雨宮処凛のレビュー一覧

  • 死なないノウハウ~独り身の「金欠」から「散骨」まで~
    困ったとき、相談できる場所を知ってると知らないとでは、こんなにも安心感が違うものなんだなと思いました。
    制度等はそのときの情勢により変化していくと思いますが、知識を得る努力しようと思いました。
  • 死なないノウハウ~独り身の「金欠」から「散骨」まで~
    前作の「学校では教えてくれない生活保護」と比べてより広範囲に社会資源を知ることができた。
    知識は身を助ける。そして正しい場所へつながることで明日への活路を見い出すことができる。
  • この社会の歪みと希望
    雨宮さんの姿勢に力をもらえる一冊だと思う。
    権力者におもねることなく、必要な時に必要なことを引き出す事が大事というスタンスは、力をもらえると思う。
    立場の違いが対立を生み出すのではなく、より良い状態をつくる方向を生むという対談の姿勢は読み応えがある。
  • 相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ
    障害者福祉に携わる人は、ぜひ読んだ方がいいと思う。特に、最後の対談と後書きは読み応えがある。
    犯行を犯した被告が、なぜそういうところに行き着いてしまったか、真相はわからないけれどもかなり近い所まで描いているのではないかと思う。
    頑張らないと、しっかり考えないと、簡単に虐待につながる環境に傾いてしまい...続きを読む
  • 「女子」という呪い
    いつ読むか、ということが響く内容で、最近DVや性虐待のことを色々読んでいるから、ひときわ刺さった内容だった。
    後半部分が、特によかった。
  • 「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~
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    萱野  完全に居場所がないという状態だったんですね。で、その後、右翼団体にいくわけですね? 雨宮  はい。こういう言い方は変かもしれませんが、右翼はすごく居心地がよかったですね。ある意味、いまかかわっている労働組合と似た感じがあります。労働組合に入ってくる人たちも、ここではじめて人間に対す...続きを読む
  • 世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状
    『私だけの問題だと思っていたら、
    世代共通の問題だったのか!』
    と驚愕した団塊ジュニアの私です。

    私自身の問題であると捉える自己責任の考え方自体が団塊ジュニア世代の特徴であるという
    二重の納得まで得てしまった。

    「人に迷惑かけるな」と呪いのように言われて育った世代ですから
    と団塊ジュニアのことを...続きを読む
  • 「女子」という呪い
    社会に蔓延している「女子」という呪いに、私はこれまで苦しんできて、モヤモヤしていたんだなとこの本を読んで分かった。
    特に九州男児が父の家庭で育った私にとっては「妻は従うもの」だったし、でも父は私に対して息子的な役割を求めていたなとも思う。そして父がそのへんに置いていたアダルトビデオやエロ本で、私の姓...続きを読む
  • 非正規・単身・アラフォー女性~「失われた世代」の絶望と希望~
    タイトルからさぞ絶望的な内容と思いきや、意外とそうでもなかった。様々な事例を通して、ふんわり地に足のついた自立心が芽生えてくるというか、「ぐだぐだ言っても来るときは来るんだな。でも自分も独りじゃないし、なんとかなるか!」と思えてくる。一周まわった楽観主義になれる本。割と好きでした。
  • バンギャル ア ゴーゴー(2)
    9/10.
    世渡りは難しい。楽しい事を追いかけても、社会に反抗しても、どうしても周りの認めがないと虚しい気持ちが湧いてくる。その矛盾には解決がないかもしれない。
  • 生き地獄天国 ――雨宮処凛自伝
    こわれ者の祭典の会長でありワーキングプアの問題に取り組む雨宮処凛さんの自伝。
    アトピー性皮膚炎が原因のいじめに苦しんで楽になりたくて足掻いた日々親に言わないことでかろうじて自分を保っていた。
    ビジュアル系バンドの音楽に救われ音楽雑誌の読者投稿欄を通じてビジュアル系バンドのファンと繋がり自分の居場所を...続きを読む
  • 暴力恋愛
    元キャバ嬢でリストカッターの女性みかは、リストカッターたちが出入りする自傷系のホームページをいびつな居場所にしながら生きていたが、ドキュメンタリー監督の達也に取材させて欲しいと言われドキュメンタリーの被写体になり、ドキュメンタリー監督と同棲するようになり、束縛しあいDVそして気を引くためのリストカッ...続きを読む
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち
    自己責任の名のもとに私たちを使い捨てる社会に、企業に、反撃を開始する!この国の生きづらさの根源を「働くこと」から解き明かす宣戦布告の書。 フリーター、パート、派遣、請負・・・・不安定化する若者たちの労働現場。そのナマの姿を、自身も長年フリーターとしてサバイブしてきた著者が取材した渾身のルポルタージュ...続きを読む
  • 僕にもできた! 国会議員
    山本太郎、れいわ新選組の考え方、何をやってきたか、これからなにをしたいのかがわかりやすく書いてあります。
    声を上げることが難しい人々をどうにかしたいという思いがあふれていて、読んでいただければ共感できると思うのですがいかがでしょうか?
    勝ち組負け組という考え方とは程遠い思い、共感できます。
    全部興味...続きを読む
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち
    約10年前の本。
    10年前の人物たちは皆2~30代だった(命を絶たされた人もいるが)。今はどうしているんだろう。大企業と派遣会社、そして政府の壮絶な貧困生産事業に読むのが辛くなり、これがノンフィクションの日本であることに暗くなった。彼らのような世代の人々が今40、50代になる。
  • この社会の歪みと希望
    コロナ禍では弱者が大きな被害を受けています。

    非正規労働者や、本来しっかりとした教育を受け
    るべき学生たちがその最たるものです。

    しかしコロナは単なるきっかけであって、以前
    より社会の弱者との格差は問題とされていまし
    た。

    それでも関係のない人にとっては、その問題は
    「見えない」のです。

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  • バンギャル ア ゴーゴー(1)
    9/10.
    傑作。素晴らしい勢いで進む。長いのに無駄な字ゼロ。やはり人間は何かを追っかけしないとダメなんだな。
  • 「女子」という呪い
    衝撃的。
    女子というだけでこんなにも肩身の狭い
    思いをする瞬間が転がっているのかと。

    社会学的な本のため、
    時には結構ディープな話題もでてきた。
    けれども、とても興味深く思えたし
    強く生きていこうと
    むしろ勇気を貰えた。
  • 「女子」という呪い
    雨宮さんと私とではアウトプットの仕方は違うけれど、親に反論もしない真面目ないい子ちゃんが女の子として育てられて感じてきた閉塞感とか違和感にはすごく共感した。
    著者とはほぼ同世代だけど、自分と同世代でもずいぶん古くさいこというんだなーと気になるところはいくつかあった(メンヘラで自殺未遂した人が結婚して...続きを読む
  • 「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~
    靖国神社に参拝したらリストカットがやんだ。

    という言葉が印象的でした。

    右翼活動や靖国参拝で自己肯定ができたのだと思います。

    自己肯定感は自分で培うものですが、初期の頃は他人からの肯定が必要です。

    それなのに世間も親も否定ばかり…

    自己否定感がなければ行動を起こしやすいのだけど。

    元日本...続きを読む