司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 【分冊版】竜馬がゆく(1)

    購入済み

    史実に忠実です。

    物語が史実に忠実で、絵がとても上手です。

    #アツい

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    2025年12月17日
  • 人斬り以蔵

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    幕末の「四大人斬り」の一人と呼ばれた岡田以蔵のエピソードの他、大村益次郎、塙団右衛門、後藤又兵衛等のエピソードも記した短編集。井上薫を治療したことで知られる美濃藩士所郁太郎のエピソードも興味深かった。

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    2025年12月13日
  • 坂の上の雲(一)

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    NHKのドラマを観て、復習のために読みました。松山の坂の上の雲ミュージアムや秋山兄弟生家なども行きました!松山城の案内役の方曰く、松山ではあまり秋山兄弟のことをそこまで取り上げて習ったりしなかったとのこと(近現代史は授業では深く扱われないですもんね) 近代日本の礎に秋山兄弟の功績があったことは脳裏に刻んでおきたいです。

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    2025年12月11日
  • 坂の上の雲(五)

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    おびただしいほど戦争の生々しさと残酷さがゆっくりゆっくりと書かれている。
    被害の数がどんどん増えている中作戦を遂行するのか変えるのか決断は周りの意見や通例によってま左右されるのか。
    ロシアは驕りと油断で負けるべきして負けたし、日本は偶然とタイミングの良さでなんとか旅順を堕とすことができたものの被害は甚大でまだ戦争は続く。
    先の見えない戦いはまだ続く

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    2025年12月10日
  • 坂の上の雲(一)

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    明治初期の若者が何者かになろうとするエネルギーが詰まっていて、いつ読んでも元気を貰える。坂の上の雲は長編だけど、是非(一)だけでも読んでみて欲しい。

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    2025年12月09日
  • 花神(下)

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    革命は、思想家が始め、その思想を周囲を巻き込みながら戦略家が定め、最後は技術者が整備する。
    変革は、そういうフェーズに分解できる。
    世に棲む日日に始まり、竜馬がゆく、燃えよ剣、この花神、飛ぶが如く、そしてその先の坂の上の雲という流れで読んできたが、やはり維新史・明治史最高です。

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    2025年12月07日
  • 新選組血風録 新装版

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    短編なので読みやすく、講談とか落語の人情噺のような話が多い。燃えよ剣でもそうだが司馬遼太郎の書く土方歳三と沖田総司はとくに魅力的で読めば読むほど好きになる。

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    2025年12月05日
  • 関ヶ原(下)

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    登場人物がいっぱい出てくるが、やはり基本は徳川家康と石田三成。やはり家康は策謀家で、三成は能吏だが武道家ではないと言う点で、司馬は描き切ったのだろう。初芽は架空の人物だが、最後はいい味をだしていた。家康は本当は三成を殺したくはなかったと言うのは本当だろう。

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    2025年12月07日
  • 竜馬がゆく(六)

    購入済み

    薩長同盟成立

    六巻は竜馬によって薩長同盟が成立。この偉業成就について、著者司馬は「事の成るならぬは、それを言う人間による」という。🐉私は齢五十を超えているが、事業の成否を当事者の人柄が決したことは、多くなかったと感じる。司馬との違いに、興がそそられる。🐉ところで、本巻では「婦人」について、「思慮深さと伶俐さ」はあるが、「感情の鬱屈」するところがあり、「恨みを結べは容易に解くことができない」という。まぁ、そうかもしれないが、令和の小説ではとても書けまい。さすが昭和の小説である。🐉

    #アツい

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    2025年12月03日
  • 竜馬がゆく(一)

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    竜馬、19歳から23歳まで
    まだ若くさだまってない感じ
    これから風雲に巻き込まれていくとは全く思っていない竜馬。
    何度も読んで結末はわかっているけど本当に面白い
    あと12年…

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    2025年12月01日
  • 功名が辻(四)

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    戦国時代、土佐24万石を手に入れた山内一豊と、その妻・千代を主人公とした物語。
    律義さだけが取り柄の一豊を、千代が上手く導きながら徐々に出世させていくところがとても面白かった。
    土佐の領主となり身分が上がったことで、少しずつ変わっていく一豊と、その変化に戸惑う千代の姿には複雑な気持ちになった。
    身分が変わっても初心を忘れてはいけないのだと強く感じた。

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    2025年11月28日
  • 竜馬がゆく(一)

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    竜馬の器の大きさと、自分を誇示しない人柄に、すっかりファンになった。また、藩ごとにタイプが違うと言う話など、歴史や風土が人をつくるという話が面白かった。

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    2025年11月24日
  • 竜馬がゆく(五)

    購入済み

    激闘!蛤御門ノ変

    五巻は蛤御門ノ変だ。長州の猛烈な兵勢が薩会によって惨憺たる壊滅に至るまでの激闘を、白熱血風とともに魅せる。🐉とはいえ本巻は、こうしたアツく激しい戦闘シーンばかりではない。ユルいほのぼの日常シーンも面白く観せる。🐉竜馬は愛妻おりょうの「暗いうちから一生懸命」作った手料理を口にし、「なるほど、お前の料理はうまい」という。カピバラKSでも作れそうな塩っ辛い干物だが、頑張ってのみくだし、情けなさそうに褒めるのだ。🐉緩急自在のストーリー展開に惹き込まれる。🐉

