川内有緒のレビュー一覧

  • 晴れたら空に骨まいて

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    ノンフィクション。
    愛する人の死+世界各国での客死や散骨 というテーマ。 決して暗くなく旅行記ような雰囲気で読める、愛する人の死を受け入れていく人たちのお話。旅に出たくなった。

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    2018年02月20日
  • バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録

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    元国連職員でパリの国際機関に勤めていた川内有緒氏の著書。自分が今まで読んだいわゆる「面白い本」には一つの法則があって、それはプロローグからすでに面白いという事なのだが、この作品も例外にもれず面白い作品となった。

    著者の川内氏は国連職員時代の出張先バングラデシュで、「バウルの歌」の噂を聞くことになる。バウルとはバングラデシュや、インドの西ベンガル地方に住む吟遊詩人の事なのだが、地元の人でも詳しいことはよくわからないらしい。この訪問から数カ月後に国連を退職した川内氏は、知り合いのカメラマンと現地ガイドの3人で、バウルを探す約2週間の旅に出るのである。

    実はこのレビューに、バウルについてもう少し

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    2017年02月15日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    題名と表紙に惹かれて読んだ。

    5人の方の生と死。
    その家族や友人の故人を見送るエピソード。
    涙したり「ふふふ」と笑ったりしながら一気に読めた。

    以前に読んだ何かの小説で、夫が「墓はいらない。葬式も年忌もやらなくていい」というのに対して妻が「お墓は故人の為でなく、残された者のため。お墓がなくてはあなたに会いに行けないし、年忌がなければばらばらな土地に嫁いだ娘たちが全員揃う機会がない」と答える会話があったことを思い出した。
    弔うというのは、故人のためではなく故人の周りの人間たちのためなのかなぁ、と。
    この本に登場する故人たちは、旅が大好きだったり、世界の山に登ったりといった自由に生きていた方々

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    2017年01月26日
  • バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録

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    6月目前の東京、梅雨の気配を孕んだ風を頬に受けながら、思考は熱気と土埃と人いきれのバングラデシュに飛んでいく。

    ほんとうに素晴らしい本に出会った。

    「自分を探す旅」と言うと酷く陳腐だけど、著者は意図せずして自分を見つけに行ったのだ。
    バウルの歌に引き寄せられて旅をしながら、思考は過去(国連での仕事、学生時代の経験、そして父親のこと…)と現実の間を行き来する。
    まるで鳥籠の中と外を気紛れに飛び交う「見知らぬ鳥」のように。

    バウルに出会うには2週間では短すぎると言われた旅で、信じられないくらい多くの邂逅があった。
    彼女が引き寄せたのか、バウルが引き寄せたのか、いずれにせよ出会うべくして出会っ

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    2016年06月03日
  • エレベーターのボタンを全部押さないでください

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    有緒さんの本が出るとたいてい読んでいるのだけど、エッセイ集を読んでて、面白と思うツボが似てるからなんだろうなと思った。

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    2026年09月20日
  • パリの国連で夢を食う。

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    とても読みやすい。国連という組織のひとつのあり方やパリの街の様子が、著者の視点で面白く語られている。

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    2026年09月20日
  • エレベーターのボタンを全部押さないでください

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    川内有緒さんはパリの人。「パリの国連で夢を食う。」も本当に不思議な話だった。結論なんか出ないし、むしろ国際協力の現場ってこんな感じなのか?って驚くような緩さもあったり。でもなんか惹かれる。そういった文章そのままに、エッセイが出ている!!
    もの書きとして食べていくという決意と、でも何より、楽しむことが一番という極意。周りの人との愛情。
    都会の真ん中でこんな営みが行われていたこと、小さなころの好きが本当に職業につながることを教えてくれた。
    人生、なんとかなるよねって思う。

    素直に、純粋に、好奇心を持って生きて行けば。

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    2026年09月13日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    ノンフィクションはあまり読んだことなかったけど、たまに入る短い詩の引用や、素直で素敵な言葉選びだったのでとても読みやすかった!
    美術館に行って作品を見る話なので、猛烈に美術館に行きたくなりました!!

    美術館や作品の話はもちろん、全盲の白鳥さんを通じて障害や差別の話も奥深かった。
    「全盲の人ってどんな感じ?」
    すごく失礼だけど、気になる話題。でも失礼だと思うことがもはや差別なのかも?と思ったり。
    私は美術館に行くのも、人と作品見るのも元々好きだけど、自分が美術に詳しくなればなる程、大人になればなる程、「見たまま感じた素直な感想」を言うのは難しくなる。
    白鳥さんと作品を見ることで、作品を解説や理

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    2026年09月08日
  • ロッコク・キッチン

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    「悶え神」という言葉を残念ながら、知らなかった。
    解決どころか助けることもできないような出来事(3.11およびそれによる福島第一原発の事故)のあとの福島県浜通り地方へ気持ちを寄せる本だ。
    まだ立ち入ることのできない場所もある、11年も経って帰れるようになった場所もある。
    そこに住む人、通う人の食を覗いて、"ココ"と変わらない日常を糸口にそこに渦巻くものをモザイクみたいにみせてくれる。
    アクションが起こせるのがいいのだろうけど、忘れないこと、彼らも悩み悶えながら進んでることを知り、一緒に悶える気持ちを持つことを1歩目にしたい。

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    2026年08月16日
  • パリの国連で夢を食う。

