無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
昭和30年、産経新聞記者時代の司馬遼太郎が、本名・福田定一で刊行した
“幻の新書”を完全版として復刻刊行。
古今の典籍から格言・名言を引用、ビジネス社会に生きる人たちにエールを
送る本書は、著者の深い教養や透徹した人間観が現れているばかりでなく、
大阪人であることを終世誇りとしていた著者の、卓抜なるユーモア感覚に満ちている。
さらには、本書の2部に収録、記者時代の先輩社員を描いたとおぼしき
「二人の老サラリーマン」は、働くことと生きることの深い結びつき問う、極めつけの
名作短編小説として読むに充分である。
現代の感覚をもってしても全く古びた印象のない本書は、むしろ後年に国民作家と
呼ばれることになる著者の魅力・実力を改めて伝えてくれる。
まさに「栴檀は双葉より芳し」。ビジネス社会を生きる若い読者にも、ぜひ薦めたい一冊。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
博覧強記な司馬さんらしく、角界の先人の言葉をサラリーマンのために書き綴った新書です。
若かりし頃の福田定一さんの文章という感じが出ていて、愉快に読めました。
また、戦後の経済発展時期のサラリーマン社会から、現代の不安定雇用の時代におけるサラリーマンを取り巻く環境は激変していますが、サラリーマンという範疇に身を置くものとしては、読んでおいて損はない本です。
また、家庭を持つこととは、戦後の社会的環境はこれまた、激変しておりまして、男女雇用機会均等法時代の夫・妻に身を置く人間としては、びっくりするような記述もありますが、人間長らく生きるということは楽しいことであります。
Posted by ブクログ
司馬遼太郎が昭和30年に出したサラリーマンについてのエッセイ。当時は福田定一という本名名義だったとか。歴史上の名言を一言上げた後、サラリーマンに関する考察を述べる形式の前半が主。後半に自身が新聞記者になるまでの経緯を同僚・先輩に絡めての話を掲載。後に日本史を中心にした歴史小説の大家になった人だが、出てくる名言はむしろ西洋の名句か当時の近現代のそれらばかり。彼の教養がいかに凄いか驚かされる。またさらにサラリーマンに関する諸考察は2017年現在においても思い当たるものばかりで全く色褪せない。短い彼のサラリーマン生活は苦悩であり、そこから出てきたものだという。そう。サラリーマンは実力のそれより運か運命に翻弄される。そんな人ばかりなんだろうと思った。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
少年・青年マンガ
少女・女性マンガ
試し読み