川内有緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
40歳を過ぎて出産した作家が、娘のために小屋を建てよう、
と決意し、友人らの協力を得ながら、6年の月日をかけて、
完成、とはいわないまでも普通に住める小屋をつくりあげた、
というお話。
さてこの著者、誰だろう、結構投稿しては賞をもらっている、
と思いながら読み進めたら、なんだ、先日読んだ
「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」を書いた人だった。読みやすい文章。
フリーで活動している年下の夫と山梨の土地を見つけ、
そこに基礎から始まって徐々にツーバイフォーの小屋ができていく
様子が描かれている。
と同時に、生まれたばかりのお子さんが保育所に行き、
小学生になるまでの成長記録も。
悪い人が -
Posted by ブクログ
この作品では、5組の家族(著者である川内有緒さんもですが)の、家族としての生き方と大切な人の看取りを経て、遺された家族がその後の人生をどう生きているのか…を、散骨を通して描く…。
「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」がすごくよかったので、こちらの作品も読んでみました。タイトルにはびっくりさせられますが、心温まる内容です。また、この装丁がすごくいいですよね!この作品の装丁は作中に登場する矢萩多聞さんのものです。
散骨ってそんなに構えなくてもできるものなんだなぁ…なら、私も家族にそう言っておけばどうか、ちょっと考えちゃいました。大切な人だから、最期の想いを叶えてあげたいって家族に思われる -
Posted by ブクログ
川内有緒さんの文章って、自然体で、優しくて、どこか包み込むような印象を与えてくれる気がします。
重い題だなと思いながら手には取ったものの、良い意味で先入観を打ち砕いてくれました。
死者との向き合い方のあるべき論でも、ただ悲しみを書き連ねるでもなく、5組の家族の愛する人の死との向き合い方や、故人の生き様が優しい文章で綴れていました。
別れは、避けては通れない道。
頭では分かっていても、いざ対面するまで向き合い方を考えるのって難しいと思うんです。でも、この5組は、突然愛する人の死が差し迫った時、誰に聞くでも相談するでもなく、自然とそれぞれのやり方でベストを尽くして、それぞれの方法で弔ってい -
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この本を開いたとき、強烈な違和感があった。
今まで川内有緒さんの書く文章は、川内有緒さん自身が体験したこと(とりわけ旅に関すること)しか読んだことがなかったからだ。
その意味では、この本は初体験なのである。何しろ、そういう文章は「文庫版あとがき」にしか存在しない。
その違和感故に、一度本を閉じてしまい、再び開くのに時間がかかってしまった。
しかし、開いてみると、“なぜ閉じてしまったのだろう?”と思うほど、興味深く面白い内容だった。
私自身は、アートにあまり興味はない。
とりわけ現代美術となると“訳のわからないもの”という感がある。だから、蔡國強の名すら知らなかった。
中国人の蔡國強と、いわ -
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故人の骨を撒いた人たちの話。
私は死んだら骨を撒いてほしくて、この本を読んだ。
でてくる人たちはみんな違う人生だけど、好きなことやって、生きぬいた人たちだなって思った。
1.世界中を旅した夫の骨を、世界の様々な場所へ
(パリのポンデザール、大連の海、アメリカの友人の墓etc)
2.妻の骨を、20年共に過ごした南の島(ロタ島)の珊瑚の海へ
3.旅先のチェコで客死した父の骨を、チェコへ
4.山に行きた夫(本職は医者、原真さん)の骨を、ヒマラヤへ
5.インドで共に暮らした人を、インドのチトラヴァティー川へ
悔いのないように、好きなことをして生きようと改めて思った。
死者は、自分の重なっていくとい