感情タグBEST3
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エッセイということもあり、いきいきとした文章で、まるでこちらまでパリの国連で働いてるような気持ちになれる。人生一度きり。チャンスがあればどんな場所でも飛び込んでみよう、と思わせてくれる。
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まだパリには行ったことないけれど凄く行きたくなった。
スクワット行ってみたい。
I君とのデートの楽しみ方、凄く共感して首もげそうなくらい頷いた。
学生時代をアフリカで過ごした友人がお勧めしてくれた本、読めてよかった〜。
私もこの体で地球を楽しみたい。
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気になっていた作家さんの作品を読みました。タイトルどおり、パリの国連機関で働いていたころの、情景を描いた内容です。パリの街並みやカフェ、バール、宿などの細かな描写。多国籍、多様な価値観や個性を持つ多くの人物が登場し、それぞれのフィルターを通しての考えや実際の言動。
そのような環境下で働き、暮らすことで、生きるとは、幸せとは、を考える。考えさせられる一冊です。
以前好んで読んでいた、ロバートハリスさん、沢木耕太郎さん、高橋歩さんといった作家さんを思い出しました。やっぱりノンフィクションはいいな、とも。
家族愛、恋愛の内容もあったり。パリは一度だけ、半日ほどしか滞在したことはありませんが、作品に出てくるスクワットなど、改めて訪れてみたい。そう、思いました。
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いわゆる波瀾万丈記だが、全体的に自意識過剰でないところが良かった。ついては、読んでいて疲れなかった。大変な事をわざわざ引き寄せて、
一見自虐だが実は悦に入っている物書きがよくいるが、それとは対極。
国連のパートは、非常に興味深い。国際機関に興味がある人は必読と思う。
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読んでよかったな。本を読む楽しさを思い出させてくれた。
内容も書き方もとても軽快で面白い。
将来とか生き方とかでグルグル渦に巻き込まれそうになる自分だけど、
有緒さんみたいにノリよくというか
しなやかに生きていきたい。
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くぅ~、羨ましいな。
そんな風に私自身も思ったし、思う人も多いと思う。
でも人をうらやんでも始まらない。
彼女を通して見たパリや国連、そういったものがぎゅっと詰まっていて、とても興味深かった。ぬるま湯にいながらも、現場が見たいと願う。相反する気持ち。一見矛盾しているようだけど、どちらの気持ちも本当だと思う。
思いながら、願いながらも居心地の良さに動けなくなる。
Coccoの強く儚い者たちの歌詞が流れて来た。
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ひょんなことから国連で働くこととなった女性。実は倍率2000倍も知らず働いたパリの国連での出会いと日常を綴ったペーソスに富んだ感動作。
笑いあり、ほんのりた涙ありの良作。
子供の通う高校の父母の会の講演会講師が薦めた一冊。思った以上に良かった。
国連、国際公務員なんて具体的、小さいことを超えた人生について考えさせられる壮大な作品。子供がそう思って読んでくれるといいのだが、果たして目を通すかどうか。
痛快な1作。
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パリと国連での5年半に及ぶ体験をユーモラスに描いた30代女性のライフストーリー(帯より抜粋)
パリの情景とそこでの人々との関わりが頭に浮かび、読んでいて楽しかった。
同時に、本当に自分のしたいことは何なのか、自分に正直に生きたいという主人公のぶれなさを尊敬した。安定した職、海外での生活、個性的な人々との刺激的な日々、それらを捨て新たな道に進む選択ができる強さ。良し悪しはそれぞれが持つものであるにしろ、自分の人生を生きたい、改めてそう考えるきっかけになった。
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びっくりするほど読みやすい!!!
というのがこの本の第一印象。
気がつけばペラペラページを読み進める手が止まらなくて、
後々作中にて筆者のやりたいことについて触れていく描写もあるんですけど、「あ、これは文章を書くのが好きな人の文章だ。」と読んでいて何度も感じました。
内容としては作者が思いがけないきっかけ(?)で国連に勤める話。(タイトルのまんま)
中々勤めたくても勤められない国連で、しかも勤務地は花の都パリ!
満期まで働けば年金も一生分貰える、
なんてラッキーな仕事に就くことが出来たんだろう!