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    素直にアリオさん凄いなと思った。
    私の常識は日本の常識で、世界の常識はそれぞれで、それぞれに良いところと良くないところがあるんだな。常識が同じでないと、こんなにも大変なのか。自分の常識では、見通しが立たないんだな。国連で働くって興味があったけど、自分にはできないなと改めて感じた。
    フランスの差別のことはびっくりした。フランスは他のヨーロッパと比べて、黒人で突出した人が多いと思っていたので、現実はそうなのかと残念に思った。

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    2026年08月04日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    著者の川内さんが、目の見えない白鳥さんと美術館を巡る様子が描かれています。
    白鳥さんは視覚以外でアートを楽しんでいます。実際に現地を訪れて、同行者が作品についてあーだこーだと話しているのを聞く。あとは現場の空気とか、その道中とか食事とか、多分それらを全部ひっくるめて楽しむ鑑賞体験。
    みんながワチャワチャ話すことによって、白鳥さんも同行者も作品に対する思い入れが深まっていくような感覚。
    アートは静かに鑑賞するイメージだったので、これは確かに面白そう!
    実際に鑑賞した作品がカラーで掲載されているのも嬉しい。
    白鳥さんの身軽さに、身体に不自由があろうとなかろうと気軽に「普通にしてていい」事の大事さを

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    2026年08月01日
  • パリでメシを食う。

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    ここに出てくる人をいちいち検索しながら読んでいた。
    が、ヨーヨーのYukonさんのところで「こんなにすごいパフォーマーらしいのにYouTubeに動画ほとんど出てないなぁ、でも優雅で美しいこれはすごいもっと見たい!」とGoogle検索に切り替えて事情を知り、絶句…

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    2026年08月01日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    全盲の美術鑑賞者、白鳥建二さんについて、以前テレビで拝見したことがあった。
    穏やかな表情と話し方をする方で、絵の前に立ち、アテンドする人に「何が描いてありますか?」「それはどのようなものですか?」と質問をしても、その答を決して急かすことなく、背筋を伸ばした姿勢で笑顔という柔らかくも芯のある白鳥さんそのものの姿で待っている人だった。

    最近私がアートに興味を持ったのは、言葉に寄らない感動を得たいと思ったからだ。
    どうしても、言葉に対する比重の高い私の感想は、言語化することによって感動が固定化されてしまうようで、もっと直感的な感動を!と。
    結局堅苦しいのだが。

    しかし、白鳥さんとアートを見に行く

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    2026年07月19日
  • わたしの名店

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    作者名のラインナップの、朝井リョウ目当てで手に取った。安定の、早稲田学生ライフの片鱗が伝わるクオリティ。
    でもどの文章も、地方民の自分が読んで「あー、観光目的じゃなくこの本に出てくる料理目的でそのお店行ってみたい!」と思える店+料理紹介で、軽い気持ちで手に取って想像以上の満足度が味わえる一冊だった。

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    2026年07月19日
  • エレベーターのボタンを全部押さないでください

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    川内さんの文章と言うか、本は結構全部好き。
    何がと聞かれても難しいんだけど、私では到底歩めない面白く興味深い人生で、その世界をチラ見させてもらい楽しんでます^_^
    数ページのエッセイなんだけど、1つずつが結構重みがあって濃厚なのでちょっとずつ読み進めました。
    自分の人生を見つめつつ、大事な人を思ったり、気付かされたり。

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    2026年06月30日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    職場で借りた本。
    社内でこの本を読んだ5人でドキュメンタリーの視聴会も開催した。
    本を読んでなんとなくイメージしていた白鳥さんは、映像の中でもそのままで、でも予想より速く歩く人だった。
    本の中で、作者の有緒さん、マイティ、白鳥さんはいつも楽しそうに美術鑑賞をしている。
    時々行ったことのある美術館や、見た事のある作品も出てくるので、自分が感じたものと異なる意見や見方を知ることができるのもまた楽しかった。
    本には、作品の写真も掲載されているので、一緒に作品を見ている気分になる瞬間もあったけれど、ドキュメンタリー映画もまた、現場の空気感が少し感じられるものだった。
    目が見えること、見えないこと、身体

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    2026年06月14日
  • エレベーターのボタンを全部押さないでください

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    上質なエッセイだ
    機内誌などに寄せられた
    作品は贅沢な雰囲気を醸し出し
    ワクワクさせる
    そんな紙媒体が減ってるのも
    残念な話だ

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    2026年06月13日
  • ロッコク・キッチン

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    とある町に住んでいる人のインタビューという内容で、写真とともに舞台を想い馳せることができた。東日本大震災という災厄をきっかけとし、どう変わったか、今はどうなのかを個人の立場で知る、というより感じることができた。

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    2026年05月28日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    目の見えない人とアートを鑑賞することで、たくさんの発見がある。それだけでも面白いが、この本は生きることについてまで言及されていて深く考えさせられた。

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    2026年05月24日
  • ロッコク・キッチン

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    「みんな、なに食べて、どう生きてるんだろ?」
    毎年3.11に伝えられるニュースを上辺しか理解しておらずなんとなくしんみりしてしまっていたのが正直なところ。でもこの本に出てきた人々には当たり前だけど個々の人生があって。食にはその人の人生が宿るなぁと思った。これからは毎年3.11にはこの本にに出てきたみなさんに思いを馳せることになりそう。

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    2026年05月17日