川内有緒のレビュー一覧

  • 晴れたら空に骨まいて

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    いろんな人生があるもんだなあとしみじみ思った。テーマが散骨だけに、読んでいて悲しくなる部分もあったが、それよりも死を受け入れて生きている人の生き様に感じるものがあった。

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    2020年05月23日
  • バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録

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    バングラデシュで言い伝えられている伝説の吟遊詩人・「バウル」を求めに旅に出た著者の話。

    記録もない。歴史的資料もほぼない。口伝で伝わる世界無形文化遺産であるバウルの歌。「本物のバウルの歌」を聞くためにバングラデシュの街から村、祭りや聖者廊をカメラマンの友人と、現地の仲間と旅をする。旅をする中で、バウルはただ歌い手なのではなく、その裏の哲学を伝える人であることに気づいていく。

    文面からバングラデシュの喧騒、香り、ほこりっぽさ、カレーの味などが事細かに伝わってくるリアルさに取り憑かれて、一気に読み進められた。「バウルはどんな人たちなの?」「なぜ子供を作らないの?」など色々な疑問をひとつずつ解決

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    2019年11月04日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    川内有緒さんのあたたかい文体で、それぞれ5人の方の物語と死への向き合い方が書いてあった。2組の夫婦の出会い方がまるで小説みたいで、こんな風に出会ってみたいと思った。

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    2018年11月23日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    死に方は生き方でもあるし、生きることは死に一歩一歩向かうことだなと。自分や近しい人の生き方死に方を含めた人生を考えさせられる。そして最後の死んだ人が重なるという感覚はわかるような気がする。ふとした瞬間に自分の中に死んだ人が入ってくるような感覚。
    後悔しない死に方はないかもしれないけど、そういう死に方したいし送り方をしたい。

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    2017年08月19日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    川内有緒さんの文章って、ほんとにいいなあと思う。力みがなく、いつも爽やかな風が吹いているような感じだ。本書は、大切な家族や友人を失い、その見送り方として「散骨」を選んだ人たちに取材したもの。著者自身もお父さんをそういう形で送っている。自由に生きた(生きる)人たちは、見送ったり見送られたりするのも軽やかだなあ。

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    2017年06月21日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    肉親を散骨で弔った5人の物語を川内有緒氏が綴る。それぞれが感動的な物語であり、素敵な人たちの人生である。特に「マカルーで眠りたい」に記載してある、医師登山家である原真に嫁いだ仏人エリザベスの人生には、その率直な生き方に心を打たれる。二人の養子を引き取って育てるのもおおらか。真摯で優しく、こういう人たちが世にいることを知るだけでも有難い。また、社会的な葬送システムが希薄になった今、散骨という葬送もいいものであり、決して命のつながりを軽視したやり方ではないのだと感じた。

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    2017年05月24日
  • バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録

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    この本を読んで少しでも感動した時点で、本当の自分を知りたいとか全ての事象にもっと寛容になりたいとか余裕を持ちたいとか、何ならバウルの様に生きてみたいとか、今の自分からは到底辿り着けないものを望んでるのは確かなんだと思った。だってそんな思いにふけっていたら今の日本での豊かな生活は不可能だし、もし両立させたとしたらそれは多くの矛盾を孕むから。
    読みながら内面の旅へ誘ってくれる本で、いつの間にか読むのを止めて何か考え事をしてる事が時折あった。この本を読んで小さいけど確実な変化は、今後の人生は今自分が望むものと生活の矛盾と葛藤しながら生きる修行が始まったと言う事だろう。

    ちなみに元国連職員として様々

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    2017年02月18日
  • バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録

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    解説で高野秀行さんが、「酸欠になった肺に新鮮な空気がいっぱい入ってくるような爽快感」と書いている、まさにその通りの読後感だった。これ見よがしの感じが全くない自然な書きぶりが好感度大。お気に入りの一冊になりそうだ。

    「パリの国連で夢を食う」を読んだとき、この方のスーパーな経歴や、それをまたあっさり捨ててしまう度胸の良さに驚いたものだが、この本で書かれている旅も「普通」からはほど遠い。観光地とはとても言えないバングラデシュに、ちょっと興味を持った「バウル」を探しに行く。連れは男性の友だち(川内さんには夫もいるのだが)。

    本当におもしろいと思うのは、そういうことをなんでもないようにごく自然に行動

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    2016年03月14日
  • バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録

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    川内さんの本を見つけてすぐさま購入。バウルを追い求めていくなかで、バングラデシュの様子やそこで川内さんが感じたことが描かれていておもしろい。川内さんの文章が好き。引き込まれるし共感できる。

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    2015年11月01日
  • バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録

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    バングラデシュのこと、ましてはバウルのことなど、何も知らなかった。本当に世界は広い。心の豊かさってなんだろう。

