峠(下)
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峠(下)

737円 (税込)

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開明論者であり、封建制度の崩壊を見通しながら、継之助が長岡藩をひきいて官軍と戦ったという矛盾した行動は、長岡藩士として生きなければならないという強烈な自己規律によって武士道に生きたからであった。西郷・大久保や勝海舟らのような大衆の英雄の蔭にあって、一般にはあまり知られていない幕末の英傑、維新史上最も壮烈な北越戦争に散った最後の武士の生涯を描く力作長編。

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  • 映画化

    「峠 最後のサムライ」

    2022年6月17日公開
    出演:役所広司、松たか子、田中泯

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峠 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 峠(上)
    825円 (税込)
    幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史や世界の動きなど、ものごとの原理を知ろうと努めるのであった。さらに、江戸の学問にあきたらなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷のもとへ留学するため旅に出る。
  • 峠(中)
    869円 (税込)
    旅から帰った河井継之助は、長岡藩に戻って重職に就き、洋式の新しい銃器を購入して富国強兵に努めるなど藩政改革に乗り出す。ちょうどそのとき、京から大政奉還の報せが届いた。家康の幕将だった牧野家の節を守るため上方に参りたいという藩主の意向を汲んだ河井は、そのお供をし、多数の藩士を従えて京へ向う。風雲急を告げるなか、一藩士だった彼は家老に抜擢されることになった。
  • 峠(下)
    737円 (税込)
    開明論者であり、封建制度の崩壊を見通しながら、継之助が長岡藩をひきいて官軍と戦ったという矛盾した行動は、長岡藩士として生きなければならないという強烈な自己規律によって武士道に生きたからであった。西郷・大久保や勝海舟らのような大衆の英雄の蔭にあって、一般にはあまり知られていない幕末の英傑、維新史上最も壮烈な北越戦争に散った最後の武士の生涯を描く力作長編。

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峠(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    誰よりも早く洋式を取り入れた継之助。
    一方、志や思考・思想は誰よりも武士だった継之助。特にこの下巻ではその色が濃くなる。

    継之助は完璧主義でもなければ適当主義でもない人なのだろうと思う。あえていうなら最適主義といった人物。

    複数の方が書いているが、幕末や明治維新の時代、学校の勉強ベースや歴史の書

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    北越戦争、こんな歴史があったとは。
    戊辰戦争、無血開城以降は函館までほぼ素通りしてたけど、こんな人が長岡にいたんですね。
    結果的に批判されるのはやむなしとしても、その粋は美しいし、結果については運の巡り合わせにもよるのかなと思う。

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    以前読んだ戊辰戦争関連の書籍で強烈なインパクトを残した、河井継之助を主人公に据えた名作
    彼の壮大な夢、長岡藩の武装中立に向けて藩屋敷を売り払ったり、為替で儲けたり、ガトリング砲を買ったりとまさに破天荒な男
    誰よりも封建体制の崩壊を分かっていながらも、長岡藩士として必死に生きた河井がカッコいい
    またそ

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

    この時代に米の差益を発見し、儲けたお金で軍備を整ええた天才。先見の眼やがありながら、境遇に恵まれず北越戦争で亡くなってしまった。

    この時に亡くならず、日本のために活躍してくれていたなら…。と思わずにいられない。

    0
    2023年09月20日

    Posted by ブクログ

    河井継之助は評価が難しい人物であると思う。
    彼の政治のスタンスとしては、本書の中で官軍にも東軍にも味方しないという風に書かれていた。
    それが結果的に初動の遅れとなり長岡藩の敗因に繋がったことは否めない。
    しかし河井はあくまで戦争はしないに越したことはないという理想を強く保持したこと、幕府や武士が今後

    0
    2023年02月10日

    Posted by ブクログ

    【2022年の読書振り返り】

    自分の愉しみとして10作選びます。

     

    ■実書籍■誰がために鐘は鳴る(ヘミングウェイ)

    ■実書籍■ドクトル・ジバゴ(パステルナーク)

     

    この2作が頭一つ抜けて圧巻でした。パチパチ。

     

    ■実書籍■ロバート・キャパ写真集

     

    正直、「誰がために鐘は鳴

    0
    2023年01月01日

    Posted by ブクログ

    映画公開までに読み終えたかったのですが、公開2週間たってやっと読み終えました。

    地元の話なので、地理的なことがよく分かるし、幕末に活躍した全国の偉人の動きもつながって、10代の時に読んどくべきだったなぁと思いました。
    司馬遼太郎作品はあんまり読んだことがないので分からないのですが(『梟の城』くらい

    0
    2022年07月19日

    Posted by ブクログ

    上中下まとめての感想と評価。
    幕末の長岡藩、河井継之助のお話。
    司馬遼太郎さんの小説は恥ずかしながらあまり読んでこなかったが、歴史的な事実と人物像を形作る空想の世界のバランスが絶妙。流石は司馬さん。
    個人的にはこの歳(おじさん)になってからよんだからこそ感じられた面白さもあるかなと思う。
    自分の経験

    0
    2022年05月08日

    Posted by ブクログ

    読み進めるにつれて凄みのある人物であることがわかる本
    常に先のこと・最悪の事態を見据え、その上で人としてあるべき姿を貫く姿に強く感動した。

    0
    2022年05月08日

    Posted by ブクログ

    面白い。上巻、中巻で丁寧に描写されていた河井継之助の終わりが怒涛で描かれている。また読み返してみたいと思える一冊でした。

    0
    2022年02月08日

峠(下) の詳細情報

  • 映画化

    「峠 最後のサムライ」

    2022年6月17日公開
    出演:役所広司、松たか子、田中泯

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