川内有緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
星3.5
ずっと前に読んだ『パリの国連で夢を食う。』がとても面白かったので、同じ著者のエッセイ集を手に取る。
いろいろな媒体に掲載されたエッセイをまとめたものなので、時系列はばらばら。
『パリの国連ー』から10年以上が経ち、その間に出産され、娘さんも小学生になっているということだが、今もフットワーク軽く、外国にも仕事ででかけたりしているようだ。
私が好きだったのは、やはり外国関係のエッセイが多いが、自宅で飼っていた猫の話もよかった。破天荒なお父さんのことを書いた『晴れたら空に骨まいて』も読んでみたい(海外でいろんなところで夫の骨を散骨する女性の話が出てきたが、許可とかいらないのだろうか) -
Posted by ブクログ
「5区 路上のドラマを切り取るカメラマン」
話的にはすごく好きなんやけど、ユリオ(息子)の子育てを実験って評してたんが、少々 気に触った
「18区 孤高のヨーヨー・アーティスト」
生死を感じる。
「7&16区 家族とアフリカと哲学を愛する花屋」
龍さんの人柄が割と好き。子育てちゃんとしてるのもいい。
私は若干 皮肉れてるので、ここにあるようにパリに来て何かできてる人たちって結局お金がある家庭で生まれて、それが実現可能だからじゃん。ぶっ飛んだちょっと特殊な経歴みたいなんを鼻高々に掲げてるのが憎たらしくも思える。
それはそうとまぁ、色んな人生があるんだなとも思うし、海外に思いきって行ける人 -
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Posted by ブクログ
川内有緒さんの作品を読むのは、『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』『晴れたら空に骨まいて』に続き3作目になります。読みやすくて飾らない文章で、親しみが持てて結構好きな作家さんです。
この作品は、娘のナナちゃんのために小屋づくりに家族一丸となって小屋づくりに取り組むというエッセイです。川内有緒さんの人脈ってすごいですね…様々な立場の人たちが、もてる専門分野を活かして手伝ってくれます。多分、私が小屋を建てたいって言っても、なにふざけてるの??って本気にしてくれなさそう…!!まぁ、ウチは田舎なんで、子どもたちのために小屋を建てようとは思わないけど(笑)。
小屋づくりのノウハウ的なもの -
Posted by ブクログ
題名から、パリで美味しい料理を食べ歩くようなストーリーかと思ったら、いい意味で全く違った…!
パリでその日の飯を食うために、苦しんだり、悩んだりしながら、順調ではない人生を目一杯生きる人たちの物語はとても面白かった。
その人にとっては普通の人生かもしれないけど、2つとない人生は、自分も含めて誰の人生でも魅力的で特別なものだと思えた。
将来のために頑張ることも大事かもしれないけど、今の自分のために一生懸命生きるのもいいのかもしれない。
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僕は経済的なものは残してやれない。
父親として残してやれるものは、記憶と経験だけです。(P.92)
僕たち二人しか親になれる人 -
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