エリーザ・ホーフェンの作品一覧

「エリーザ・ホーフェン」の「暗黒の瞬間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 暗黒の瞬間
    4.7
    1巻2,530円 (税込)
    30年以上のキャリアに幕を引くことを決意した、ベルリンの刑事弁護士エーファ。凄腕で知られる彼女は、多くの忘れがたい事件を手がけてきた。11人が被告人となった裁判で1人だけ無実の者がおり、全員がそれは自分だと主張している。1人を救うため10人を無罪とすべきか。厄介だがよく議論される類の事件だと思われたが……。ひとつの証言、発見、弁護活動でその姿が一変する平凡な裁判、そして異常な裁判――。驚異の新人による、息を呑むような完璧なる連作短編ミステリ!

ユーザーレビュー

  • 暗黒の瞬間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ドイツの作家さんはほとんど初めてかも。(ミヒャエル・エンデくらいかな)
    この作家さんは法律家でもあるとあって、とにかくリアリティがすごい。
    まるで自分がその事件そのものの目撃者かであるように感じさせてくれて、気づけば没入している。

    内容としてはいくつかの事件にまつわる短編を読み進めるうちに、主人公エーファの暗黒の瞬間が浮き彫りになってくる、という連作短編集の構成。

    ひとつひとつの物語についても考えさせられるし、全体を通してみたときにエーファの弁護士人生の暗黒の瞬間が浮き彫りになっていくところが、読みたいのに読みたくない何とも暗い気持ちにさせてくれる。
    人は誰でも間違えるし、時にはとんでもな

    0
    2026年06月01日
  • 暗黒の瞬間

    Posted by ブクログ

    正しいとはなにか法律とかはなにかと読者の価値観を揺らしてくる作品。
    連作短編で一貫して上記のテーマをつきつけてくるしタイトル通りどの短編にも人の暗さ黒さをみせてきて「自分ならどうするだろうか」と考えさせられる。
    どの短編も面白かったけれど今作のテーマを短い中で伝えてくる「正当防衛」、罪と罰の関係について考えさせられる「塩」、被害者と加害者が逆転する「強姦」が特に良かった。

    0
    2026年05月24日
  • 暗黒の瞬間

    Posted by ブクログ

    連作短編集は、せっかくどっぷりハマった世界から離れることなく、違った角度から短編ごとに楽しめるのでそもそも好きなのだが、これはまた、ものすごく面白いじゃないですか!
    最初の「正当防衛」で掴まれました。
    そして、主人公の弁護士エーファがここまで事件に真剣に向き合うのはなぜか、それが短編の最後に投げかけられる。なにか、あるんだね、最後に明かされるんだね、と思いつつ次々読み進む。
    どの事件も、判決が出た後に、思いがけないことが起こる。コントロールできないものがいつも残される。

    どの事件も専門家ならではの、法律の穴があり、そうきたか!と唸らされるのだけど、「強姦」は特に、おー、そんな方法が!と驚かさ

    0
    2026年05月20日
  • 暗黒の瞬間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかった!
    60代の女性弁護士エーファが主人公の連作短編リーガルミステリ。
    法を守り、被告人に過剰な罪を与えないようにすればその人の心まで救えるかというとそれはまた別の話なんだなと。
    「正義」とはなんなのか?正しい選択をすることの難しさを考えさせられた。

    どの話もよかったが、特に心に残ったのは「少年兵」、「塩」、「人食い」、「強姦」。


    「正当防衛」
    強盗を殺してしまった場合、正当防衛と認められるには。

    「生かしておく」
    人を殺してしまっても、まだ生きてると世の中に思わせることで完全犯罪とする。殺人者の冷酷さと、被害者のやるせなさ。シュテファンの件での後悔がまたひとつエーファの罪を

    0
    2026年05月14日
  • 暗黒の瞬間

    Posted by ブクログ

    弁護士たる彼女の正義が、貫かれる瞬間に得られるものは…その正義の源は…
    軽やかに読ませるのに、湿度も伴う。

    0
    2026年05月13日

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