    #アツい

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    2025年11月17日
  • 功名が辻(一)

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    キングダムなどの中国の歴史漫画が人気で、私も読んでいますが、日本の武将についても知りたいと思い、まずはこちらから。司馬遼太郎氏の著書は何度かありましたが、とてもワクワクして次が読みたくなる作品でした。 次が楽しみです。

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    2025年11月16日
  • 坂の上の雲(八)

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    ネタバレ

    8巻読んで良かった〜!
    全てが決着し、このための物語だったんだなぁという感慨を感じた。気に入った箇所:
    p92 「時間と空間が次第に圧縮されてゆく。刻々縮まってゆくこの時空は、この日のこの瞬間だけに成立しているものではなく、歴史そのものが加熱し、石を溶かし鉄をさえ燃え上がらせてしまうほどの圧縮熱を高めていたと言ってよかった。」
    p278 「ロジェストウェンスキーは、彼が演じたあれほど長大な航海の目的地がこの佐世保海軍病院のベッドであったかのようにしずかに横たわっている。そのことが一種喜劇的ではあったが、元来戦争とはそういうものであろう。戦争が遂行されるために消費されるぼう大な人力と生命、さらに

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    2025年11月13日
  • 街道をゆく 37

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    1992年刊。「週刊朝日」連載(1991.8.9~92.2.28)。
    ごちゃごちゃ言わずにさっと撫でてゆくのが、このシリーズの特徴。今回は本郷「界隈」、本郷、湯島、千駄木や根津などをめぐっている。
    頻繁に顔を出すのが鷗外と漱石。その作品には本郷界隈を舞台にしたものが多く、彼らの住まいもそのあたりで何度か変わっているからだ。たとえば、千駄木の家では、漱石は『吾輩は猫である』を書いた(この家には十年ほどまえに鷗外が住んでいた)。この小説には近所のことも登場するが、なかでも有名なのが落雲館中学の生徒と苦沙弥先生が対決する場面。このモデルはいまもある郁文館、そこにも寄っている。
    本書、最初のほうには、

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    2025年11月13日
  • 坂の上の雲(六)

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    ネタバレ

    ロシアに戦力で劣る日本は、海軍も陸軍も、機敏で連携の取れた動きと奇策で戦った。

    しかも大勝を収めるというのではなく、和平交渉でギリギリ勝ちに持ち込むという狙い。

    そのために策を巡らし、資源や訓練を集中する場面がこの巻ではみられる。

    小さいものが大きな相手に勝とうと思うと、結局はそれしかないのかもしれない。

    そして日本人はそんな話が好きだ。

    少ない兵が死力を尽くして忠義を守る的な話。

    また、この巻ではロシアの組織としての脆さも際立った。

    大きな組織にあるあるな、独裁的な権力を持つリーダーや派閥争い、指揮系統の乱れ。

    そんな一つ一つが、真剣にやれば楽勝に思える戦力差のある日本に追い

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    2025年11月13日
  • 燃えよ剣

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    日本史は大の苦手だったはずなのに、司馬遼太郎を読んでいるなんて、私やるじゃん!と思いながら最後まで読みました。最高〜!!

    新撰組の漫画である「アサギロ」にハマり、最新刊まで読んだところで、このあと一体どうなるのかいてもたってもいられなくなり、小説で読むことに。アサギロで得た知識のおかげで幕末の空気にすっと入っていけた。

    史実なのか創作なのか私には分かりかねるところも多かったのだけど、もしかしたら本当にそうだったのかもしれないというような、壮絶な人生を見せてもらったように思う。幕末という変化し続けた時代に最初から最後まで士道をつらぬいて生きる。哀しかったけれど、武士というものは生き方そのもの

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    2025年11月09日
  • 燃えよ剣

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    かなり昔に読んだ本
    新撰組は幕府の特別警察、的な組織だが
    幕末に新正規軍と言われた討幕派(初期はテロリスト)に追われ敗れる訳だが、土方歳三は最後の戦いまで、政府軍の幹部として戦い散って行って凄い人。
    かなりの二枚目でもあります。

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    2025年11月08日
  • 坂の上の雲(二)

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    文学の才能を余すことなく発揮している子規だけれど、軍事への憧れ、それに従事する真之を羨ましく思い、自己憐憫に浸る姿。一方、文学への想いに蓋をし、自分の適正を見極め、そして発端は生活のため軍事へ邁進する真之。才能ある2人でも、互いに無いものねだり、隣の芝は青い、というような想いを持つ姿には親近感を持つなぁ。子規は病気が進行していく中なのだから、余計に他に目がいきがちなのも当然だろう。
    真之の、頭脳が考えた目的を最後実施するのは性格である。その性格をつくらねばならない、という考えは、いざという時に弱腰になりやすい、人間の弱さを受け入れた上で、厳しい戦場で目的を遂行する覚悟を感じる。
    どこまでもシン

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    2025年11月08日