ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    こんなこと本当にあるのか!?というのが初めて読んだときの第一印象。
    表紙からして黒いにおいがプンプンしているが、開始早々から期待を裏切らなかった。
    芸能界に生きるアイドルや女優が、表と裏がどちらかも分からない険しい道を歩んでいく。そんな彼女たちの後ろ盾でありながら、時に厳しい言葉で一喝し、枕営業を促す描写には、芸能事務所としての闇を感じる。
    「自分で自分を騙せないような人間に役者はもちろん こっちの世界で生き延びることは無理」
    仕事という仕事がない彼女たちに対する言葉としては、引導を渡されるような瞬間なんだろうか…う~ん、なんとも重い。

    エロ漫画の名手、sui先生によって描かれるセックスシーンは堪らなく良かった。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    “戦争により滅びた国の女王”という前世の記憶を持つ少年が、現実と記憶の間を駆け巡りながら成長していく物語。冒頭、同級生たちから厨二病だと揶揄されるも、魔法や特殊文字を使う姿を見て驚くどころか、それぞれがどこか懐かしい感情を抱いていくシーンが印象的。物語が動き出す瞬間に胸が弾んだ。

    異世界転生ものの作品は主人公目線の成功体験が多い中、この作品は各登場人物が非常に豊富でその一つひとつにドラマがある。ミステリー要素も各所に散りばめられており、伏線の回収も秀逸。
    とりあえず3巻まで読んでみてください。気がつけばハマっているはずです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「人間とは、いったい何なのか」という問いを徹底的に突きつける、名作SFファンタジー!
    舞台は、1000年後の遠未来・日本。人間は、呪力と呼ばれる念動力を持ち、バケネズミという異類に”神様”として崇められていた。主人公・渡辺早季(わたなべさき)は、自然豊かな神栖(かみす)66町でのびやかに育った少女。全人学級と呼ばれる学校で念動力を磨く彼女は、ある日、友達とともにこの世界に隠された「ある秘密」を知ってしまう。それは、先史文明(つまり過去の日本)が、1000年間のうちにたどった血塗られた歴史だった……。
    誰にでも、空を飛べたら、と夢想したことがあるだろう。空を飛べるようになったら、歩かなくていいし、電車運賃を払わなくても遠くに行ける。でも、実際にそんな力を手にした「特別な人間」が生まれたとき、人間社会がどうなってしまうのか、ということまで考えた人はあまりいないのではないか。
    病的に美しいディストピアとなった日本。ある日突然消えてしまう子供たち。謎に覆われた生まれ故郷。人間と異類……。その謎が解き明かされるとき、読者はいつのまにか最後まで読み進めてしまうだろう。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    戦後の復興も途上の昭和26年、京都にある老舗料亭「桑乃木」の長女であるいち日(いちか)は34歳。一緒に実家を継ぐはずだった料理人の夫・高行(たかゆき)を戦争で亡くし、今は西洋料理のコックとしてホテルの厨房に勤めています。料亭「桑乃木」は、このままではつぶれてしまうほど経済状態が悪く、次女のふた葉(ふたば)には大阪でホテルを営む山口家から養子縁組前提のお見合いの話が舞い込みますが、いざお見合い当日に顔を合わせてみれば、当初聞いていた次男の代わりに19歳の大学生である三男・周(あまね)が相手だと言われ、ふた葉は実家で料理人を務める慎太郎(しんたろう)と駆け落ちしてしまうのです。桑乃木家としては山口家の資金援助がほしい、そして山口家としては京都の好立地にある料亭「桑乃木」がほしい…そんな思惑から、このお見合いはいち日と周で成立し、二人は夫婦になるのですが、結婚前にお互いには別の好きな人がいることを告白しあったこの二人の関係はこの後どうなっていくのでしょうか。そして「桑乃木」の再興は果たせるのでしょうか。
    戦争未亡人の年上妻と口の悪い大学生夫という、歳の差19歳の夫婦が少しずつお互いを知って、近づいたり離れたりしながら、最初から愛情で結ばれたわけではない二人の関係や気持ちが変化する様子が細やかに描かれていて、甘いだけじゃない恋愛マンガとして非常にドキドキさせてくれます。
    また本作は、女性が料亭の料理人になるなんてとんでもないと思われていた時代に、いち日がどんな風に料理人として成長していくのか、そしていち日と周が協力して店を立て直せるのかどうか、いろいろな角度から楽しめるお仕事マンガでもあります。おまけに、作中で丁寧に書かれるレシピもものすごく美味しそうなんです! いろいろな意味で楽しめて、いろいろな意味で先が気になるこの作品、ぜひ読んでみてください。
    ちなみに、「ながたん」は包丁・「青と」は青唐辛子を指す方言なんだそうですよ。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    テレワークにより首、肩、腰のコリが気になる人におすすめの1冊です。タイトルからはダイエット本のように感じられますが、それだけではなく、テニスボールは体のコリを取るのに最適だということがこの本からわかります。指示どおりテニスボールを体にあてて強めにコロコロするだけで、不思議とコリがほぐれていきます。日頃なかなかほぐすことの出来ない首、背中にもテニスボールで簡単にコリはほぐれていきます。ストレッチが長続きしない飽きっぽい方やめんどくさがり屋さんにもおすすめです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    表題作「白いメリーさん」のタイトルに惹かれ、読んでみました。メリーさんと言えば、40代以上の横浜市民にとっては知名度の高い人物かもしれません。私が初めてメリーさんを見たときの衝撃は忘れられません。小学生の頃「横浜高島屋」の入口の椅子に、全身白ずくめで白いドレスに白い靴、髪も真っ白のおばあさんが座っていました。顔も真っ白な歌舞伎役者のようなメイクで、陶器の人形かと思い、つい触ろうとしてしまいました。メリーさんの生業など知っている叔母から「近づいてはいけません」と言われたのをよく覚えています。それから20年くらい経ったある日、本当におばあさんになって、昔と変わらない格好をしたメリーさんを横浜駅で見かけました。変わらない存在感だったのを覚えています。多分それが最後だったと思います。「白いメリーさん」をはじめとしたそれぞれの作品は、とてもブラックでシュールで、そして恐さと笑いが入り交ざっているような短編集となっています。古さと新しさの両方を求めている方にぜひおすすめの1冊です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    まずは1巻の表紙をじっくり見てください。

