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Posted by ブクログ
『ザ・ロイヤルファミリー』
第1章:知らなかった競馬の世界への扉
普段は競馬をせず、レースの経過も知らない僕ですが、SNSでの話題をきっかけに本書を手にとりました。
そこに広がっていたのは単なるスポーツやギャンブルではなく、人生のすべてを懸けた熱い人間ドラマでした。
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第2章:絶対の信頼と、宿命の血脈
作品の魅力は、ワンマン馬主、オーナーの山王耕三と、彼を支えるマネージャー・栗須栄治の絶対的な信頼関係です。
経営者は、リスクに敏感です。
それゆえ、「人は裏切る」という性悪説の視点も織り込んで業を励行します。
オーナー山王氏の「だからこそ俺を裏切るな」と迫る凄みに、わけもあり一気に引き込まれました。
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第3章:父を超えたい執念と、隠し子の涙
真に涙を誘うのは、山王の隠し子である耕一の葛藤です。
「父を超えたい」と執念を燃やすものの、挑むほどに父の背中は遠ざかります。
ましてや、もう、この世にはいないのですから、、、。
血統の世界で無名馬が奇跡を起こす展開。
また、人間が馬の特性に寄り添う姿にも深く胸を打たれます。
馬そして人間双方における、血の宿命が生み出す、紡ぐ物語に胸が締めつけられたのは、自然なのかもしれません。
静かに涙が溢れ出したのでした。
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第4章:時代を超えて受け継がれる、魂の物語
本作の真骨頂は「継承」のドラマにあります。
馬の血統だけでなく、人間の執念や愛憎までもが時代を超えてバトンされ、ラストへ向かって結実していきます。
まさに、馬のようにゴールにむけて疾走する展開です。
競馬の知識が全くない人でも一気に引き込まれ、読み終えたときには、馬の走りを見たくなるそんな名作です。
ぜひに、ご覧ください。 -
Posted by ブクログ
著者にハマり一気読みの日々。本を読むひとときが楽しくてしょうがない。
で、一気読み、時に寝落ちしながらの感想だが、
愛犬との突然の別れ、義父母の介護という二大大変な出来事があるなかで、日々翻訳を進める作者の奮闘ぶりが記録されている。
時にはメンタルダウンし、日記もわずか数行だったり、仕事の締切間近で大量に翻訳かけていく日々の連続には、著者の体調を思い、こちらも息を詰める。
(著者は喜怒哀楽の怒が多めに感じる)
著者は自分を美化した書き方をしないけど、読み終ると、とてもリスペクトの念が湧き上がってくる。
この人すごいな、と。
次巻もあるのかな、とても楽しみ -
Posted by ブクログ
ネタバレ西村京太郎の長編ミステリー小説。初出は1980年。第34回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。著作リストによると49作(649作中)目の作品です。
青森県F高校で同級生だった男女7人が、卒業後7年ぶりに集まり、故郷の青森ゆき寝台特急「ゆうづる7号」に乗る旅行を計画します。しかし、出発駅の上野でそのうちの一人が遺体で発見され、事件が始まります。
事件を知らない6人は、予定通り列車に乗り込むも、行き先で次々と殺人事件が起こります。ここで警視庁の十津川警部と、相棒の亀井刑事(亀井は青森出身)、青森県警の刑事らも登場して、この複雑な連続殺人の推理に挑みます。
長野県、とりわけ東北信地域のかたには、終着駅といえば新宿ではなく、上野駅ではないでしょうか。作中で何度も触れられるのですが、東京に住んでいると上野駅が終着駅という意識は薄れていきます。しかし東北や信越、北陸地方の方にとっては、上野駅に行くと故郷につながる空気が漂うのを感じる人も少なくないと思います。登場人物は、高校の同級生という共通項を持ちつつも、卒業から7年を経て、それぞれが違った故郷への想いを抱いている様子が、リアリティがあって面白かったです。
本格的な時刻表トリックもあります。本書は「西村京太郎・ミリオンセラーシリーズ」として、多くの人に読まれた8作品をまとめたうちの一つです。西村ファンのなかにも、この8作品を代表作に挙げる方は何人かいらっしゃいますね。 -
匿名
ネタバレ 購入済みティッシュ1箱の涙…
泣かせてくれます作者様。号泣ものの今巻。はぁ~泣いた。涙活もの。
死者に鞭打つ物語はキツい。しかも父親だったり伴侶だったりという死者が、操られた骸の姿で自分たちを襲ってくるなんてもう、もう、もう… 涙腺決壊〜〜〜
けれどもみんなで力を合わせたら操りも解け無事に棺に入れられ帰りたかった家族の元へ。そうしたら天国の門が開き、さらにさらに号泣…
あーーー、眼は腫れるし鼻も真っ赤だし。読む時は時空をよくよく選んで笑。あとがきに今巻でまずは一区切りとあった。次巻から新章のよう。
新しいキャラが今回の操り骸の元凶だけれどこれまた地獄持ちで。しかも主人公に凄い関心を寄せていて。今後の主人公を中心とした騒動がまたたのしみ。
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