梟の城

梟の城

924円 (税込)

4pt

織田信長によって一族を惨殺された怨念と、忍者としての生きがいをかけて豊臣秀吉暗殺をねらう伊賀者、葛籠重蔵。その相弟子で、忍者の道を捨てて仕官をし、伊賀を売り、重蔵を捕えることに出世の方途を求める風間五平。戦国末期の権力争いを背景に、二人の伊賀者の対照的な生きざまを通して、かげろうのごとき忍者の実像を活写し、歴史小説に新しい時代を画した直木賞受賞作品。

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梟の城 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    僅かな史実を手がかりとして、ストーリーを創造していた。キングダムみたいで面白かった。司馬遼太郎は求道者を理想としてるのかなと思った。わかる。

    0
    2024年12月31日

    Posted by ブクログ

    歴史作家として名高い作者だが、初期には伝奇小説で山田風太郎と人気を二分していたとか。その頃の傑作であり、直木賞受賞作。忍者の手に汗握る心理、頭脳戦が素晴らしい。史実を絡めた見事な結末は後の歴史作家としての片鱗も窺える。

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    重蔵と小萩の恋の行方が気になって、一気読みした。50〜100ページほどは時代背景と人間関係の整理で多少時間はかかったが、誰と誰が対立関係にあるかが分かれば、スラスラと読み進めることができる。

    初めての司馬遼太郎。おすすめされて読んだ。自分が司馬遼太郎を読んだことがないと言うと、この『梟の城』を教え

    0
    2024年04月14日

    購入済み

    意外と面白い司馬の忍者時代小説

     司馬小説について、若い頃は明治幕末戦国期を舞台とした歴史群像物を好んで読み、娯楽時代物は食わず嫌いで読んでいなかった。しかし、歳を経て気も変わり、忍者活劇である本書を手に取る。
     戦闘、陰謀そして性愛が溢れる波瀾万丈の物語で、ハリウッド映画のようにストーリが激しく起伏を起こし、片時も飽きることがな

    #ドキドキハラハラ

    0
    2023年09月18日

    Posted by ブクログ

    解説のなかで、女の忍者を「くノ一」というのは、漢字の「女」を分解した
    呼び方だというのを、この歳で初めて知った。
    武士の心理、戦国時代の忍者の心理、くノ一として育てられた女性の心理などが書かれている。
    本書を読んで、自分は封建制度の元に生まれていなくて、ほんとに良かったと思えた。

    0
    2023年06月10日

    Posted by ブクログ

    中学生のときにこれを読んで、歴史小説(これは時代小説か?)にハマり始めた。二十年経っていまの中学生に紹介するのを機に、久し振りに読み返した。やっぱり面白い。ただ、世の倫理観が、発表された昭和30年代と、私が中学生だった平成10年代といまとでだいぶ変わっているので、司馬のこのいかがわしさを現代の中学生

    0
    2022年02月06日

    Posted by ブクログ

    この時代に生きている人を、忍者を、本当に見てきたかのような見識と描写。
    司馬遼太郎にしかなしえない、取材力と想像力を結集した最高傑作。
    描かれた一人一人の思考に没入しすぎてしまう中クライマックスの、優しさというか司馬遼太郎らしさが、またカッコよすぎる。

    0
    2021年09月25日

    Posted by ブクログ

    1960年(昭和35年)
    前半期の直木賞(第42回)受賞作

    あらすじ
    織田信長による伊賀侵攻である天正伊賀の乱から10年後、伊賀忍者・葛籠重蔵(つづらじゅうぞう)は隠遁生活を送っていた。仇としていた信長はすでにこの世の人ではなくなり、生きる希望を失っていたが、かつての師匠・下柘植次郎左衛門から、太

    0
    2021年08月27日

    Posted by ブクログ

    忍者ものでは、この作品が一番好きです。派手さはなくても、重厚な感覚と逆の疾走感も味わえる。読み終わるのが残念でした!

    0
    2021年05月10日

    Posted by ブクログ

    豊臣から徳川へと天下が移り始め、再び戦乱の世へと転じようとしている最中、様々な思惑に振り回されながら、任務を全うする忍者の暗躍を描いた話。

    闇討ちはもちろん、一騎討ちなど手に汗握る戦闘場面や、忍び達の偏った男女関係があったりと起伏に富んだ展開が続き、楽しみながら読めた。

    歴史小説読まず嫌いを克服

    0
    2021年02月16日

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