司馬遼太郎のレビュー一覧

  • ロシアについて 北方の原形

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    日露交渉史。司馬遼太郎なので古い。が、昨今の事情を説明するかのような記述もあり流石という気になった。

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    2025年01月07日
  • 坂の上の雲(一)

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    2025.01.02 再読

    大連にいくことになったので。

    好古は陸軍、真之は海軍へ。子規は病を。

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    2025年01月02日
  • 韃靼疾風録 (上)

    購入済み

    司馬遼太郎版「天空のラピュタ」

    上巻は司馬遼太郎版「天空の城ラピュタ」だ。少年少女の冒険譚であり、九州の片田舎から海洋を渡り中国の大草原に到るという海陸ロードノベルでもある。この間、少年少女には、多くの出会いがあるものの、いずれも初見では敵か味方か判然とせず、訝しみつつも仲を深めていき、裏切られたり、助けられたりして、旅は進んでいく🗺️ところで、誰しも人生で最も関心が高く悩ましい問題とは、良好な人間関係の構築ではあるまいか。本書はその秘訣が記されている。コミュ障必読の書と言えよう🗺️

    #ドキドキハラハラ

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    2025年01月01日
  • 梟の城

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    僅かな史実を手がかりとして、ストーリーを創造していた。キングダムみたいで面白かった。司馬遼太郎は求道者を理想としてるのかなと思った。わかる。

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    2024年12月31日
  • 菜の花の沖(六)

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    人は、ここまで度量が大きくなれるのですね。司馬遼さんご自身お勧めの作品、読み切って良かった。
    ウラァ、タイショウ!

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    2024年12月24日
  • 坂の上の雲(一)

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     「坂の上の雲」先日、テレビドラマで再放送をしていた。
     大分前から積読に成っていたので、この際、読むことにした。
     ドラマの方は第一話しか見ていないが、本書の内容とほぼ同じだった。
     時代は明治に成って、まだ間もなく、旧幕府時代の慣習がまだ色濃く残っていた頃のお話。
     日露戦争でコサック騎兵を破った、秋山好古。日本海開戦でバルチック艦隊を破った、参謀の秋山真之兄弟と、俳人の正岡子規の四国松山での青春時代を綴っている。
     明治に成って、今までの封建社会のような身分に因われることが無くなった。
    学問が出来れば立身出世が出来ることに成り、若者は競って学問をした。
     日清戦争での勝利、日露戦争の勝利

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    2024年12月22日
  • 歴史と視点―私の雑記帖―

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    合理性を追い求めた米露に対して、偏ったこだわり(見た目の美しさ、ディーゼルエンジン)で戦えない戦車を作らせた旧陸軍。
    目的の達成のための理性的な判断よりも思想的・抽象的な考え方を好んだ軍司令部。
    それらは今の社会にも連綿と受け継がれているという気がする。
    無駄な資料、無駄な会議、狭いこだわり、属人化した仕事。
    けれど一方で、合理性を追い求めるだけでは物足りないのもまた事実。目的を達成するための合理的判断と、付加価値としてのこだわりや理想の境を明確にし、本当に捨てられないもの(それは魂に通ずるかもしれない)の立場を明確にすることこそ必要なのではないか。
    戦時中、軍の無茶な作戦に不満を漏らす者はい

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    2024年12月20日
  • 翔ぶが如く(一)

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    「翔ぶが如く」第1巻は、明治維新を詳細に描いた全10巻シリーズです。この第1巻では、川路と桐野、西郷隆盛の偉大さとその離反の理由、征韓論、島津久光、薩摩隼人等がテーマとなっています。

    まず、川路と桐野の対立が描かれています。謹厳実直な川路と豪放磊落な桐野の対照的な性格が興味深く、彼らの行動は相手との間合いを保つことで偶発的な戦闘を避ける姿勢を学ばせてくれます。

    次に、西郷隆盛の偉大さとその離反の理由についてです。西郷は部下や敵対した藩に対しても尊大な態度を取らず、その謙虚さから庄内藩に西郷遺訓が残りました。しかし、黒田や川路はヨーロッパを見た後、西郷の魅力が薄れたと感じました。新政府の腐敗

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    2024年12月17日
  • 燃えよ剣

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    土方さんカッケェーーー!!!
    いままでなんとなく歴史もの避けてたけど、すごくドラマティックでエンタメとして面白いし、実際の歴史を下敷きにしているぶん興味深い。ありがとう司馬遼太郎。

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    2024年12月14日
  • 国盗り物語(二)

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    女でも店でも国でも、綻びをみつけてスルスルと入っていって最後は奪ってしまう、という構造的な繰り返しがとても面白い

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    2024年12月04日
  • ひとびとの跫音 下

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    ネタバレ

    著者が「坂の上の雲」を書き始めていたころ、「大阪の料理屋にこの作品に登場するひとびと(正岡子規・秋山好古・真之)のお子さんたち(と言っても54歳~72歳)に集まってもらった。このことは取材というものではなく私としてはかぼそいながらも儀礼のつもりでいた。見も知らない人間が自分の父について書くというのは、気味悪さがあるだろうと思い、せめて作者の顔を知っておいてもらいたいと思ったのである」

