川内有緒のレビュー一覧

  • 自由の丘に、小屋をつくる

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     『自由の丘に、小屋をつくる』。ノンフィクション作家が山梨県塩山の山麓(おそらく大菩薩の麓)の土地で小屋づくりに励むドキュメンタリー。著者は特にDIYが得意というわけではなく、逆に苦手な分野。「ひとつ何かが作れるようになるたびに、自由になれるように感じた。己の力で何かを変えることができる。その実感の先に広がるのは、新しい風景だった」。小屋をつくる苦難を乗り越えた者しか実感できない言葉である。田舎に小屋が欲しいとは思っているが、さすがに一から自分でつくってしまうとは、天晴である。

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    2024年02月21日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    身近な人の死があったらどうするか。考えなければいけないけれど、不吉とかタブーな気がして話しにくい。でもそれは自分の思いであって、故人の思いではない。故人が笑ってくれるよう前向きな明るい送り方もあっていいんだ、と思えた。

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    2024年02月20日
  • 自由の丘に、小屋をつくる

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    川内有緒さんの最新刊。「目の見えない白鳥さんと…」で読み始めた著者だが、「パリの国連で夢を食う」の時からの時代をつなぐ内容。「空を行く巨人」も大好きです。なんだろう、読み物としておもしろいというよりも、川内有緒さんの、すごーく興味深い生き方を知ることができる本。コロナの時代はみんな、ほんとに大変だった。自由ってなんだろう?

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    2023年12月03日
  • 自由の丘に、小屋をつくる

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    40歳を過ぎて出産した作家が、娘のために小屋を建てよう、
    と決意し、友人らの協力を得ながら、6年の月日をかけて、
    完成、とはいわないまでも普通に住める小屋をつくりあげた、
    というお話。
    さてこの著者、誰だろう、結構投稿しては賞をもらっている、
    と思いながら読み進めたら、なんだ、先日読んだ
    「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」を書いた人だった。読みやすい文章。

    フリーで活動している年下の夫と山梨の土地を見つけ、
    そこに基礎から始まって徐々にツーバイフォーの小屋ができていく
    様子が描かれている。
    と同時に、生まれたばかりのお子さんが保育所に行き、
    小学生になるまでの成長記録も。

    悪い人が

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    2023年11月27日
  • 空をゆく巨人

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    蔡國強が、失敗も反対者も全て大切に思う前向きさに感銘を受けた。国際的に活躍している現代アートのアーティストってこういう強さをもっているものなのでしょうね。
    いわきの志賀さんすごい!こんな人がいたことがわかっただけでもこの本を読んだかいがありました。
    川内有緒さんの文章は読みやすくていい!

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    2023年08月10日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    明るく表現されているけれど
    実は重い本でした。
    亡くなったどの方も実はもっと生きたかった。 
    生きてもっと成し遂げたかったことを
    ご家族や近しい方がその意をくんで
    次の世でもお続けなさいと空に骨をまく。
    それは今生きている人の心の区切りにもなって
    死者と共に生きていく新しい道が見えてくる。

    限られた命をどんな風に生きて
    死をむかえた後は
    ただの無になるのか
    生きてる人と共に生きるのか
    ただただ自由なのか
    答えは難しい。

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    2023年06月18日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    医者ガチャ

    手術、人工呼吸器、断る。

    医者に勝手に入れられた呼吸器は外してもらう。

    死の恐怖を前に、何の書類にもサインはしない。

    今あることに感謝。

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    2023年05月04日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    この作品では、5組の家族(著者である川内有緒さんもですが)の、家族としての生き方と大切な人の看取りを経て、遺された家族がその後の人生をどう生きているのか…を、散骨を通して描く…。

    「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」がすごくよかったので、こちらの作品も読んでみました。タイトルにはびっくりさせられますが、心温まる内容です。また、この装丁がすごくいいですよね!この作品の装丁は作中に登場する矢萩多聞さんのものです。

    散骨ってそんなに構えなくてもできるものなんだなぁ…なら、私も家族にそう言っておけばどうか、ちょっと考えちゃいました。大切な人だから、最期の想いを叶えてあげたいって家族に思われる

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    2023年04月02日
  • 空をゆく巨人

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    やりたいと思ったこと、やったほうがいいと思ったことを、周りの目を気にすることなく、気持ちのいいくらい行動に移し実現させていく。考え方やそのスケールの大きさなど、自分の人生では巡り合うことのない人たちに出会うことができた。

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    2023年02月11日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    本書はさまざま形で散骨をされた遺族の方のルポ。
    ご本人が望んで…というケースが多いけれど、全体通して残された方の気持ちの整理という意味合いが強いと感じた。

    身内を亡くした時、深い悲しみって消えないんだなと気付いた。
    日々の暮らしの中で、薄れたと思ってもちょっと奥に移動していただけで突然生々しい感じで襲ってくることがある。

    遺骨はお墓に納めて土に還すのがよいとお坊さんは言っていたけど、ちょっぴりいただいているのでいつか私も天気の良い日に故人の好きだった場所にサッと撒いてみたい。


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    2023年01月11日
  • 空をゆく巨人

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    夢を忘れない二人の男の物語。
    特に滋賀忠重という人の行動力に圧倒される。
    夢を見続けるには一歩踏み出す勇気が必要。
    でもまず自分を突き動かす夢の見かたを見つけるにはどうすればいいのか?
    小心者の私は戸惑う。

