川内有緒のレビュー一覧

  • 空をゆく巨人

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    夢と希望って当たり前で使い古された、口にするのも恥ずかしかったかもしれない言葉が、実はなによりも大切なのかもしれない。
    thundercat/drunk

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    2019年07月26日
  • バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録

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    単行本の時も 五つ★だったはず
    その本が 文庫で再販されると
    ついつい 手に入れてしまう

    そして また読み始める
    すっかり忘れていたところもあり
    ぼんやり そうだった
    と思い起こすところもあり
    それでも やはり
    川内有緒さんの紡ぎ出す
    ノンフィクションの海に
    心地良く漕ぎいだしてしまう
    どきどき するところも
    はらはら するところも
    ふーむ なるほどの ところも
    確実に 増えている

    バウルの魅力も さることながら
    川内さんの存在そのものが
    バウルと同化してくるようだ

    きっとまた手に取ってしまう
    一冊が増えました

    文庫の解説が
    高野秀行さんであるのも
    いかにも 似つかわしい

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    2019年07月20日
  • 空をゆく巨人

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    ネタバレ

    なんかのラジオで題名聞いて、なんかおもしろそうだなあっと思っていたら、すっぴんでゲストにでられてたので、
    あ、この人が書いた本かあっと、思って手に取る。
    表紙がとても幻想的で美しい。
    題名とあいまって、ちょっとファンタジーっぽいけど、ドキュメンタリーである。
    2人のとんでもなくエネルギッシュで温かく魅力的な人物の関わりから紡がれるたくさんの物語。
    いやあ、面白かった。
    志賀さん、なにもの?
    ライオンがガーガー言ってるみたい、とゆーのに笑った。
    ハンググライダーの件はすっごくなるほどっとおもった。
    人の期待に左右された決断はだめだ。
    これ、肝に銘じるべし。
    北京オリンピックの巨人足花火、さすが大

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    2019年03月04日
  • 空をゆく巨人

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    "国境を越えた友情というありふれたテーマ…"とはじめにあり、私も、こういう人と違ったことしてる人いるよな〜くらいに思いながら二人のお話を読み始めた
    二人が何をしたいのかわからず、それぞれ自由な人なだけ、と思っていたが、だんだんわかってくる、二人の魅力、深い考えと筋の通った自由な思い
    義務じゃなくて愛情の問題だ、と志賀さんが言い、それを素直に受け止めすぐに行動に移せる蔡さん
    桜を植える志賀さんを応援するように桜を描いた蔡さん
    二人の友情の美しさ
    また、二人の周りにいる方々の温かさ
    ぐっと胸を掴まれた

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    2019年02月07日
  • 空をゆく巨人

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    現代アートのスーパースター蔡國強と福島県いわき市の"おっちゃん"志賀忠重の30年近い交流を軸に、北極海単独徒歩横断に挑む冒険家大場満郎の話も織り合わさって、深みのある作品となっている。そして何より東日本大震災と万本桜という途方もないプロジェクトのこと。実に豊かな一冊。第16回開高健ノンフィクション賞受賞作。

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    2019年01月25日
  • バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録

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    バウルの歌を探すという旅。バウルとは何なのか。こういう精神性に触れた話が好き。バウルは見つかるのか、答えがわかるのかもワクワクしながら読めた。

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    2018年12月29日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    ノンフィクション。
    愛する人の死+世界各国での客死や散骨 というテーマ。 決して暗くなく旅行記ような雰囲気で読める、愛する人の死を受け入れていく人たちのお話。旅に出たくなった。

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    2018年02月20日
  • バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録

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    元国連職員でパリの国際機関に勤めていた川内有緒氏の著書。自分が今まで読んだいわゆる「面白い本」には一つの法則があって、それはプロローグからすでに面白いという事なのだが、この作品も例外にもれず面白い作品となった。

    著者の川内氏は国連職員時代の出張先バングラデシュで、「バウルの歌」の噂を聞くことになる。バウルとはバングラデシュや、インドの西ベンガル地方に住む吟遊詩人の事なのだが、地元の人でも詳しいことはよくわからないらしい。この訪問から数カ月後に国連を退職した川内氏は、知り合いのカメラマンと現地ガイドの3人で、バウルを探す約2週間の旅に出るのである。

    実はこのレビューに、バウルについてもう少し

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    2017年02月15日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    題名と表紙に惹かれて読んだ。

    5人の方の生と死。
    その家族や友人の故人を見送るエピソード。
    涙したり「ふふふ」と笑ったりしながら一気に読めた。

    以前に読んだ何かの小説で、夫が「墓はいらない。葬式も年忌もやらなくていい」というのに対して妻が「お墓は故人の為でなく、残された者のため。お墓がなくてはあなたに会いに行けないし、年忌がなければばらばらな土地に嫁いだ娘たちが全員揃う機会がない」と答える会話があったことを思い出した。
    弔うというのは、故人のためではなく故人の周りの人間たちのためなのかなぁ、と。
    この本に登場する故人たちは、旅が大好きだったり、世界の山に登ったりといった自由に生きていた方々

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    2017年01月26日
  • バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録

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    6月目前の東京、梅雨の気配を孕んだ風を頬に受けながら、思考は熱気と土埃と人いきれのバングラデシュに飛んでいく。

    ほんとうに素晴らしい本に出会った。

    「自分を探す旅」と言うと酷く陳腐だけど、著者は意図せずして自分を見つけに行ったのだ。
    バウルの歌に引き寄せられて旅をしながら、思考は過去(国連での仕事、学生時代の経験、そして父親のこと…)と現実の間を行き来する。
    まるで鳥籠の中と外を気紛れに飛び交う「見知らぬ鳥」のように。