    気の強そうな顔立ちの美人、タイトルからしておそらく教師、
    きっちりキメたシャツやぴちぴちタイトスカートから覗くのは
    表情とは裏腹のけしからん柔肌……。
    「ふーん、えっちじゃん」。むっつりと高まったその期待、決して裏切りません。

    表紙の女性は“鬼の児島”の異名をとり、不良たちから一目置かれる超厳しい高校教師。
    かわいい顔を般若のようにしかめて周囲を威圧しまくるけれど、
    実はちょっと抜けてて照れ屋さんで、抜群のむちぽよボディの持ち主……。
    そんな美人と、男子トイレの個室、男湯、母親の実家などなど、
    あるゆるシチュエーションで次々とエンカウントしたら——!?
    そりゃあ言ってしまうでしょう、「なんでここに先生が!?」と。

    ことあるごとに児島と出会い、振り回され続けるのは男子高校生の佐藤。
    児島と佐藤の意外なつながりが発覚して以降、児島のデレが強まるのも見どころです。
    1巻は児島と佐藤の二人が中心ですが、2巻以降は新キャラが多数登場し、
    タイプの異なる「なんでここに先生が!?」が読者を待ち受けています。

    露出度高め! ラッキースケベ率はもっと高め!
    思春期の妄想をそのまま形にしたような極上のエロコメディー!