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    2015年07月11日
  • エレベーターのボタンを全部押さないでください

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     東京で小学生の子どもを持つ親(ついでに出た大学も同じ)なのであるが、住んでいる世界が違いすぎて「はへー」以外の感想が出てこなかった。
     わりあいにエッセイというのは言葉の端々にその人のアイデンティティとか自己優越感みたいなものが見え隠れすることがあるが、そのあたりは巧みにかわしてある。がしかし、なんかこう、すごいな。同じ東京でもけっして交わらない直線の生活がある。そういう確認が読後感として存在する。

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    2026年04月06日
  • ロッコク・キッチン

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    福島第一原発近くの国道6号線沿いの人々を食という媒体を通して書かれたノンフィクションエッセイ
    3.11がテーマということだ
    地元に戻ってきた人、移り住んできた人、原発の関係者など、様々な人にインタビューをする
    特に元東電の副社長の話は印象的だ
    彼は当時、地元の人から罵声を浴び続けてきた
    しかしその後、彼は福島の地で復興のために行脚し、地元の人に愛されるようになった
    大きな悲しみを知っている人達は大きな優しさを持っているのだろう
    みんなで力を合わせて生きていく
    当たり前のことを教えられた気がする

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    2026年03月25日
  • ロッコク・キッチン

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    東京から福島第一原発へ続く国道六号線、福島浜通りの人たちは、ろっこくと呼ぶのだそうだ。311の原発事故以降、避難を余儀なくされた大熊町や双葉町・浪江町に通い、戻ってきた人達、新しく住民になった人たち、役場の人たち、そして廃炉に向けて働く人たち。様々な人たちと、食べる事を真ん中において取材を続けている著者と仲間たちの記録。
    311から15年が経ち、廃炉のメドがつかない現在、東京に暮らす私は、そこで暮らしていた人たちの限りない犠牲のうえに生きているのだ。忘れてはいけない。

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    2026年03月23日
  • パリでメシを食う。

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    パリで優雅にご飯を食べる話かと思いきや、
    その名の通り、「メシを食う」、つまり、
    パリで生計を立てている日本人のオハナシ。

    それぞれのドラマがあって、楽しかった。

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    2026年03月12日
  • わたしの名店

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    読んでいる度に食べたいなっと思いました☺️♡
    ひとつひとつの作品を読んでその後にごはんの絵が書いてあって、もっと食べたくなりました!
    読み応えがあってとても面白かったです!

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    2026年03月11日
  • 自由の丘に、小屋をつくる

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    パリでメシを食う。を読んで面白かったのでチャレンジ。前半部分が思いのほか子育ての話で興味深かった。子どものために小屋を作るって思考回路、素敵。そして、全体、予想外に本当に小屋を作るDIYのエッセイで驚いたけれど、知らない知識もちょこちょこ入ってきて興味深い。後半はだれてきて、少し読み切るのに体力が必要だった。

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    2026年03月07日
  • 自由の丘に、小屋をつくる

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    白鳥さんのお話を面白く読んだが同時期に小屋作りもされていたとは。向こうの本とはまた違う日常も持っていらして、動かぬ確かな物を作りながら内面は自由になっていくプロセスが新鮮だった。ノルマに縛られず仲間と試行錯誤して生まれるただひとつの場所。

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    2026年02月28日
  • わたしの名店

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    出先でちょっと読み物が欲しくて電子書籍で読みました。行ってみたいお店を探ししたいわけじゃなくて、美味しいものとそれにまつわるお話を読みたくて。
    藤岡陽子さんのコラム、胸がきゅーっとなったな。
    読んでみたいな、小説。
    美味しい思い出って素敵だな!

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    2026年02月17日
  • エレベーターのボタンを全部押さないでください

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    ノンフィクション作家の著者が初めて綴るエッセイ集で、幼少期の頃の話や、フランスで働いていた時のエピソードや、興味深いエピソードが豊富に描かれていました。
    特に印象的だったのが、免許を取った話で、免許はアメリカに住んでいたときに取った著者なのだが、日本に戻るタイミングで、また日本で試験を受け直した。
    でも、合格できずにいた著者はある場所で特訓するのだが、このエピソードが特に印象的でした。

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    2026年02月10日
  • 晴れたら空に骨まいて

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    これは親しい家族や友人を失い、見送った五組の人々の物語。
    ただ正直、出てくる人々の人生が特別すぎて、見送りの印象が薄かった。見送りの話と思って読んでいたので、読み終わってから、何の本だっけ?ってなってしまった。


    色々なところで、「自分が死んでも自分を覚えてくれる人がいればいい」という話を聞く。この本にも書かれていた。私はこの感覚が分からない。むしろ、覚えておいてくれるな、って思ったり。

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    2026年01月20日