    バウルに出会うには2週間では短すぎると言われた旅で、信じられないくらい多くの邂逅があった。
    彼女が引き寄せたのか、バウルが引き寄せたのか、いずれにせよ出会うべくして出会っ

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    2016年06月03日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    ネタバレ

    2年前にタイトルに惹かれて借りたけど、忙しさもありなかなか読み切れず3回くらい借りた。今回は改めて最初から読み直す。
    いかにアートを正確に伝えるかではなく、白鳥さんは各自いろいろな受けとめ方をしているその場の様子を一緒にいて楽しんでいる、ということだった。

    作中の白鳥さんの言葉がいくつかささった。
    ・「差別や優生思想はダメだ」っていうのではなく、「少なからず自分の中にもある」と気づくこと。この2つは切り離して考えないといけない。どんな人にも優生思想はあるのでは。

    ・「できる」という能力ばかりに人間の価値を置いて来たことが、人間社会にひずみをもたらしている。が、「できる」人も「できない人」も

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    2026年01月27日
  • ロッコク・キッチン

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    ロッコクとは国道6号線。福島県は浜通り、太平洋沿に続く国道。東日本大震災では福島第一原子力発電所の被災により長期間の避難を余儀なくされた土地。
    地元に戻りまたはIターンして暮らす人々を、食という視点から訪ねていく。人と人の出会い、つながりが情緒豊かに描かれる。
    再生を目指す人びとの心の交流。なんとも言えぬ暖かい気持ちになれる作品でした。

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    2026年01月16日
  • パリでメシを食う。

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    色々な人生があって、色々な生業がある。
    パリが好きで、パリに住みたいときた人ばかりじゃないのが面白い。
    流れ流れてパリに住み、好きなことをしている人が、幸せに生きたいからここにいる人がいて、読んでいて楽しかった

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    2026年01月15日
  • 自由の丘に、小屋をつくる

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    川内さんの、おもしろい人たちを引き寄せる力というか、きっとお人柄だと思うのだけど、次々と頼もしく気持ちのよい人たちがつながっていって大円団を迎える感じ、大好き。他の作品のこともところどころ出てきて胸熱だった。

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    2026年01月11日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    久しぶりに本を読めました。
    ここからまた読書を再開したい。
    それぞれの死者の弔い方と向き合い方を丁寧に綴った本書。わりと一般人の事例なのだが、唯一登山家の話だけ少し現実感なさすぎてちょっと入り込めなかったのが残念。
    著者の父の話が追加されていて良かったです。

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    2026年01月07日
  • ロッコク・キッチン

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    「大事なのはチョコじゃなくて、分かち合う人たちよ」について、理解する部分もあるけれど一人旅を愛する私にとって一人で食事をすることは割と当たり前で、一人で食事をしていて孤独を感じることってあんまりなかったよなぁ?と思いながら読み進めると、「町は家族」であるとのフレーズに出会い腑に落ちた。私は愛するリスボン、リヨン、松陰神社前(正確には、これらの町に存在する愛する店のシェフや店員さん)といった”家族”と食事をしていたので寂しくなかったのかもしれない。生きることと食べることは同義で、震災や戦争といった起こってしまった悲劇を前にそれでも食べていく人たちの強さに勇気づけられるだけでなく、気丈に振る舞う彼

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    2026年01月04日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    内なるものを表現するカタチはいろいろ。
    そして、それを受け止め、感じる方法もいろいろ。

    美術などのカタチある作品を鑑賞するには、視覚が主に必要だが、盲人の白鳥さんの鑑賞は、付き添いの人の感想で鑑賞する。

    私も今回、オーディブルで聴く読書したが、本書の奈良の仏像鑑賞の部分を聴きながら、意外と見えなくても楽しめるものなんだな、と思った。

    足りない、ない、できないことが、人にはそれぞれあるが、できることで補って、また、できる人にサポートされて、お互い生きていく、誰もがそうなんだと改めて感じた。

    白鳥さんのように前向きに、生きるって素敵だな、と思ったし、著者や白鳥さんの周りは明るくポジティブ人

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    2026年01月03日
  • 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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    美術ってどう味わうべき…と思っていたけれど正解はないのだ。他者の気持ちをわかることは到底できず、互いに発信することでその差異を楽しみ世界を広げていけばいい。自分でいることをもっと満喫していいんだと背中を押された。
    偏見、優生思想、「普通」でいなきゃの強迫観念。そうならないようにと思いつつ、無意識に受け入れてしまっている自分を反省しつづける姿勢も忘れずにいたい。

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    2025年12月24日
  • エレベーターのボタンを全部押さないでください

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    初エッセイということで、本書を通して川内さんの大切な思い出やお人柄に触れられて嬉しい。

    著書「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」のエピソードについても、いくつかの側面から綴られていました。ライター生活の始まりといったご自身のこと、アートのこと、ご家族のこと、意外な人との繋がりなど……さまざまな場所でたくさんの人と紡いだ特別な思い出をシェア。

    読みながら自身のさまざまな記憶も呼び起こされ、懐かしい気持ちになることもありました。
    表題作の思い出は想像のちょっと斜め上。でも、そこからの話はスケールが大きくて夢があって良かった!

    『コネがなくても、お金がなくても、自由なスピリットとやりたい

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    2025年12月23日
  • ロッコク・キッチン

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    著者である川内有緒さんの視線は、いつもながら優しく儚いものに注がれる。目を凝らさないと見えないものに。次の作品も楽しみ。

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    2025年12月07日