司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 坂の上の雲(八)

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    ネタバレ

    『坂の上の雲』ついに最終巻を読み終えた。

    全8巻。途中でたくさんの本を挟んだので長い時間がかかったが、読み終えることができて安心した。

    率直に、とても面白かった。

    日露戦争についてのあらましは教科書で知ってはいた。

    しかしここまで深く、広く、司馬遼太郎の視点もたっぷりに語られ、歴史でありながら読み物として胸が熱い想いになったり、腹が立ったり、ワクワクしたり、様々な感情を与えてくれた。

    日本はよく今の形を成しているものだと、作品を通して考える。

    選択が一つ違えば、今の日本とは違う形になっていたのだということを、この作品から痛感した。

    そして私が生きている今も、長い歴史の流れの一部であり、日々選択の連続であり、未来を作っているのだ。

    『坂の上の雲』では、日露戦争を中心として、様々な人間の生き様が書かれている。

    有名でも無名でも、たくさんの人が精一杯に生き、何かを生み出してきた結果が今なのだ。

    自分は小さな存在であると卑下せずに、日本を構成する一員として、日々の仕事に挑みたいと思う。

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    2026年05月25日
  • 義経(上)

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    司馬遼太郎の本はもう何冊も読んているが、今回の本は中々拡張高く、気品もあり、昔ながらの言葉が多い為中々読むのが難しいが、不快ではない。この常磐は、源氏も平氏も血を引いた牛若丸を出産したのは知らなかった。平家は血を重んじるが、源氏は全く考慮しない事が分かった。しかし、木曽義仲は京都入場後、こんなに悪い奴だったのか。

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    2026年05月30日
  • 新史 太閤記(下)

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    ネタバレ

    主な登場人物
    羽柴秀吉 ……  中国地方の毛利氏を攻略。高松城を水責めにし降伏させるが、本能寺の変で、信長が亡くなったことを知る。
    黒田官兵衛 …… 藤吉郎の軍師。キリシタン大名。藤吉郎に入信を勧める。
    加藤虎ノ介 ……  藤吉郎の小姓。後の主計頭清正。
    福島市松 ……  藤吉郎の小姓。
    加藤孫六 ……  藤吉郎の小姓。
    亀井新十郎 ……  新規に召し抱えた若者。鹿野城を任せる。後の従五位下武蔵守茲矩(じゅうごいのげ むさしのかみ これのり)。石見津和野藩亀井家の家祖。
    吉川式部少輔経家(きっかわ しきぶのしょうゆう つねいえ) ……  鳥取城。毛利氏側。律義者。
    小西行長 ……  藤吉郎の商人あがりの家臣。
    宇喜多直家 …… 備前。毛利側だが、秀吉に寝返った。
    毛利元就(もうり もとなり) ……  中国地方の支配者。陰謀の才あり。健気第一の大将と言われた。
    清水宗治(しみず むねはる) ……  高松城を任せられた。藤吉郎の水責めにより降伏し、自害すると約束し、自害した。
    毛利輝元(もうり てるもと) …… 毛利家 当主。
    吉川元春(きっかわ もとはる) ……  元就の子。毛利家 代表。隆景は弟。戦場に於いては勇猛な将。
    小早川隆景(こばやかわ たかかげ) ……  元就の子。毛利家 第二将。軍事だけでなく外交にも長じる。
    長谷川宗仁(はせがわそうにん) …… 織田家の茶人。信長と共に本能寺に居たが、僧侶を装い難を逃れた。備中の秀吉に飛脚を出した。四十時間後には届いた。
    中国大返し …… 
    丹羽五郎左衛門長秀 …… 織田家次席譜代家老。近江佐和山城城主。若狭小浜十万石。
    柴田勝家 …… 織田家筆頭譜代家老。
    明智光秀 …… 本能寺の変。淀川流域平野で秀吉軍と対峙し、敗れる。
    斎藤利三 …… 光秀の筆頭家老。戦闘で瀬兵衛に突き崩される。
    高山右近 …… 織田家の大名。高槻城主。
    中川瀬兵衛 …… 織田家の大名。茨木城主。秀吉を良く思っていないが、光秀討伐に参戦した。
    池田勝入斎 …… 織田家の大名。尼崎、花隈、伊丹城主。
    織田三七信孝 …… 信長の三男。
    伊勢神戸城主。信長の実子。秀吉を良く思っていないが、光秀討伐に参戦した。
    信長の実子の中では器量は三人並で、ましな方。成り上がりの秀吉を見下している。柴田勝家は織田家の跡継ぎに推している。
    勝家の敗北により、知多半島に逃げる。
    信雄に捉えられ、腹を切った。
    織田信雄 …… 信長の次男。天下を統べる能力は全く無いが、その野望だけはある。
    ●清須会議 …… 評定の参加者
     大名級
      柴田勝家 …… 筆頭家老。織田三七信孝 推し。越前北ノ庄で、秀吉に敗れ、自害する。
      丹羽長秀 …… 秀吉の事前の根回しにより、秀吉側となる。
      滝川一益 …… 北条との戦で敗戦し、柴田につく。
      羽柴秀吉 …… 信忠の子、三法師の博人(めのと)養育者となる。
      細川藤孝
      池田勝入斎
      筒井順慶
      蒲生氏郷 …… 秀吉側。
      蜂屋頼隆
     織田家一門
     旗本の主だった者
    滝川一益 …… 織田家家老。勝家派。勝家が敗れた後は、伊勢長島城で敗戦し、秀吉の配下となる。
    佐久間盛政 …… 織田家旧家老。勝家派。賎ヶ岳の戦いで秀吉に敗れ、降伏する。秀吉の家来に成ることを拒み自害する。
    前田利家 …… 勝家の配下で動いていたが、秀吉との旧知の仲により、賎ヶ岳の戦いで兵を引く。
    佐々成政 …… 勝家派。織田家中堅将校。勝家敗北後は秀吉の配下となるが、秀吉を良く思っていない。
    ●小牧長久手の闘い
    徳川家康 …… 織田信雄に乞われて蜂起する。
    小牧長久手にて秀吉に戦いを挑み、一旦勝利する。
    織田信雄 …… 天下を取る野望があるが、その能力は無し。家康と連携し、秀吉に闘いを挑むが、敗北する。
    秀吉の配下となる。

