雨宮処凛のレビュー一覧

  • 「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~

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    この本は「週刊ブックレビュー」で2009年1月に紹介されました。
    映画監督の佐藤忠男さんが取りあげました。
    著者の雨宮処凛さんはNHKの「私の1冊 日本の100冊」や「派遣切り」の問題を扱ったテレビ討論番組にも出演しています。

    佐藤忠男さんは敗戦後の貧困を経験していますが、当時の貧困は「努力すれば乗り越えることが出来た」と言います。
    貧しくても誇りに思うことが出来たといいます。
    いまは、競争社会で負けたものが、正社員になれずにフリーターになるという見方があります。
    「自己責任にしてはいけない」と著者は言います。
    中江有里さんも「次のチャンスが訪れない閉塞感は恐ろしい」と言っていました

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    2009年10月04日
  • 「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~

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    派遣労働者や現在の経済格差、労働環境の問題を対話形式で論じている。
    一貫してアイデンティティの問題を主題としている。
    いつの時代でも経済格差は多かれ少なかれ存在するだろうが、貧困層が社会的に包摂されているかということが重要なのである。

    まあこういう問題に興味がある人は読んでおいていいだろう。

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    2009年10月04日
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち

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    文章に引っかかったのかなんだかよくわからないが少し読みづらかったのだけれど、読み終わった。具体例が豊富に出てくるのでよくわかる。大企業がどんな体制を強いているのかとか、クリーンなイメージの裏でなにをしているのかなど、わかりやすくてよかった。特に、クリーンルーム(無菌室みたいな部屋)での作業を派遣社員がやるという話に衝撃を受けた。危険な仕事は、専門の知識を持つものがやるべきだし、事前の安全確認を万全に行わなければならないのが倫理・道徳である。普通の人が普通に考えること(だと私が思ってるだけなのか?)と企業倫理や経済効率優先の結果生み出される理論との大幅なズレが問題である。

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    2011年09月03日
  • ともだち刑

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    小説の中の人物に共感はあまり出来ないんだけど、この作品は別。気持ち悪いくらいにリアル。主人公の感じ方は吐きそうなくらいに伝わるし、私も知ってる、ああいう感情。でも、主人公みたいな人のことを舌打ちしたくなる「あなた」の気持ちも、知ってる。知ってる。
    私の中の「あなた」だったり担任だったりに贈りつけたい一冊だった。
    過去(中学時代)1、過去(専門時代)2、現在(大晦日)の組み立て方が良かった!

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    2009年10月04日
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち

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    『絶望に効くクスリ』でその存在を知って以来,気になっていた雨宮処凛。デビュー作の自伝にもにも興味があるが,とりあえず今の自分のテーマであるワーキングプアを扱ったこの本から。花沢健吾のカバーイラストもテーマにマッチした雰囲気で良い。いざ文章を読んでみると,結構まとも。すこしホッとしました。どうしても色物的なイメージがあったので。「生きづらさ」,「不安定」,「自己責任」という視点から,今の日本の若者が置かれた現状を総覧する。山田昌弘などの学者と比べて(比べるのが間違いだろうが),バランスは悪いけど,格差問題に対するスタンスとしては一方の極だろうと思う。ワーキングプアの若者が,貧困を自分のせいだと考

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    2009年10月07日
  • EXIT

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    生きづらい現実社会から逃避し、インターネットの自傷サイトに行きついた人々。
    しかし、徐々に自傷のエスカレートのスパイラルが進み、その中で、安住の地であるはずだったサイトも、自傷行為の競争というスパイラルに巻き込まれていった。
    著者が「生きづらさ」の根源に立ち向かう過程でで産み落とした小説。
    現代社会の生きづらさの根源を解決しない限り、どんな安住の地を作っても、人間は「生きづらさ」の中で負った傷を、悪い形で増幅し続ける。
    自傷しあい、遂に本当の「死者」を出してしまった彼女たちの結末は、ひどく悲しい。

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    2009年10月04日
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち

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    同世代の書き手としては最も現在最も信頼と共感を寄せることができる雨宮氏.論に少々強引さを感じるところもあるが,アメリカ追従の新自由主義的政策がもたらした「格差社会」をインタビューを中心にしたルポ形式で鋭く抉っている.

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    2009年10月04日
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち

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    裏表紙にある、携帯メールを見て驚いた。こんな内容で明日の仕事が指示されるのか。そりゃ希望もなくなるよな。こんな働かせ方しかできない社会は間違っていると思う。

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    2009年10月04日
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち

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    賛否両論はあるようだけど、結構楽しめた。フリーターの生活の実態が見えた(いろいろな種類のフリーターが居るにしても)。とりあえず、俺は自宅警備でもしよう。ちなみにぼくは雨宮さんがこの本で前より好きになりました。

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    2009年10月04日
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち

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    我々は反撃を開始する。
    若者を低賃金で使い捨て、それによって利益を上げながら若者をバッシングするすべての者に対して。

    我々は反撃を開始する。
    「自己責任」のなの下に人々を追い詰める言説に対して。

    我々は反撃を開始する。
    経済至上主義、市場原理主義の下、自己に投資し、能力開発し、熾烈な生存競争に勝ち抜いて勝ち抜いて勝ち抜いて、やっと「生き残る」程度の自由しか与えられていないことに対して。

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    2009年10月04日
  • 暴力恋愛

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    「読んでぇ〜絶対解るから〜」と、お姉さま(笑)に薦めていただきました。痛かった・・胸も耳も…(苦笑)

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    2009年10月04日
  • 25年、フリーランスで食べてます 隙間産業で生きていく

