川内有緒のレビュー一覧

  • パリの国連で夢を食う。

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    日芸からのアメリカの大学院からの大手コンサルからのパリの国連...目が眩むようなエリートの著者。
    初めは自分もこの方は育った環境からして何もかもが違うと、ややひねくれながら読んでいたのだけど、
    著者をエリートにしたのは前向きで物怖じしない心の強さゆえと気づき、憧れの気持ちに変わっていった。

    国連で通用するくらいの英語スキル、ビジネススキルは、私からしたら途方もない努力と苦悩が必要に思えるけど、著者は「その時々にやりたいことに流されただけ(意訳)」というんだからすごい。

    今のままではなく、なにか変えたいと思っている自分に気づかされた本でもあった。

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    2025年03月19日
  • パリの国連で夢を食う。

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    著者が国連職員としてパリで過ごした5年半の生活をおもしろおかしく綴ったエッセイ。バイタリティ溢れる著者の素敵な人柄が伝わってきます。
    海外での生活や国連の仕事内容、気になる方も多いのでは?この本で少し覗いてみることができますよ。
    2000倍という募集倍率から選ばれ、晴れて国連職員となり、パリでの生活をスタートさせた著者。その彼女を待ち受けていたものは、
    ・パリでの住宅探しの苦労
    ・パリでの理不尽な仕打ち(不幸話ではない)
    ・優秀でクセのある各国の愉快な同僚たち
    ・お役所感満載のカオス組織
    ・国連内の珍常識、時間感覚 などなど。
    スラスラと楽しく読めました。

    興味の赴くままに突っ走る著者もさる

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    2025年03月09日
  • 空をゆく巨人

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     この作品で取り上げらているのは、中国人の現代美術家蔡國強(とはいっても知らなかったけど)と福島県いわき市在住の実業家志賀忠重…この一見してつながりが見えない2人、でも強固な絆が2人にはありました。蔡國強が無名の時から支援をしていた志賀忠重、どこまでもつづく2人の関係性にはちょっと羨ましいものを感じたりしました。

     だって、蔡國強が舟を使って作品を作りたいから海外まで持ってきてほしい…持っていくまでだって大変、その後組み立てるのだって…それを仲間を連れて海外に行っちゃうんですよ、この志賀忠重って人!!そして、東日本大震災後に、何かに役立ててほしいと蔡國強が寄付したお金を子どもたちからの絵画作

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    2025年03月09日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    知識などなくても自由にアートをともに語り合うっていいね。
    私は絵画の前に立つと、緊張して、ただ誰が描いたなんという絵って覚え込むって感じだったから、こういう実直なお話を聞けて楽になった。

    障害者っていうとなんか構えて、困っていることを助けてあげたくなる性格の私。
    だけど、それが時にお節介だったりするのよね。

    今の社会の障害者に対する見方はまだまだ偏見があるね。

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    2025年03月05日
  • パリでメシを食う。

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    パリで暮らす日本人たちは、どのようにしてそこにたどり着いたのか?
    刊行から15年経ち、今ではまったく違う生活をしているであろうと思わせる、バイタリティのある人たちに思いを馳せる。

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    2025年02月22日
  • パリの国連で夢を食う。

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    パリで国連職員として働いた川内さんの5年半の日々。自分の気持ちにきちんと向き合って、悩みながらもその時々で決断をしてまっすぐにすすむ川内さんが眩しい。お父さんが倒れたときに「仕事よりも家族が大事だ」と送り出してくれた上司の言葉には涙が出たし、様々な国籍、文化、背景を持つ同僚たちの言動にも学ぶことがたくさんあった。最後の私たちへのアドバイスのような言葉が優しくて、胸がいっぱいになった。他の作品も読んでみたい。

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    2025年02月07日
  • パリの国連で夢を食う。

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    国連という言葉は良く聞くものの、実際何をやっているのかわからない部分が多いけど、一部分を垣間見たような気分。パリのアレコレも知れてしかも面白い。

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    2025年02月01日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    フラットになれる本。
    盲目、美術鑑賞とは正反対かと思っていたけどそれはほんとに思い違いだった。
    色んな人と出会い人生を楽しんでる大人達のお話。
    そこに盲目とか関係ない。

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    2025年01月29日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    忘年会の帰り、会社の後輩と電車で本の話をした。彼が最近のお勧めと言うことで教えてくれた本。最近、人から教えてもらった作品に当たったことがなかったが、これは良い、とても面白く読んだ。

    私も私の骨は自然界にまいてほしいと思っており、題材も興味深い。遺骨を自然にまく話、五話。

    ミクロネシア、チェコ、インド、ヒマラヤ。

    山好きな私は特にヒマラヤの話が楽しかったな。この時代によくまぁとか、エネルギッシュな家族だなとか。
    私は(今のところ)自分の死はそんなに怖くない。
    死とは残された人の話なのだなと思った。残された人は故人を想う。
    妻が死んだ後私はどの様に過ごすのだろうか?
    私が死んだ後妻はどの様に

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    2025年01月26日
  • 空をゆく巨人

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    ちょっと読み終わってから感想を書くまで時間が空いてしまった為、いいレビューが書けなくてすみません…。ちゃんと読み終わった時に書かないと忘れてしまいますね…。

    中国の現代アートの巨匠、蔡國強さんといわき市の方々との絆を核に語られるダブル主人公のノンフィクション。
    是非蔡さんの作品を見に行く前に、いわき市に行く前に読んでみてください。

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    2025年01月24日
  • パリの国連で夢を食う。

