司馬遼太郎のレビュー一覧
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郡奉行から藩主牧野忠雅にアタマがよいと気に入られあっという間に長岡藩家老に出世。1人のごぼう抜きをあっさり許すほどそんなに魯鈍だらけなのか長岡藩は。スイス人のファブルブランド、ドイツ人のエドワードスネルといった横浜の外国商人にやたら気に入られ、長岡藩の財物を家老の専断で一挙に売り払い最新鋭の武器を海外から購入し、佐幕サイドでは数少ない薩長に匹敵する軍備を保つ。福沢諭吉との、大政奉還後の日本の有り様に関する議論だけは面白かった、西洋流に自由と権利を崇拝し完全開国主義では一致する2人ながら教育者哲学者と本家は崩壊させてはならない政治家との違い。
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Posted by ブクログ
この時代の中国のおおらかさは、清々しい。
現代の方が閉ざされてる感じすらする。
長安には、色々な国の人、宗教、文化が入り混じり、新しい発見であふれており、色々な書物も中国語に翻訳されていく。
そして密教に至っては空海に三種の神器的なものまで継承しちゃう。おおらかすぎる。
そして20年の留学を3年で帰ってきた空海が、また凄い。新しい仏教を持ち帰ったのだから、鼻高々、京に入るのかと思いきや、インドで別々の発展を遂げた2つの密教を一つの体系の中に理論化してしまう。
これは今の日本経済にも通じるように思う。真新しいものを生み出すのは苦手だが、新しものを組み合わせて、あるいは進化させて発展してき -
Posted by ブクログ
空海は神秘的な要素が多い。
何かに導かれるように山を練り歩き、光を飲み込み、遣唐使の船に乗り込んで、遭難しかけるも長安まで辿り着いちゃう。
神童的な子供時代、唐に渡るまでの謎の期間、唐に渡ったらペラペラネイティブ。
失敗しない、ファインプレーの連続。
そして論理的でありながら、言葉で表現出来ない神秘的な要素を腹に持っていて、傍若無人に物事を乗り越えてゆく。
可愛げはゼロ。
本人の目線での感情表現が一切ないからかもしれないけど、とにかく最強という感じ。
書き方も、空海は辛かったと思うけど、どうだろ、正確には分かんない、って感じで書いてあるので、のっぺりしてる。
それでも長安に入っ