司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 坂の上の雲(四)

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    日露戦争において、いよいよバルチック艦隊もロシアを出航する中、旅順の戦闘における悲劇がこれでもかと書かれている。これを読んで、旅順での悲劇、惨さを痛感した。
    日本陸軍における戦略性の欠如、現実感覚の乏しさは、やがて太平洋戦争での破滅につながる。
    精神主義である一方、情報、兵站を顧みない姿勢の愚かさは変わっていない。

    他方で、ロシア側のクロパトキンなどの軍人の心理も書かれ、おもしろい。

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    2026年02月01日
  • 坂の上の雲(三)

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    正岡子規は、若くして亡くなった。二巻でその魅力が十分描かれたのに、三巻で早くも退場。

    日本側では、強大なロシアとの開戦を避けようとする努力が続けられるも、ついに日露戦争が勃発。
    歴史上初めての本格的な近代戦における戦場での様々な悲劇が続く。

    秋山好古、真之兄弟の魅力、東郷、マカロフら、日本側、ロシア側の各登場人物の人柄などが、細かく活き活きと描かれている。

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    2026年01月30日
  • 燃えよ剣

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    新選組副長、鬼の副長と呼ばれた土方歳三の生涯を描いた歴史小説。土方歳三が己の信念と士道を貫き通し、喧嘩屋としての波乱に満ちた生涯を描く。作中では比較的シリアスな時代背景ながら、副長土方と一番隊組長である沖田総司との掛け合いが特に印象的で、軽妙さや人間味が滲み出る素敵な関係性が印象に残った(実際は不仲説などもあり小説として楽しむのが吉)。生涯を通して局長近藤勇を副長として支える強い覚悟も素敵だった。(幽遊白書の黄泉(蔵馬)のセリフ「組織のカギは副将が握る」を思い出した)
    鬼の副長として今に伝わるその姿は美化されたものだけではなく、時代の流れに抗う覚悟を感じさせ、まさに「格好良い」と呼ぶに相応しい

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    2026年01月29日
  • 坂の上の雲(二)

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    日清戦争が描かれるとともに、正岡子規の短歌、俳句の旧弊勢力との対決が書かれる。

    特に後半の自らの限られた生命を悟った子規の新たな短歌、俳句の確立への思いが印象深い。

    秋山真之も、子規も、新時代の到来により、旧来の固定概念の克服への思いに、この時代の若者の勇気と力強さを感じる。

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    2026年01月25日
  • 義経(下)

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    義経という人物の独自の魅力、伝わってきた。
    軍事に関する天才的なセンスや勘所と、政治に関する壊滅的な鈍さを併せ持つ不思議な人。憎めない。

    ナンバー2としていくら軍事の大活躍をしても、肝心の上司(兄)のツボを全然抑えていないうえに、その分をわきまえない尊大な物言いや振る舞いで周囲を苦笑させる感じは世渡り下手で損してるなあ。
    不器用な、愛すべき人だったんだろうなあ。
    ナンバー2としての矜持、もっと持ってもらいたい。

    親会社の意向に全然沿わない子会社とか、本社の指示に従わない支店の独自運用とか、現代にも通ずる不変のケンカの種なのかもしれない。中央と現場はわかりあえない。

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    2026年01月23日
  • 国盗り物語(三)

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    内容自体は非常に面白いですが、道三の最後はもう少し何か、エネルギーを感じるものがあって欲しかったなと思います。
    どんなに野望を持った人間も、晩年はこうなるんですかね。

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    2026年01月23日
  • 竜馬がゆく(八)

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    著者の作品はやはりこの作品から入るのが1番でしょう。
    坂本龍馬という幕末のマイナー武将をメジャーに押し上げた作品であり、暗殺されるまでの生涯を細かく描いた作品です。
    長いですし、時間もかかりますが、それでも歴史好きなら読む価値のある一冊です!

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    2026年01月23日
  • 竜馬がゆく(七)

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    著者の作品はやはりこの作品から入るのが1番でしょう。
    坂本龍馬という幕末のマイナー武将をメジャーに押し上げた作品であり、暗殺されるまでの生涯を細かく描いた作品です。
    長いですし、時間もかかりますが、それでも歴史好きなら読む価値のある一冊です!

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    2026年01月23日
  • 竜馬がゆく(六)

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    著者の作品はやはりこの作品から入るのが1番でしょう。
    坂本龍馬という幕末のマイナー武将をメジャーに押し上げた作品であり、暗殺されるまでの生涯を細かく描いた作品です。
    長いですし、時間もかかりますが、それでも歴史好きなら読む価値のある一冊です!

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    2026年01月23日
  • 竜馬がゆく(五)

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    著者の作品はやはりこの作品から入るのが1番でしょう。
    坂本龍馬という幕末のマイナー武将をメジャーに押し上げた作品であり、暗殺されるまでの生涯を細かく描いた作品です。
    長いですし、時間もかかりますが、それでも歴史好きなら読む価値のある一冊です!

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    2026年01月23日
  • 竜馬がゆく(四)

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    著者の作品はやはりこの作品から入るのが1番でしょう。
    坂本龍馬という幕末のマイナー武将をメジャーに押し上げた作品であり、暗殺されるまでの生涯を細かく描いた作品です。
    長いですし、時間もかかりますが、それでも歴史好きなら読む価値のある一冊です!

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    2026年01月23日
  • 竜馬がゆく(三)

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    著者の作品はやはりこの作品から入るのが1番でしょう。
    坂本龍馬という幕末のマイナー武将をメジャーに押し上げた作品であり、暗殺されるまでの生涯を細かく描いた作品です。
    長いですし、時間もかかりますが、それでも歴史好きなら読む価値のある一冊です!

