【感想・ネタバレ】パリの国連で夢を食う。のレビュー

あらすじ

チャンスを掴んだのは31歳の時。2年前に応募した国連から突然書類審査に合格との知らせが舞い込んだ。2000倍の倍率を勝ち抜き、いざパリへ。世界一のお役所のガチガチな官僚機構とカオスな組織運営にビックリしながら、世界中から集まる野性味あふれる愉快な同僚達と、個性的な生き方をする友人らに囲まれて過ごした5年半の痛快パリ滞在記。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

エッセイであることを忘れてしまうぐらい物語性があって面白かったです。
あまりにも自分とは違う環境の話なのに、すらすらと読めてしまいました。

日本人目線で、パリの魅力的なところも不便なところも書かれていて勉強になるし、国連という、国としての偏りがない立場からの文化や習慣の捉え方のようなものについても考えさせられるものがありました。

0
2025年10月13日

Posted by ブクログ

素敵な方だなぁ

この方が優秀なのはもちろんなんだけど、
この本に出てくるひとはみな、自分で決めて、自分で切り拓いた人生を生きていて、そこが飛びきり眩しかった そして、当たり前なんだけど世界は多様性に富んでいて面白い

0
2025年09月04日

Posted by ブクログ

ここ数年で読んだ本の中で一番面白かった。こんなに面白い本を書く作家さんをこれまで何となくしか知らなかったのか!と思った。

日芸卒で2000倍の倍率の国連のポストを手に入れた著者の5年半のパリの記録。なかなか知ることのできない国連の実態を面白おかしく知ることができると同時に、小説のような友情や恋愛もあり、、盛り沢山の内容で、自分も著者と一緒にうたた寝しながら夢を見たような気分だった。

著者が本当にパワフルな方で、国連の職員を次々と巻き込んでいく様子が軽快でワクワクする。解説ではあちゅうさんが(インフルエンサーとしての印象が強かったけど、改めて文章が上手な方だなと思った)著者の夢を手にしていくフットワークの軽さについて語っており、本当に軽々と夢を叶えていくってこういうノリの人のことをいうんだよなあと思った。もちろんその瞬間その夢を手にするために猛烈な努力をしていることも含めてだけど。

ちなみに高野秀行さんが命名してくれたというタイトルはすごく素敵(高野秀行ぽい)けど、もっと分かりやすいタイトルにしたらベストセラーになるくらい売れたのでは?と思ったりもした。余計なお世話だし、もしかしてベストセラーだったのかもしれないけど、、そのくらい人にも勧めたくなる本。

0
2025年06月09日

Posted by ブクログ

国連で働くということへの当初のイメージは、世界中のエリートたちが切磋琢磨しながらバリバリ働いているというものだった。
しかし、著者の飾らない言葉で綴られる国連での仕事の日々は、色々と想像を裏切られた。個性的な人物が多く、エピソードもクスッとしてしまうような面白いものが多かった。

0
2025年04月14日

Posted by ブクログ

パリの国連で5年半働くなかで出会った多種多様な同僚、世界中で暮らす日本人。

理不尽なことももちろんあったと思うけれど、人と人の繋がり、あたたかみが微笑ましくてうるっときた。文章が心地よくて、かつての同僚たちへの愛を感じる。

自分も人生について考える時が来ている気がする。でも、難しい。

0
2025年03月16日

Posted by ブクログ

生きがいと思える仕事に出会えるのは、幸せなことだと思う。でもそんな仕事と出会えるのは、簡単なことじゃない。夢のように思えた仕事でも、夢が現実になった瞬間に違う側面(大抵の場合知りたくなかったことを)知ってしまうこともある。

私にしかできない仕事はなかなかなく、私がいなくなってもちゃんと次の人がやってくる…

だからこそ、自分の好きなこと、大切にしていること、ドキドキすること、ワクワクすることを手放さない、探し続けたい、自分でいるために…ということに気がつかせてくれる楽しい本でした!

0
2025年01月18日

Posted by ブクログ

正規雇用、年金、定職…。いろいろな「社会の常識」にとらわれすぎていて、自分の人生を正面から見つめられないことってよくあります。そのとき、目の前にあるチャンスに手を伸ばすかどうかは自分次第。そのチャンスが手を引っ張るのか足を引っ張るのか…。それもやってみなくちゃわからない。東京の満員電車の中で読むには、なかなかに刺激の強い一冊でした。

0
2024年09月18日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ面白かった。先に「パリでメシを食う」を読んでからこちらを読むと、さらに面白い。著者の等身大のリアルな描写。文章のリズム。パリの本来の姿。そう、パリって、こうなんだ。本当、そう。綺麗な面ばかりじゃない。だけど、ここにいくつものドラマがある。夢に向かって何かを目指している人たちが集まる場所。国連という場所の中身を知って、なんだか複雑な気持ちになる。ここまで赤裸々にかける著者に尊敬の念が絶えない。読めてよかった。

