ビジネスエリートの新論語

ビジネスエリートの新論語

947円 (税込)

4pt

昭和30年、産経新聞記者時代の司馬遼太郎が、本名・福田定一で刊行した
“幻の新書”を完全版として復刻刊行。

古今の典籍から格言・名言を引用、ビジネス社会に生きる人たちにエールを
送る本書は、著者の深い教養や透徹した人間観が現れているばかりでなく、
大阪人であることを終世誇りとしていた著者の、卓抜なるユーモア感覚に満ちている。

さらには、本書の2部に収録、記者時代の先輩社員を描いたとおぼしき
「二人の老サラリーマン」は、働くことと生きることの深い結びつき問う、極めつけの
名作短編小説として読むに充分である。

現代の感覚をもってしても全く古びた印象のない本書は、むしろ後年に国民作家と
呼ばれることになる著者の魅力・実力を改めて伝えてくれる。
まさに「栴檀は双葉より芳し」。ビジネス社会を生きる若い読者にも、ぜひ薦めたい一冊。

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ビジネスエリートの新論語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月01日

    司馬遼太郎さんファン
    2016.12.10(平成28)発行
    司馬遼太郎記念館もぜひ訪れてみてくださいね

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    Posted by ブクログ 2017年02月04日

    博覧強記な司馬さんらしく、角界の先人の言葉をサラリーマンのために書き綴った新書です。
    若かりし頃の福田定一さんの文章という感じが出ていて、愉快に読めました。
    また、戦後の経済発展時期のサラリーマン社会から、現代の不安定雇用の時代におけるサラリーマンを取り巻く環境は激変していますが、サラリーマンという...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月29日

    初めての司馬遼太郎。
    独特の言い回しに初めは慣れなかったけれど、よくよく読んでいくと挙げられている例は面白いし、ご自身の中でたくさん考えられた上で練られて、得られた答えが随所に散りばめられていて、それが素直にわたしの中に入ってくる文章だった。
    日頃考えていること(何が幸せか?サラリーウーマンとして、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年12月09日

    驚きなのは、司馬さんがこれを32歳で書いたということ。ここまで世の中のことをこの年齢で分かってしまったのか。戦後10年で書かれているのに、中身は今でも通じることが書いてある。戦後70年余り、日本はあまり変わっていないのかなあ。社内恋愛はするなと書いてあるけれど、後に司馬さんは同僚と結婚されます。そこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月17日

    司馬遼太郎こと、福田定一のサラリーマンエッセイ。
    前半は箴言を交えた皮肉含みのユーモアにニヤリ。
    後半の市井にそっとさく老サラリーマンの物語りにはぐっとくるはず。ナンバーワンにもオンリーワンにもならなくていい。それも生であろう。

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    Posted by ブクログ 2020年06月07日

    司馬遼太郎氏の本といえば、僕の中では歴史小説
    しかし、この本は、普通のビジネス書、サラリーマンたるや、何なのかを明快に書いてる本。
    サラリーマンとして、戦後の感覚は今でも通じるものであった!

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    Posted by ブクログ 2018年08月11日

    司馬遼太郎 作家デビュー前(昭和30年)の著作。サラリーマンのための金言集。100円ワゴンで帯買い。儒教的処世術の言葉に 歴史小説の面影は感じる

    戦後日本の復興のため頑張ろうという内容でなく、サラリーマンは つまらないけど我慢しよう というアプローチ

    徳川家康遺訓「人の一生は重荷を負いて遠き道を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月24日

    良書。
    司馬遼太郎の意外な作品。だけど、司馬遼太郎らしい作品。歴史上の名書を知らなければ書けない。

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    Posted by ブクログ 2017年03月14日

    やっぱり司馬遼太郎さんはすごい。
    1つ1つの言葉に意味がちゃんと込められていて、そこから紡ぎ出される文章がなんて深いんだろう。
    60年前に書かれた本とは思えないほど、現代でも通用するところが多いし、歴史を感じることもできる。
    文章で生活して行ける人は、本当にすごいと改めて思わされた。

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    Posted by ブクログ 2017年02月18日

    司馬遼太郎が昭和30年に出したサラリーマンについてのエッセイ。当時は福田定一という本名名義だったとか。歴史上の名言を一言上げた後、サラリーマンに関する考察を述べる形式の前半が主。後半に自身が新聞記者になるまでの経緯を同僚・先輩に絡めての話を掲載。後に日本史を中心にした歴史小説の大家になった人だが、出...続きを読む

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