司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 坂の上の雲(五)

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    ようやく司馬遼太郎さ(?)というか歴史小説を読むということに慣れてきた感。
    ここまで苦しかった…!(笑)
    新しい名前や艦隊の名称(とくに外国)が出てくるとその説明や現状についての記述が多くなるので(自分は)だれてしまう。
    戦闘時の人々の描写になると、サクサク読めた。

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    2024年11月20日
  • 菜の花の沖(三)

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    3巻は千五百石の大船辰悦丸を手に入れ、松前や函館に赴くまで。

    当時の蝦夷事情が詳しく描かれている。ロシアの進出についての描写にデジャヴを感じたが、「坂の上の雲」と重なるところがあるからだろう。

    アイヌの人々が圧政に苦しんでいたことは知っていたが、借金で外国に連れてかれたりするなど、思っていた以上に酷いようだった。

    また、幕府の役人と、松前の役人が深く対立したことも初めて知った。

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    2024年11月18日
  • 翔ぶが如く(一)

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    鹿児島に行く機会があり、新政府軍に反旗を翻した人物でありながら、なお薩摩の英雄として厳然と存在感を放っている西郷隆盛という人物についてもっと知りたくなり、手に取った。
    小説というよりは、司馬遼太郎の維新論が述べられている風だか、やはりきちんと小説として話が進んでいる手法は流石である。
    英雄としての西郷ではなく、人間西郷が描かれている。続きが気になる。

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    2024年11月16日
  • 菜の花の沖(二)

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    2巻は嘉兵衛が自分の船をゲットして、故郷の人々と和解するまで。

    嘉兵衛は筏で冬の過酷な海を渡って江戸に行ったり、秋田に木材を取りに行ったりと名声を高めていく。隠岐に流されるところは、手に汗握るように読んだ。

    船頭として活躍する嘉兵衛なら、帰郷は「錦の御旗を飾る」ようなものだったろう。現に、身分差のある弟と庄屋の娘さんの結婚が決まる。

    また、2巻では、当時の日本の風景や産業の広がりが活写されていて面白かった。

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    2024年11月15日
  • 菜の花の沖(一)

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    高田屋嘉平の生涯を追った作品。

    淡路島が舞台で、一巻は出生から嫁さんとの出会い、そして、兵庫に出奔して船乗りになるまで。

    貧家に生まれ、周りの人間関係にも色々問題があり、一巻は陰鬱とした感じもあるが、船乗りとしての嘉兵衛の世界が広がるとともに、読むのも楽しくなってくる。

    これからロシアとか出てくるのだから楽しみだ。

    最近は兵庫県知事選がSNSで大きく話題になっているので、読むには良いタイミングだろう。

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    2024年11月13日
  • 竜馬がゆく 8

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    幕末の志士は、写真が残っている(残ってしまっている)だけに、そこからどの程度の距離感で描くかってのが、この界隈を漫画化する際に作家に問われる手腕。今回、土佐と長州の顔合わせ場面があるんだけど、ほとんど同じ顔が並んでいて、誰が誰だかって感じ。時代的に身なりも似通ったものになってしまうし、そこまで奇抜な髪形もさせにくいし、そうなるとちょっとキツイな。

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    2024年10月28日
  • 義経(下)

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    平安時代末期から鎌倉時代初期が舞台です。
    源義経が主人公ですが、色んな人の視点から物語が語られます。
    1,000ページに迫る大作でした。
    馬鹿と天才は紙一重といいますが、義経はその両方だったのかもしれません。

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    2024年10月26日
  • 義経(上)

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    平安時代末期から鎌倉時代初期が舞台です。
    源義経が主人公ですが、色んな人の視点から物語が語られます。
    1,000ページに迫る大作でした。
    馬鹿と天才は紙一重といいますが、義経はその両方だったのかもしれません。

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    2024年10月26日
  • 峠(上)

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    幕末長岡藩の河井継之助という士分の人の話。
    本書(上巻)の9割くらいは、陽明学を元にした継之助の考え方、行動、そして人となりを、旅や日常を通して淡々と描いているので、著者自身が本書の中で述べているように、ストーリーとしてあまり起伏がなく、少し面白みに欠ける。
    ただ、このあとの継之助の活躍を理解するために、大事な導入部分であるということも理解できる。
    本書の残り1割くらいから少し動きがでて面白くなってくる。歴史モノは色々と読んできたが継之助のこと知らなかった。このあとどのように活躍するのか楽しみ。
    歴史モノは色々と読んできたが、この人は寡聞にして知らなかったので、このあとどのように活躍するのか楽

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    2024年10月15日
  • 夏草の賦(下)

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    長宗我部は盛親が西軍に属して終わりのイメージが強くあった。

    元親に関してはやはり息子が亡くなるまでが元親の物語だと思う。亡くしてからの話は聞かないし、やっぱり息子というかけがえのない存在の喪失は強い遺恨、思いも失わせてしまうのか。

    司馬遼太郎のいい所は焦点を当てる人物の隆盛をしっかりと描いて蛇足的な衰退していく所は描かないのが好きな所。

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    2024年09月28日
  • 人斬り以蔵

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    2よりの★三つ
    短編集でした、、、
    一冊まるごと以蔵の話だと思って読み始めてしまい、なかなか出てこないなー
    早めに以蔵が亡くなったなー
    あれ?全く違う話が始まった
    おや?これは?
    短編集?
    となり、速読に切り替えてしまいました。。

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    2024年09月18日
  • 峠(下)