    秀吉側の陣営
    池田勝入斎 …… 第一隊 織田家の家臣。故信長の博人子。長久手で家康軍に破れ戦死。
    森武蔵守 …… 第二隊 長久手で家康軍に破れ戦死。
    堀久太郎秀政 …… 第三隊 榊原康政隊を撃破するが、秀次軍の潰乱により戦場を離脱する。
    羽柴秀次 …… 第四隊 散り散りに山谷を逃げ惑う。

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    2026年05月22日
  • 坂の上の雲(五)

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    日本軍10万人のうち損害6割という旅順攻撃。その死の多くは単に露要塞の機械的犠牲

    その惨状を日本人が受容したのは、庶民が国家に初めて参加し得た感動の時代=明治であり、国家が強烈な宗教的対象だったと著者は分析

    明治を知るには必読の好著

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    2026年05月21日
  • 坂の上の雲(四)

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    日露戦争の序盤、黄海海戦から遼陽会戦を経て旅順攻撃まで。

    旅順攻撃は死傷6万人という未曾有の惨事。著者は執拗に乃木、伊知地司令部の無能さを強調。一方、ロシア側の官僚体質の滑稽さも描き、日露戦争の特異性を概観できる。

    非常に面白い歴史小説

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    2026年05月21日
  • 功名が辻(一)

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    妻の千代も賢いが、妻の言葉をほとんど信仰のようにして守る夫の一豊もなかなか。組み合わせのよい夫婦だったのだなと思いながら読んだ。
    日に日に膨張していく織田家、中でも飛び抜けて出世した秀吉の家来というのは幸運だが、その秀吉の家来たちの中でも抜きん出て大名にまで上り詰めるには、さて。
    次巻も楽しみ。

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    2026年05月19日
  • 坂の上の雲(八)

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    日露戦争1904〜1905。教科書に簡単な背景と共に事実として記載されているのを習ったくらいで、そこに関わる人々の海戦、陸戦、外交、プロパガンダ、政治や保身の壮大なドラマが広がっていることをこの物語で初めて知った。
    青春群像劇として生き生きと血の通った物語の始まりにワクワクし、戦争が始まり正岡子規が病気になると不安な気持ちになり、陸軍の戦いの凄惨さに読み進めるのが辛くなり、海戦では戦争の作戦内容を追うのに必死になり、ずっと引き込まれていた。
    読み終わるのが少し残念だった。
    初めての司馬作品だったが、別の本も読みたい。
    この本を「若返りたいときに読む本」として勧めてくれた三宅香帆さん、ありがとうございます!

