韃靼疾風録 (下)
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韃靼疾風録 (下)

963円 (税込)

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「野蛮の勃興こそ歴史の跳躍台である」。文明が衰退した明とそれに挑戦する女真との間に激しい攻防戦が始まった。世界史を切り開く動乱に翻弄される韃靼公主アビアと平戸武士桂庄助を中心として、様々な人間が織りなす壮大な歴史ロマン。第十五回大佛次郎賞受賞作。

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  • 韃靼疾風録 (上)
    963円 (税込)
    なぜか九州平戸島に漂着した韃靼公主を送って、謎多いその故国に赴く平戸武士桂庄助の前途になにが待ちかまえていたか。「十七世紀の歴史が裂けてゆく時期」に出会った二人の愛の行方を軸に、東アジアの海陸に展開される雄大なロマン。第十五回大佛次郎賞受賞作。
  • 韃靼疾風録 (下)
    963円 (税込)
    「野蛮の勃興こそ歴史の跳躍台である」。文明が衰退した明とそれに挑戦する女真との間に激しい攻防戦が始まった。世界史を切り開く動乱に翻弄される韃靼公主アビアと平戸武士桂庄助を中心として、様々な人間が織りなす壮大な歴史ロマン。第十五回大佛次郎賞受賞作。

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韃靼疾風録 (下) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年10月03日

    上巻はロマンのある展開でしたが、下巻は明から清への劇的な歴史変動の描写が中心でした。資料が少なくて描くのが大変だったようですが、興味深いテーマで面白かったです。

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    Posted by ブクログ 2023年09月16日

    女真が明の皇帝を破った李自成を呉三桂とともに破り、清の國を創るまでである。庄助は日本に明人として戻ってきて通詞として生活を立てる。主人公の庄助自体は上巻に比べてあまり活躍はしていない。
     司馬ほど勉強していなかったのでこうした女真の清になるまでは良く知らなかった。

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    Posted by ブクログ 2021年08月15日

    清朝の興りから北京入城まで、架空の日本人の視点を通じて壮大に描かれる。華と夷、北と南、文明と野蛮、そして帰る国や民族のない主人公の喪失感とどの地でもたくましく生きていこうとする人々の姿が対照的に描かれる。
    あとがきのエッセイも素晴らしい。

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    ドルゴンがともかく魅力的な人物

    2017年05月06日

    歴史的事実にある程度基づいているとはいえ、小説である以上とうぜんフィクションが随所におりまぜられているが、とくにこの小説の下巻からの事実上の主役である摂政ドルゴンの人間的魅力には圧倒される。司馬文学得意の超高度な人物描写によるものだが、これが小説と割り切っていないと最近の歴女とかのように真の人物像を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月02日

    『平戸の人桂庄助の形影にしたがいつつ、韃靼国へゆき、ついには...』司馬遼太郎氏が、あとがきに書いています。作中人物への作者の乗り移り度は氏の作品中でも1,2ではないでしょうか。私も本当に旅させてもらいました。17世紀の平戸、遼東、モンゴル、蘇州、杭州、そして北京へと。大中国史の中で、明から清への大...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月04日

    明が滅亡して清になるあたりの歴史は知らなかったので、(司馬さんの解釈が入っていることを考慮しても)ためになった。明や女真族というよりも、日本に翻弄されてしまった庄助だけど、最後はあれでよかったんだろうか。

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    Posted by ブクログ 2022年03月18日

    5月GW明けから読む。明がヌルハチ率いる女真族に倒されて清が建国される中国史上に、平戸から渡った男の話。
    中国史のここの時代は人気があり、よく題材になるそうだ。
    初めてこの時代の中国の物語を読んだ。
    儒教の影響は今も続いているなあ・・・
    当時の衣服などネットで調べて興味深かった。

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    Posted by ブクログ 2021年05月14日

    久しぶりに司馬遼太郎の本を読み終わる。もう少し周辺を読んでもいいかな。結構うんちく話が挿入されているので、そう言う興味の広がりが出る作家だな。明末から清への移行期の話だった。少数民族である清が広大な中国を支配するというのは確かに面白い話だ。当時の日本にも多くの中国人が帰化して来ていて鎖国ながら人との...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月13日

    満洲八旗という言葉は知っていたが小説で生き生きと描かれる騎馬民族・放牧生活の迫力、対称的な明の(長城と都市城壁の内部での)繁栄。「もし人生の敵が退屈であるならば、都の一日は草原の十年にまさる」、しかし明は滅び、儒教秩序を満州皇族が引き継いだ。天下を取る為には「民を食わせること」、そして当り前だが「己...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年11月10日

    久しぶりに読み返してみました。

    素朴な女真族が大明帝国との争いを繰り広げながら、太祖ヌルハチ、大宗ホンタイジの突然の死去で、このまま萎んでいくかと思いきや、李自成による明帝国の滅亡から、美女陳円円を李自成に奪われた恨みで、山海関を開けてしまった一瞬のタイミングを捉えて、次々と明晰な手をうっていく若...続きを読む

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