というスタートから始まるこの本ですが、
国連で働くにつれて自分の中の本当にやりたいことや、「自分は人生この先どうしたいんだろう…」という、生きていたら1度はぶち当たる悩みにゆっくりと、でも着実に向き合っていく描写が描かれています。
前半部分では国連での仕事や、人種も国籍も違うユニークな同僚達の話ばかりなのと、また感想を書いている私自身が大学で国際関係を学んでいたのも相まって「うわー国連なんて羨ましい…!めっちゃ楽しそう!!」と飛び付いてしまいそうになるのですが、
いくら環境が華やかで同僚や先輩が優しく面白い人達で溢れていても、自分の中の心の声には目を逸らせられないんだな、ということを深く感じた1冊でした。
・国際機関の仕事に少しでも興味がある
・異国間の交流に興味がある
・ふふっと笑えて元気の出るエッセイが読みたい
・ゆるっと自分の背中を押してもらいたい
上記に該当する方には是非オススメの1冊です!
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このサイトで紹介されていたと思う。
パリの国連機関で5年半働いた経験を綴ったもの。
いろんな挑戦を金銭面、精神面支えてくれる家族がいるということにまず恵まれているが、やはり行動力と努力と人懐こさで人生を歩んでる人なんだろうな。
海外に住んでみたい、語学を身につけたいと思っている人は多いが、なかなか実際に行動に移す人は少ない。思い切って踏み出すことで本当に貴重な経験を得られるんだよなあ。もっと若い頃に動けばよかった。でも光浦靖子は50でカナダに行っているから歳は関係ないか。これからでも行動しよう。
『自分が感じる「変わった人」は自分の物差しで見ている「変わった人」』
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川内さんの本が本当に好き。読んでてワクワクさせてくれるし、夢を見させてくれる。パワフルな川内さんの生き方を見てると、見ないふりしてきた諦めた夢の小石が音をたてるし、何かしたい!私も何かアクションを起こしたい!色んな経験したい!と思える。入念な準備をして計画を立てた人生に沿うように生きてきたけど、もっと自由に、何も考えず、いい意味で破天荒に生きてもいいのかなと思う。20代のうちにやりたいこと全部やる。絶対やる。
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小さな自由を手に入れることが、どれほど人生にとって大きな意味があることか。あとがきより。
はあちゅうさんのこの最後の一文がこの本にぴったりな表現でした。
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海外で暮らしてみたい、何かをやってみたいけど勇気が出ず踏み出せずにいる、一度でもそう考えたことのある人にはぜひお勧めしたい本です。登場人物から感じられる多様性や、パリの大らかな文化、全てが興味深く一気に読めてしまいました。色んな生き方、考え方があっていいんだと心が軽くなりました。エッセイ本編はもちろん、あとがきも私にとっては心に響く言葉がたくさん書かれていました。"今日をちゃんと生きていますか"、"今日の自分という経験ほど絶対的なものはない"
とても素敵なメッセージで何事も決めつけず挑戦してみようと思いました。また行き詰まったとき、決断に迷った時、読み返したい本です。本当に心に残る素敵な本に出会えてよかったです。
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国連という、イメージだけだとバリバリした組織の実情をおもしろくしることができて、読んでて面白い。有緒さんの周りにはいつもいろんな人がいて、人を惹きつける魅力的な人なんだろうなと思った
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時折出てくる、切れの良い辛辣な切り返しは的を射すぎこちらも無関係ながら被弾した。悩みがあるからこそ、その言葉の何かしらが刺さったらしい。ただ本当に無関係な事なので何が刺さったのか皆目検討がつかないのだ。
国連、なんかスゴいとこで、なんかスゴイ決定とかしてる場所。世界の舵取りしてんのかな?
くらいの認識しかなく、漠然としたイメージのまま手に取った本書は決してお仕事本などではない。
もちろん仕事についての記載もあるが、いち国連職員がパリで感じたアレコレをぼやかしながら書き留めたエッセイである。パリってこんなところ! を押し出す訳じゃなく、住んでみてこんな変態に出会った! こんな会議に出席した!
