ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    【世界一性格の悪い男】【プロレス王】と様々な異名を持つ鈴木みのる。

    アントニオ猪木全盛期の新日本プロレスでキャリアをスタートし、今もなお、フリーのプロレスラーとして世界中のプロレス団体で人々を魅了し続ける、そんな彼のレスラーとしての信念を垣間見ることができる本作。

    この本のすごいところは、プロレスに全く興味のない人が読んでも、一人の人間が自身の仕事に対するときの意識や信念を貫き通す意志の強さ、そのために努力を惜しまない姿になにかしら学ぶものがあるということだ。

    もはやヒールレスラーというスタイルで彼を捉えることはできず、鈴木みのるという確固たるスタイルをリングの上で体現している彼の言葉は、説得力があり、読んでいる人にやる気をあたえる。

    けれど勘違いしてはいけないのは、彼は決して答えを読者に与えているわけではない。
    痛みと感情が観客に伝わる試合をする中で、「答えはテメーで考えろ」と彼がよく口にするように、我々が、この一冊から答えを考えていくことが重要である。

    読了後には、「オレたち鈴木軍、1番」と人差し指を立てたくなるのではないだろうか。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「小説家になろう」発の和風ファンタジー×嫁入り物語。
    主人公の美世は、異能の家系に生まれますが、その能力を受け継がなかったことにより、
    使用人のように虐げられる辛い日々を送っていました。
    その上、冷酷無慈悲で有名な久堂清霞との政略結婚を実父に命じられてしまいます。
    あまりにも理不尽な環境で過ごしてきたことにより、いつも無表情で、まるで相槌のように謝罪の言葉を口にしてしまう美世の姿には心が締め付けられました…。
    しかし、冷酷な人物だとされている清霞も、今までの婚約者たちとは明らかに違う美世のことが何だか気になり始めます。
    読み進めていくほどに独特な世界観へ引き込まれ、今は続きが気になって仕方ありません。
    絵がとっても綺麗で可愛いので、普段あまりファンタジー系の少女マンガを読まない方にも全力でオススメしたい作品です。ぜひ手に取ってみてください。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    自分も似たような黒歴史があったなぁと思い出して、ちょっと共感して恥ずかしくなったりしながらも面白くてついつい読んでしまうような作品です。高校入学したらモテまくりのリア充になれると考えていた主人公、黒木 智子(くろき ともこ)。しかし、現実はそんなに甘くなく、自分から話しかけることをしない黒木は入学早々からボッチになってしまいます。どうにかリア充になろうと奮闘することもあるのですが、それが逆に空回りしてシラケちゃったりして、見てるこっちが恥ずかしくてもう見てられない///となるときもありますw あまりに人と会話しなさ過ぎて危機感を感じて自分の弟に絡みに行くシーンがあるのですが、そのときの黒木のダル絡みっぷりは笑ってしまうくらいうざい絡み方なので、ぜひ読んでみてください! 2013年にはアニメ化もされているので、そちらもぜひに!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    全寮制の名門・聖ヨゼフ高等学校に入学した小野寺忍。一見普通の男子高生でしかない彼ですが、その正体は人工的に生み出された生命・バイオロイド。しかも、性的な愛玩用に作られたセクサロイドだったのです。寮で同室になった製薬会社の御曹司・吉良と忍は友人として近付いていきますが、ある日忍の秘密を知られてしまい……。

    セクサロイドといっても、食事をすれば排泄もし、人間と変わらない感情を持っています。しかし、12時間に1回「ハーネス」という薬を飲まないと理性を失くしてしまう――幼い頃にその姿を目撃しトラウマを抱えていた吉良は、忍がセクサロイドだと知ると、「俺を騙してたのか」と怒りを顕にして彼を犯します。その怒りは、忍のことを特別な親友だと思っていた強い信頼の裏返し。吉良が忍に酷くあたればあたるほど、それまで忍に抱いていた感情の大きさを思い知らされるようです。親や家族を持たない忍だけでなく、名家「吉良」の名前ゆえに心許せる相手がいなかった吉良もまた孤独だったのでしょう。本当なら互いを慈しみ合えるはずだった2人なのに、傷つけ、傷つけられるしかなくなってしまった運命がただただ悲しく、目頭が熱くなります……。

