春河35のレビュー一覧
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織田作の幸せを願うなら、このエンディングを受け入れるしかないのかな……
仕方のないこととはいえ、太宰さんの想いが織田作に正しく伝わらないのはしんどかった。森先生が敦くんを息子として迎え入れたり、芥川が武装探偵社の日常に馴染むという本編では絶対にありえない展開の数々を見れたのは良かったのだが、あまりにも太宰さんが救われなさすぎて辛い。
文豪ストレイドッグスの世界観に新たな視点をもたらしてくれる良いスピンオフなのは間違いないし、作品としての完成度も非常に高いのだが、どうしても太宰さんの寂寥感や孤独感が尾を引いてしまう。太宰&織田作&坂口の関係性が好きな自分としては、こっちの世界でも友人でいてほしかったよ。 -
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二次創作で見かけるような悪ノリが面白い。
あの芥川が田植えをしたり、武装探偵社の風紀委員になったり、子供たちの子守をしたり……本編では絶対に拝めないような一面が垣間見えて、かつてないほどに”ギャップ萌え”というのを実感してる。武装探偵社に拾われただけで、こんな面白いキャラ(←本編の芥川も十分に面白い)に仕上がるとは思わなかった。環境が人に与える影響はバカにできないね。
その一方でポートマフィアに堕ちてしまった敦くんは、どこか刺々しいというか……裏社会を生き抜く根っからの殺し屋って感じがして背筋が寒くなる。本編での優しい敦くんを知っている分、殺意マシマシの表情を向けられてしまうと余計にゾクッとしてしまうね。 -
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芥川と織田が武装探偵社に入社し、敦と太宰がポートマフィアに加入した世界線(IF)のスピンオフ。
キャラクターの基本的な設定や根っこはそのままに置かれた環境が違うことでどう転んでいくのか……本人の性格を考えれば「こうなってもおかしくはないな」と思えるから、多少の解釈違いはあれど、あまり気にはならないね。むしろ、その環境による変化の妙が最高に面白い。
ただ、『探偵社設立秘話』や『STORM BRINGER』のように原作の世界観を広げたり、正史を深めていくスピンオフとは違って、こっちは”もしも”を描く二次創作的な色合いが強いから、パラレル設定が受け入れられない方にはおすすめしないかな……どんな設定でも文豪ストレイドッグスのキャラクターが好きって方はハマると思う。 -
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ネタバレ私は文豪ストレイドッグスはアニメは全て見て、小説は第1弾の「太宰治の入社試験」のみ読んだことがあったのですが、順番がよくわからなくて、本屋さんに行ってまだアニメになってなくて内容が気になったということで、「STORMBRINGER」を購入させていただきました。あとがきによると、「太宰、中也、15歳」がこの小説の前編となっていたと作者様が仰っていて驚きました!アニメで15歳編は見たので、内容は大体知っているのですが、そちらも必ずや読みたいと思います!そして、「STORMBRINGER」ですが、先が気になってすらすら読んでるといつの間にか読み終えてしまっていました…!!作者様の文章での人物の描き方や物語の展開に惹き込まれて、約2日で読んでしまいました。素晴らしいです…!!大好きです!太宰さんも中也さんもアダムも白瀬もヴェルレエヌも若手会のみんなもランボウも……キャラクターそれぞれに生き方の違いが現れていて共感できるところも新しく知れた自分とは違う考え方も面白かったです。小説シリーズも改めて全部読んでみたいなと思いました。
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第1章では、敦くんの入社試験までの経緯が分かるようになっています。アニメは何度も見返しているが、あの試験が行われるまでのストーリーがあったことを知らなかったため、大変面白かったです。探偵社のわちゃわちゃ感が堪りません。キャラの個性もしっかりと表現されていて好きです。
第2章…アニメで内容は知っていましたが、そこでは取り上げられていないディテールが想像以上に含まれており、考察が深まりました。より深くこの物語を味わえます。
また、普段無口な福沢さんの心理描写が多いのが個人的にかなり推しポイントです。事件を通して乱歩さんと、お互いに心の距離が縮まる感じがたまらなく良い。2人のことがより一層好きになりました!
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散り散りになっていた探偵社員が揃い、ついに「反撃開始か!?」と思ったら、容赦なく希望を打ち砕いてくれやがった。信頼を裏切られたせいなのかな……冒頭で《天人五衰》に嵌められたときよりも絶望感と失望感が半端ない。
彼を信じていた福沢先生は、とくに悔やまれるだろうね。ついでに言えば、自分のミスで仲間を窮地に立たせてしまった乱歩さんの心労も心配。ポオくんの小説世界で自責の念に駆られてそう……
最後の最後に芥川が登場してくれたけど、新双黒コンビの力を以てしても”アイツ”に勝てるビジョンが全く湧かない。身体強化に上限がないフィッツジェラルドなら、ワンチャン勝てたりしないかな? -
Posted by ブクログ
現状を打開する一筋の光明が見えたところで、戦いの舞台は《天空カジノ》へ。
武装探偵社は天空カジノ総支配人のシグマを狙い、シグマは《猟犬》の排除を目論み、その《猟犬》は武装探偵社社員を追い詰める。あらゆる国家の警察権が及ばない完全な中立地帯とあって、各陣営の思惑が複雑に絡み合う三竦みに発展。
心情的には武装探偵社を応援してあげたいが、シグマも猟犬もキャラとしての魅力に溢れちゃってるのが何とも惜しい……彼らが味方だったら、全力で推してただろうね。とくに末広鐵腸の天然ボケは自分の癖に刺さるし、それと終盤で一瞬だけ見せた大倉燁子の大人verも実に好かった。
次巻は大倉燁子(大人ver)の活躍が見られることを期待してる。