雨宮処凛のレビュー一覧
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ネタバレ自分の性別をこれほどまで「呪い」と感じることはありませんでした。振り返ってみればやはりおかしいことが沢山あると再実感。
・父親より先にご飯は食べていけない
・茶碗にご飯を盛るのは父が1番最初、母は1番最後
「カミさんじゃないか」という理由だけで毎日父を起こしあれは嫌だこれは嫌だと喚く父にぼやきながら朝ごはんを食べさせている母。
確かに小さい頃から男尊女卑というものに触れていたように思います。小さい私にできる精一杯は一番最初に母の茶碗へご飯を盛ることくらいでしたが、あれも私なりの反抗だったのでしょう。
男性には男性にしか分からない苦労があるのは理解しつつも、やはり隣の芝生は青く見えるもので羨ましいなぁと思ってしまうこともあったり。逆にフェミニストを訴える女性を同性ながら怖いと感じてしまう自分もいたり。難しいものですね。
この本を読んで自分に何か出来るのかと問われれば濁った返事しかできませんが、それでも暫くは女性を取り巻く環境や社会について考える日々が続きそうです。 -
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公的支援から、いろいろ困った時に相談出来る場所、制度を幅広く紹介。
お金がないから、困ってるからと、死ぬことはない。
日本の社会保障は、相当充実してる。酷いのが、役所の窓口に相談に行っても「水際戦略」で相談だけで追い返されたり、ある窓口で支援もらっても、他の窓口でどんな支援があるか、その窓口の担当者が知らない。あるいは、紹介しない。その方の状況を確認して、総合的に提案する仕組みがないらしいのだ。
だから日本人は死ぬし、制度にただ乗りしようとする一部の外国人がバカみたいに得をする世界にもなっているという一面はありそう。
もっとも、そういう保障制度は、著者が最初に嘆く、令和の五公五民に支えられていることを忘れてはならない。だから、フリーライドを徹底的に排除して、不要な制度、チャリンチャリンを許さないべきなのだ。
ある意味、一家に一冊的な本。
どっかにまとまってるのかもしれない。ネットでこういう情報。知ってるか知らないかで、生死が決まりかねない。 -
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とても衝撃な事件で社会的にも重大な影響を与えたこともあり、いつか関連書を読んでみたいと思っていた。読むにあたって猟奇的な事件でもあり、あとの読後感とかが心配で気持ちが引くところもあったが、やはり加害者の犯罪に至った心理状況に興味があったこともあり、読みだすとその興味に向かって一気に読んだ。
犯罪者の育った環境や学校や職場での交友関係にも大いに興味があったのだが、ここのところはもう少し記述が欲しかった。が、これは裁判傍聴記というタイトルでもあり、欲張りすぎか?
とてもすっきりと無駄を省き、読みやすい。裁判を傍聴してなくてもその様子がありありと垣間見ることができる。優れたドキュメントだと思った。また犯罪に巻き込まれた入所者や職員の詳述もおぞましくも印象的だった。
障碍者に対する支援、福祉施設、環境なども改めて考えさせられる本だった。 -
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ネタバレ2025/01/22予約 42
P104疾病手当の申請。診断書は5,000円ほど取られるが証明欄の記入だけなら数百円の負担で済む。
そうだったのか、今まで記入でも診断書と同じ料金だと言われそのまま支払ってきたのに…
生活保護の申請も、持家と車は持てないとよく聞くが、それも違った。車がないと生活できない地域もあるから当然ではあるけど。
数多くの社会福祉制度を「メニューを見せてくれないレストラン(湯浅誠氏)」とはその通りだと思った。行政は縦割のため専門以外は門外漢だとのこと、それでは困るけど実際複雑すぎる。
タイトルが衝撃的、でも読むべき本だったと思う。
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ネタバレ参考になった箇所:
・無料低額診療
・難病医療費助成制度
・社会福祉協議会による、生活福祉資金の緊急小口資金
・遺族年金
・解雇予告手当
・親の介護相談は、地域包括支援センターへ
・老人ホームの中には生活保護対応施設もある
・遠くにいる一人暮らしの親が使える制度、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業