    繊細なタッチで綴られる悲しくも美しい物語に惚れた方には、カシオ先生の代表作『心を殺す方法』(祥伝社)をぜひ読んでいただきたい! 両親の再婚により義兄弟となった人見知りの美少年・光と優しく穏やかな青年・春樹の、究極の執着愛憎劇です。衝撃に次ぐ衝撃に思い切り振り回される快感が味わえます。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    舞台は、数千年に渡って龍の加護を受けてきたとある国。他国からの侵略を受けるも、それを退けて独立を守ってきた国王に、突然龍が「守り神を続けてほしくば、下の王子をよこせ」と言い出します。そのため、国王の弟・軍隊長は国のため、身を龍に捧げることを決意。人の理を超えた存在である龍が、どうして軍隊長を求めるのか――人と龍との、奇妙な結婚生活が始まります。

    永遠の命と強大な力を持つ龍。しかし、彼の話す言葉を理解するのは、守護国の王族の血を引く者だけ。永い時を孤独に暮らしてきました。軍隊長と一緒に暮らすことになった龍が最初にしたのは、自分の鱗を軍隊長の体内に埋め込み、外側からも体液を馴染ませて彼の体を、自分の眷属に作り変えていくこと。軍隊長の意志や人権ガン無視のやり口は、さすが龍といったところです。
    命を命とも思わない言動を見せたかと思うと、軍隊長のくだけた態度に満面の笑みを浮かべるなど、傲慢な残酷さと屈託の無さを併せ持つ龍。その人外みあふれるギャップにゾワゾワさせられてしまいます!

    人間と龍、相容れるはずのない2人ですが、心の内に同じ孤独を抱えていて、その孤独を癒せるのは互いだけということに気付き始めます。人化した龍の肌のぬくもりに軍隊長がやすらぎを感じたり、最初は威厳たっぷりで偉そうにしていた龍が、いつの間にか大型犬のように軍隊長にじゃれつくようになっていたり、ささやかな幸せが刺さること刺さること。骨太なストーリーの中に散りばめられた萌ポイントに殺されないよう要注意です……!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    普通なら中学生で出現するはずの第2の性が、高校生になっても出現しない狼一覇。「どうせベータだろう」と高をくくっていた彼の前に、極上のフェロモンを持つオメガ・灘姫桜千雪が現れ、「居た…俺の番」と“運命の番”宣言をします。すると、彼のフェロモンに誘われるように、狼は強力なアルファとして目覚めていき……。

    初対面の狼に運命を感じた灘姫の、握りしめた手の甲に口づけながら「俺のだ」と囁いたり、額にキスをして「俺と結婚することだけ考えろ」とプロポーズ(!)をしたりといった男前な振る舞いに、序盤から軽く腰が砕けます。かと思いきや、ベッドでは「(狼に)欲しがられたくて仕方ない…」と頬を赤らめて迫り、首筋を噛まれてうっとりする……。このギャップ、腐女子を殺しにかかっているとしか思えません。
    狼と出会うまで灘姫を守ってきたアルファ・鉄、ベータながらモンペばりの守備力を見せる元結らとの、女王と騎士のような関係性も独特でキュンキュンします。逆境に悩み苦しむ薄幸オメガもいいですが、本作のようにアルファをかしずかせる“女王様系オメガ”もたまらないものです。

    あまあまいちゃいちゃの名手である東条さかな先生。初恋を成就させた幼馴染カップルの甘い高校生活を描いた『星のうさぎ』(ジュネット)や、言葉を食べるヨーカイと彼になつかれた男子大学生・真のエロあまラブ『君と美味しい愛のコトノハ』(ジュネット)もマストチェックです!(どちらも表紙の密着感がすっごくエッチ……)

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    困っている人を見ると助けずにはいられないお人好しの大学生・福太。優しくて誰からも愛される彼ですが、アパートの自室のドアに「出ていけ」と落書きをされたり、ゴミを撒き散らされたりといった嫌がらせに悩んでいました。そんなある日、バイトから帰ってきた福太を待っていたのは、幼少期に仲が良かった隣の家の「葵兄ちゃん」。しかし、「葵兄ちゃん」は、昔と変わらない少年の姿のままで……?

    お人好しの主人公に相応しくない陰湿な嫌がらせ、昔の頃のままの姿で現れた憧れの人、そしてすっぽりと抜け落ちた幼少期の記憶――そんないくつかの小さな違和感が不協和音を奏でるような、不穏なムードに包まれて物語は始まります。ふわふわと天然オーラを振りまく福太と福太を振り回すちょっぴり横暴な葵兄ちゃんとの、突然始まった同棲生活は何気ない幸せに溢れていますが、やはり不吉な影が2人から完全に離れることはなく……。迫りくる崩壊から目を背けて、精一杯幸せを謳歌する姿を見て込み上げるこの感情はどう形容すればいいのでしょう。
    嫌がらせの犯人は誰なのか、どうして葵兄ちゃんは子どもの姿のままなのか。“ハートフル不穏BL”に釘付けになってしまいます!