    男子高校生の気持ちでお読みください。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    説明いらずの国民的人気ドラマ「相棒」のTVシリーズをノベライズ。
    ファンにはおなじみ、輿水泰弘さん、櫻井武晴さん、砂本量さんらの脚本をもとに、
    デビュー作『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀作を受賞し、
    数々の作品がミステリランキングに輝く碇卯人先生が筆を執っています。

    全12話を9話に再構成するなど、ドラマ版とは差があるものの、
    作中の脳内再生率は抜群。
    右京さんの「〜ですねえ」といった語尾や、
    小説なのになぜか表情がはっきりと想像できてしまう亀山くんに
    ついついニヤリとしてしまいます。

    初代相棒の亀山(寺脇康文)はもちろん、ドラマ通りの流れで2代目の神戸尊(及川光博) 、3代目の甲斐享(成宮寛貴)、そして4代目の冠城亘(反町隆史)と、歴代相棒も大活躍。
    また、鑑識の米沢やイヤミの多い伊丹、上層部のお偉いお歴々などもバッチリ登場しています。

    もう一度復習したいという方、
    未履修なのでこの機会にという方、
    ドラマとは違う角度で世界観を味わいたい方、つまりはみなさんにオススメです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    1933年の日本海軍を舞台にしているのに、主人公のファーストミッションは「超巨大戦艦建造費用の見積もりの調査」というもの。読み始めたときは正直、「え、地味すぎないか?」と思いました。建造費用がどうこうって裏方のさらに裏方の話じゃないですか、と。

    しかし、読み進めていくと、自分の浅はかさを思い知らされます。まず、主人公・櫂直がかっこよすぎる。東京帝大中退の数学の天才で、英語・仏語・独語もペラペラ、しかもイケメンで女性にもモテるんです。
    戦艦に関する知識はゼロという状態で、海軍省経理局という超絶アウェイにいきなり放り込まれて、数学の才能一本で真実を解き明かしていく――そんな下剋上ファンタジスタぶりを見せつけられるだけでも痛快で面白いのに、国防や戦争が抱える矛盾、上層部の軍人たちの曲者ぶりなど、読者を唸らせる要素がたっぷり盛り込まれています。
    さすが、庵野秀明氏、かわぐちかいじ氏、秋本治氏が帯に推薦コメントを書いているだけあります……! このお三方の並び、信頼感しかないですよね。

    正義感が強く平和を愛する櫂が、新型戦闘機を開発するなど、図らずも戦争の要となる技術戦略畑に深く関わるようになっていく様が、物語の面白さであると同時に、戦争に向けて動き始めた世界からは誰も逃れられない……という恐ろしさを物語っているようでもあります。『ドラゴン桜』(講談社)や『インベスターZ』(コルク)を世に送り出した三田紀房先生ならではの、“面白くて考えさせられる”作品です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    シリーズ累計510万部突破、2019年にはアニメ化もされた超人気作品。
    現代日本で20代サラリーマンをしていた男性が記憶を持ったまま転生し、転生前の知識を活かしつつ無双する、という王道の転生無双系作品です。ユーモアに富んだ軽妙な文体に、爽快感あふれまくりの設定でサクサク読める、「ラノベってこうでなくちゃ!」と膝を打ちたくなる、まさに快作とはこのこと!

    まず、魔法が存在する世界に現代日本の発想が加わることで生まれる、常識破りな魔法や便利過ぎる魔道具たちにワクワクせざるを得ない! そんなファンタジー好きをくすぐってやまない日常描写と、十数人で一国を滅ぼす力を持った魔人たちとの戦いというシリアス展開とのバランスも良く、1冊の中でほのぼのとハラハラの両方が楽しめます。

