エリーザ・ホーフェンのレビュー一覧

  • 暗黒の瞬間

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    ネタバレ

    これはすごい!!
    「人が罪を犯すのは、人生における最も弱く、最も暗い瞬間です」という作者の言葉通り、人間の暗い面が描かれた法廷ミステリ。ひとつひとつの短編は短く読みやすい。早々に主人公は過去の事件を引きずっていることが示唆されつつ、彼女に何があったのか、とひきこまれる。最後円環が閉じるように幕が下ろされ、重い余韻が感じられた。

    主人公エーファはときに過剰ともいえるほど真摯に事件や真実に向き合う。残虐で救いようのない事件でも、淡々と語られるのは弁護人であるエーファの視点ゆえだろう。
    ウガンダ人の犯罪と彼が作り出した結末。ひとりの無実の者を救うために、十人の罪ある人間を無実にしてよいのか。事件の

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    2026年03月11日
  • 暗黒の瞬間

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    ドイツの法学者が書いた弁護士が主人公のミステリ小説。三宅夏帆さんおすすめで読みました。
    原告の言い分を逆手に取って依頼人を救おうとしたりと、法学に精通している著者だからこそ書ける物語だなぁと感じます。
    短編ミステリ集ですが、どの物語も初めて読む新鮮な設定です。とても面白い!

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    2026年03月09日
  • 暗黒の瞬間

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    ネタバレ

    法律家が書いたミステリということで、シーラッハを連想もするが、また別の後味。主人公が60代女性であるからか。また、その主人公の、事件に対してや自分の人生に対しての迷いや葛藤がリアルに描かれるからか。面白かった。

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    2026年02月25日
  • 暗黒の瞬間

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    めちゃくちゃ良かった。

    犯した罪と、
    それに対する償いや罰が
    どうにも釣り合っていない世界は、
    終始、不安定なままだ。

    それでも連作のラストで示される
    主人公の決断が、
    その揺らぎきった世界に
    一瞬だけ、澄んだ空気を通すようで
    不思議と読後感が悪くない。

    この本に出会えて本当に良かった。

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    2026年02月22日
  • 暗黒の瞬間

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    ネタバレ

    これは面白い〜!
    凄すぎた。9編あって、それぞれ短い話なのにこんなに濃密なストーリーを描けるなんて!
    数行読むだけで一気に引き込まれて最後まであっという間だった。こんなに面白いのは勿体ないからゆっくり読みたい……けど気になって読んじゃう。
    前評判通りです。
    浅井晶子さんの訳が素晴らしく読みやすいのもあってほんとに一瞬だった。

    どの話が良かったかと言うと全部になる。
    その中でも特に良かったのは「塩」
    この話から物語全体が繋がった感覚がした。
    典型的な形で進むのに情報の出し方がほんとに上手い。余分なことが少ないのに余白がいっぱいあるように感じられる!すごい。
    育児を押し付けるクソ男に責任転嫁され

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    2026年02月21日
  • 暗黒の瞬間

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    『暗黒の瞬間』プルーフ版先読みキャンペーンに
    当選して読みました。

    読み始めてから、2日で完読。
    この小説の中に出て来る人たちの行く末が気になり、通勤のカバンに入れ、通勤時やお昼休みに読みました。
    登場人物は皆、知人たちであるかのようでした。

    人の、他人には知られたくない、
    見せたくない部分を曝け出すのが法廷。
    その場で露わにされていきます。

    正義、悪意。
    弱さ、エゴ。
    緩慢、狡猾。

    加害者を守るのが弁護士という仕事ですが、
    これまでいろいろな事件のニュースを見て
    「なぜこんな非情な犯人を弁護するんだろう。」と思うことが多々ありました。

    今回『暗黒の瞬間』を読み、『完全ではない裁判』

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    2026年02月17日
  • 暗黒の瞬間

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    東京創元社の先読みキャンペーンに応募して発売前のプルーフ版ってやつを読ませてもらいました。

    連作短編形式の法廷ミステリという点では確かにシーラッハ系。けど、シーラッハ作品よりは人の温かみがあって幾分エンタメ寄りで、文章もマイルドで読みやすかったです。

    何のための罪を誰のために裁くのか?って問いが読後じんわり身体に染みてきて、「良い本を読んだな〜」っていう満足感がある。第1の事件〜第7の事件が重なり合った上で第8の事件が決定打となって、遂に「私の暗黒の瞬間」である第9の事件に向き合うための扉が開く…っていう構成がバチッと効いてる。
    且つ、一つ一つの短編がキャッチーで面白く、“これ多分最後に何

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    2026年01月11日
  • 暗黒の瞬間

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    難解な専門用語や冗長な裁判シーンなどに邪魔されることのない、とても読み易い法廷ミステリー。法律学者兼裁判官の著者が現実にかかわった案件を基にしているというだけあってリアルな9つの事件は、いずれも衝撃的で重い結末が待ち受ける(少年兵〜塩〜人食いと続く3編が特に辛い)。最後の最後で主人公が下す一手は痛快だが、それでも苦味が残って後を引く読後感。ドイツの法制度も興味深いものがあった。ミステリー作家デビュー作とは思えない面白さで、早くも続編が出るらしい。楽しみ。

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    2026年03月15日
  • 暗黒の瞬間

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    まさに人間の暗黒の瞬間を描いた法廷ミステリ。
    著者が法学者で裁判官な上、実際に経験した裁判などから各事件の土台としているらしい。
    やはり人間が一番恐ろしい。強くそう思った。

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    2026年02月25日
  • 暗黒の瞬間

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    久しぶりに読んだ海外作品。女性弁護士が人間の心の奥底にうずまく欲望や醜悪さ、白黒で分けられない曖昧さの狭間で葛藤しながら、様々な事件に立ち会うミステリーでした。読みやすかったです。

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    2026年03月11日