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    ネタバレ

    戊辰戦争といえば八重の桜や白虎隊で有名な会津藩がメジャーだったが、北越戦争が最も苛烈と言われていたのは恥ずかしながら知らなかった。
    最後まで武士道を貫いたということなのだろうが、後半は古い考え方に固執してしまった感を得ない。一方、著者が書いている通り現代に生きる我々は当時の人物からすれば神のような視座で見ているので、このような指摘は適切ではないのは理解している。それにしても、このような人材が…というのは悔やまれてならない。
    明治維新と言えば新政府側がヒューチャーされがちだが、別の側面からものを見る視点は歴史のみならず何事においても大切だと痛感

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    2024年09月07日
  • 峠(中)

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    ネタバレ

    福沢諭吉や福地源一郎といった文明人と議論し、その先見性を認められるほどの人材がなぜ自分の藩にここまでこだわるのか…
    それは300年に及ぶ幕府という仕組みや侍の文化が根っこから染み付いてしまい、その価値観を変えられていないからだろう。彼は最終的に変わらないままであると思われるが、一つの凝り固まった組織に属する人間に対するアンチテーゼも感じる

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    2024年09月03日
  • 梟の城

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     久方振りの司馬遼太郎作品。時代もので、これが直木賞受賞作品ということであるが、司馬遼太郎の作品としては、代表作とはあまり言えないのではなかろうか。
     それは逆に、この作品以降も自身を超える作品を創作していっていたことの、何よりの証跡であろう。
     さてこの作品は、あまり今日主役となりにくい忍者を取り扱ったもので、集団として滅びた伊賀忍者の葛籠重蔵が、豊臣秀吉暗殺を実行していくことを中心に物語は進んでいく。伊賀忍者として全てを捧げてきた矜持を持ちながらも、何処かに重蔵自身気づいていくのであるが、次第に綻びが見え隠れしているところに、まさに忍者という職業の必要性が戦国期から変化していることを表れて

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    2024年08月30日
  • 峠(上)

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    映画になったと聞き、本棚で積読していた本を引っ張り出して拝読。
    上巻の終盤になって著者から「ここからが本番である」と明言される節があるのだが、記載の通り前半は、激動の時代の中にあって淡々とした日時が流れているように思える。主人公はただの風俗好きなオッサンであるが、その中で思考や弁論において輝く才能の片鱗を見せる。ここからどうなるのかを楽しみに読み進めようと思う。

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    2024年08月27日
  • 坂の上の雲(六)

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    ようやく6巻までやってきた!

    この巻は盛りだくさんの内容で、
    盛りだくさんな上にめちゃくちゃ細かいエピソードが並んでいて…、
    正直ちょっと疲れた。

    寒くて辛くてめちゃくちゃ厳しい黒溝台の戦いから始まり、
    ロシア革命へと暗躍する明石元次郎の活躍、これ、特に血の日曜日事件の詳細は興味深かった。
    旅順を攻略した乃木軍が奉天会戦に向けて北進する様子。
    ここは、前巻からも悪評高かった伊地知参謀長に代わり着任した小泉少将の墜落事故から、さらに病床の松永少将へと参謀長が代わる乃木希典の不運が印象に残る。
    はたまた海軍サイドへと舞台は移り、来たるべく日本海海戦への序章に期待が高まったり、その前に奉天会戦へ

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    2024年08月23日
  • 覇王の家(下)

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    小牧長久手のあと、秀吉と微妙な駆け引きをしたあと、関ヶ原や大坂冬の陣夏の陣をすっ飛ばして最期のシーンで終わる。
    上巻に続き、戦よりも三河人の矮小さや、家康の性格に重きをおいていている。

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    2024年08月20日
  • 街道をゆく 33

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    以下抜粋~

    ・ともかくも、関東・東北ともに、馬文化の国である。
    それでこそ、十二世紀末、源氏の奮闘によって、鎌倉幕府ができたといえる。
    ・・・・
    その点、平家は冴えなかった。
    かれらは牛地帯を本拠としていたから、しかるべき武士でも、馬を一頭かにどうしかもっておらず、長途にわたる騎馬集団の移動作戦はできなかった。そういうあたり、源頼朝を擁した関東武士団は、あたかも騎馬民族であるかのように、ふんだんに乗り替馬をもっていたのである。

    ・ついでながら江戸時代となると、地方の時代だった。
    日本の学問水準は地方課、地方出身者たちがささえ、首都のひとである江戸人はむしろ学問を野暮とする風さえあった。

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    2024年08月18日
  • 関ヶ原(上)

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    ネタバレ

    思った以上に読みやすい。歴史上の人物が生きていたんだなあ思わせる自然な筆致が印象的。少しずつ読んで歴史が楽しめるようになりたいな。

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    2024年08月18日
  • 坂の上の雲(五)

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    坂の上の雲、5巻。

    いよいよ二〇三高地の決戦。
    旅順攻略がこんなにも困難を極めた原因は、司馬遼太郎の筆から見るに、どうしても第三軍司令部の、とくに参謀長の無能さによるところが大きいと思えてしまう。それに見合う資料をもとに書いているのでしょうが、ここまでけちょんけちょんだとちょっと気の毒になるくらいだ。

    それに対して、児玉源太郎に対する書き方のカッコ良いこと。
    黒溝台の章で少しだけ秋山好古がでてきたが、5巻のヒーローは児玉源太郎だった印象が強い。

    それからバルチック艦隊の航行。
    想像以上に大変だったんだな。
    そして想像以上に日英同盟が効いてたんだな。

    全編わりと細かすぎるぐらいの描写や、

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    2024年08月03日