    蔡國強という偉大なアーティストを通して
    理解しがたかった現代アートの見方を教えてもらえる本でもある。

    二人の男性の話だけれど
    川内有緒さんも夢を忘れないもう一人の主人公。

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    2022年12月25日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    全盲の白鳥さんと出会ってからの著者の物語。

    自分と関わる人が、障害を持つ持たないに関わらず、誰かに関心をもち、その世界を知りたい、理解したいという気持ちで接していくことで、寛容さが育まれ、人生を豊かにしていくことにつながるのかなと思いました。

    また、時間を共有できる人がいることに幸せを感じる部分は白鳥さんと私の共通項のようです。

    2025.3追記
    この本をきっかけに大原美術館へ
    充実した時間を過ごせました

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    2025年03月11日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    川内有緒さんの文章って、自然体で、優しくて、どこか包み込むような印象を与えてくれる気がします。

    重い題だなと思いながら手には取ったものの、良い意味で先入観を打ち砕いてくれました。

    死者との向き合い方のあるべき論でも、ただ悲しみを書き連ねるでもなく、5組の家族の愛する人の死との向き合い方や、故人の生き様が優しい文章で綴れていました。

    別れは、避けては通れない道。

    頭では分かっていても、いざ対面するまで向き合い方を考えるのって難しいと思うんです。でも、この5組は、突然愛する人の死が差し迫った時、誰に聞くでも相談するでもなく、自然とそれぞれのやり方でベストを尽くして、それぞれの方法で弔ってい

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    2024年07月14日
  • 空をゆく巨人

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    この本を開いたとき、強烈な違和感があった。
    今まで川内有緒さんの書く文章は、川内有緒さん自身が体験したこと(とりわけ旅に関すること)しか読んだことがなかったからだ。
    その意味では、この本は初体験なのである。何しろ、そういう文章は「文庫版あとがき」にしか存在しない。

    その違和感故に、一度本を閉じてしまい、再び開くのに時間がかかってしまった。
    しかし、開いてみると、“なぜ閉じてしまったのだろう?”と思うほど、興味深く面白い内容だった。

    私自身は、アートにあまり興味はない。
    とりわけ現代美術となると“訳のわからないもの”という感がある。だから、蔡國強の名すら知らなかった。
    中国人の蔡國強と、いわ

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    2022年07月15日
  • 空をゆく巨人

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    国境を越えた友情と人生を力強く生きる人達の話。なんとなく生きているのが勿体無い、精一杯生きようとパワーを登場人物にもらえる。ニュースの中でしか見なかった原発問題についても、深く考えさせられた。
    川内有緒さんの作品は、人生って面白いんだな。素敵だなぁ。といつも再認識させてくれるので大好きです。

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    2022年02月18日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    散骨を選んだ5人の遺族・近しい人への
    インタビュー。
    私も散骨とつもりで、葬儀社から情報ももらっているので、同志のような気持ちで読み始めた。

    散骨に至るまでの人生がすごい。
    型にはまる人はいない。
    2016初版ながら、インタビューは00初頭から
    はじめられたそうなので、
    散骨は特別なものだったのかもしれない。

    それが今や、私のような平々凡々な人間も選択する。

    生死についての意識も変わってきているのだろう。

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    2022年01月22日
  • 空をゆく巨人

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    蔡さんと志賀さん、そして、いわきチームが紡ぎ出す友情と作品たち。
    「見える壁は壊し易いが、見えない壁を崩すのは難しい」
    彼らの挑戦は、そのような見えない壁に切られた繋がりを結び直そうとしているようだ。
    いわき また訪れたい。前とは違うふうに映るだろうな。

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    2022年01月16日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    著者と同じく、死んだら、、、、ということを時折考える。
    死を考えることは、生を考えることだと思ってるから。
    原真さんの話はちょっと圧倒されたなー

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    2021年05月24日
  • 空をゆく巨人

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    私の周りにはこのようなひとはいない。東京では皆人生がいっぱいいっぱいで人を批判的にしか見れない。この漢、志賀のような人に会っていない俺は不幸だ。

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    2021年02月07日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    故人の骨を撒いた人たちの話。
    私は死んだら骨を撒いてほしくて、この本を読んだ。
    でてくる人たちはみんな違う人生だけど、好きなことやって、生きぬいた人たちだなって思った。

    1.世界中を旅した夫の骨を、世界の様々な場所へ
    (パリのポンデザール、大連の海、アメリカの友人の墓etc)
    2.妻の骨を、20年共に過ごした南の島(ロタ島)の珊瑚の海へ
    3.旅先のチェコで客死した父の骨を、チェコへ
    4.山に行きた夫(本職は医者、原真さん)の骨を、ヒマラヤへ
    5.インドで共に暮らした人を、インドのチトラヴァティー川へ

    悔いのないように、好きなことをして生きようと改めて思った。
    死者は、自分の重なっていくとい

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    2020年09月11日