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    2026年05月13日
  • 坂の上の雲(五)

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    児玉源太郎さんが、乃木希典さんと乃木軍司令官職を交代して2、3日で203高地を陥した。人がたくさん亡くなっているのに、小説として面白いと思ってしまうのは良くないことなのかと思ってしまう。
    戦国時代は職業軍人で、大将が無能であれば逃れる自由があったが、近代国家は憲法によって徴兵されそこから逃れる自由が無くなった。
    専門家は昨日までの専門家で、明日の専門家ではない。狭い思考範囲により、現在の状況に対応できない。現場が優先。
    秋山真之は兵理はあらゆる戦史を読んで研究し、その上で個々が会得せよと言う。気合と根性で多くの兵を無益の死に追いやってははいけない。勉強して、なるべく仲間を死なせない事。

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    2026年05月10日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    豊臣秀吉に関わる様々な人物を通して豊臣家の栄華と転落を描いた人気作品。

    現在放送中の大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも関係し、大変読みやすい内容でオススメです。

    甥の秀次の運命、晩年の秀吉の衰え振りがあまりにも悲劇すぎるのを司馬遼

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    2026年05月10日
  • 坂の上の雲(三)

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    「世界史のうえでときに民族というものが後世の想像を絶する奇蹟のようなものを演ずることがあるが、日清戦争から日露戦争にかけての10年間の日本ほどの奇蹟を演じた民族はまず類がない」
    「奇蹟」を起こした日本人を描く3巻。冒頭で子規の最期を描く

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    2026年05月09日
  • 坂の上の雲(二)

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    日清戦争と秋山兄弟、従軍記者の子規、米西戦争と真之、子規庵を訪れる人々、ロシアの南進方針、義和団事件。特に子規の俳句における写生論、スラブ民族としてのロシア人の特殊性に関する記述は興味深い。明治時代の日本とその周辺を知るには格好の本

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    2026年05月09日
  • 新史 太閤記(上)

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    司馬遼太郎作品らしく、読み応えがありとても良かった。
    若き秀吉の像を浮かべることができた。
    ドンドンと読み進んでしまった。

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    2026年05月07日
  • 坂の上の雲(八)

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    高市総理が好きな本ということで紹介されていたので、いつかまた読もうと長い間本棚の奥にあったこの本を取り出した。
    長編であるため電車内で読むのだがとても時間がかかった。
    情報量はおびただしく時代背景が前後するのには苦労したが、とても面白く読んだ。
    明治時代の人というのも分かった気がするが、この時代に行ってみたい、生きてみたいとは思わないが、改めて日本人の気質、感情の強さを思い、今の時代に忘れていた様なものを思い出した気がする。
    録画してあるドラマも観なくては。

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    2026年05月07日
  • 竜馬がゆく(八)

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    楽しく読めたが、それよりも学ぶところが多い作品だった。
    電話も車もない時代に現地に赴いて情報を収集する大変さと重要さを知ることができた。

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    2026年05月06日
  • 新史 太閤記(上)

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    ネタバレ

    豊臣秀吉の物語
    新史太閤記
    NHKの豊臣兄弟に触発され、読んでみることに。
    ドラマ「豊臣兄弟」では、物語を面白くする為、史実に無い作り話が多いが、司馬遼太郎の著書は史実に基づいて書いているため、真実味が有り、興味深く面白い。
    著者は秀吉を一人称視点で「猿」と称して、全編を通している。史実では信長が秀吉を「猿」と言った証拠は乏しいそうだが、これも面白い。

