司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 街道をゆく 38

    Posted by ブクログ

    網走旅行前に読みました。
    オホーツク人の存在は北海道に住んでいながらこの本を読むまで知りませんでした。どこから来てどのように居なくなったのか未解決の部分が多い人達ですが、そこがまた想像を掻き立てる…そうかこれが考古学のロマンなのかと無知ながらも感じることが出来ました。
    モヨロ貝塚を発見した米村さんが本職の床屋をうまく使いつつ好きな考古学を突き進んでいくのがよかったです。手に職は大事。
    網走はいい街でした。次は流氷の時期に再訪したいです。

    0
    2020年09月14日
  • 峠(中)

    Posted by ブクログ

    郡奉行から藩主牧野忠雅にアタマがよいと気に入られあっという間に長岡藩家老に出世。1人のごぼう抜きをあっさり許すほどそんなに魯鈍だらけなのか長岡藩は。スイス人のファブルブランド、ドイツ人のエドワードスネルといった横浜の外国商人にやたら気に入られ、長岡藩の財物を家老の専断で一挙に売り払い最新鋭の武器を海外から購入し、佐幕サイドでは数少ない薩長に匹敵する軍備を保つ。福沢諭吉との、大政奉還後の日本の有り様に関する議論だけは面白かった、西洋流に自由と権利を崇拝し完全開国主義では一致する2人ながら教育者哲学者と本家は崩壊させてはならない政治家との違い。

    0
    2020年09月06日
  • 峠(上)

    Posted by ブクログ

    河合継之助が京都所司代になった越後長岡藩主に、ずばずばモノを言うという理由で取り立てられたところで終了。やたら女好きで吉原の小稲という花魁にもてたり、京都の織部という女性の公家にもてたり、横浜の福地源一郎という通詞やら岡山の山田方谷に一目置かれたり、そのくせ口ばっかりながらなぜか幕末という危機状況であるがゆえに身分にあるまじきトントン拍子で出世してしまうというお前は幕末の島耕作かという話しかまだでてきてない。

    0
    2020年08月17日
  • 義経(下)

    Posted by ブクログ

    日本人ならほとんどの人が知ってるであろう義経。
    日本人の義経像の形成にもかなりの影響を及ぼしたであろう小説。

    意外にも講談や多くの物語で取り上げられてい弁慶との逸話や、奥州落ちの物語が欠落して、最後はアッサリ終わっている。何かしらの意図があるのかな。

    いくらでも大冊にできたであろうに、文庫二冊に納めている。もっと書き込んで欲しい部分もあった。

    0
    2020年08月09日
  • 故郷忘じがたく候

    Posted by ブクログ

    NHK『鶴瓶の家族に乾杯』の再編集版を見て手に取る。司馬遼太郎氏が唯一、存命中の人物を主人公にした小説という。運命とは、仕事とは、血とは、アイデンティティとは、色々と考えさせられる一作。
    本書は表題作を含む3編で構成。その他も興味深く、細川ガラシャを主人公にした『胡桃と酒』は、細川夫婦の印象が変わる。どこまでホンマなのかは、しらんけど。

    0
    2020年08月08日
  • 義経(下)

    Posted by ブクログ

    最後に、「悪とは、なんだろう」とあるが、本当になんだろうか。戦功があるから輝いて見えていただけで、それがなければダメ男。あまり魅力を感じなかった。かといって、法皇のように義経を愉しめるわけでもなく。こういう男性が身近にいたら厄介だろうなあと思った。別の角度から見たら魅力的に映るのだろうか。

    0
    2020年07月27日
  • 坂の上の雲(七)

    Posted by ブクログ

    日本は、資源がないから軍事国家にはなれず、ロシアを抑えるための道具としてアメリカとイギリスから友好関係を結ばれ、民も少ないから大軍で打ち取ることはできず戦略を重視し、もしかしたらベトナムのように侵略を受けていたかもしれない。
    相手の戦略を考える上で、物理的に限りのある石炭量を考えれば航路は自ずとわかるなど、精神がまいっている時こそ、現状分析が必要である。
    加えて、一行動一目的とは、確かになあと思う。

    0
    2020年07月23日
  • 国盗り物語(四)

    Posted by ブクログ

    この時代の知識がなさすぎて全巻から流し読み状態でした。知識がないので明智光秀のことがわかりイメージが変わりました。他の本も読みながらいつかもう一度きちんと読めればと思います。

    0
    2020年07月20日
  • 竜馬がゆく(六)

    Posted by ブクログ

    生きるも死ぬも、一表現に過ぎぬ。
    事を成すか成さぬかだけを考えれば良い。
    先人の真似事はくだらぬ。

    龍馬の考え方は好きだ。
    何もせずに死ぬのは、生を受けた意味がないと思う。そして、自分で考え、自分が正義だと思う、藩人ではなく、日本人を作ることに奔走した姿はかっこいい。時代が味方をするというのはこういうことなんだろう。

    0
    2020年07月19日
  • 胡蝶の夢(四)

    Posted by ブクログ

    幕末の動乱を医学会の視点から描く。志士もの・新選組ものはよくあるが、これはちょっと珍しい。小説というより、もはや歴史資料。
    徳川末期の身分制度がなかなか厳しく、その差別が凄い。