    前作『さよならアルファ』(リブレ)では、互いが小学生と高校生のときに出会ってしまった年の差番の純愛を描いた市梨きみ先生。「これはすごい方向転換なのでは?」と思いきや、初期作品の『可愛い先輩の飼い殺し方』(リブレ)では、クソデカ愛情で受けを監禁しちゃうヤンデレ攻めも描いているという、奇跡的な光と闇のバイリンガル……! その尊さに、跪いて手を合わせるしかありません。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「私は別に旦那様を好いてるわけじゃありませんから」
    信じられないかもしれませんが、この超絶ドライな台詞を言ってのけたのはこの話の主人公・ヴィオラです!

    超名門公爵家に嫁ぐとなれば、「絢爛豪華な生活が待っている!」と一般的な女性は心躍る、はず。
    しかしヴィオラは、
    そもそも公爵に興味がない!
    家の借金以外にお金に興味はない!
    悠々自適な生活など求めてない!

    そう、これは正真正銘、「愛のない結婚」なのですヾ(≧▽≦)ノ
    ヴィオラは真面目に、女主人としての役割をこなしているだけ。
    その真面目で愛情深い姿に、サーシスは心動かされるのですが……ヴィオラの行動はすべてサーシスへの「愛」のため「ではない」のが驚きです。

    顔もイケメンで、資産家で、女にもてはやされたであろうサーシスにとって、そっけないヴィオラの態度は新鮮ですよね!
    「契約」とはいえ、ヴィオラに心を傾け始めたサーシスと、あくまでビジネスライクなヴィオラの婚姻関係は一体どうなるのでしょうか??
    サーシス、腕の見せ所ですよ!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    『Orange』の作者、高野苺が描く正統派ラブコメディー!
    この作品では、ある事情で家出した亀戸しま奈が
    成り行きでイケメン3人と一つ屋根で生活することになります。
    しかし、その家で過ごしていくにはある条件が課されていて、
    その条件に四苦八苦しながら、そして住人と触れ合いながら、
    笑いあり、涙あり、ときめきありの毎日を過ごしていきます。
    この作品の魅力は、個性豊かなキャラクターです。
    この作品に出てくるどのキャラクターも癖があり、人間味に溢れています。
    ですので、読み進めていくとどのキャラクターにも情が移ってしまい、作品につい没入してしまいます。
    また、しま奈と同居人との恋愛にときめきが止まりません。
    特に拳とのやり取りが、可愛いのに切なくてたまらないです。
    青春のドキドキを味わいたい方にぜひオススメです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「SNSシリーズ」の第6弾です。4作品が収録されています。
    1作品目「友情トリミング」は題名の通り、SNSにまつわる友情ものです。
    表紙に描かれている、いかにもSNS映えしそうな女性が登場します。
    ちょっと意外なスッキリする展開でした。

    2作品目は「#加工モデルのご依頼はこちら」です。
    加工した自撮り写真でモデルを目指す痛い女性が主人公のホラーチックなお話です。
    主人公の女性の加工前と加工後の顔の違いが、リアルに描かれているので、顔の違いにも注目してみてください。

    3作品目は「野次馬女」です。
    上司に怒られ、彼氏にフラれて、落ち込んでいたときにやさしく声をかけてくれた総務のお姉さんが、実は……といったお話です。
    やさしいお姉さんだと途中までつい騙されていました。

    最後の4作品目は「使えない女」です。
    個人的には、この作品が一番凍てつきました。
    仕事はパート社員に任せて、自分はSNSに励む。テキトーなウソをついて、ひとりだけ定時退社で婚約者とデートをする。そんなゆるふわキラキラOLの霜田結愛(しもだ ゆあ)でしたが……

    どの作品も、思わずぞっとしてしまう、でも最後はスッキリするストーリーです。
    ぜひ読んでみてください。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ゆるカワキャラ達が描くドタバタコメディー!
    この作品は、探偵事務所を経営するアクタベとそこで働く佐久間さん、そして可愛い見た目だけど恐ろしい力を持つ悪魔達の騒がしくても楽しい日常を描いたものです。
    この漫画のオススメは憎らしくともプリチーな悪魔達です!
    悪魔達は魔界ではとても怖い姿をしているのですが、現世に呼び出すと悪魔使いのアクタベの力によってとても愛らしい姿になってしまうのです。
    しかし、力は本物です。呪いを使って牛に変化させたり、心を乗っ取ったりできてしまいます。
    そんな強大な力を持つ悪魔達とアクタベの助手の佐久間さんは協力し合いながら癖の強い依頼者達の依頼を日々こなしていきます。
    時にはコスプレしてコミケに参加したり、ホストクラブに潜入したり、、、
    そんな楽しいドタバタコメディーに笑って癒されてはいかがでしょうか。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「告白してOK取っても初セックスしても結婚しても子供出来てもいつまでたっても終わりゃしねぇ、それこそ死ぬまで いや死んでも終わらねーかもしんねぇ深い関係をひとりの他人とつくり上げようってんだから大変なのは当たり前なんだよ」
    これは作中で主人公が発するセリフです。このセリフがこの作品の主題なんじゃないかなと個人的に思っています。