・任意後見、本人に十分な判断力があるうちに、判断力が低下した場合に備えて、後見人になる人を選んで契約しておく
・成年後見制度、すでに判断能力が低下している人に後見人をつける制度
・生前に親が入っているサブスク契約一覧を作っておいてもらう
・警察を動かすのは、相談ではなく告訴
・保証人、厚生省は絶対に保証人をつけろと要求するのはダメと言っていますよ、と伝える
・高齢者、居住支援法人 -
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20年の国政調査によると、この国で一番多いのは「単身世帯」で38.1%。単身世帯は一貫して増加傾向にあり、1985年は20.8%、5世帯に1世帯だったものの、今や2.5世帯に1世帯。
また、65歳以上の高齢独居世帯は20年に672万世帯。2000年の303万世帯から倍増している。
そんな中で増えているのが、身内がいても弔う人がいない死者。日本では年間約150万人が亡くなるが、弔う人がいない人の数は近年だけで約10万6千人。うち無縁遺骨は6万柱にのぼると言う。
そしてこの国の貧困率は15.4%だが、突出して貧困率が高いのは単身高齢女性。一人暮らしの65歳以上の女性の実に46.1%が貧困ライン以下の生活を強いられているらしい。
日本国憲法第二十五条で、(1)「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」 (2)「国は、すべて の生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」 と、規定して いる。 つまり国民には生存権があり、国家には生活保障の義務があるということだが、これだけ貧困者がいて、孤独死が増えていると言うことは、国が冷酷と言うことかな。
しかし、意外といろいろな制度があることが分かった。
とある元首相が、まず自助と宣うたが、(なかなか自分でみつけることは難しいとしても)、簡単に死なない方法(ノウハウ)があるのだ。
お金、仕事、親の介護、健康(重い病気の時など)、いろいろなトラブル、死に際して、と章ごとに、どんな制度があり、どこに相談したら良いかなどが書かれてある。
ほとんどの国民は、章にある事柄で、何らかの悩みがあると思うが、これを参考にすれば、何か役にたつだろうな。 -
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この本があれば、もし身体を壊したり仕事を辞めたりして困ったことがあっても、なんとか生きていけそうと思って心強かった。がん保険くらいは一個入っておこうかと検討したけど、自分的にはあまりメリットがない(貯金した方が良い)と思ったので契約までには至らなかった。ちょうどずっと気になってたボランティアにも参加して、頼れるNPO法人があることも知った。それを知っているかいないかで、生き死にが左右されるように思う。あとは国のセーフティネット(生活保護や健康保険、高額医療制度など)がこれからも維持してくれることを願うのみ。生活保護に反対している人たちって、自分がずっと健康で生活に困ることはないという自信があるのだろうか。それかよっぽどの大富豪?すごい謎。
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植松青年の犯行の原因は「 優生思想でも何でもない 単純な嫉妬ですよ」ってことです。 社会的に何もできないものが 優遇されて のうのうと生きているのに対する やっかみ だって それに引き換え 俺は生活保護 1つ取るのだって大変なのに という。
障害者が守られているように見えるのは おそらく 障害も 病名もない人たちが「死ぬまで 自己責任で競争し続けてください。 負けた場合は 野垂れ死にってことで」という 無理ゲー を この20年以上強いられているからだろう。 本当は苦しいけれど 弱音を吐いた瞬間に落第者とみなされてしまう。 だから「弱者」が「守られて」いるのが許せない 。おそらくそんな気分の同一線上にベビーカーで電車に乗る人を必要に避難する 子連れ ヘイトがあり 駅などで女性だけを狙ってぶつかってくる わざとぶつかる男がいる。
この20年以上 生産性が高く 役に立つ自分を 全方向にプレゼンし続けなければ生きる価値がないという強迫観念に 多くの人が苛まれている。 毎日 毎分 毎秒 。そんな中 「怠けて楽して得しているように見える 」ように見える「誰か」へのささやかの殺意が本人も無意識のまま胸の中でくすぶりながら 肥大し続けている。