あらすじ
大好きなバンドのメンバーを巡って、友達との関係を壊してしまったえり。だけど、ある出来事から3人は仲直りする。うんざりする日々への憤り、セックスへの興味と不安、そして「大人」たちへの反発。3人は家出同然で東京に向かう。まだ本当の「恋」さえ知らない少女たちの、ヒリヒリするような青春小説。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
9/10.
世渡りは難しい。楽しい事を追いかけても、社会に反抗しても、どうしても周りの認めがないと虚しい気持ちが湧いてくる。その矛盾には解決がないかもしれない。
Posted by ブクログ
◆あらすじ◆
大好きなバンドのメンバーを巡って、友達との関係を壊してしまったえり。
だけど、ある出来事から3人は仲直りする。
うんざりする日々への憤り、セックスへの興味と不安、そして「大人」たちへの反発。
3人は家で同然で東京に向かう。
まだ本当の「恋」さえ知らない少女たちの、ヒリヒリするような青春小説。
Posted by ブクログ
1巻を読んだ時は、今も抜け出せない過去の痛みを突き付けられているようで痛かったんだけど。
この巻読んで、段々と
「あー……、そっちに行っちゃいけないのに……」
って気分になったので、「私も年を取ったなあ……」と思ってそっちにショックでした。
でも、確かにあの時にあった。
「自分は何者かになれるのではないか?」という全能感とか、そういうのはあって。
それで私も、確かに高校を辞めたわけです。
でもそれはさ。
私は辞める時には、ある程度覚悟を決めていて。
「それがどういう方法であれ大学に行こう」
と思っていたし。
“大学に行ける”だけの学力と、それまでに培っていた学力を持っていたし、それをしてくれるだけの親の経済力もあった。
それをわかっていて辞めた。
とか、いらないことをぐるぐる考え出してしまって、「何をえらそうに言ってるんだろう?」とか、私はそれでよかったのか? とか、また更に余計なことを考えて、ぐるぐるしてしまった。
なんだか、読んでる時よりも、これを読んでから感想をまとめることの方がしんどいな……って書いてて思いました。
そういう話(ざっくり)。
まだ2巻だから。
今は彼女たちは私とか、ある程度安定してしまった大人から見ると、今、一番下にいるように見える。
でもそれが本当に下なのかどうかわからない。
最後の一冊で、とんでもないことが起こるかもしれない。
でも、起こったところで、「作り話だからなあ……」って思ってしまったらごめんなさい。