司馬遼太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
息子へ)
やっと読み終えた。
司馬遼太郎作品の歴史小説のなかで、もっとも長い(10巻)の、「翔ぶが如く」。長かった、、、。登場人物が多すぎた、、、、。
お父さんは、司馬作品、全制覇をもくろんでいる。この大作も読み終えて、ついに半分くらいまできた。あせらず、じっくり、着実に楽しんでいきたい。
さて、本作品について。
かなりの巻数を読み終えて気づいたことだが、この作品は、小説ではなかった。ドキュメントだった。例えば、筆者の想像する会話の場合。西郷は「・・・・」といったに違いない。という言い回しになっている。
主人公、「西郷隆盛」について。司馬先生の作品において、よくあることだが、主人公が全くヒーロー扱いされない。読む前、本書は「西郷隆盛」のヒーロー話だと感じていたが、全くの逆。
維新後の、西郷の愚者ぶりが描かれていた。まさに、真実・事実を、司馬遼太郎史観のなかで描かれている。
明治維新の激動の時代は、小説になりドラマになり、世に認知されているが、近代の日本のきっかけを形づくったのは、まさに、本作品の明治10年までの時代だったのだと感じた。
官が作られ、天皇を崇拝し、ついに武士の社会が終える。。。そして、外国との戦争の時代のもととなる文化も作られる。
時代の切り替わりの背景を、「西郷隆盛」「大久保利通」を通して、知ることができた。
小説として楽しむ出なく、歴史書として楽しんだ。
司馬先生から歴史を学んだ。
きみとお父さんが過ごす21世紀の社会をかたち作っている歴史。
われわれの思想・考えに、知らず知らずに影響を与えている歴史。
「今の自分を知る上で、歴史を学ぶ」
これが、最近のお父さんのテーマとなっている。
いずれ、きみにも、お父さんのこのテーマに首を突っ込んでもらいたい。20年後、酒の肴に語り合おう。
(お父さんの本の買い方)
BOOK・OFF 全巻\105以下
(読め、もしくは、読むな)
読みたければ読め!
(君が・・・歳のころに)
ゆっくり時間をかけて。 -
Posted by ブクログ
1975年に書かれたものらしい。
司馬遼太郎の文章を読むのは初めてだ。読みにくさを先に挙げておきたい。
まず登場人物がひたすら多い。
事実と感想と感嘆などが混合されていること。
時勢も、現代の話になってタクシーで墓参りにいったり、阪大在籍時代の話になったりしながら幕末の話にもどる。
ただ、最初に、小説のようなエッセイのようなものとして書き始めている宣言があるため、咎め抜き通すことはできない。そう断っている以上、そのような構造の文章になるのは織り込み済みで、読者にリテラシーが求められるのだ。
断片的に知っている松下村塾の吉田松陰のことを掘り下げたいために読み始めた。若くして散った維新の獅子たちのうちの一人だ。 -
Posted by ブクログ
美濃を征服した斎藤道三だが義理の息子義竜の反乱にあい死亡する。斎藤道三の天下統一の夢は義理息子である織田信長と弟子のように可愛がっていた明智光秀へと受け継がれていく。信長は斎藤道三の窮地を救うため兵を出すも屈強な美濃兵に惨敗し、その後も美濃への侵攻は失敗を繰り返す。そんな中駿河の今川義元が京へ上る最中に奇襲をし見事打ち破ることに成功。一方明智光秀は斎藤道三から逃げてお万阿へ自身の美濃での生活を伝えるように指示して京へと逃げることとなる。自身の立身を考えながら世間を放流するうちに足利将軍家の側近細川藤孝と関係を持つようになり足利将軍を再度復興させることに尽力する。一時は朝倉家に身を寄せるもの将軍足利義輝が松永久秀に暗殺される事件が発生したことで運命が変わる。次期将軍の資格がある義輝の弟覚慶の救出作戦に参加してさらに身分が上がっていく。
義竜の反乱後美濃は安定していたが義竜の急死後乱痴気騒ぎばかりしていた息子竜興に不満のある部下の竹中半兵衛が稲葉山城を占領、藤吉の部下となり織田信長は美濃を制圧することに成功する。
作者は信長より光秀のことが好きなんだなと読んでて感じる。光秀の信長に対する嫉妬がすごいしその気持ちが後の事件につながってくるのか。 -
Posted by ブクログ
土岐頼芸を引き立てて美濃を統一する庄九郎の後半が描かれている。小守護で藤左衛門こと長井利安を謀反人とて討つが美濃地侍の反感をかい道三として一度出家するも彼の人望や同門の日護上人の運動で再度美濃に舞い戻る。頼芸を欲に没頭されるために城を奥地へと移動させ自身は金華山に城を築き磐石の体制を整えていく。頼芸の弟たちや息子頼秀らが反乱を起こそうとした際にもすぐに鎮圧し、頼芸自身も追い出し名実ともに美濃の主となる。隣国尾張の織田信秀は幾たびも美濃に出兵するが斎藤道三の策略により連戦連敗するところでおわり。
庄九郎のすごいところはやっぱり身軽さ、京と美濃を健脚で移動することが彼の活躍を支えていると思う。あと美濃に比重を置きつつも山崎屋のことしいてはお万阿のことを生涯かけて気にかけているのも律儀だなと。
このあと信長が出てくるが話の展開が楽しみ。