0
2024年08月14日

Posted by ブクログ

まだパリには行ったことないけれど凄く行きたくなった。
スクワット行ってみたい。

I君とのデートの楽しみ方、凄く共感して首もげそうなくらい頷いた。

学生時代をアフリカで過ごした友人がお勧めしてくれた本、読めてよかった〜。
私もこの体で地球を楽しみたい。

0
2024年03月12日

Posted by ブクログ

気になっていた作家さんの作品を読みました。タイトルどおり、パリの国連機関で働いていたころの、情景を描いた内容です。パリの街並みやカフェ、バール、宿などの細かな描写。多国籍、多様な価値観や個性を持つ多くの人物が登場し、それぞれのフィルターを通しての考えや実際の言動。

そのような環境下で働き、暮らすことで、生きるとは、幸せとは、を考える。考えさせられる一冊です。

以前好んで読んでいた、ロバートハリスさん、沢木耕太郎さん、高橋歩さんといった作家さんを思い出しました。やっぱりノンフィクションはいいな、とも。

家族愛、恋愛の内容もあったり。パリは一度だけ、半日ほどしか滞在したことはありませんが、作品に出てくるスクワットなど、改めて訪れてみたい。そう、思いました。

0
2024年01月08日

Posted by ブクログ

いわゆる波瀾万丈記だが、全体的に自意識過剰でないところが良かった。ついては、読んでいて疲れなかった。大変な事をわざわざ引き寄せて、
一見自虐だが実は悦に入っている物書きがよくいるが、それとは対極。
国連のパートは、非常に興味深い。国際機関に興味がある人は必読と思う。

0
2023年10月29日

Posted by ブクログ

読んでよかったな。本を読む楽しさを思い出させてくれた。
内容も書き方もとても軽快で面白い。
将来とか生き方とかでグルグル渦に巻き込まれそうになる自分だけど、
有緒さんみたいにノリよくというか
しなやかに生きていきたい。

0
2023年09月12日

Posted by ブクログ

ぬるま湯に浸かっている気がしている。やりたかった仕事のはずなのに。
この描写がまさしく私も同じことを今思っているところだった。彼女のように立派な仕事をしているわけではないが、やはりこのような悩みを持つタイミングってあるんだなと思えた。
履歴書の入社希望理由が、想像以上に自由で情で訴えてくるとかありなんだとか。気軽に転職をしようとしている人が世界にいるんだなとも思えた。
彼女は、努力家だねと言われるがそうじゃない、その場を生きるために必要スキルをその場その場で付けてきたのだ。をみて、そもそも動くと言うことが重要でそのために前もって頑張るよりも一旦動いて受かっちゃったらその場で頑張ろうと私も思えた。

なんだか、生きる、勉強する、行動する、の活力が出た作品だった。

0
2025年11月14日

Posted by ブクログ

面白かった。
パリという場所、また国連という場所、どちらも私には未知だけど、この本で少しチラッと覗けた気がする。

どこにせよ、生活するという事、生きる事は同じだろうけど、行動力の凄まじさ(ご本人は流れただけと仰るが)で見られる範囲は広がるのだと思う。
ただそれがいいか悪いかは別問題でそれぞれだと思うし、行動範囲が広がる事だけに価値が高まるわけでもないし、人生の面白さが広がるわけでもないとは思うから、それもまた人生という感じで楽しめた。

0
2025年07月31日

Posted by ブクログ

国連ってスーパーエリート集団のイメージだったんだけど、普通の人たちだったんだーってなんかホッとした^_^
フランスだからなのか?グローバルだからなのか?日本に慣れちゃってると大変そうだけど、読んでる分にはとても楽しそうw
一緒に働く人たちのキャラクターもチャーミングで読んでてとっても楽しかった!

0
2025年06月02日

Posted by ブクログ

楽しい一冊だった。なんだか、パリを舞台にした本は、どこかアンニュイな雰囲気の人々が出てくることが多いけれど、この作者の周りはみんなあっけらかんとしていて、悩みが(正職員になれないと最低賃金の半分くらいしかもらえないとか!黒人が一緒に行くと不動産やさんはアパートを貸さないとか!)ないわけではないけれど、それぞれが自分の良いように人生を切り開いていっている感じが良い。
アーティストたちの不法占拠アパートでのパーティーなんて、なかなか参加できそうにない!
作家さん自身は、私は行き当たりばったりで、と書いているけれど、ある意味、知らず知らずコツコツ努力したりアンテナはったりしてるために、チャンスが転がり込んできたときにそれを逃さずに捕まえることができているんだろうと思う。
パリの日本人たちの話も読んでみたいな。

0
2025年03月29日

Posted by ブクログ

日芸からのアメリカの大学院からの大手コンサルからのパリの国連...目が眩むようなエリートの著者。
初めは自分もこの方は育った環境からして何もかもが違うと、ややひねくれながら読んでいたのだけど、
著者をエリートにしたのは前向きで物怖じしない心の強さゆえと気づき、憧れの気持ちに変わっていった。

国連で通用するくらいの英語スキル、ビジネススキルは、私からしたら途方もない努力と苦悩が必要に思えるけど、著者は「その時々にやりたいことに流されただけ(意訳)」というんだからすごい。

