川内有緒のレビュー一覧

  • エレベーターのボタンを全部押さないでください

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    タイトルに惹かれて手に取った。
    なんだろう、ちょっと違う視点で物事を見ているというか、シャッターを切るタイミングがすごくいいというか。

    まえがきにも書かれているが、エッセイというのはおもしろい。このエッセイ集は、書かれた時も場所も内容も違うけれど、全て川内さんの人生で、全編に通底するパターンがあって、それはフラクタルなのだと。こういう視点もおもしろいーと思う。

    イザベル・アジェンデの『精霊たちの家』の原稿を知人から託され出版社に持ち込んだ教授の話とか、教習所の話とか…

    『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』を書いた方でした。

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    2025年10月07日
  • 空をゆく巨人

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    最初は懐疑的にページをめくり、最後には胸熱で少し涙が滲んで本を閉じた。
    自分がいかに強欲に生きているか身に染みた。
    今日は今日の分だけ慈しむように生きている人々の話。
    「明日のことを思い悩むな野の百合のように生きよ」という聖書の一句を思い出した。

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    2025年10月05日
  • エレベーターのボタンを全部押さないでください

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    エネルギッシュな人に憧れがあります。
    チャレンジ精神が旺盛で、良い意味で我が道を行ける人。

    「新しい海に無計画にダイブする癖がある」という著者の川内有緒さん。
    仕事も日常の生活も、自分ならではの生き様を追い求めている。
    そんな姿勢が伺えて、最高に魅力的でした。
    彼女の緩さとストイックさのバランス、すっごくいいなぁ。

    第一章の「コスタリカのバスのなかで」から、私の好奇心は煽られっぱなし。
    私の全然知らない国、全然知らない人たちの「マジーー?!」と思うような日常のひとコマひとコマが読んでて楽しかった。
    印象に残った話はいくつかあるけど、今の私にちょっと響いて、好きだと感じたのが「真夜中の演奏会

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    2025年09月13日
  • エレベーターのボタンを全部押さないでください

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    色鮮やかな日常が保存されてた。
    最後の章は、少し苦しくなるものも多かったけれど、「未完成な人生」という考え方は新鮮でホッとする部分もあった。
    いつの間にか時間は過ぎていって、この一瞬が二度と訪れないと思うととても怖くなる。こんなふうに人との出会いや大切な人との思い出をもう少し意識して自分なりに保存したいと思った。

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    2025年09月07日
  • パリの国連で夢を食う。

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    素敵な方だなぁ

    この方が優秀なのはもちろんなんだけど、
    この本に出てくるひとはみな、自分で決めて、自分で切り拓いた人生を生きていて、そこが飛びきり眩しかった そして、当たり前なんだけど世界は多様性に富んでいて面白い

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    2025年09月04日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    ネタバレ

    目が見えないのにアートは見えるのか?この疑問も差別発言かもしれない。
    このエッセイは現実に今を切り取って目が見えなくても目が見えても楽しく今を生きてる人々のお話でした。
    見えていたものは脳が勝手に解釈した幻かもしれない
    楽しく過ごせるかは目が見えていても見えなくても人による
    楽しんだもん勝ちだ

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    2025年08月25日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    めっちゃ面白かった!全盲の人と美術鑑賞というイベント的な楽しみ(普段見るよりディテールに関心がいき、深く作品を捉えることができるとか。)をより超えて、時間や存在への哲学的な問いへ、他者への眼差し(それはイコール自分への眼差し)へと広がっていく。見えるとか、見えないとかを超えて(いろんなものを越境することで)見えてくるものを、芸術作品と絡めながら、個人的、普遍的な解釈へと至る過程を熱量を持って見せてくれる。白鳥さんはもちろん、登場する友人たちもみな素敵。
    やっぱ芸術ええよなぁ。美術館へ行きたくなった。

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    2025年08月14日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    目が見えなくてどうアートを見るんだろうと興味を惹かれて読んだ。
    この本は、アート鑑賞を導入にした哲学書だと私は思う。

    白鳥さんとのやり取りをきっかけに
    ・アートをみるとは?
    ・障害を持つとは?
    ・優生思想
    など、著者の川内有緒さんが考えたこと・気付きが書かれていて、通常の思考の下にある自身の価値観を揺さぶられた。

    読みながら考えることが多くて、ゆっくりじっくり読んだ。

    痺れたのは「誰かの立場になって想像したとしても、ほかの誰かの人生や感覚まで体験することは決してできない」というフレーズ。

    エンパシーが大切だというのは広く知られるようになってきているが、その前提としてこの知識が大切だと感

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    2025年08月11日
  • 自由の丘に、小屋をつくる

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    筆者の本、白鳥さんに続いて二冊目。自分たちの手で、小屋を作ろうというプロジェクト(?)のもと、全くの素人だった筆者夫婦が、友人達の手をかりながら、小屋を完成させていくお話。どうしてこう、困ったときに救世主のように、ある種の力を持った友人が現れるのだろう。筆者のこれまでの素敵な生き方が透けて見えるようだ。もちろん、そんな簡単な話ではなく、トラブルもあり、大変な道のりなのだけど、いつも作業のそばにはお嬢さんのナナちゃんがいて、このエピソードもとてもかわいい。そして332頁のナナちゃんへの愛のメッセージに、なぜか涙があふれてしまった。強烈にうらやましいぞ。子育ては、結局自分の生き様の先にしかないのだ

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    2025年07月27日
  • パリでメシを食う。