    特に、主人公・シンとヒロイン・シシリーをはじめ、魔法学院のクラスメート同士のわちゃわちゃシーンはかなりかわいくて、表情筋がゆるまないように要注意です。

    物語冒頭ではかなりサクッと語られていた“転生”ですが、物語が進むにつれて他の転生者の存在が明らかになり、“転生”自体の謎についても語られる予感が。シン以外にもチート級の能力を持つ転生者が登場したら? など、これからの展開への期待が高まります!!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    いや〜、「俺TUEEEE」もここまでいくと気持ちがいいものですね。という言葉に尽きる作品。

    世界を救った偉大な英雄、賢者・マーリンと導師・メリダに育てられ、本人は規格外の魔力と戦闘能力を持ち、前世である現代日本の知識を応用した魔道具を作れば飛ぶように売れる――と、名声と実力、財力までが思いのまま。ジェットコースターに乗っているかのような、とにかく爽快な読み心地がクセになります!

    主人公、シン・ウォルフォードのTUEEEEが過ぎるので、挫折を経ての努力、成長といった王道ドラマはあまり描かれていません。しかし、シンが無自覚にすごい魔法を使ったり、すごい魔道具を作ったりして、周りの大人たち(しかも、国王やら元騎士団長やら偉い人ばかり)が驚き、シンが「またオレ何かやっちゃいました?」とテヘペロする。この流れを読んでいるだけでワクワクしちゃうし、スカッとしちゃうのですから、ぐうの音もでません。つまり、面白いは正義! なのです。

    とは言っても、ひたすらTUEEEEを見せつけられるだけではありません。
    15歳になって初めて学校に通い始めたシンが後の婚約者・シシリーに恋をしたり、第一王子のアウグストと友情を育んだりといった、“人間面”での成長がしっかり、かつ温かに描かれていて思わずにんまりしてしまうシーン続出です。

    優秀だけどツンデレなシシリーの親友・マリアや、魔法オタクの“暴走少女”リン、16歳には見えないほどセクシーなお姉さまオーラを放出するユーリなど、個性豊かなクラスメートたちもめちゃくちゃ推せます!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    スパダリ攻め✕美人受け作品に定評のある藤河るり先生。本作も第二性をベータと偽るハイスペアルファ・日高と、ヒートがない“出来損ないオメガ”の薄幸系美人・吉田というカップリングです。
    本作が他のオメガバース作品と違うのが、オメガが粘膜接触(キスやセックス)をすると、相手の血統に合わせて、蔦や雪の結晶、薔薇のようなマーキングマークが体のどこかに表れるという設定。愛し合った証拠が体に浮き出てくるなんて、めちゃくちゃえっちじゃないですか……?

    ヒートがないため特例で教師として働けていた吉田なのに、日高にだけは彼のフェロモンの香りが分かるうえ、粘膜接触をしたら額に大きくて濃い薔薇のマーキングマークが表れてしまうなんて、運命が……強すぎる……(通常のマークは1cmほど)。
    アルファとして強い力を持つ名門一族出身であることを隠す日高と、“出来損ない”であるがゆえにオメガとしても生きられない吉田は互いにはぐれ者同士。そんな孤独を埋め合おうとするようなエッチシーンは、互いを貪るように激しいのに、慈しみもだだ漏れでかなりの絶品です。
    口では「お互いのメリットのためにセフレでいよう」なんて言ってますが、最初から完全に甘々エッチです。ごちそうさまでした。

    また、物語のキーパーソンとなる、吉田のクラスのオメガ性の男子生徒・山崎が素直な良い子なので、彼が素敵なアルファと番になるスピンオフも読みたいものです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    80年代のアメリカを舞台に、アーミッシュの青年・テオと男娼のオズの純愛を描いた名作『ラムスプリンガの情景』(心交社)のスピンオフ作品。
    テオたちより年上で、ラムスプリンガ(アーミッシュになるか俗世で生きるかを選ぶためのモラトリアム期間)を経て、外の世界で生きることを選択した19歳の青年・ジーンと、NYで働く34歳の弁護士・トレヴァーが主人公です。

