ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
現在のアラフォーは「受難の世代」――。この世代は、社会に出る頃にはバブルが崩壊し、就職氷河期にぶつかる。その多くがフリーターや派遣という非正規人生となった。特に現在、アラフォー女性の約半数は非正規。仕事、お金、結婚、出産、病気、老後、親の介護、孤独……。自ら「非正規・単身・アラフォー女性」である著者が、同世代の女性にインタビュー。不安を抱えて生きるアラフォー女性たちの「証言」が綴られた貴重な一冊。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
タイトルからさぞ絶望的な内容と思いきや、意外とそうでもなかった。様々な事例を通して、ふんわり地に足のついた自立心が芽生えてくるというか、「ぐだぐだ言っても来るときは来るんだな。でも自分も独りじゃないし、なんとかなるか!」と思えてくる。一周まわった楽観主義になれる本。割と好きでした。
暗い話しばかりではなく、先に明るい光が見える希望があったり、楽しい本でした。巻末対談の栗田さんの活動にも関心をもちました。
非正規・単身・アラフォー女性 「失われた世代」の絶望と希望。間宮処凛先生の著書。生まれてくる時代は選べないし、生まれてくる性別も選べない。不運な時代に生まれて不遇をかこってきた女性を支援するのは国や政治家の使命なのだから、見ないふりをして問題を放置するなんて無責任そのものではないでしょうか。正規社員...続きを読むでも非正規社員でも、結婚していても独身でも、男性でも女性でも、誰もが平等に幸せに暮らせる社会でないと。
ロスジェネ世代というのが身に染みて分かる。 とても良い本だと思う。 社会は、政治は、みようとしていない。隠そうとしている。高齢者や子供でもないため、問題が表面化しにくい。 こういう声なき声の不満みたいなものが世の中に沈澱していき、その上で今の政治不信が増えていくと民主主義は崩壊していくかもしれない
暗い話で気持ちが沈むかな?と思いつつ読みましたが、そんなコトは無く。。。 もちろん真面目なインタビューですし、社会制度について考えさせられるモノでは有りますが。 第二部の典子さんの失敗談はクスッと笑えたり、非正規でも自分のしたい働き方を優先する姿には前向きな気分にしてもらえました。
同年代の同性として、人ごととは思えなかった。 決められた見えないレールみたいのがあって、そのレールから外れるとなかなか軌道修正するのは難しい。 特に、就職氷河期に社会に出たのはある意味、運が悪かったとしか言いようがない。 どんなに不況でも選ばれる人は選ばれると言うのは簡単だが、選ばれるために、もっ...続きを読むと言うと普通の生活をするために、日夜頑張っている人はいる。 そんな社会の中で、彼女たちは、努力しているし、社会に貢献している。 それが報われないのは、なんとも言えない気持ちになる。 この本の中で、1人、ITスキルを身につけて今は、スペシャリストになった方がいた。 並々ならぬ努力の結果得たポジションだとも思う。 やっぱり、身を助けるのは自分のスキルなのかなとも思った。
世代のせいだけでなく、女性であることや、人を使い捨てにする派遣、非正規労働など、今後もっと多くの人が困窮に陥るんだろうなと思わされた。
今さらだけど女性は国(制度)に分断を強いられてきたんだなと。繋がらないようにされてきた。 女同士だからってわかりあえるとかない。 それまでが違う。 女性のライフスタイルは多様だ。 だから何か一つ法律ができたところでみんなに恩恵はない。 違う立場の女性たちが話をできる関係を作っていくのが大事。 不安は...続きを読む自分に向けるのではなく社会に向けたほうがいい。 タイトル通りに希望を感じさせられる読後。 老後じゃなくてもハネハウス作りたいなぁ。
日本社会にある心配事の細部の細部の具体的な姿の一端である。「非正規・単身・アラフォー女性」は、もちろんいつの時代にも存在していた。しかし、かつてはそれが個人の選択の結果としての存在だったものが、現在、彼女たちは社会のひとつのグループと呼べるまでに規模が大きくなり、社会の構造としてそうなるべくしてこ...続きを読むのようになったというところがある。こうなることが運命だったのだ、というふうに他人事として見るのではなく、日本社会の行く末について考えなければならない問題である。筆者はその具体的な状況を示し、さらにいくつかの異なるケースとして分類し、問いかけている。 2015年の国勢調査などによると、アラフォー女性(35~44歳)の未婚率は20%を上回り、その半数以上が非正規雇用と言われている。単身で生きていく中年女性というものがもともと想定されずに設計されてきた日本社会にあって、中年パラサイト・シングルとなって老いていく、こんな状態が引き続き放置されている。 安楽死、老後は刑務所へ、絶滅危惧種といった極端なことばとともに、これまでもこれからも「道なき道」の上にあると締めくくられている。 自分の周りにも本当にこうした女性は少なからずいる。日常、普通に見えていて、本当は不安の塊なのである。彼女たちの存在が深刻な社会不安となり、将来の世代がそのコストを負担させられることがないようにと願う。
まあ、このスペックの人たちはかなり辛いわな。実際。 で、こう言う人たちをなんとかしないと、日本は滅ぶ。確実に。 そりゃ出生率も落ちるでしょうよ。 ただなんか、この手の話読んでると、まあ、こう言うのも多様性?こう言う生き方が認められるようにならないとって言う主張に、イラっとするのも確か。 そりゃ、...続きを読む出生率も落ちるでしょうよ。 「男」と「女」が歯を食いしばって作って来た世界の果実を口にして、私は嫌よといってるわけだもんな。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
非正規・単身・アラフォー女性~「失われた世代」の絶望と希望~
新刊情報をお知らせします。
雨宮処凛
フォロー機能について
「光文社新書」の最新刊一覧へ
「社会・政治」無料一覧へ
「社会・政治」ランキングの一覧へ
雨宮処凛が見る世界:生きづらい女性たち
雨宮処凛の活動家健康法 「生きづらさ」についてしぶとく考えてみた
生きさせろ! 難民化する若者たち
試し読み
「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~
生きのびろ! 生きづらい世界を変える8人のやり方
イミダス 現代の視点2021
右翼と左翼はどうちがう?
EXIT
「雨宮処凛」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲非正規・単身・アラフォー女性~「失われた世代」の絶望と希望~ ページトップヘ