雨宮処凛のレビュー一覧

  • 僕にもできた! 国会議員

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    山本太郎氏の参議院議員生活をルポタージュ風に振り返る内容。経済学者や憲法学者との対談や山本太郎氏への質問コーナーなども盛り込んでいる。
    山本太郎氏の政治家としての行動や政策には個人的に肯ぜられない点も少なくなく、イロモノ的なイメージも先行してしまっているが、本人の信念のもと、誠実に政治家としての職務を全うしているということは本書を読んでよくわかった。行動や政策の是非は置いておいて、山本太郎氏の思いは本物であるように思う。
    特に「第1章 山本太郎にもできた!―意外な「成果」の数々」は、一国会議員が実際に政策を動かす様子が垣間見えて、非常に興味深かった。

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    2020年09月24日
  • 僕にもできた! 国会議員

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    ネタバレ

    ああ、まだ本棚に登録してなかった。
    去年の秋ごろ買って、すでに読んでいた。

    山本太郎が国会で何したの?という人は
    まずこれ読むべし。

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    2020年05月19日
  • 非正規・単身・アラフォー女性~「失われた世代」の絶望と希望~

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    世代のせいだけでなく、女性であることや、人を使い捨てにする派遣、非正規労働など、今後もっと多くの人が困窮に陥るんだろうなと思わされた。

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    2020年02月20日
  • 世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状

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    雨宮処凛がフェミニズムのことをほとんど知らなかったのが意外だった。前に北原みのりとyoutubeで番組をやっているのをちょっと見たことがあったから。

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    2019年08月28日
  • 一億総貧困時代

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    章ごとに異なる貧困問題を取り上げたノンフィクション。出だしから靴下を履ける幸せという重い話。
    現代の団塊ジュニア世代なら起こりうる介護貧困が切実であるがホームレスから支援する側になるという話は感動的。

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    2019年08月23日
  • 僕にもできた! 国会議員

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     面白かった。山本太郎がどういう人間かというより、単純に政治について知らなかったことを学べた。
     現代貨幣理論についても、憲法についても新しい見方を得ることができた。特に木村草太との対談は面白い。
     法律が成立するときの付帯決議の重要さについては目からウロコが落ちる思いだ。
    読んでよかった。
     女性活躍推進法の付帯決議にDV・ストーカー問題を盛り込む p29
     2015年8月成立「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」の付帯決議に2行が加えられた。「配偶者からの暴力およびストーカー行為等により、女性の職業生活における活躍が阻害されることがないよう、被害の防止及び被害者に対する相談・支援

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    2019年05月28日
  • 非正規・単身・アラフォー女性~「失われた世代」の絶望と希望~

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    今さらだけど女性は国(制度)に分断を強いられてきたんだなと。繋がらないようにされてきた。
    女同士だからってわかりあえるとかない。
    それまでが違う。
    女性のライフスタイルは多様だ。
    だから何か一つ法律ができたところでみんなに恩恵はない。
    違う立場の女性たちが話をできる関係を作っていくのが大事。
    不安は自分に向けるのではなく社会に向けたほうがいい。

    タイトル通りに希望を感じさせられる読後。
    老後じゃなくてもハネハウス作りたいなぁ。

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    2018年12月21日
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち

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    "雨宮処凜さんの本を初めて読んだ。ワーキング・プアといわれている現状を取材しまとめたのが本書。派遣、請負で働く若者達の現実を知ることができる。ここにかかれていることが全てではないにしても、読んでいて本当にこれが現実に起きていることなのかと愕然とする。
    地道に働くことで生活ができる社会にしていかないと、この国は崩壊していくという危機感とともに、何かせずにはいられなくなる。
    最低の賃金で働き、雇用調整があれば真っ先に解雇される。住む場所も追い出され、ネットカフェ難民になっていく仕組みがよくわかる。
    こうした若者を支援する人たちも登場している。応援したくなるところもあるが、そうでない団体も

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    2018年10月17日
  • ともだち刑

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    ネタバレ

    読んでいて苦しかった。
    寝る前に読むと、悪夢につながりそうなので、昼間しか本を開けなかった。
    解説で、齋藤先生が学生に読むようにすすめていると書いていたが、イジメの教科書としてはかなりのインパクトだと思う。
    特に教師がひどいし。
    ラストのように、ポケットの中で包丁を握りしめている子供たちが、たくさんいるような気がする。

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    2018年10月15日
  • 非正規・単身・アラフォー女性~「失われた世代」の絶望と希望~

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     日本社会にある心配事の細部の細部の具体的な姿の一端である。「非正規・単身・アラフォー女性」は、もちろんいつの時代にも存在していた。しかし、かつてはそれが個人の選択の結果としての存在だったものが、現在、彼女たちは社会のひとつのグループと呼べるまでに規模が大きくなり、社会の構造としてそうなるべくしてこのようになったというところがある。こうなることが運命だったのだ、というふうに他人事として見るのではなく、日本社会の行く末について考えなければならない問題である。筆者はその具体的な状況を示し、さらにいくつかの異なるケースとして分類し、問いかけている。
     2015年の国勢調査などによると、アラフォー女性

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    2018年06月09日
  • 世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状