    物語の始まりは1992年夏のNY。50代になったトレヴァーのもとに16歳の甥・ジーン(同名の別人だなんて意味深…!)がやって来て、トレヴァーの手記を見つけたのをきっかけに、1973年の冬に出会った2人の馴れ初めが紐解かれていきます。

    俗世間のことをほとんど何も知らない無垢なジーンと、優秀な弁護士として活躍しながらもゲイであるがゆえに他人に心を開くことが出来なかったトレヴァーとの交流や、恋が育っていく過程が優しく丁寧に描かれていて、心が温かいもので満たされていく――初めて聞くカーペンターズの歌声に夢中になってしまうジーン、真面目すぎていつも一言多いトレヴァーなど、何気ないけれど幸せな描写はBL界屈指のストーリーテラー・吾妻香夜先生だからこそ。『ラムスプリンガ』で味わった、あの多幸感を再び味わうことができます。

    そんな温かで細やかな描写を積み重ねて辿り着いたクライマックス、ジーンが信仰にも似たトレヴァーへの愛を告白する一幕は涙なしには読めません。そして、告白に続くベッドシーンはエッチでかわいくて、純粋な愛に満ちていて、エロいのに泣ける……!

    1992年の世界ではジーンは未登場。今はどこにいて何をしているのか、トレヴァーとの関係はどうなっているのか。早く!続刊が!読みたくてたまりません!!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    皆のもの〜〜、じゃのめ先生の大ヒット作『黄昏アウトフォーカス』(講談社)のスピンオフが読めるぞ〜〜〜〜!!!!(クソデカボイス)

    主人公は『黄昏』の寿と真央の同級生で、映画の監督を務めていた丸メガネの2年生、市川。そして、彼と犬猿の仲である映画部部長で3年生の菊地原です。
    口論中にうっかり唇同士が触れ合ってキスしてしまったり、家庭の事情で寮のルームメイトになったりと、物語序盤で男子高校生BLとして完璧な舞台が整います。

    『黄昏』から登場していた市川ですが、丸メガネの下にこんな色気と、可憐なツンデレっぷりを隠していたとは本当に恐ろしい子……! 部活のときは先輩である3年生にもタメ口&呼び捨てで、特に菊地原に対しては敵意むき出しなのに、寮の部屋では素直でどこか無防備で、冗談を言えば無邪気に笑う。こんなギャップを見せられたら、心動かさずにはいられないでしょう。天然の魔性、怖くて尊いです。普段は後ろでまとめている黒髪ロン毛を、部屋では解いているのもなんだかエロいし……。
    そして、菊地原の、ナルシストな残念イケメンと見せかけて、周囲への気配りを絶やさないところ、密かな努力を絶やさないところにもときめかせられます。

    寮生活の醍醐味である、部屋でのイチャイチャ(エロくないやつ)も大充実で大満足。菊地原がベッドに寝そべって漫画を読んでいると、その隣に市川が無造作に寝転んできたり、2人並んでプロジェクターで壁に映した映画も見たり。2人がルームメイトでいる間だけの、期間限定の親密な光景に胸がきゅっとなってしまいます。

    また、前作からのファンなら、『黄昏』の可憐な受け・真央が市川チームで元気にカメラマンしている姿にもニッコリしてしまうはずです//^^//

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    前作『恋には向かない職業』(新書館)から引き続き、本作でも糖度爆高、キラキラMAXです!
    普段はアイドルグループ「D.BUG」のリーダーとしてクールなキャラで通っている頼が、元マネージャーで現恋人の三倉の前だと「三倉さんしゅきしゅきしゅき〜〜〜」と甘えん坊になるギャップが、暴力的なまでに尊い……。ここまで萌えが剛速球で飛んでくる作品、ありそうでなかった気がします。背景のお花率、キラキラ率も高くて、イチャ甘党にとってはものすごいごちそうです。