    0
    2020年07月17日
  • 馬上少年過ぐ

    Posted by ブクログ

    タイトル作品は、壮絶な政宗の人生を淡々と描いていて、そこに司馬作品の味わい深さを感じた。
    そして、そうした淡々さが全編にわたり徹底されていた作品集だと思う。
    他短編に比べ、正直華やかさがなく教訓にもとまず、個人的にはぐいぐい引き寄せるモノがなかった。淡々さ自体は珍しいことではないので、それは登場人物が相対的に地味だったからか。

    0
    2020年07月20日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

    Posted by ブクログ

    膨大な史料や、関係者へのヒアリングに基づくであろうことが伺える。

    他の、空海に関する本に比べ、構成、私情の入れ方含め読みやすいが、それでも、偉人1人の人生、何回か読み直したくなる。

    難解ではないが、すんなり読み進めることは難しい。
    だか、空海の生き方や意志、生き様が活き活きと伝わってくる。

    バーで、ラム酒片手に、夕陽を眺めつつ読むこともできる。

    0
    2020年07月15日
  • 坂の上の雲(六)

    Posted by ブクログ

    兵力は大きければ大きいほど、勝つ確率は高くなる。だから、兵を欲するのはもっともなこと。

    ただ、愚策として、兵をとりあえず追加するということが挙げられる。状況をみて、量で勝てるものなのか、作戦を見直すべきなのかは考えなくてはいけない。

    この巻で明石元二郎という人物が出る。
    ロシアの国力を削ぐため、革命の火種を作るのであるが、これを一人でできる人物はなかなかいないので、適材適所ってこういうことを言うんだなと思った。

    0
    2020年07月12日
  • 翔ぶが如く(十)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p.132
    「これで、外国の軍隊が攻めてきても大丈夫」

    翔ぶが如く終了。
    あっという間のような、呆気ないような、そんな気持ちになってしまいました…。

    0
    2020年07月03日
  • 竜馬がゆく(三)

    Posted by ブクログ

    男は、この子をどうにかせんとあかんと言って、惚れる。守りたいという気持ちがそれ。

    剣は技術ではなく、境地。
    その境地も多分重要なもので、士農工商がない世の中にしたいという気持ちや、藩を無くして日本国を作る(海外の制度を持ち込む)といった考えが浮かぶのだろう。

    人を殺しても、世の中は良くならない。これが歴史から学ぶべきこと。

    足が達者でなければ仕事はできぬという持論。

    世に生を得るは事をなすにあり。

    0
    2020年06月28日
  • 胡蝶の夢(三)

    Posted by ブクログ

    右往左往する幕府。伊之助は存在感無し。関寛斎などほかの人物も掘り下げられる。後半、新選組が出てくる。
    脱線・小ネタが多く、どこまでが史実でどこからが創作なのかわからない。歴史書を読んでいる感じ。

    0
    2020年06月23日
  • 竜馬がゆく(六)

    Posted by ブクログ

    友人に勧められて読み始めたが、日に日にワクワクしなくなっていく自分がいる。序盤の展開にはハラハラドキドキさせられたのにな…

    また違う機会に読んだら楽しめるかな??

    0
    2020年06月23日
  • 空海の風景 下巻 (改版)

    Posted by ブクログ

    この時代の中国のおおらかさは、清々しい。
    現代の方が閉ざされてる感じすらする。

    長安には、色々な国の人、宗教、文化が入り混じり、新しい発見であふれており、色々な書物も中国語に翻訳されていく。

    そして密教に至っては空海に三種の神器的なものまで継承しちゃう。おおらかすぎる。

    そして20年の留学を3年で帰ってきた空海が、また凄い。新しい仏教を持ち帰ったのだから、鼻高々、京に入るのかと思いきや、インドで別々の発展を遂げた2つの密教を一つの体系の中に理論化してしまう。

    これは今の日本経済にも通じるように思う。真新しいものを生み出すのは苦手だが、新しものを組み合わせて、あるいは進化させて発展してき

    0
    2020年06月20日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

    Posted by ブクログ

    空海は神秘的な要素が多い。

    何かに導かれるように山を練り歩き、光を飲み込み、遣唐使の船に乗り込んで、遭難しかけるも長安まで辿り着いちゃう。

    神童的な子供時代、唐に渡るまでの謎の期間、唐に渡ったらペラペラネイティブ。

    失敗しない、ファインプレーの連続。

    そして論理的でありながら、言葉で表現出来ない神秘的な要素を腹に持っていて、傍若無人に物事を乗り越えてゆく。

    可愛げはゼロ。

    本人の目線での感情表現が一切ないからかもしれないけど、とにかく最強という感じ。

    書き方も、空海は辛かったと思うけど、どうだろ、正確には分かんない、って感じで書いてあるので、のっぺりしてる。

    それでも長安に入っ

    0
    2020年06月20日
  • 国盗り物語(三)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上司から頂いたので3巻から。戦国時代の知識が全くない状態で読みました。信長のイメージが変わりました。

    0
    2020年06月19日