川内有緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「なんと気持ちのいい連中だろう」
読み終えたとき頭に浮かんだのが、「ルパン三世 カリオストロの城」のラストで庭師のおじいさんが呟いたこの言葉。
こんなに気持ちのいい人間関係って、すごい。うらやましい。お願いです、心を入れ替えますから、そこに加えてください、ってくらい憧れる。
何年か前に横浜美術館で開催された蔡國強展、その迫力に圧倒された。
今では現代美術の超売れっ子作家となった蔡 國強氏と、福島県いわき市で会社経営しているおっちゃんの志賀さんとその仲間たちとの心温まる友情の物語。
全く売れなかった若き蔡氏を、なんかこいつ面白くて、熱のある青年だな、とアートになんて興味もない -
Posted by ブクログ
単行本の時も 五つ★だったはず
その本が 文庫で再販されると
ついつい 手に入れてしまう
そして また読み始める
すっかり忘れていたところもあり
ぼんやり そうだった
と思い起こすところもあり
それでも やはり
川内有緒さんの紡ぎ出す
ノンフィクションの海に
心地良く漕ぎいだしてしまう
どきどき するところも
はらはら するところも
ふーむ なるほどの ところも
確実に 増えている
バウルの魅力も さることながら
川内さんの存在そのものが
バウルと同化してくるようだ
きっとまた手に取ってしまう
一冊が増えました
文庫の解説が
高野秀行さんであるのも
いかにも 似つかわしい -
Posted by ブクログ
ネタバレなんかのラジオで題名聞いて、なんかおもしろそうだなあっと思っていたら、すっぴんでゲストにでられてたので、
あ、この人が書いた本かあっと、思って手に取る。
表紙がとても幻想的で美しい。
題名とあいまって、ちょっとファンタジーっぽいけど、ドキュメンタリーである。
2人のとんでもなくエネルギッシュで温かく魅力的な人物の関わりから紡がれるたくさんの物語。
いやあ、面白かった。
志賀さん、なにもの?
ライオンがガーガー言ってるみたい、とゆーのに笑った。
ハンググライダーの件はすっごくなるほどっとおもった。
人の期待に左右された決断はだめだ。
これ、肝に銘じるべし。
北京オリンピックの巨人足花火、さすが大