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    ネタバレ

    連載の原稿料、本の印税、講演料イベントメディア出演料。
    「貧困問題に詳しい作家」という地位を獲得。
    「社会問題について語れる若い女性」枠に収まった。が、年を取って若い人がでてきて仕事が減った。
    その時に、メンタルを保てるか、が大事。

    返信を早めにするだけで、「一緒に仕事をしやすい人」になれる。
    ネタ切れしないために、常にネタを仕入れる。24時間365日すべてに「原稿を書くために自分を動かす」。日常生活にネタが潜んでいる。現場に足を運ぶ、調べる、など。
    いやなことも、ネタになる=いやなことは天からの恵み。
    寝る前に明日の原稿を発注しておく=起きた時には完成している=すぐに書き出す。
    アイデアは

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    2026年09月01日
  • 死なないノウハウ~独り身の「金欠」から「散骨」まで~

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    著者と私は同い年。私はフリーランスではないけれど、賞与もないし退職金もないので、老後に対する漠然とした不安がある。一九九〇年代にフリーターが増えた背景には財界から政治への要求があった(pp26-27)というのには衝撃を受けた。「解雇したい時、心を折って自分から辞めるように仕向ける会社もあります」(p117)。これ、うちの職場で頻繁に行われることなので、まずは録音して弁護士に相談というアドバイスは参考になった。兄弟姉妹を無理して面倒みる必要はない(p217)ことを知れたのもよかった。ほっとしました。

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    2026年08月16日
  • 「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~

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    「あなたの問題意識は何か」と問われた時、たった1つも浮かばないことに絶望した大学時代。探した結果、社会的な要因から発生する「生きづらさ」にたどり着いた。対話形式でものすごく読みやすく、この本から考えたことが卒業論文まで繋がった。生きづらさは、個人の問題ではない。じゃあ何がそうさせるのか。生きづらい人が行き着く所はどこなのか。リアルに感じることができる本。

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    2026年08月09日
  • 右翼と左翼はどうちがう?

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    お恥ずかしいが、私は右翼も左翼もよく知らない。政治にそこまで興味がなく、自分の身の回りのことだけで精一杯である。

    そんな私も(さすがに勉強しないといけないよな、大人として)と思って手に取ったのがこちらの本。

    中高生あたりをターゲットに書いた本が元になっているようで、右翼と左翼の歴史、実際に活動している人の話が記載されている。入門にはピッタリだったと思う。

    作者は元右翼活動家で、今は中立〜左翼寄り、かな?そのあたり分からないが、右翼も左翼も経験があり、だからこそ良さも悪さも現代の傾向もわかるのだろう。

    評価については星3とした。この本が基準となるため。

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    2026年08月08日
  • 25年、フリーランスで食べてます 隙間産業で生きていく

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    著者なりのフリーランス生き残り術が余すことなく開示されている。しかしマネができるようなものがほとんどない。結局、その人の人生はその人が独自に切り開いて行くしかなく、自分なりの生き残り術を各自が工夫しなければいけないということが分かりました。

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    2026年05月26日
  • 相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ

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    ネタバレ

    植松被告の動機の薄っぺらさに力が抜けましたが、同時にこの事件の難しさを感じました。事件当初から植松被告の「コミュニケーションの取れない重度障碍者を生かすことは税金の無駄」といった主張に私は真っ向から否定できませんでした。だったら生活保護もそうだろうと思うものの、その返答は無駄であることを認めてしまう、同意したくはないのに、適切なことばが分からない。最後の対談に「障碍者がいるから未来の支援が進歩する」とあり、その回答だけではすっきりはしませんが、考えの一つとして覚えておきたいと思います。

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    2026年03月17日
  • 死なないノウハウ~独り身の「金欠」から「散骨」まで~

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    『不測の事態はいつだって起こり得る』
    私だけかもしれないが、あまりにも知らないこの国の制度がたくさんあり、実例を挙げて紹介されていた。今回いろいろな制度が「ある」ことが確認できて、知ることができて、良かったと思う。もちろん自分のためにも、自分以外の大切な人のためにも。やはり「情報」は大事。人を救う。人を助けられる。個人的には、社会福祉士さんのお仕事に興味を持った。助けてもらう側から見たら神みたいな人に見えるんだろうなぁ。それも知識、情報あってこそ。自分の終活に向けてのヒントもたくさんあった。「頼る勇気と頼られる準備」いい言葉だと思った。

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    2026年02月27日
  • 25年、フリーランスで食べてます 隙間産業で生きていく

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    フリーランスのライターとして25年間続けられたコツみたいなものがよく分かる本だった。

    ライターでなくとも、現在フリーランスの人やフリーランスを目指す人にとっては参考になると思う。

    やっぱり独自性を見つける姿勢は大事だ。

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    2026年02月22日
  • 「女子」という呪い

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    ネタバレ

    生涯ずっと、どのステージでも、どの選択肢を取っても「女子」であるが故に「女子」としてどうなのか判断され続けるというのは説明されてみるとなるほどそうかもしれないと思った。(結婚してもしなくても、仕事を辞めても続けても等)
    でもそれってさすがにしょうがなくないかなって思うのは、自分が恵まれてるからなのだろうか。。女子だから得したこともあるし、男性社会を悪く言う表現が多かったけど、逆に男性は結婚してもしなくても競争や仕事から一生逃れられず戦い続けることが基本で、それは立派だなと私は思ったりもしてるんだよなぁ。

    後半はフェミニズムの話が多かったから学びになったから良かった!でも前半は筆者の友人たちの

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    2026年02月19日