    さらに本作では、破天荒な演出家・尾上が登場し、2人の間をかき回すという甘いだけではない展開も楽しめます! 頼の俳優としての才能に惚れ込んだ尾上は、人一倍頼をしごき、「いままでのおまえをすべてぶち壊して 俺の手で作り替えてやる」と爆弾発言。稽古で自分と正反対の役柄に苦戦する頼や、頼の才能に引け目を感じてしまう三倉など、主人公カプの新しい表情が見られて、「けしからん、もっとやれ」と囃したくなってしまいます。

    そして、とある事情で尾上の手で頼の脇腹につけられた“痕”を見つけた三倉のおしおきエッチがしゅごいんです……。嫉妬と独占欲に身を焦がしながらも「お仕置きだ」と酷薄に微笑む三倉と、はじめてのところまで責められてハート目で感じてしまう頼は、「きっと、このシーンのために続編が出たんだ」と呆けてしまうほど。

    金井桂先生の超絶美麗タッチにも磨きがかかり、読んでる間はもうずっと目が喜びっぱなし。特に、舞台上で「寂しさと憎悪に支配された弟王子」を演じる頼の鬼気迫る表情は必見です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    声がでかそうで、デリカシーゼロでウザくて、古き良き女たらしな上司がめちゃくちゃかわいいアヘ顔で、クールな年下デザイナーにうっかり抱かれちゃって、さらにうっかり心も奪われちゃう――日本にもまだ夢や希望があるんだなと思わせてくれる、ハッピーが詰まりまくったラブコメ作品です。

    仕事で無茶振りされているデザイナーの滝沢が、普段の仕返しとばかりに徳良をおいしくいただいちゃう下剋上シチュもたまらないのですが、抵抗しながらも気持ちよくなって、かわいいトロ顔を晒してしまう徳良のうかつさがたまらない……! さらに、最初こそ滝沢に怒っていたのに「女性不信なんて笑われると思ったからつい頼ってしまった」としおらしい素振りを見せられると、コロッと騙されて「話くらいならいつでも…」と拒めなくなってしまうチョロさよ(褒め言葉)。腹黒攻め✕チョロかわいい受けのケンカップルが好きな方は読まないと損です! 

    2人とも化粧品会社勤務で、滝沢は化粧品マニアという設定を生かした、倒錯的なシチュエーションも見どころ。フルメイクした状態の滝沢が徳良を抱いたり、お互いにルージュを塗って愛し合ったり、化粧品という小道具がいい仕事をしています。

    また、ポーカーフェイスで毒を吐く滝沢の先輩デザイナー・庄野や、徳良の同期でオネエキャラの富士峰勝男マネージャー、背後に小型犬のスタンドがそれぞれ見える営業部男子たちなど、脇を固めるキャラたちも完璧! 萌え、エロ、笑いの三拍子揃った読み応え完全保証型の作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    青春×バレエ!??
    淡く繊細な心理描写と心震わす情熱が合わさった異色バレエマンガ!!

    主人公は男子中学生の村尾潤平。
    潤平は、幼い頃に観た男性バレエダンサーの演技に魅了されるも、父が急逝してしまい、“男らしくない”バレエの道を断念してしまう。
    その後はアクション映画監督である亡き父の意を汲み、“男らしくある”ため、格闘技・ジークンドーを習い始める。
    しかし、バレエへの未練は消えず、その熱い想いは延々と潤平の中で燻っていた。
    そんな彼の前に、ある日、転校生である美少女・五代都が現れる。

    都は、教室で男性バレエの大技である「540」を披露した潤平を見て、潤平がバレエに興味を持っていることに気づく。そこで、彼女の母が営むバレエスタジオへ誘ってみるが・・・。

    本作は、『溺れるナイフ』のジョージ朝倉先生の十八番である、少年・少女の繊細な心の機微とバレエに対してどこまでも真摯に取り組む熱い想いが描かれています。

    また、その美しさと力強さが感じられる絵は、キャラクターをより魅力的にしています。
    特に舞台シーンでは、心震わせるピアノの音やダンサーの鬼気迫る踊りがまるで現実かのように感じました。

    舞台に至るまでの血の滲むような努力や各々が抱く苦悩と情熱、そして迫真の演技に何度も何度も鳥肌が立ち、感極まって思わず涙を流してしまったときもありました。

    男女問わず、感動したいあなたにオススメの作品となっております!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    王女様が料理人に!? 読んだらほっこりすること間違いなしの、異世界グルメラブストーリー!