    その後、そのメンバーのうちの正岡律(子規の妹)の養子となった正岡忠三郎氏夫妻と、彼の旧制二高時代の親友であった「タカジ」(詩人:ぬやまひろし=本名:西沢隆二)らとの交友を描く物語である。

    恐らくこの本を読んだ

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    2024年12月03日
  • 梟の城

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    歴史作家として名高い作者だが、初期には伝奇小説で山田風太郎と人気を二分していたとか。その頃の傑作であり、直木賞受賞作。忍者の手に汗握る心理、頭脳戦が素晴らしい。史実を絡めた見事な結末は後の歴史作家としての片鱗も窺える。

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    2024年12月02日
  • 坂の上の雲(八)

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    戊辰戦争後の明治時代を、正岡子規、秋山兄弟を主人公にして描いた作品。
    日清日露戦争が特に中心になっており、陸軍の秋山好古と海軍の秋山真之が中編からは主軸となっていた。
    文庫本全八巻と非常に長く、読むのに時間がかかったが、全体的には非常におもしろかった。
    とくに日露戦争の戦術面での勝因を明確に記載しており、わかりやすかった。

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    2024年12月02日
  • 竜馬がゆく(一)

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    読む手が止まらなく、一気読み。

    過去に大河ドラマの龍馬伝を観ていたから、少しだけ知っているつもりだったけど、改めて読んでみたらまぁ面白い!

    変わった人だったんだなぁ
    この時代に、色々なものに好奇心を持って挑戦していくのはかなり勇気のいることだと思うけれど、自分の好奇心に素直になれるのが羨ましいと思った。。

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    2024年11月28日
  • 菜の花の沖(六)

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    嘉兵衛がペトロパブロスクに連行されて、国後島に戻ってくる。ちょっとした折衝があって、ゴローニンが解放されて別れとなる。

    ロシアでの生活や日本での交渉など、全てが面白い。一気に読んでしまった。

    ロシアも嘉兵衛を人質にできて大変幸運だったろうと思う。嘉兵衛以外に務まる人はいなかったのではないか。

    それにしても、最期の言葉とかは史実なのか気になった。

    読んでるこっちも胸が熱くなる展開で、文句なく最高のロマンスである。

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    2024年11月24日
  • 峠(下)

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    誰よりも早く洋式を取り入れた継之助。
    一方、志や思考・思想は誰よりも武士だった継之助。特にこの下巻ではその色が濃くなる。

    継之助は完璧主義でもなければ適当主義でもない人なのだろうと思う。あえていうなら最適主義といった人物。

    複数の方が書いているが、幕末や明治維新の時代、学校の勉強ベースや歴史の書籍ベースだと、殆どといってよいほど、倒幕側の目線、あるいは幕府側の目線で書かれている。それがこの『峠』では長岡がとった『中立の立場』として描かれており、同じ時代でも全く違った世界を知ることが出来る。

    峠の主人公である河合継之助、同じ時代を生きた坂本竜馬、うつけと言われた信長、皆若い頃は総じて周囲か

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    2024年11月04日
  • 峠(下)

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    北越戦争、こんな歴史があったとは。
    戊辰戦争、無血開城以降は函館までほぼ素通りしてたけど、こんな人が長岡にいたんですね。
    結果的に批判されるのはやむなしとしても、その粋は美しいし、結果については運の巡り合わせにもよるのかなと思う。

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    2024年11月04日
  • 竜馬がゆく(一)

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    竜馬が生き生きと描かれていて面白いです。ペリーの襲来や南海トラフ地震の記述もあり、改めて勉強になります。

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    2024年11月01日
  • 竜馬がゆく(八)

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    全8巻を読み終わっての感想

    竜馬の凄いところは、この時代にあって世界という大局観を持っていたことに尽きると思う。まだこの本を読まず、何となく坂本龍馬のことを知っていた時は「薩長同盟の立役者」「北辰一刀流の達人」「昔はアホだった」位の認識しかなかった。もちろん小説だということを認識した上で、英仏が日本を狙ってることを認知し、幕府の体制は既に腐敗し限界だったことを説き、尊皇攘夷でも佐幕でもなく近代化への絵図を諸藩の英雄に認めさせ、仲間を増やして討幕に至る。この流れが非常にスリリングであった。竜馬には多くの人生の師匠が登場する。乙女姉さんを始め、千葉貞吉、勝海舟、松平春獄などなど。特に勝海舟から受

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    2024年10月23日
  • 手掘り日本史

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    司馬遼太郎作品の活字の奥に、こんな深淵が広がっていることを改めて認識し、彼の作品の面白さや魅力に納得。
    史観だけでなく、文化、民俗、宗教含め総合的な洞察が語られていて、歴史小説に興味がない人が読んでもとても勉強になると思う。

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    2024年10月18日