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    ずっと読んでみたくてやっと読めた本

    パリに住んでるとか関係なく素敵な人たちだなと思いつつ、でもおそらくパリの土地に合うからこそ輝ける人たちなのだろうなと感じました。

    個人的には、この本を読んでいる途中で新聞を読んでいると、気になっていたエツツの絵がエッセイ欄の挿絵として掲載されているのを発見!
    とっても素敵な絵でした。

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    2025年07月27日
  • エレベーターのボタンを全部押さないでください

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    大好きな川内有緒さんの本。
    川内有緒さんのレンズを通してみる世界のおもしろさと、人生の思い出というか豊かさを与えてくれるひとに囲まれてるその交友関係といい、いつ文章を読んでも惹かれるなと。
    西荻とか中央線沿い、『急に具合が悪くなる』、不妊治療について、などなど、タイムリーに親近感のあることに触れてるところもまたキュンとしてしまうポイント。
    普段はあんまり本を2周することがないけどこの本は線を入れたり付箋を貼ったり、別のノートに心に響いた文章を写したりと内省のためにしっかり読み直したいなと思った!

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    2025年07月24日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    全盲の白鳥さんと美術館を回るドキュメンタリー。
    目が見えないので白鳥さんは周りの人からどんな絵か聞きながら想像する。説明する側は今まで無意識に黙ってじっくり見て「感じる」から言葉にすることで今までにない発見があったり、「見る」とはなんなのか。全盲の白鳥さんには何が「見えてる」のか。
    そこの想像がこの本を読みながら一緒に考えることができて面白い。美術館に行ってみたくなる。
    9章あたりからある美術館の作品を見て、差別とは何か、偏見とは何かを考えさせられるようになる。
    差別や偏見はダメと言うのは簡単だけど、もし自分がなったらイヤじゃない?そう思うことは偏見では?
    こういう問題は決して簡単に解決するも

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    2025年07月21日
  • パリでメシを食う。

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    人の数だけ生きる道があって、場所があって、人生とはそういうものでいいんだなと肩肘張らずに教えてくれた。上昇するために生きていくんでしょうと言う人も、海外に住みながら自分の中の小さな故郷を求める人もみんな素敵。著者が人に向ける視点が何よりも素敵。
    死にたいと言う人に「その目が他の誰かを癒してしまう 愛される力を兼ね備えて生まれてくる人がいるんだな」と言葉に翻訳できる力が素敵。
    私もいい大人だけど、楽しい生活をしたい。楽しく生きたい。
    「ただそこにいるだけでいいわけではなく、もっと濃い、コミュニケーションでも言葉でも、ボディタッチでも 言葉にして欲しい、言葉にしたい。」
    あ、そして、私も誰かのため

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    2025年07月18日
  • パリでメシを食う。

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    どこにも無い~。と思って諦めていたんですが、ほかの本を読んでいたら著者の文章が出てきて読みたい熱がまた上がり、やっと読めました!

    タイトルから、てっきりご飯を食べるお話かと思っていたら「生活をして生きていく」方の「メシを食う」だった。
    一貫して、「あたしには出来ないな」というエピソードだらけでした。
    けど、こんな風に生きられたら今頃どんな人生だったんだろう?とも思ったり。。
    想像を楽しめる本だなと思いました。
    読めてよかった!って思いました。

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    2025年07月14日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    なぜ白鳥さんと美術館に行くのかという問いに最後向き合う作者の答えがじんわりくる
    絵をどうみるかのもっと先の根本的な人と関わる、話す、分かりあったり
    そのきっかけとしての作品鑑賞

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    2025年06月19日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    ネタバレ

    全盲の白鳥さんと、作者含む仲間たちが美術館にアートを見に行く。
    こういう話って、目の見えない人の気持ちになろう、想像力を働かせよう、という結論になるんだろう、と思っていたが、導き出されるのは「僕らはほかの誰にもなれない」「ほかのひとの気持ちになんかなれない」「なれないのに、なろうと思ってる気持ちの浅はかさだけがうすーく滑ってる」、そして「ただ一緒にいて、笑っていられればそれでよかった」という言葉。
    そのままの自分同士で、障害があろうがなかろうが気の合う人たちと、楽しく笑って過ごす。多様性のゴールはそこなのかもしれないと思った。
    どんなに遠くに行って美しい景色を見ても、あとに残るのは同行者の面白

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    2025年06月16日
  • パリの国連で夢を食う。

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    ここ数年で読んだ本の中で一番面白かった。こんなに面白い本を書く作家さんをこれまで何となくしか知らなかったのか!と思った。

    日芸卒で2000倍の倍率の国連のポストを手に入れた著者の5年半のパリの記録。なかなか知ることのできない国連の実態を面白おかしく知ることができると同時に、小説のような友情や恋愛もあり、、盛り沢山の内容で、自分も著者と一緒にうたた寝しながら夢を見たような気分だった。

    著者が本当にパワフルな方で、国連の職員を次々と巻き込んでいく様子が軽快でワクワクする。解説ではあちゅうさんが(インフルエンサーとしての印象が強かったけど、改めて文章が上手な方だなと思った)著者の夢を手にしていく

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    2025年06月09日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    芸術作品鑑賞についてではなく、芸術を通して触れられる人の人生や経験・価値観について書かれている。

    大切なのは、そこで触れられている作品自体ではなく、その作品を通じて起こる人間模様や会話。

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    2025年05月07日
  • パリの国連で夢を食う。

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    国連で働くということへの当初のイメージは、世界中のエリートたちが切磋琢磨しながらバリバリ働いているというものだった。
    しかし、著者の飾らない言葉で綴られる国連での仕事の日々は、色々と想像を裏切られた。個性的な人物が多く、エピソードもクスッとしてしまうような面白いものが多かった。

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    2025年04月14日
  • わたしの名店

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    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

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    2025年03月24日