    エストレーラ王国の王女アリアは、毎日、平凡に緩く、そして幸せに暮らしていました。
    しかし、ジェーロ帝国が悪名高い皇帝リベルトの妃候補を募集し始め、エストレーラ王国も妃候補を送り出さなければならなくなります。
    アリアは、自国を守るため妃候補になることを受け入れ、ジェーロ帝国へ向かうことを決意します。
    無事にジェーロ帝国に着いたはいいものの、実はリベルト王子は妃を望んでいないと告げられてしまったアリアは、王子に会えないまま、様子見のために帝国の下町で過ごすことにしますが、ひょんなことから、がけっぷちの食堂でシェフとして働き始めることに! 実は彼女には、日本人の定食屋の娘として育った前世の記憶があり、その料理の腕前は現世でも健在だったのです。アリアはその腕前を生かし、店は瞬く間に大繁盛に!
    そんなある日、店のうわさを聞き付けた謎の青年リントがやってきて…。

    なんといっても注目すべきは、アリアが作る日本食です!
    普段私たちになじみのある日本食が異世界の住人たちの視点で語られ、彼らが驚きながらもおいしそうに食べている姿にほっこり癒されます。
    一度読めば、あなたもアリアの料理の虜になること間違いなしです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    Twitterでも話題となった、不気味なゴーレムと人間の少女が織りなす摩訶不思議なファンタジー!
    人外×少女が織りなす、この独特な世界観にハマる方も多いはず!

    人間の命令に忠実に従い、人間のために存在する人形であるはずのゴーレムに、執拗に追われる人間の少女・シイ。彼女は、突如目が覚めると、自分が誰なのか、ここはどこなのかといった、一切の記憶がなかった。シイは、ゴーレムから逃げまわる途中で、一つ目のゴーレム・バルブに救われる。シイは、自分の記憶を取り戻すべく、バルブとともに行動することになるが、そこは400年前に人類が滅びた、人間のいない国であったのだ…。

    表情もなければ、会話することもできないバルブですが、シイと接している行動から、優しさや大切に思っていることが伝わってきて、心打たれます。シイが追われている理由や人類が滅びた過去など、先の読めない展開で続きが気になること間違いなし! ぜひご一読ください。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    生きている限りストレスからは逃れられない。
    もしそうならば、ストレスに対して私たちはどのように対処していけばよいのでしょうか。

    本書では、実際に成果を上げている100のストレス解消法が掲載されており、それらを用いて自分だけのストレス解消法を身につけていけます。
    「数が多くてどれを使っていいかわからない」と抵抗を感じるかもしれませんが、そんなときのために、ゲーム感覚で進められるロードマップも用意されていました。
    様々なテクニックを駆使しながら、自分だけのストレス解消法を見つけていくことができるので、次々とスキルを覚えていく冒険者のような気分を味わえました。

    ちなみに、私に合ったストレス解消法は、エクスプレッシブ・ライティングというテクニックでした。自分に合った解消法がわかると、「ストレスが生じたらこれを使おう」とあらかじめ心の準備ができるので、無駄に悩まずに次のアクションに移せるようになったと感じます。

    著者は、ストレスの解消法は質より量の方が大事と言います。それは、ストレスの大きさは個人の考えや性格によって異なってくるからです。
    だからこそ、本書で触れる数々の解消法は、自分だけの武器を見つける手がかりになってくれるはずです。

    2022年07月20日