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    2026年01月23日
  • 竜馬がゆく(二)

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    著者の作品はやはりこの作品から入るのが1番でしょう。
    坂本龍馬という幕末のマイナー武将をメジャーに押し上げた作品であり、暗殺されるまでの生涯を細かく描いた作品です。
    長いですし、時間もかかりますが、それでも歴史好きなら読む価値のある一冊です!

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    2026年01月23日
  • 竜馬がゆく(一)

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    著者の作品はやはりこの作品から入るのが1番でしょう。
    坂本龍馬という幕末のマイナー武将をメジャーに押し上げた作品であり、暗殺されるまでの生涯を細かく描いた作品です。
    長いですし、時間もかかりますが、それでも歴史好きなら読む価値のある一冊です!

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    2026年01月23日
  • 義経(上)

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    義経だけでなく周囲の人物(特に頼朝)のキャラクターが丁寧に描写されていて良い。
    私欲に動く策略家、自らの保身のために惑わされるおバカさんや権力に溺れる人、人の良さで裏切られたり、他人を信じ抜いてついて行ったり、人間模様。

    当時の源氏は一夫多妻どころか、妻でもない周辺の女性にちょっかいかけまくる。チンギスハンかよ。
    性欲も支配欲もハンパじゃない。
    その結果血族がどんどん入り組んで複雑化する、血族の絆と諍い、野蛮だな〜と。だけど人間って元々これがベースだったんだよな〜と。

    義経のまっすぐひたむきな感じ、けど生来の調子乗りで政治オンチな感じ、憎めません。
    徐々に不穏な感じもあり、下巻が楽しみ。

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    2026年01月16日
  • 街道をゆく 7

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    ▼「砂鉄のみち」が強く印象に残っています。「銃・病原菌・鉄」でも読みましたが、「鉄が文明を、歴史を呼ぶ」というようなお話。島根県、鳥取県あたりに砂鉄の採取場が多い。それは朝鮮から渡来した技術である名残が?と。


    ▼(本文より)木器や石器が道具の場合、人間の欲望は制限され、無欲でおだやかたらざるをえないのである。木の棒で地面に穴をあけてヤムイモの苗を植えたり、木製のヘラで土を搔いて稲の世話をしているぶんには、自分の小人数の家族が食べてゆけることを考えるのが精一杯で、他人の地面まで奪ったり、荒蕪の地を拓こうなどという気はおこらないし、要するに木器にはそういう願望を叶える力はない。鉄器の豊富さが、

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    2026年01月12日
  • 坂の上の雲(七)

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    奉天会戦が終わり、日本海海戦が始まるところまで。

    全八巻のうち七巻まで読み進めてきて、いよいよ終盤という気配がある。

    この七巻で特に印象に残ったのは、

    「リーダーの器量が組織の力を左右する」

    ということ。

    司馬さんのバイアスがかかった言い分もあるだろうが、ロシア海軍の提督であるロジェストウェンスキーに対しての辛辣な評価がすごかった。

    ここまでの一巻から六巻までを通して通底していたのは、「ロシア軍(ロシアの国自体)が日本という国を舐めていたから足元をすくわれた」ということだったが、ここでもそのようなことが描かれる。

    どんな状況においても、相手を侮り、傲慢な態度で事に当たれば痛い目を

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    2026年01月07日
  • 菜の花の沖(六)

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    ネタバレ

    戦国大名や幕末の志士を主人公にした小説が目立つなかで、司馬遼太郎にしてはめずらしく、民間人である廻船商人・高田屋嘉兵衛を主人公にした長篇小説。この高田屋嘉兵衛という人物については、わたし自身はゴローニン事件の一方の当事者として、日本史ですこしだけ習った記憶があったが、ラクスマンやレザノフといった海禁政策下におけるほかの来航者と、それに対して幕府がどのような対応を行ったかという一聯の流れのなかで教わるため、個個の案件や人物については詳しくは知らない人が多いのではないであろうか。わたしもほとんど名前だけしか知らない状態で読み始めたが、この嘉兵衛という人物がじつに魅力的で、なぜいままでもっとよく知ら

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    2026年01月02日
  • 菜の花の沖(五)

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    ネタバレ

    戦国大名や幕末の志士を主人公にした小説が目立つなかで、司馬遼太郎にしてはめずらしく、民間人である廻船商人・高田屋嘉兵衛を主人公にした長篇小説。この高田屋嘉兵衛という人物については、わたし自身はゴローニン事件の一方の当事者として、日本史ですこしだけ習った記憶があったが、ラクスマンやレザノフといった海禁政策下におけるほかの来航者と、それに対して幕府がどのような対応を行ったかという一聯の流れのなかで教わるため、個個の案件や人物については詳しくは知らない人が多いのではないであろうか。わたしもほとんど名前だけしか知らない状態で読み始めたが、この嘉兵衛という人物がじつに魅力的で、なぜいままでもっとよく知ら

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    2026年01月02日
  • 菜の花の沖(四)

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    ネタバレ

    戦国大名や幕末の志士を主人公にした小説が目立つなかで、司馬遼太郎にしてはめずらしく、民間人である廻船商人・高田屋嘉兵衛を主人公にした長篇小説。この高田屋嘉兵衛という人物については、わたし自身はゴローニン事件の一方の当事者として、日本史ですこしだけ習った記憶があったが、ラクスマンやレザノフといった海禁政策下におけるほかの来航者と、それに対して幕府がどのような対応を行ったかという一聯の流れのなかで教わるため、個個の案件や人物については詳しくは知らない人が多いのではないであろうか。わたしもほとんど名前だけしか知らない状態で読み始めたが、この嘉兵衛という人物がじつに魅力的で、なぜいままでもっとよく知ら

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    2026年01月02日