    主な登場人物
    小僧(猿)…… 寺の喝食(かつしき)後の稚児。尾張の萱津(かやつ)村に住む。高野聖に「ひよし」と呼ばれる。後の豊臣秀吉。
    寺の喝食 仁王 …… 小僧をいじめる。
    小僧の実父 …… 萱津から小一厘の中村出身。木下弥右衛門。貧農の出。小僧が八歳のとき病死。
    小僧の実母 …… 尾張の御器所村出身。
    継父 …… 竹阿弥(ちくあみ)。若い頃、織田家の茶坊主。入り婿。
    高野聖 …… 百阿弥陀仏(ひゃくあみだぶつ)。高野聖(10人)の頭。後に、部下の8人と共に本願寺の門徒に殺害される。
    薬王子(やこうじ) …… 三河矢作の宿の有名な遊女。秀吉の初めての女。
    蜂須賀小六 …… 尾張海東郡(かいとうぐん)蜂須賀村の蜂須賀屋敷の当主。蜂須賀党の党首。
    猿は武士になるべく、蜂須賀小六のもとで働いたが、もっと上を目指し、小六の元を出る。
    後に小六は織田家で出世した秀吉の配下につく。織田家直臣。木下藤吉郎与力となる。
    松下嘉兵衛之綱(まつしたかへいゆきつな) …… 今川家の被官。馬込川を渡った頭陀寺(ずだじ)村の土豪。猿は嘉兵衛の草履取りになる。
    お菊 …… 井伊家足軽の娘。 猿は嫁に迎えるが、春に頭陀寺村に来て夏には居なくなっていた。これを機会に猿は、馴染めない遠州の松下屋敷から尾張に戻った。
    織田信長 …… 織田信秀の亡き後を継いだ信長の評判は悪かった。狂童の評判がつよく、異風の風体を好み、元服してからも城下の街路を人の肩に寄りかかって歩き、大口を開けて餅や柿を食べるという有様だった。
    戦さの時は城を空にして、美濃の斎藤道三に空き城の守備を任せた。
    武田信玄 …… 信長の動静を探る。信玄は京に登る進撃を開始したが、途中病没する。子の勝頼が後を継ぐ。
    一若、がんまく …… 織田家の足軽。
    浅野又右衛門 …… 織田家足軽組頭。
    坪内玄蕃(げんば) …… 織田家足軽組頭。
    斎藤道三 …… 一介の油売りから身を起こし、喧嘩と奸謀の限りを尽くし、美濃一国を掻き取った男。
    寧々 …… 秀吉の妻。浅野又右衛門の養女。婚姻時の猿は25歳。寧々は14歳。
    柴田勝家 …… 先代からの織田家 家老。大名となった藤吉郎を嫌っている。北国の二〜三カ国を管轄する北国管領。
    佐久間信盛(のぶもり) …… 織田家 家老。後に信長により追放される。
    林通勝(みちかつ) …… 織田家家臣。
    一門衆 …… 織田家家臣。
    大沢次郎左衛門 …… 鵜沼の地侍。強欲な男。信長に嫌われる。着の身着のまま逃げる。NHKの豊臣兄弟の逸話とは大違い。
    竹中半兵衛 …… 西美濃の村落貴族のひとり。戦略家。半兵衛は信長が嫌い。秀吉が気に入り、自分の配下に置くことに成功する。
    木下小一郎秀長 …… 異父弟。猿の母が義父 竹阿弥によって生んだ子。温厚で聡く、猿の補助者。後の大和大納言豊臣秀長。
    浅野弥兵衛(やへい) …… 秀吉の妻の兄。
    稲葉山城攻略決死隊 …… 秀吉の生涯の冒険。道案内役 堀尾茂助(後の出雲二十四万石、堀尾帯刀先生吉晴(たてわきせんじょうよしはる))。
    野武士あがりの水破(すっぱ)・乱破(らっぱ)の六人(蜂須賀小六、蜂須賀又十郎、稲田大炊助(おおいのすけ)、加治田隼人家信(岩登りの名人)、青山小助、日比野六太夫(ろくだゆう))
    前田又左衛門利家(まえだまたざえもんとしいえ) …… 犬千代の通り名で、織田家譜代の名族の次男坊。武辺者。猿の家の隣家。猿よりも二つ年若。後の加賀前田家の家祖。藤吉郎とウマがあった。
    お松 …… 前田利家の妻。 聡明な婦人。後の加賀の芳春院。隣家の藤吉郎の妻、寧々と良く垣根越しに話をした。
    足利義昭 …… 実兄の義輝将軍が京の三好・松永に殺された。僧を捨て将軍に成る決意をし、信長に助けを求めた。
    足利義昭の幕臣 …… 細川藤孝(幽斎)、甲賀の大郷士 和田惟政(わだこれまさ)、明智光秀(越前朝倉家客分の浪人上がり)
    浅井長政 …… 信長の妹、お市を嫁がせた。越前朝倉家とは古くからの有効関係が有り、朝倉を攻めた信長を裏切った。
    越前朝倉攻め …… 信長は駿河平野へ進軍した。浅井の裏切りにより越前攻めは失敗に終わった。
    越前金ケ崎からの退却の殿(しんがり)を猿は申し出た。
    徳川家康の助けを得て、京への長距離の退却行軍を行った。
    命からがら京に戻った猿と家康は、先に戻った信長から、労をねぎらわれた。
    姉川の戦い …… 浅井・朝倉連合軍と織田・徳川連合軍の壮絶な戦いに勝利を収めた信長は後に浅井の小谷城を攻め落とし、朝倉を滅ぼした。
    羽柴藤吉郎秀吉 …… 信長の命により、琵琶湖東岸に築城し、城持ちの大名と成った秀吉は改名した。成り上がりとの家中の思惑に配慮し、家老の柴田勝家、丹羽長秀から一文字づつ取った。
    築城と同時に地名を今浜から長浜へ、改名した。
    京極高吉、京極髙藤 …… 貴族との縁が欲しかった藤吉郎は落ちぶれた初老の男、京極髙藤の娘(おちょぶ)、を側室として迎えることにした。
    上杉謙信 …… 長らく戦っていた武田家と信玄亡き後、子の勝頼と和睦した。上杉は関東の北条氏と戦っては引く事を繰り返した。
    柴田勝家率いる織田軍は北陸で戦うが、柴田勝家は謙信に負ける。
    松永弾正少弼久秀 …… 織田方が謙信に負けたのを機に信長へ反旗を翻す。
    黒田官兵衛孝高(後の如水) …… 播州の土豪 小寺政職(こでらまさもと)に仕えていた。毛利につくか織田につくか、家中では毛利に付く意見が多かったが、官兵衛は織田に付くと決め、藤吉郎と会った。
    藤吉郎は官兵衛を気に入り、即時に信長に引き合わせた。
    信長も、その器量を見抜き、即座に「藤吉郎を助けよ」と言った。
    後に、主家の小寺氏が毛利方についたとの知らせを受け、小寺氏の毛利側への寝返りを辞めるように説得に行くが、捉えられ牢獄に入れられる。
    牢獄生活は救出されるまで、一年に及んだ。その為、足が腐り、救出された時には立てなく成っていた。
    安国寺恵瓊 …… 毛利家の外交僧。官兵衛の調略により、一旦は織田方へ付いた者を、信長の恐ろしさを説いて、次々と毛利方へ寝返らせた。
    信長の死の十年以上も前にその死を予言し、藤吉郎の世に成ると言っていた。
    毛利氏 …… 中国地方、北九州の覇者。信長に追われて自家を頼って亡命して来た足利義昭を備後鞆で奉じ、信長討伐の大義名分とした。
    荒木村重 …… 信長が目をかけた新参者。主家の摂津の豪族池田氏の家老であったが、池田氏と手を切り、信長に投じて家臣と成った。
    後に毛利氏へ寝返る。

