メインジャンルとなっているギャグが本当に面白い。テンポのいいボケとツッコミで、電車で読んでてもついニヤけてしまうほどです(体験談)。次に、出てくるキャラクターが個性的で面白いです。リーダーのボッスン(藤崎 佑助)はとても仲間思いで良いやつなんですが、かまってもらえなかったりするとすぐ卑屈になったり泣いたりします。一応主人公です(笑)。また、この作品はギャグだけでなくシリアスな展開もいくつかあるのですが、そのどれもが心にぐっときます。普段はおちゃらけてるボッスンがまたかっこいいこと言うんですよ(笑)。笑いあり涙ありってこういう作品のことを言うんだなと思います。
基本構成としては一話区切りで話が変わるので、とても読みやすい作品でもあります!ぜひ読んでみてください!2022年07月20日 -
ブックライブ書店員
伝え方の基本がしっかり身に着く本です。人に伝えることはとても悩ましい難しいことです。この本に書かれていることは、実践できる技法やわかりやすい理論など、今すぐ使えるものばかり。また、一番勉強になったのは「人の話を聞くときは途中で意見を述べることを極力やめて最後まで話をさえぎることなく聞いてあげるということ」。そしてどんなときも笑顔で! この本を読んで思ったことは「知識の数より出来ることの数を増やそう」ということです。明日からでも実践していきたいと思います。
2022年07月20日 -
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小説『別冊 図書館戦争I』と『別冊 図書館戦争II』のコミカライズ版です。
原作である小説においても恋愛要素が強めに描かれている「別冊」編でしたが、このコミカライズ版では、さらに恋愛要素が強くなっています。
そのため、図書館戦争の恋愛要素が好きな方に、特に堂上&郁カップルが好きな方に、おすすめです。
コミカライズ版には、小説にはないオリジナルエピソードも収録されています!!
気になったエピソードが収録されている巻だけをつまみ読みするのもおすすめです。
そんな私も、コミカライズ版の結婚式エピソードが読みたくて、途中の5巻から読み始めました(結局、1巻から全巻、買ってしまいましたが)。
さらに、各章の終わりにある4コマ、各巻の最後にある「特別編」や「おまけまんが」も楽しいです!!
郁に心惹かれる、あごヒゲモブ郎の日々を描いた「ある特殊部隊員の恋」の4コマシリーズも面白いので、おすすめです。
なお、小説やアニメ、実写で、既に自分の中でキャラクター像ができている方は、このコミカライズ版のキャラクター像に若干違和感を覚えるかもしれません。
個人的には、どのキャラクターにも特に違和感を覚えませんでしたが、気になる方は注意してください。2022年07月20日 -
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「◯◯レンジャー」などに代表される、男児向けの特撮ヒーロー。
『トクサツガガガ』の主人公は、そんな特撮モノが大好きな26歳のOL・仲村さん。
特撮オタクを隠して生きる仲村さんがこっそり、しかし熱く楽しむオタクライフのあれこれ(カラオケで特撮のOPを熱唱したり、ガチャガチャに奔走したり)や、ジャンルを越えたオタク同士の友情など、一度でも何かにハマったことのある人が読めば、共感の嵐まちがいなし!
作中で「特撮ヒーローは子供に向けられた物語だからこそ、『優しい大人になりなさい』という思いがたくさん込められていて、大人になった今ハッとさせられる」というセリフがあるのですが、まさにそれ!
実際、日常でさまざまなトラブル(主にオタバレ危機)に直面する仲村さんが、特撮ヒーローの名セリフに勇気づけられながら困難を乗り越えていく様子は、コミカルだけど、なんでか毎回、ちょっと勇気をもらえちゃうんです。特撮にハマる気持ち、わかるかも。
『トクサツガガガ』は、酸いも甘いも経験してきた大人にこそ響く、オタク賛歌。
読めば読むほど、特撮ヒーローが観たくなりますのでご注意を!(笑)
2022年07月20日 -
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追い求めていた理想の男性が現れたと思ったら…その人は結婚した高校時代の友人といい感じで…?
一度も彼氏ができたことのない30歳独身漫画家のタムコのもとに、学生時代ハマっていた漫画のヒーローにそっくりな男性・薫くんがアシスタントとしてやってきます。一緒にいるうちにどんどん彼に惹かれていくタムコですが、恋愛経験の少ないタムコは恋に慎重になり過ぎてなかなか上手くいかず…。結局彼は突然タムコの担当編集に決まった高校の友人といい感じだったなんて、ショック過ぎる!!と思ったのですが、色んな考えを巡らせてしまう考えすぎなタムコの様子が面白くて、かなり楽しく読めました。タムコは少女漫画みたいなハッピーエンドを迎えられるのか…!?今後の展開に大注目です♪2022年07月20日 -
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最初に著者・つむぱぱを知ったのはインスタグラムでした。
エッセイ調に描かれる幼い娘・つむぎと家族のやりとりに、毎回心温められている25歳男性書店員Kです。そんな投稿の数々が1冊の本になったと聞いて読まないわけにはいませんでした。笑
純真無垢とはまさにこのこと。穢れなど知らない日々の数々に、頭の中のイライラや小さな悩みがスーッと浄化されていくような感覚になれます。つむぎに慕われるママ。悔しくて頑張るパパ。やっぱりママがいいつむぎ。恥ずかしいパパ。こんな家庭に生まれた子なら真っ直ぐ育つこと間違いなしだと思います。個人的には、「かっこいいまなざし」「乗馬」「おっぱいのぱい」がツボです。笑
本作はそんなほっこり日常シーンだけでなく(それだけでも十分なんですが)、時折挟まれる、つむぱぱからつむぎへのお手紙がこれまた読者を泣かせにかかってきます。
素直にすくすくと育ったつむぎの成長を第2作で見てみたいですね。2022年07月20日 -
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笑いあり涙ありのラブストーリー!
