エリーザ・ホーフェンの作品一覧

「エリーザ・ホーフェン」の「暗黒の瞬間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 暗黒の瞬間

    小説・文芸

    4.5
    1巻2,530円 (税込)
    30年以上のキャリアに幕を引くことを決意した、ベルリンの刑事弁護士エーファ。凄腕で知られる彼女は、多くの忘れがたい事件を手がけてきた。11人が被告人となった裁判で1人だけ無実の者がおり、全員がそれは自分だと主張している。1人を救うため10人を無罪とすべきか。厄介だがよく議論される類の事件だと思われたが……。ひとつの証言、発見、弁護活動でその姿が一変する平凡な裁判、そして異常な裁判――。驚異の新人による、息を呑むような完璧なる連作短編ミステリ!

ユーザーレビュー

  • 暗黒の瞬間

    Posted by ブクログ

    引き締まり、鍛え上げられた身体のような感じの作品だった。無駄がなく、全てが必要なものだけでできていて、滋味深い。じっくりと丁寧に取った、ほんの少しの塩味だけの出汁をお椀でいただいたような。海外作品にありがちな、なんとなく引っかかる感じがない翻訳も大変すばらしい。こういうの、他にも読みたいが、なかなか出会えない。

    0
    2026年08月23日
  • 暗黒の瞬間

    Posted by ブクログ

    誰でも罪を犯す側になりうる怖さ。
    その時に真実のみを語れるか。
    自己防衛や保身のために嘘をつかずにいられるか。
    人生において取り返しのつかない状況になった時、
    「ひと」として自分に何が残るか。
    自分に置き換えて考えた時、自分はどんな判断をするのか、何を語るのか、真実のみを語れると自信を持って思うことができずに読んでいて怖かった。
    ものすごく良書。今後の作者の本に期待大。

    0
    2026年08月23日
  • 暗黒の瞬間

    Posted by ブクログ

    30年以上のキャリアに幕を引くことを決意した、ベルリンの刑事弁護士エーファ。凄腕で知られる彼女は、多くの忘れがたい事件を手がけてきた。11人が被告人となった裁判で1人だけ無実の者がおり、全員がそれは自分だと主張している。1人を救うため10人を無罪とすべきか。厄介だがよく議論される類の事件だと思われたが……。ひとつの証言、発見、弁護活動でその姿が一変する平凡な裁判、そして異常な裁判――。

    素晴らしいリーガル・ミステリ。

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    2026年07月11日
  • 暗黒の瞬間

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ドイツの作家さんはほとんど初めてかも。(ミヒャエル・エンデくらいかな)
    この作家さんは法律家でもあるとあって、とにかくリアリティがすごい。
    まるで自分がその事件そのものの目撃者かであるように感じさせてくれて、気づけば没入している。

    内容としてはいくつかの事件にまつわる短編を読み進めるうちに、主人公エーファの暗黒の瞬間が浮き彫りになってくる、という連作短編集の構成。

    ひとつひとつの物語についても考えさせられるし、全体を通してみたときにエーファの弁護士人生の暗黒の瞬間が浮き彫りになっていくところが、読みたいのに読みたくない何とも暗い気持ちにさせてくれる。
    人は誰でも間違えるし、時にはとんでもな

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    2026年06月01日
  • 暗黒の瞬間

    Posted by ブクログ

    正しいとはなにか法律とかはなにかと読者の価値観を揺らしてくる作品。
    連作短編で一貫して上記のテーマをつきつけてくるしタイトル通りどの短編にも人の暗さ黒さをみせてきて「自分ならどうするだろうか」と考えさせられる。
    どの短編も面白かったけれど今作のテーマを短い中で伝えてくる「正当防衛」、罪と罰の関係について考えさせられる「塩」、被害者と加害者が逆転する「強姦」が特に良かった。

    0
    2026年05月24日

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