まずは映画の入場者特典だった物語をこうして読めたのがとても嬉しい。ありがたい。
そしてこの話が見たいと言った監督に感謝。
side-A
太宰さんは織田作が何をしてた人なのかは知ってたんですね。
まあ、知らなければそんな所で死なず倒れるヘマはしないだろうけども。
でも、どんな人かは知らなかったから驚
...続きを読むいただろうな。まさかこんな天然だとは。真の天然には敵わない。
先の事を考えると悲しいが出会ってくれて嬉しい。この出会いがなければ太宰さんは誰の手にも負えなくなってしまいそうで。
良い出会い。
side-B
辛くて悲しくて苦しい。
何も考えず、前情報も無く読み始めて、side-Aと同じ始まりで何が違うのだろうと思ってたら、太宰さんは顔を隠して、声を出さないから気付いてしまった。BEASTだ。
それからずっと泣きそう。
太宰さんは全てを知りながら自分の為ではなく、織田作のため、織田作が生きる道を選んだ。
そしていつかは、かつての友人の夢を守るために、道をつくっていなくなった。
太宰さんが織田作に武装探偵社の事を伝えるので「私も昔、世話になった事がある」と言ったのが、もう無い未来で辛い。
絵画の事は、『太宰を拾った日』を読んで、織田作らしいと思った。