思い付くまま、記憶の多少の美化や醜化はあるでしょうが素直に書かれた一冊。
読んでみた素直な感想としては私はまだ頑張れるな、と。
知らない言語の中に飛び込んだ訳じゃないんだから、もう少しやってみよう。
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国連で働くってどんな感じなのか、リアリティのある親しみのある文章で面白く読めた。役所で働いた経験もあるから、スケールは違うが似たようなところがあって、いくら国際機関でもどこも同じなんだなあ…と思った。
映画やテレビの旅番組で見るようなパリではなく、実際に暮らして仕事をしている人の目線で書かれている本作。自分が今まで知らなかった事をたくさん知れて勉強にもなったし、普通にエンタメとしての読み物としても楽しめた。
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うーん
とにかく動いている人の本を読むとあてられる
読むととても面白い
国連とはいえ、内情はこんなものという面白さ
パリで働く面白さ
パリに生きる人の面白さ
国連を去る決意をする面白さ
どれも面白い
いろんな人が出てくるが、ひとつのところにとどまり、何かに打ちこむわけでも無い自分との対比に愕然とする
Posted by ブクログ
タイトルが勇ましいので、上昇志向の強い男性が、ハングリー精神むき出しで国連で大暴れする話かと思ったら、川内さん自身の体験記でした。川内有緒さんって女性だったんですね。学歴・職歴も面白いです。
川内さん自身はポジティブでチャレンジ精神も旺盛な方のようですが、ギラギラしているのでなく、あくまで自然体でしなやか。また、その向上心は自分自身の興味関心に寄り添っているようで、むやみに会社(この場合は国連)に囚われることは有りません。羨ましい。
今は転職される方は多いと思いますが、学歴や職歴を投げ出して(本人的には投げ出してるつもりは無いかもしれませんが)全く新しい分野や国に軽やかに一歩を踏み出していく生き方はカッコ良すぎます。僕も転職したことありますが、僕の一歩に比べると、川内さんのは大ジャンプ。羨ましいけど真似は出来ません。
川内さんは言います。『面白くもない仕事で稼いだ給料をローンにつぎ込み、パリに一生縛りつけられる。想像しただけで、暗鬱たる気分だ。』
自分が歳とったなぁとも感じますが、きっと若くても無理。やっぱり一生年金がもらえるコースを選択しちゃいますね。
もっとも印象にに残ったのは、アルジェリア出身の同僚のソヘールのセリフ
『ひとつしかパスポートがないなんて、よっぽど日本の政府を信用してるのね。日本に何かあったらどうするの?不安じゃないの?』
ずっとパスポート1つでも安心出来る国で暮らしたいですね。
巻末に『お楽しみ』的にスナップ写真が収録されてます。個々の写真の説明はないのですが「ああ、この娘がソヘールかな」とか「チャーリーズ・エンジェルだぁ」とか「メルだ」「スクワットだ」と想像するだけで楽しいです。ドキュメンタリーの強みですね。一挙に親近感が沸きました。
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観光情報ではないパリと国連に触れることが出来る点で、僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルーを彷彿させました。
自由、自律という言葉が浮かぶ本。
著者の思いを実現させるための行動力が素晴らしく、その力は人生を充実させるものなのだと思いました。また、人生を謳歌するということの輪郭が少し見えてきた気がします。
10年、20年前の私であれば、著者と自分を比較し
落ち込んだり、焦燥感に囚われたりしていそうですが、今回はそのようなこともなく、自分の幸せのカタチがわかってきたのだろうなという気づきがありました。
そして、パリも魅力的だけど、スペインに行ってみたいなと思いました。
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著者の書いていることは自分の体験だし、国連の仕事も多岐にわたるので一般化はできないが、それでも国連という「職場」の雰囲気はよくわかった。
いい職場だなあ。(正規職員ならば。)
こういうのが世界のトップクラスの職場なら、やっぱり日本の職場というか社会は特殊というか、人間のQOLに配慮しないという印象を受ける。
日本の職場や学校で鬱になる人は多いが、学校や職場がこうだったら心を病む人はずっと減ると思う。服装自由、何食べてもよし(ランチのワインもOK)、昼休みも各自適当に取り、宗教行事でも休める。残業なし。いろいろな国籍・人種の人がいて、宗教・個人的事情を認め、休暇はたっぷり。自分の待遇に不満があれば直接交渉して勝ち取る。その交渉で印象を悪くし、人事や給与に影響が出るということもない。国連パスポートや免税は国連だけの特殊な優遇だろうが、様々な国籍の人々が、お互いの違いを認め合って、世界の平和と自分の幸せのために働いているのが本当にうらやましい。
若い人は読んで、英語力・交渉力・コミュニケーション力つけて、日本なんか出て行ったらいいと思うよ。