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    前半は、なんとも噛み合わない。お互いに理解しようとしているんだけど、根本のところでは理解し合えていないと感じてしまった。
    団塊の世代の上野さんは、偉そうな同世代の男性を批判し、嫌悪してるけど、雨宮さんに対して上から目線で偉そうなところが垣間見えてしまうと感じた。そして、結局は「謝るしかない」って、ごめんなさいで済まないんだよ〜ってモヤモヤした。
    上野さんと雨宮さんは、団塊と団塊ジュニアではあるけれど、お互いの階層も違うので、それで少し噛み合わないところもあったのかもしれない。
    言葉が通じない、の壁を超えなきゃならないんだと思う。最後の章は、お互い同じ明るい方を向いているようなお話だったのでよか

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    2018年01月19日
  • 世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状

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    なるほど、と思わされてしまう。身近な言葉で表現してくれてる。世代の隔たりを表現するのに、この二人は最適。全部とは言えないが、だいぶ多くを納得してしまう。

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    2017年12月06日
  • 右翼と左翼はどうちがう?

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    私は、どちらかというと左派と言われている人の本をよく読んでるのかも。この本を読んで、右派のほうの考え方をあまり知らなかったなぁと思った。
    どうして、私はいつの間にかどちらかというと左になっていたんだろうと考えたら、自分に関係のある範囲として弱者問題関連の本を昔からたまに読んでいたからかもなぁと思った。
    弱者問題周辺の左派を読んでいたから、そんなに左は難しいことばっかり言ってるインテリとかお花畑と思ったことがなかった。現実的なことをやっていて、本もわかりやすく書いてあるものも多いイメージだった。
    右派は街宣車が強烈なのと鳥肌実みたいなイメージだったんだよなぁ。

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    2017年10月01日
  • 一億総貧困時代

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    この本を読むまでは『一億総貧困時代』というタイトルにピンとこなかった。決して裕福ではないけど私は自分は貧しいと思う生活をしているとは思ったことがないからだと思う。人間は産まれた時はみんな平等という人もいるだろうが 子供は親を選べないしある程度大きくなるまでの環境は子供にはどうすることも出来ないと思います。その後の努力をしないで不満ばかり言うのはどうかと思うけれど この本を読み終えてやはり平等とはいえないかな?と感じました。だったらもう自分自身で納得出来る生き方をした方が満足出来るのではないでしょうか...

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    2017年09月15日
  • 一億総貧困時代

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    雨宮処凛の本は好き。
    日本人はたしかに貧しくなっていってるよね。
    貧困率は上昇してる。

    それなのに、公園や橋の下からはホームレスを追っ払ったので、「ホームレス」と定義される人の数は、かなり減っている、という矛盾。

    追っ払われたホームレスたちは今どこにいるのか?

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    2017年04月17日
  • 下流中年 一億総貧困化の行方

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    未来に希望が持てない、何となくそういう雰囲気が定着しつつあります。本書を読んで更に今後どうなっていくのだろうと、不安に思いました。誰もが貧困に陥る可能性があり、それは個人の頑張りだけでは解消できないところまできています。当たり前に働けば生きていける、そういう時代ではなくなってきているようです。
    ではどうしたら良いのか。それを皆で考えていかないといけないのです。

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    2016年11月13日
  • 右翼と左翼はどうちがう?

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    実体験に基づく評論だから説得力ある。

    根本の部分に同じく民衆を思う気持ちがあるというのはその通りだと思う。
    だから「右翼」「左翼」とカテゴライズしてしまうことによって、行動範囲が狭められ、実現できなくなってしまうところはあるだろうな。
    それはなにかもったいない。

    超えられない壁はあるけど、まずは若いうちに、右翼左翼に属する前にこういった本を読んでみたらいい。

    なにも考えずに、政治を避けて通るのはやはりよくない。
    こういう本が政治について考えるきっかけになれば。

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    2014年08月23日
  • ともだち刑

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    「裏切りは意志から来るものではなく、
     恐怖からもたらされる」

    だから止められない。

    こんな恐怖なんて、
    誰にも作り出せなきゃいいのに。

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    2014年05月15日
  • 右翼と左翼はどうちがう?

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    右翼とか左翼とかなんとなく知っていたことを整理できた本。でもなんとなく書かれているので読みやすい。一番の違いは天皇と戦争の捉え方、そして憲法だと思うが、ここのところはしっかり書かれていた。入門にいいかも。また迷った時に読みたくなる本。

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    2014年04月20日
  • 貧困と愛国 増補版

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    ネタバレ

    雨宮処凛さん、私は全く知らなかったんですが、右翼活動を経て、非正規雇用の労働問題に取り組んでいる方らしい(プレカリアート運動というらしいですよ)。本対談は2007年に行われていますが、その後のリーマンショック・年越し派遣村、秋葉原事件等を受けて、巻頭に追加対談が増補されています。セーフティーネットが十分に機能せず、一旦落ちると這い上がる事が困難な社会には、先の見えない閉そく感を感じます。本来はそのような状況におかれ、怒るべき人たちがスピリチュアル系に走って怒りを抑制されているというのは面白い分析。そうかスピリチュアルってそんな効果もあったのか(笑)。

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    2014年04月19日