川内有緒のレビュー一覧
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筆者の本、白鳥さんに続いて二冊目。自分たちの手で、小屋を作ろうというプロジェクト(?)のもと、全くの素人だった筆者夫婦が、友人達の手をかりながら、小屋を完成させていくお話。どうしてこう、困ったときに救世主のように、ある種の力を持った友人が現れるのだろう。筆者のこれまでの素敵な生き方が透けて見えるようだ。もちろん、そんな簡単な話ではなく、トラブルもあり、大変な道のりなのだけど、いつも作業のそばにはお嬢さんのナナちゃんがいて、このエピソードもとてもかわいい。そして332頁のナナちゃんへの愛のメッセージに、なぜか涙があふれてしまった。強烈にうらやましいぞ。子育ては、結局自分の生き様の先にしかないのだ
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Posted by ブクログ
全盲の白鳥さんと美術館を回るドキュメンタリー。
目が見えないので白鳥さんは周りの人からどんな絵か聞きながら想像する。説明する側は今まで無意識に黙ってじっくり見て「感じる」から言葉にすることで今までにない発見があったり、「見る」とはなんなのか。全盲の白鳥さんには何が「見えてる」のか。
そこの想像がこの本を読みながら一緒に考えることができて面白い。美術館に行ってみたくなる。
9章あたりからある美術館の作品を見て、差別とは何か、偏見とは何かを考えさせられるようになる。
差別や偏見はダメと言うのは簡単だけど、もし自分がなったらイヤじゃない?そう思うことは偏見では?
こういう問題は決して簡単に解決するも -
Posted by ブクログ
人の数だけ生きる道があって、場所があって、人生とはそういうものでいいんだなと肩肘張らずに教えてくれた。上昇するために生きていくんでしょうと言う人も、海外に住みながら自分の中の小さな故郷を求める人もみんな素敵。著者が人に向ける視点が何よりも素敵。
死にたいと言う人に「その目が他の誰かを癒してしまう 愛される力を兼ね備えて生まれてくる人がいるんだな」と言葉に翻訳できる力が素敵。
私もいい大人だけど、楽しい生活をしたい。楽しく生きたい。
「ただそこにいるだけでいいわけではなく、もっと濃い、コミュニケーションでも言葉でも、ボディタッチでも 言葉にして欲しい、言葉にしたい。」
あ、そして、私も誰かのため -
Posted by ブクログ
ここ数年で読んだ本の中で一番面白かった。こんなに面白い本を書く作家さんをこれまで何となくしか知らなかったのか!と思った。
日芸卒で2000倍の倍率の国連のポストを手に入れた著者の5年半のパリの記録。なかなか知ることのできない国連の実態を面白おかしく知ることができると同時に、小説のような友情や恋愛もあり、、盛り沢山の内容で、自分も著者と一緒にうたた寝しながら夢を見たような気分だった。
著者が本当にパワフルな方で、国連の職員を次々と巻き込んでいく様子が軽快でワクワクする。解説ではあちゅうさんが(インフルエンサーとしての印象が強かったけど、改めて文章が上手な方だなと思った)著者の夢を手にしていく -
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Posted by ブクログ
学生の頃に読んでたら自分の人生変わってたかもしれない、と思う本だった。そのくらいの衝撃。
なんやかんやあってパリで生計を立てている日本人10人の人生を辿る本。ここに出てくる人たちは、普通だけど普通じゃない。全てがうまくいってるわけではなくて、苦しみに耐えたり、うまくいかないタイミングもたくさんあった。それでも前に進んで、この人たちの今に繋がってると思うと自然と涙が出てくる。
でもやっぱり全員に共通してると思うのはとんでもないバイタリティと根性!普通なら耐えられないと思うところを耐え抜いている。尋常ではない。
自分の人生は何歳からでも新しいことを始められるし、前に踏み出す力さえあればなんでもで