    就職や結婚を考える、大学四年生のリアルが描かれる漫画です。

    主人公は、学業に不真面目かつフリーター志望の大学四年生、島 明夫(しま あきお)。
    そんな明夫の彼女でありつつも、将来弁護士になるべく弁護士事務所への就職を考えている、真面目でしっかり者の大学四年生、相馬 芳乃(そうま よしの)。
    そんな明夫と芳乃のリアルすぎる大学生活のお話です。
    この漫画の良さは、限りなくリアルなことです。
    夕食の献立についての何気ない会話から、喧嘩した後に同じベッドで寝る気まずい雰囲気まで、とてつもなくリアルです。

    背景の描き込みからも、「1人暮らしの大学生のアパート」がリアルに伝わってきます。

    現在大学四年生の人、これから大学四年生になる人、昔大学四年生だった人、そしてリアルな大学四年生を感じたい人に読んでほしい一冊です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    今まで味わったことのない、甘酸っぱいようなほろ苦いような不思議な感情にさせてくれる読み切り作品です。
    3つの作品が収録されており、1冊で3度楽しめておトクです。

    1つ目の作品は、「陽炎日記」です。
    個人的には、この「陽炎日記」が一番心に染みました。
    非処女のような振る舞いをしつつ、本当は処女の鈴木藤子(とうこ)。そんな藤子に好意をもつ丸眼鏡好青年、園川くん。藤子の友人、須田くん。
    そんな3人の大学生を巡るリアルな青春のお話です。

    園川くんと須田くんが友人論を語る場面がお気に入りです。
    2人の語る友人論にそれぞれ思い当たるところがあったりして、心に刺さりました。
    また、彼らに友人論を語らせることによって、園川くんと須田くんの人間性の違いを、短い読み切りの中で表現しているという意味でも、この場面がお気に入りです。
    ストーリーだけでなく、2人がどんな友人論を持っているのかにも注目して読んでみてください。

    2つ目の作品「陽炎日記2」は、ドロドロな切ない恋愛のお話です。でも青春っていいなと思わせてくれます。
    3つ目の作品「点の領域」は、フィクション要素強め、考察が深まるお話です。これも切ないですが、前向きな気持ちにさせてくれます。

    といったように、青春の甘いような苦いような、何とも言えないあの感情を味わいたい人にぜひお勧めしたい作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「片手間にエロいことをされている受け」というシチュに狂おしいほど興奮してしまう業の深い性癖を持った腐女子のみんな‼ これを読んでくれ‼ 
    慈英&臣シリーズでも圧倒的存在感を放っていた朱斗と碧待望のスピンオフです。
    スピンオフではありますが、この本から読んでも十分楽しめます‼
    関西弁で元気な朱斗と、美しいけど俺様暴君な碧、2人のもどかしい恋の話です。中学の時からずっと碧に片想いをしている朱斗。ある日、想いに耐え切れず碧にキスをしてしまうところからお話が始まります。
    なぜか朱斗に執着する碧、碧の真意がわからないまま身体を繋げる朱斗。その健気な姿にきゅんきゅんしつつ、碧の重い愛にゾッとする(?)1冊で色んな味を楽しめる最高の作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    主人公の志穂と同じように、仕事中も好きな人のこと考えちゃうほど恋に夢中だけど、クールなフリしてバリキャリ装っちゃう女性……意外と多いのではないでしょうか。そしてそういう一途で頑張り屋な女性に限って、なぜか浮気されてしまうんですよね……。心当たりがあり過ぎて、読んでいて胸が痛くなりました……。
    だからこそ、志穂を見守っていた同僚のイケメン御曹司・宮城の積極的なアピールがめちゃくちゃ刺さります!! こんなふうに強がりな自分を見抜いてくれて、甘えさせてくれる男性がいたら……落ちる以外無いですよ!! とはいえ、主人公はなかなか素直になれない性格なので、腹黒な宮城との恋の行方が一層気になります!!
    恋愛がなかなか上手くいかない不器用女子必見の作品です♪