今のままではなく、なにか変えたいと思っている自分に気づかされた本でもあった。

0
2025年03月19日

Posted by ブクログ

著者が国連職員としてパリで過ごした5年半の生活をおもしろおかしく綴ったエッセイ。バイタリティ溢れる著者の素敵な人柄が伝わってきます。
海外での生活や国連の仕事内容、気になる方も多いのでは?この本で少し覗いてみることができますよ。
2000倍という募集倍率から選ばれ、晴れて国連職員となり、パリでの生活をスタートさせた著者。その彼女を待ち受けていたものは、
・パリでの住宅探しの苦労
・パリでの理不尽な仕打ち(不幸話ではない)
・優秀でクセのある各国の愉快な同僚たち
・お役所感満載のカオス組織
・国連内の珍常識、時間感覚 などなど。
スラスラと楽しく読めました。

興味の赴くままに突っ走る著者もさることながら、それを無条件に受け入れるパートナー、実家の家族、友人達も素敵です。新しいことにもっと挑戦してみよう!人生を楽しもう!と前向きになれる本でした。

0
2025年03月09日

Posted by ブクログ

パリで国連職員として働いた川内さんの5年半の日々。自分の気持ちにきちんと向き合って、悩みながらもその時々で決断をしてまっすぐにすすむ川内さんが眩しい。お父さんが倒れたときに「仕事よりも家族が大事だ」と送り出してくれた上司の言葉には涙が出たし、様々な国籍、文化、背景を持つ同僚たちの言動にも学ぶことがたくさんあった。最後の私たちへのアドバイスのような言葉が優しくて、胸がいっぱいになった。他の作品も読んでみたい。

0
2025年02月07日

Posted by ブクログ

国連という言葉は良く聞くものの、実際何をやっているのかわからない部分が多いけど、一部分を垣間見たような気分。パリのアレコレも知れてしかも面白い。

0
2025年02月01日

Posted by ブクログ

久しぶりにザクザク読めた。
芸術系大学出身の人ってこんなにダイナミックな行動なのだろうか…謎の組織の一端が垣間見えたの、素敵な都パリ暮らし の生々しさも面白かったです。

0
2024年12月05日

Posted by ブクログ

パリにある国連の事務所に勤めた著者による体験記。
多種多様なバックボーンを持つ人達の集まり。
そんな組織での仕事は面白くもあり、理不尽さもあり、まぁカオスな職場だなという感想。
その他、パリでの生活や人々との交流も書かれていて、最後まで飽きずに楽しめた一作でした。

0
2024年07月12日

Posted by ブクログ

国連で働くという事は、良くも悪くもカオス。
世界を救う為に、何かを考えて、伝えて、という壮大でグローバルな視点で物事を捉えているのかと思いきや、国連の仕事には幸せを感じないという人の多いという皮肉な結果に笑ってしまいました。

0
2024年06月10日

Posted by ブクログ

フォローさせていただいている方が読まれていて、ソソられた一冊。
パリで暮らす。国連で働く。
響きはいいけれど、日々を生きていくことって、どこに居たって変わらない。
国連やパリだからといって、中身は入って見なければわからない。さまざまな人がいるから面白い。
興味深い一冊でした。

0
2024年06月08日

Posted by ブクログ

国連で働くような人でも仕事の悩みというのは自分とあまり変わらないんだなー
勇気を持って自分の道を選びとることの大切さに気づかされました。

0
2024年06月03日

Posted by ブクログ

国連で働くってどんな感じなのか、リアリティのある親しみのある文章で面白く読めた。役所で働いた経験もあるから、スケールは違うが似たようなところがあって、いくら国際機関でもどこも同じなんだなあ…と思った。
映画やテレビの旅番組で見るようなパリではなく、実際に暮らして仕事をしている人の目線で書かれている本作。自分が今まで知らなかった事をたくさん知れて勉強にもなったし、普通にエンタメとしての読み物としても楽しめた。

0
2024年05月12日

Posted by ブクログ

こういう人もいるんだなーって感じでバイタリティ溢れて素敵な著者だなと思う。ストーリーとしては、ひたすら簡単な日記を読んでるような文体でちょっと飽きちゃうかもしれないですが、読み易いは読み易いです。

0
2025年12月02日

Posted by ブクログ

著者の方の、フットワークの軽さとバイタリティ、人懐こさがすごい
人が大好きな人なんだろうな
面白かったと同時に、国連という組織についても考えさせられた

0
2025年06月18日

Posted by ブクログ

筆者が大変優秀な方!
国連での仕事の様子が書かれているが、どれも筆者が優秀であり、困難をちゃんと自分の努力で乗り越えたということが伝わってくる。

0
2024年06月06日

Posted by ブクログ

パリの国連で働く日本人女性のノンフィクション。お堅い人達が寝る間も惜しんで働く場所かと想像したけれど、個性派揃いで意外とぬるい職場なのかな⁈決して自分にはできない異世界を擬似体験するようで面白かったが、欲を言えば仕事の中身についてもう少しわかりやすく詳しく知りたかったし、パリの情景をもっと想像できる描写があると良かったかな〜。

0
2024年04月02日

「エッセイ・紀行」ランキング