晴れたら空に骨まいて

晴れたら空に骨まいて

814円 (税込)

4pt

散骨という葬送は、「スタイル」ではない。
死者とともに生きようとするときの大きな支えになり得る。
――平松洋子

愛する人を喪った人々がたどりついたそれぞれの自由な弔いの形とは――。セーヌ川、珊瑚の島、ヒマラヤへの散骨の旅、絶句するようなハプニング、そして新たな出会い。涙と笑いで彩る、「別れ」の先に生きる人々を深くユーモラスに描く爽快ノンフィクション。著者自身の体験を描いた文庫書下ろし新章収録。

注目の著者が描く「誰かがいない世界」の歩き方。

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晴れたら空に骨まいて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ずいぶん前に買って、置いておいた本。
    ふっと立ち昇る死の匂いにつられて読み始めた。
     
    散骨というスタイルは共通しているけれどそれぞれ異なる人生を送った人たちのお話。残された人の語り口が必ずしも重く暗いものではないことに少し驚き。

    0
    2024年09月06日

    Posted by ブクログ

    『目の見えない白鳥さん〜』『パリでメシを食う。』に続き3作めの川内作品。
    愛する人を散骨という形で送ることにした人たちのお話。

    川内さんの書くさっぱりした文章が好きです。
    パリの話を読んだときからすごい人だなと思ってたけれど、
    今作の描き下ろしのお父さんの話を読んですこし納得しました。

    悲しみの

    0
    2023年01月04日

    Posted by ブクログ

    文庫本にしか載っていない著者のお話が載っていたので、また再度読み返す形になりました。何度読んでもココロ熱くなるお話ばかり。また、少し先に読んでみたいと思える本です。

    0
    2022年04月27日

    Posted by ブクログ

    散骨をされた6つのものがたり。
    「誰かが愛した誰かの話を聞き、その記憶を自分の中に取り込んだ時、世界と自分の境界は限りなく曖昧になる。そして、その無数の見知らぬ人々も、いつしか〈私〉になるのかもしれない。」
    そして、川内さんを通したものがたりが自分の中に取り込まれた感覚になりました。

    0
    2022年01月12日

    Posted by ブクログ

    私も散骨して欲しいな
    自然に帰りたい
    いつか散骨が主流になっちゃったりするんだろうか
    でもみんなが散骨したら、それはそれで環境問題になったりするのかな
    っていうか違法じゃないんだ!

    など、色々なことが次々に思い浮かぶ本だった
    死についての話なのに、なんだか清々しいのが不思議
    著者のことは、もっと恵

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    6つのドキュメンタリーに共通している散骨というテーマに惹かれて読みました。大事な人を失った痛みよりも、散骨に至るまでの当人、周囲の人生観に焦点が当てられていました。出てくる人、出てくる人、みんな良い意味で「規定外」。オーダーメイドの人生を貫いています。死よりも生き方について考えさせられました。
    余命

    0
    2024年04月25日

    Posted by ブクログ

    ゆっくりゆっくりと読み進めました。

    書店員さんからオススメされた一冊。
    正直、凄く惹かれて決めた本ではありませんでした。でも、自ら手に取ることはないだろうと思われるジャンルだったので、勧められるがまま手元に招きました。

    とても良かったです。
    「散骨」や「弔い」という言葉から連想するような悲壮感や

    0
    2024年03月17日

    Posted by ブクログ


    本書はさまざま形で散骨をされた遺族の方のルポ。
    ご本人が望んで…というケースが多いけれど、全体通して残された方の気持ちの整理という意味合いが強いと感じた。

    身内を亡くした時、深い悲しみって消えないんだなと気付いた。
    日々の暮らしの中で、薄れたと思ってもちょっと奥に移動していただけで突然生々しい感

    0
    2023年01月11日

    Posted by ブクログ

    川内有緒さんの文章って、自然体で、優しくて、どこか包み込むような印象を与えてくれる気がします。

    重い題だなと思いながら手には取ったものの、良い意味で先入観を打ち砕いてくれました。

    死者との向き合い方のあるべき論でも、ただ悲しみを書き連ねるでもなく、5組の家族の愛する人の死との向き合い方や、故人の

    0
    2024年07月14日

    Posted by ブクログ

    著者と同じく、死んだら、、、、ということを時折考える。
    死を考えることは、生を考えることだと思ってるから。
    原真さんの話はちょっと圧倒されたなー

    0
    2021年05月24日

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