有能な日本人がごっそり海外に流出しないと、日本のトップはこの社会を変えようなんて思わないだろうから。
もちろん簡単じゃないだろうし、リスクもあるけれど、スクワットの人たちも含め、出てくる人は皆生き生きしていて、何より自分の人生を謳歌している。
そういうところが今の日本に生きる若者・大人に足りないところだと思う。
こんな素晴らしい待遇の(しかも名誉ある)職場をやめる勇気はすごい。
川内さんの著作はこれと「白鳥さん」しか読んでいないが、生き方がちゃんと今の仕事につながっているんだなあと思う。
川内さんは大変能力の高い方なので、もちろんみんながこんな生き方ができるわけではないけれど、とても明るい気持ちになった。
こんな方が日本にいてくれることも嬉しい。
私も中高生くらいでこれを読みたかったなあ。
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友人に勧められて手に取った
著者がパリの国連で働いた5年半を綴った本
パリや国連での驚くようなエピソードは
とても興味深いし
夢に向かう心境はとても感慨深いし
期待以上に面白い本だった
世界を変えたかったのではなくいつも自分を変えたかったのだ
このフレーズが印象的
自分の進む道、進退に悩んでる人にぜひ読んでほしい本
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一般企業から国連に転職し、パリで働き出した筆者のパリの暮らしと国連の仕事、生き方などを描いたエッセイ。
国連の仕事についてもだし
国際社会で生きるということや一生学びながら、心に素直に生きるということを考えさせられた。
とても知的でありながらも格好つけない文章がとても読みやすく温かい。
すごく素敵な筆者さんだなといつも思う。
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さくさく読める作品。
著者の実体験をベースに書かれていて、まるで追体験ができるような感覚になる。
一度国連で働いてみたいという憧れを持っていた私にはすごくおもしろい本だった。何が面白いって、国連で働いてるのは世界中から集まったエリート中のエリートたちなのに、抱えてる悩みと言ったら日本の企業でサラリーマンとして働く私たちと一緒なこと。
転職で悩んでいる私にはとても良いタイミングの本だったと思う。不平不満を述べようと思えばどこでも言える、自分がどうするかが問題。
パリやバルセロナを何度か訪れたことがある私は本当に映画でも見ているように町並みや情景を想像できてしまい、本当に行きたくなった。
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新年一本目は国連本!国連の中にいた作者の体験をもとに書かれている。自分もパリで様々な出身の仲間たちと働いている気になって読むことができました。ミッションが壮大な官僚機構、その中での不全感も自分の体験も重ね合わせて共感できました。
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パリの国連で働く日本人女性のノンフィクション。お堅い人達が寝る間も惜しんで働く場所かと想像したけれど、個性派揃いで意外とぬるい職場なのかな⁈決して自分にはできない異世界を擬似体験するようで面白かったが、欲を言えば仕事の中身についてもう少しわかりやすく詳しく知りたかったし、パリの情景をもっと想像できる描写があると良かったかな〜。
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お仕事小説が好きなので。小説というよりはエッセイというか、国連で働くってこういうことなんだ、と思いながら読みました。小説・文学としてまとまっているかというよりは、別の世界を垣間見てみたい方向けに。
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アリオさんの文章はとても平易で読みやすい。
白鳥さん、骨撒いてに続いて3冊目
世界を変えたいんじゃくて、自分を変えたくて行動している
というのが、あぁわかるなぁと思った。
たまたま同僚が国連に転職したので、
彼とまたいつか話す機会があれば
どうだったか聞いてみたい。
パリでメシを食うも読んでみたい。
Posted by ブクログ
コンサル会社から国連へ転職した筆者の
パリで国連に5年半働いた期間のエッセー。
実際に働いていた人の生の日常を垣間見られるのは
興味深く、さらっと読めました。
国連と聞くとなんだか特殊な組織なイメージでしたが、
業種や目的が違ってもある程度の組織となると、
どこも、ある程度は同じなんだなぁ。
その中でのご自身の葛藤も描かれており、
読者それぞれ、どこかしら共感する箇所が
あるのかもしれない。
2000人の狭き門で働き続けること、
それを良しとする人、しない人、
スペインでサッカーライターする人、
皆、自分の人生なんだから、
自分が幸せだと、思う道を選ぶ事ができるのが
幸せなんだろうけど、それがなかなか出来ないのが
また人生難しい。