雨宮処凛のレビュー一覧
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植松青年の犯行の原因は「 優生思想でも何でもない 単純な嫉妬ですよ」ってことです。 社会的に何もできないものが 優遇されて のうのうと生きているのに対する やっかみ だって それに引き換え 俺は生活保護 1つ取るのだって大変なのに という。
障害者が守られているように見えるのは おそらく 障害も 病名もない人たちが「死ぬまで 自己責任で競争し続けてください。 負けた場合は 野垂れ死にってことで」という 無理ゲー を この20年以上強いられているからだろう。 本当は苦しいけれど 弱音を吐いた瞬間に落第者とみなされてしまう。 だから「弱者」が「守られて」いるのが許せない 。おそらくそんな気分の同 -
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Posted by ブクログ
言葉にしたかったことが言葉になっていて、思いを表現する、人に説明する武器ができた気がする。(なんで私が武器を手に入れなきゃならないんだ。と、『さよなら、男社会』を読んだ直後なら思うかな。笑)
出版から数年経ち、ほんの少しは日本社会も前進しているけれど、私の目の前でも、まだまだ人の痛みに無関心な人たちが跋扈している。
私は、いつのまにか自分が加害者になることが怖いから、面倒だけど、なんかあいつヒステリーでうるさいと言われるのが嫌だけど、勇気を出して言わなければと思う。
だけど、バッサリ「日本の文化がそうなんだから仕方ない。他人にそれをやるなと押し付けるな」と言われて、言葉を失う日々。
その -
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色々な人が登場してきて面白かったですね…アリさんマークの人はこの後、ドキュメンタリー映画化されていて、僕はその作品も観ましたねぇ…ああ、あの映画のことが書かれている!と胸が熱くなりましたねぇ…(!) 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
最後の、30代非正規の座談会はなんだかネガティブなオーラに包まれていて読んでいて嫌な心地でしたね…男の方はアホで良いんですけれども(!)、女性がね…まあ、現実をちゃんと見ているのは女性ってことでしょうかね…でもまあ、もうちょっと何とかならんのかなぁ…? と思います…。
この本が出版されたのは2017年とのことでもう四年経っていますから、この女性ももう40 -
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ネタバレ世の中のことにとても疎いので読んでよかった。
印象に残ったワード「全体主義」「差別」「ファシズム」「水道法改正」「種苗法改定」「カジノ」「歴史修正主義」
コロナ禍だからこそ伝えたい「自由」と「権利」と「多様性」
p19「自由や多様性を守る」ということは、(コロナ禍で)マスクをしない人も、バーベキューをする人も、同じ社会で暮らす仲間として尊重するということ…せめて糾弾したり排除したりしないということ…自分たちの安全のためにどうしても行動を変えてもらう必要があるならば、その人の人権や生活が損なわれないよう、民主的な手続きを守りながら、理性的にお願いするということ
p17〜18 社会を民主的 -
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Posted by ブクログ
2020年の8月くらいに書かれた内田樹さん編のアンソロジー。
コロナをへてポストコロナに対しての中高生・大学生
に向けて30代・40代・50代・60代・70代の著作者が
指針というかメッセージ集です。
前書きの内田樹さんの『各代の著作者からの想定読者にたいするいうべき言葉は『ごめんなさい』』という部分は非常に
心に残る内容です。
20人の人からの言葉のなかで、一番よかったなあと思うのが、今回は平川さんでした。
昨年の8月と現在(2021年1月)とはまたフェーズが
変わってきているコロナの状態ですが。
やはりいろいろな矛盾が表出してきているなあと
思います。
たしかに、自分の息子も含めて、若い人 -
Posted by ブクログ
同年代の同性として、人ごととは思えなかった。
決められた見えないレールみたいのがあって、そのレールから外れるとなかなか軌道修正するのは難しい。
特に、就職氷河期に社会に出たのはある意味、運が悪かったとしか言いようがない。
どんなに不況でも選ばれる人は選ばれると言うのは簡単だが、選ばれるために、もっと言うと普通の生活をするために、日夜頑張っている人はいる。
そんな社会の中で、彼女たちは、努力しているし、社会に貢献している。
それが報われないのは、なんとも言えない気持ちになる。
この本の中で、1人、ITスキルを身につけて今は、スペシャリストになった方がいた。
並々ならぬ努力の結果得たポジション