とにかく面白いです。全体的にはギャグテイストなのですが、設定としてはシリアスな部分もあり、笑ったり、胸が苦しくなったり、感動したり…とにかくあなたの心を揺さぶること間違いなし。
クスリと笑えるシーンが多い中、主人公・炎子が投げかけるまっすぐな優しさに心打たれます。温かい家庭で育った炎子はまるで太陽のような明るさを持っていて、つらい環境で育ってきた樹の心も溶かしていきます。
普通の少女マンガでは物足りないというあなたにオススメの作品です。読めば必ず、炎子のことが大好きになるでしょう。ぜひ、手に取ってみてください。2022年07月20日 -
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「百数十年もの間動かなかった時計塔が、2年前の夜、ただ一度だけ動いたことがある。
藤宮たつ(60)が養女・麗子(23)に惨殺された夜のことである。」
この時計塔は幽麗塔と呼ばれており、物語はこの幽麗塔を中心に進んでいきます。主人公・天野は、ひょんなことから謎の美青年・テツオと出会い、幽麗塔の元へ連れてこられて、「ここの管理人に応募しないか」と言われる。もともとオカルトの類に興味があった天野はその晩、興味本位で幽麗塔に入っていってしまった。そこで白装束の男に襲われ、目が覚めると時計針に体が縛り付けられていた。時間の経過とともに下半身と上半身は折れ曲がっていき、もうダメだと天野は死を覚悟するが。。。
幽麗塔に隠された秘密とはいったい何なのか。テツオはいったい何者なのか。天野を襲ったのは誰なのか。まさに本格ミステリー・サスペンス漫画です!謎が謎を呼んでいく展開に、読む手が止まりませんでした。ホラー要素もあって、何度か「うわっ」と声に出してしまうようなシーンもありましたw 昭和20年代という時代感も忠実に再現されていて、懐かしい感じのミステリー漫画となっています。ミステリー漫画を読んだことがない人も是非一度、この作品をきっかけに読んでみてはいかがでしょうか。2022年07月20日 -
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誰もが魔法を使える世界の中で、ただ一人魔力ゼロの少年・アスタ。そんな彼が反魔法(アンチまほう)の剣を武器に魔法騎士団の中で成長していく、という物語。
正直、最初は「よくある王道の剣と魔法ものでしょ?」と舐めていました。が、一度読み始めると止まらない!
「ここが見せ場です!!」と全身で訴えかけてくるようなダイナミックなコマ割りと、丁寧に描かれたキャラクターたち。一人ひとりが人間味にあふれていて、それぞれの強さを持っていて、もう敵も含めて全員かっこいい&かわいい…!
また、作中には心に残る名セリフがたくさん登場します。
特に主人公アスタの、人を思いやり、意思を貫くまっすぐな言葉の数々には痺れます。どんなにバカにされても諦めず、並々ならぬ努力を続けてきたアスタの言葉だからこそ、スッと心に入ってくるんです。そんな彼の言葉と、何があってもくじけない姿勢に、周りの人たちも心を動かされていきます。
ブラッククローバーは、アスタの成長譚であり、そんな彼に感化されて変わっていく仲間たちの成長譚でもあると思います。グッとくるシーンが多くてうかつに外では読めません(笑)
王道だからこそ、深いんです!
やっぱり「友情・努力・勝利」っていいよね! 改めてそう思わせてくれる物語です。2022年07月20日 -
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今でいうところの修学旅行である「惑星キャンプ」の最中、トラブルで宇宙に放り出されてしまった9人の高校生たち。奇跡的に乗り捨てられていた宇宙船に逃げ込んだものの、食料もないし帰り道もわからない……。そんな絶体絶命のピンチの中、9人が力を合わせて困難を乗り越えていく姿に、とっても元気をもらえる作品です。
ノリがテキトーすぎる熱血漢・カナタや、天然ボケ少女・アリエスなど、どこか抜けたところのあるキャラクターたちばかりなのに、いざ仲間のピンチとなれば、それぞれの個性を生かしてビシっとキメちゃうところがかっこいい!
しかし、仲間の一人が船内の通信機が意図的に切断されていることに気がついたことから、物語は意外な方向へ。
「このメンバーの中に、俺たちを殺そうとしている奴がいるかもしれない……」
そう、ミステリー要素もあるんです。SF×ミステリー、めちゃくちゃわくわくします。
未知の惑星での心踊る冒険模様だけでなく、仲間同士の疑心暗鬼・メンバーが抱える暗い過去など、シリアスな展開もしっかり描かれているのが魅力的。読みやすいのに重厚感のあるストーリーは、このままハリウッドで映画化されてもおかしくない!?
普段SFをあまり読まないという人にも、ぜひ読んでほしい一冊です。
2022年07月20日
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