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    外見じゃなくて内面を見てくれるこんな優しいイケメン御曹司……他にいません!!
    ヒロインが死ぬ気でダイエットして同じ会社に入社しようとした熱意にも共感できます。けれどせっかく入社したのに、以前会った女性であることに気づいてもらえないのがなんとももどかしい……!!
    もう一度ぽっちゃりした体型に戻れば気づいてもらえるのに……と主人公が悩む姿はまさにシンデレラだと思いました。主人公は“陽芽(ひめ)”という名前にコンプレックスを持っていますが、性格の良さと頑張り屋な姿から読んでいて応援したくなるほど主人公が可愛く感じます。
    ぽっちゃり女子でも自信が持てるようになるかも!?しれない、キュンとできてポジティブにもなれる作品です!!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    19世紀英国の伯爵邸が舞台。「冬の物語」は謎の死を遂げた伯爵の愛人の死の真相を、彼女の息子・ライナスが追う話、「春の物語」以降は伯爵邸へ家庭教師としてやってきた牧師の娘、レイチェルを中心として物語は進んでいきます。
    厳格なレイチェルは当初、愛人を多数抱えるロウランド伯爵を嫌悪するものの、息子たちへ深い愛情をそそいでいるのを知り、子供たちのため、更なる家庭円満を目指すべく奮闘しますが、実はそれは伯爵邸の歪で美しい世界に光を差し込むがごとき行為であり、何度も傷つけられ、絶望を味わうこととなります。
    レイチェルのがんばり具合と報われなさ(報われることもありますが)には読者としても何度も打ちのめされますが、構成や心理描写の巧みさ、抜群の絵の上手さに魅せられ、読む手が止まりません。
    ※同著者の『Honey Rose』は『Under the Rose』から数年後の伯爵邸が舞台ですので、ぜひ本作を先にお楽しみください。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    人喰い妖怪ラー・ラム・デラルに家族を殺された少年チキタ。あわや自分も殺されるかと思いきやあまりの不味さに難を逃れ、更に“不味い人間は百年大切に飼育するとたいそう美味になる”という噂を信じたラーの餌としてと一緒に暮らすことになり…
    この始まりからして凄惨極まりないのですが、本作は軽いテンポで読ませてくれます。
    最初はチキタを家畜としか見ていなかった無邪気で残酷なラーが、チキタやチキタを通じて出会う人間達によってだんだんと「愛情」を理解していく様は反面、過去に殺した人間達についての苦悩を生むことにもなり、読んでいて切ないです。
    一見かわいらしい絵柄ですが、生と死、人間の欲深さ・愛情、誰もが持つ二面性、様々なテーマを内包していて、読み応えは抜群。
    いつか食べられてしまうチキタとラー・ラム・デラルの暮らしはどんな終わりを迎えるのか。
    涙なしには読めない名作です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    生まれつきの体質 ー 電気で動く全ての物に嫌われている電磁パルス原人・皆素新太が、自身の体質と生活環境で培った能力と知恵を活かし、空間ごとタイムスリップしてしまった原始時代で奮闘するサバイバルミステリー。
    個人的には、人里離れた山の中で自給自足をしていただけに、パラメータをサバイバル力に振り切ってしまっている彼が、原始時代という環境の中で人として成長していく様が好きです。コミュ力が壊滅的なだけに、自身の得意分野で目立とうとして逆に反感を買ってしまうシーンは、「そうじゃないだろ…!」とツッコミを入れたくなるほどの不器用さw
    原始時代に生息していたサーベルタイガーや昆虫の数々、それに相対する人の感情を、繊細かつ絶妙に描いた表現は、本作が原作の連載デビューとは思えないほどの作りこみの深さです。
    読んでみると、原始時代のことって意外となにも知らなかったなと思い知らされますよ。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「むらさきゆきや×溝口ケージ」強力タッグによるお仕事コメディ!

    イラストレーター・京橋悠斗の日々奮闘する様子がほのぼのと、面白おかしく描かれます。
    ライトノベル業界のリアル(?)なネタが盛り込まれつつ、女の子たちとのラブコメ要素も満載!

    ヒロインたちはJCコスプレイヤーをはじめ、同業のイラストレーター、悠斗がイラストを担当したラノベの作者、ブラコンすぎる姉など個性的。

    ラッキースケベあり。
    登場人物たちの笑いを誘うセリフ回しなど、本作ならではの雰囲気を是非味わっていただきたい。

    異世界モノ以外も読んでみたい方にもおすすめです!

    2022年07月20日