すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
幕末から大正。札幌が、函館に代わって北海道の中心都市になる。
その時代を生きた5人の人生が描かれる。
著者がふくらませた想像によって肉付けされ、過去の物語が生き生きと動き出す。
分厚い本だったけど読みやすかった。
また札幌を訪れたくなった。
島 義勇:明治政府官吏。札幌市の建設に着手し、「北海道開拓の父」と呼ばれる。
内村 鑑三:札幌農学校第ニ期生。文学者・伝道者・聖書学者。
バチラー八重子:有珠生まれのアイヌの歌人、キリスト教伝道者。
有島 武郎:小説家。農学者を志して北海道の札幌農学校に進学。
岡崎文吉:治水技術者。北海道庁の技師として、石狩川の治水計画の基礎を築いた。
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Posted by ブクログ
2巻の感想に書いたように
すぐ買いに行って読みました笑
『鎖国』
自分の価値観に閉じこもっていて、
他の見方や立場に気付かない様を
『鎖国』ってのがなるほどでした。
お互いに鎖国状態、
どっちか片方が鎖国状態、
どっちも衝突は必至でしょうね。
この物語の2人は、
その後、少しずつ『開国』してってる…
付き合ってる2人が、
一度は別れても、その後何人かと付き合って、
成長してから復縁するの、
たまに出会うけれども。
こんな感じなのかも。
経験が少ないうちって、
誰もが多かれ少なかれ鎖国かも。
人の中で揉まれて、
傷ついて、傷つけて…って、
繰り返してしまいながら。
そんな中で謙虚さが少 -
購入済み
ニャキ可愛い
猫好きには色んな意味で“たまらない”巻。
ニャキのこれまでが報われてほしい。でも大丈夫。トーカと出会えたから。この出会いは運命。そして勇者達の命運は尽きた!!!次巻が楽しみでならない!! -
購入済み
友達が美人だと嬉しいけどその反面嫉妬や妬みも産まれちゃうよね( ̄▽ ̄;)
だけど主人公は透明人間のように気配を殺して生きてきたんだからこれから幸せになって欲しい!! -
購入済み
始まりはスリル要素が強いかなって思ったけど、初めて会った人に「俺がお前を守る」「運命共同体」って言われたらキュンですよね~。次から次に災いが降りかかるのは怖いけど…なかなか読み応えありですね。
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Posted by ブクログ
おもしろかった。予想と違う展開が多くて、やめられなくて一気に読んだ。出てくる人がみんな一生懸命なのも、気持ちいい。
最近は、章ごとに視点が変わる本に当たることが多かったのだけれど、この本は、最初から最後までずっと主人公の視点で書かれている。お話が途切れなくて、感情がよく伝わってきて、やっぱりいいなと思った。
中学受験をした主人公と違って、ぼくは、高校受験が初めての受験になるのだけれど、ぼくの受験も、こんなふうになるといい。行きたい高校が見つかって、そのために家族にプレゼンをしたり、集中して勉強したり、大変だけど、やりたいことのためにがんばる。
残念だったのは、『店長がバカすぎて』の武蔵野書店が -
Posted by ブクログ
ネタバレVシリーズのねじれ屋敷で出てきた50歳を越えた保呂草が、いよいよ30半ばになる犀川に20年ぶりとなる久々の再会を果たすところは2シリーズを読んできたものとしては感慨深いシーンだった。
滅多に驚くといった素振りの無い犀川が「本当に?」と驚いていたが、まあ当然だろう。
しかし当時小学生の”へっくん”だった犀川がよく50になる保呂草に気づくものだ。
やはり犀川の頭脳も相当な記憶力と瞬時にそれを引き出す事ができる回路を持っているということか。
犀川自身も保呂草の胡散臭さには母親の紅子同様知っているものの、しかしそれが決して額面通りの悪ではないこともまたわかっている。そのため保呂草を庇い、保呂草は