祝祭の陰で 2020―2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く

雨宮処凛

華やかに開催されるはずだった「復興五輪」に襲いかかったウイルス禍．一年後続くパンデミックの下無観客で実施された祝祭の陰にあったものとは——．五輪準備で公園を追い出された野宿女性，困窮相談に届いた「臓器を売りたい」という声，聖火リレーが通る予定だった震災から9年目の福島．各地の現場から見た二年間の日本の記録．

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 社会・政治 / 政治
• 出版社: 岩波書店
• ページ数: 194ページ
• 電子版発売日: 2022年05月26日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 15MB

[ブクログ · ★★★★☆]

大マスコミ(ｲﾝﾀｰﾈｯﾄ拡散の今、死語に近い言葉?)では
先ず　報じることのない「日本の今」、帯の言葉を
もらえば「取りこぼされた人々の声」の聞き書き。

改めて　何も考えずに　ぼーっとしていれば
垂れ流される　日本の今の報道は
強烈な作為が働いているのだなぁ
と　いまさらながら　思ってしまう

かの「アンダーコントロール」は
日本の大マスコミにこそ
使われているのだ　と　実感!

[ブクログ · ★★★★☆]

オリンピックとコロナ。その陰で続く市井二元人のあきらめない生きる営み。不均衡なこの日本の歪みが見え出す。
オリンピックとコロナ政策の総括を待つ