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    久しぶりにザクザク読めた。
    芸術系大学出身の人ってこんなにダイナミックな行動なのだろうか…謎の組織の一端が垣間見えたの、素敵な都パリ暮らし の生々しさも面白かったです。

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    2024年12月05日
  • わたしの名店

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    稲垣えみ子さんお目当てで読みました。
    他の方々のエッセイも大変面白く、思わぬ収穫でした。
    ここに出てきた店の鍋焼きうどん、メーヤウ、ピネライス…食べてみたい。

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    2024年09月22日
  • 空をゆく巨人

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    世界的、現代美術家の蔡國強さんと、蔡さんが売れない時代から支え続けた志賀さんの友情物語、って言えばいいのかな

    本屋さんでたまたま平積みされてて気になったので読んでみました

    2人は、生まれた国から違いますが、出会うべくして出会った、出会わないといけなかった、という感じで、いわゆる男の友情物語、ではなくて、

    蔡さんは火薬画家として、志賀さんは実業家として、失敗を恐れずに突っ走り続けて、お互いそういう生き方に共感し合い、そのうち、蔡さんの作品作りにも携わるようになって、自然発生的にチームもできていって、世界中に「いわきからの贈り物」という作品を展示して回って、東日本大震災、原発事故を通じて、そ

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    2024年09月10日
  • パリでメシを食う。

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    パリで暮らす筆者がパリで暮らす日本人にインタビューしてまとめたルポ。人の人生っておもしろいですね。大きな名声を勝ち得た人ばかりが登場するわけではないですが、みんなそれぞれ自分の道に幸せそうに生きてます。もちろん、パリで不幸を感じながら暮らしている日本人もいるでしょう。でも、笑いながら楽しく生きたい。パリってそんな人の集う町みたいです。楽しく幸せならば、東京でも同じですね!

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    2024年09月04日
  • 自由の丘に、小屋をつくる

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    人に助けてもらう力、人を寄せ付ける力がすごいなあと感じた。「不器用」なのに、小屋を建てることに挑戦、努力するのもすごい。
    ナナちゃんも只者ではない感じがして、今後の成長が楽しみ。また著作に登場してくれるだろうか。
    読者の私も、そこに参加してるような、参加したいような気になった。

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    2024年08月18日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    私も散骨して欲しいな
    自然に帰りたい
    いつか散骨が主流になっちゃったりするんだろうか
    でもみんなが散骨したら、それはそれで環境問題になったりするのかな
    っていうか違法じゃないんだ!

    など、色々なことが次々に思い浮かぶ本だった
    死についての話なのに、なんだか清々しいのが不思議
    著者のことは、もっと恵まれた環境の人だと思っていたので、借金の話が出てきて、驚いた

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    2024年08月14日
  • パリでメシを食う。

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    読むのにかなり時間がかかった。
    私が好む物語調のものでも無いし、有名な人や興味のある職業ばかりじゃないからだ。
    でも、面白かった、まさに、参考になる話・サクセスストーリーじゃないんだけどだからこそ面白いっていうか。
    私にも無限の可能性があるように思えた。なんなら来週からパリに住んでるかもしれないし(笑)
    でもそれくらい本当に生き方って自由なんだ。
    私もきっとパリは完全に好きにはなれないと思う、京都のほうが100倍生きやすいだろうし。
    でも最近の私はなんでかパリに惹かれてる。モンマルトルから見たあの景色が忘れられないからだろうか。あの沢山の花が沢山ある街と、昼間からお酒を飲んで楽しそうに話してた

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    2024年07月19日
  • パリの国連で夢を食う。

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    パリにある国連の事務所に勤めた著者による体験記。
    多種多様なバックボーンを持つ人達の集まり。
    そんな組織での仕事は面白くもあり、理不尽さもあり、まぁカオスな職場だなという感想。
    その他、パリでの生活や人々との交流も書かれていて、最後まで飽きずに楽しめた一作でした。

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    2024年07月12日
  • わたしの名店

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    どのお店もその人にとってほんとに名店。
    美味しそうで行けるとこかなとおもわずググっちゃった。
    朝井リョウの高田馬場にある居酒屋「丸八」学生たちですんごくうるさそう。でもガリガリ君がそのまま入ってるサワーってちょっと飲んでみたい。
    三浦しおんの近所のビストロも素敵。
    こんなお店がいきつけでふらりとひとりで入って食べて軽く飲んで帰る…なんて贅沢な時間なんだろう。
    藤岡陽子のおばあちゃんちでいつも出前でとってくれるキッチンゴンの”ピネライス”このエッセイに心揺さぶられた。
    まったく同感!

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    2024年07月12日
  • わたしの名店

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    ネタバレ

    以前食を題材にした小説を読んだが、本当にあるのか調べたりしたので
    本作は有難い。
    それこそ温泉、とか喫茶店、とか細かくジャンル分けしても作家さんそれぞれのオススメがあるはずなので
    シリーズ化しないかなぁ。。
    雰囲気や、ピンポイントの品物目当て、また何を食べても美味しくて通う、と色々なエピソード。
    また個人店の儚さと切なさも。。


    三浦しをん 京王線千歳鳥山 『Ho 100%drunker』 ベルギービール煮込み
    →たかぎなおこ氏のバクダン納豆といい、京王線沿いには魅力的なお店が。。
     
    西加奈子 渋谷 『虎子食堂』スパイス系
    →渋谷も新宿も駅近ですますので、開拓したい。。

    中江有里 三軒茶

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    2024年07月03日