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    2026年05月01日
  • 関ヶ原(下)

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    関ヶ原の戦いの始まりから結末まで描いた不朽の名作。石田三成と徳川家康の2つの対立を軸に、なぜ三成が敗北したかを政治軍事両面から克明に描き出している。

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    2026年05月01日
  • 夏草の賦(下)

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    ネタバレ

    自身にとって初の司馬作品。
    なんとなく歴史小説に対し苦手意識があり触れずにきてしまったが、とても熱くなりあっという間に読み終わってしまった。
    権兵衛や十河には腹が立ったが、世の中にもいるしいかにして付き合うか考える必要があるなと感じた。

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    2026年04月30日
  • 新史 太閤記(上)

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    猿みたいなアホな顔して、知恵がある。
    信長のお気に入り。

    竹中半兵衛で上巻終了!
    はんべぇーー(泣)

    あっという間に上巻読み終えた。
    司馬遼太郎先生の演出力に感嘆。

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    2026年04月26日
  • 梟の城

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    〈読み終わって学んだこと〉
    自分の主観的な判断では、本当の善は判断できないことがある。社会の規則やルールで決まることもある。

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    2026年04月23日
  • 坂の上の雲(八)

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    本日天気晴朗ナレドモ浪高シ

    日本海海戦の完勝と日露戦争の終結。
    一朶の輝く白い雲のみを見つめて坂をのぼりきった若者たちの物語が寂寥とともに静かに幕を閉じる。

    敵味方無数の命を奪った勝利に苦悩する弟と、赫々たる声誉を捨てる潔い兄。後生も含め、兄弟+幼馴染みの生き様と、明治という時代の対比が深く考えさせられる。

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    2026年04月12日