司馬遼太郎のレビュー一覧

  • この国のかたち(一)

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    司馬遼太郎の書きたいことがつらつらと書いてあり、いつものわかりやすい説明もないのでちょいと難しかった。

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    2019年09月25日
  • 世に棲む日日(一)

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    松陰は蘭語や兵学を突き詰めて学んだり人に教えたりするタイプではなく、自分の足で歩き見て学ぶ実践的な人だったのだと思った。そのため、彼は黒船に乗船しアメリカを見ようと思った。生を惜しまずまっすぐに突き進む人だったが、佐久間象山は彼の思想には偏りがあると言っていた。

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    2019年09月17日
  • 坂の上の雲(七)

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    総師になるための最大の資格はもっとも有能な配下を抜擢してそれに仕事を自由にやらせ、最後の責任だけは自分がとるということ。

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    2019年09月08日
  • 峠(中)

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    だんだんと、らしく、なってきた。
    でも、奥さんを完全にほっぽらかしている事が、どうにも気になる。
    大事を成すには、犠牲にしても良い?違うよね。

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    2019年08月17日
  • 項羽と劉邦(下)

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    有名な背水の陣や四面楚歌、虞美人なんかが出る。
    話が前後したりしてすんなり進まない。
    当時の人の民族の違いや考えかたなど、よく考察しているように思う。

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    2019年08月01日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    まだ上巻だけなので完走は最後に。
    幕末の司馬作品の大ファンで、今作を手にしたが、少しとっつきにくいかもしれない。

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    2019年06月13日
  • 花神(下)

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    軍師としての本領発揮!なのだが、いかんせん地味。
    華々しいことはせず、確実に合理的に物事を進める人のようなので、小説にするのに苦労したと思う…
    蔵六の出ない章もあったりする。
    薩摩や長州が幕末にどういう動きをしたのかがわかる。

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    2019年06月13日
  • 故郷忘じがたく候

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    知らない言葉があって、なんか読みにくかった。
    まぁ〜しかし、昔々、朝鮮から拉致してきたって…某北の国と変わらんやん!
    でも、某北の国と違うのは、薩摩藩はちゃんと生活を保障してきたんやねぇ。
    焼き物は大陸から伝わったっていうけれど、人である職人が伝わってきたんかぁ。
    方言とかもあり、読みにくかったけど面白かった。

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    2019年06月12日
  • 花神(中)

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    医者から後半いつの間にか軍師へ。徳川の保身や長州の狂気など凄い時代です。
    主人公がなかなか変人なので、お話に入り込みにくいかもしれない。

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    2019年05月29日
  • 世に棲む日日(一)

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    旅行で初めて松下村塾に行くことになったので
    行きながら帰りながら4冊読みました。再読。
    吉田松陰と高杉晋作の物語。
    個人的には高杉晋作が好きなので、挙兵から
    「面白き事もなき世を面白くすみなすものは心なりけり」
    までをもう少し丁寧に描いてほしかったなあ。
    なので★は3つまで。。。

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    2019年05月17日
  • 故郷忘じがたく候

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    たまたま手にとってみたら、私の趣味である茶道の陶芸家の沈寿官の話だった。以前茶道の青年部のみんなで沈寿官氏のところに行ったことがあったので記憶の点と点をつなぎながら楽しく読めた。
    「斬殺」とあと一作入っていたが、長州の世良とガラシャの話?だったようだが私にはちょっと難しくて最後まで読めなかった。

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    2019年05月15日
  • この国のかたち(一)

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    ネタバレ

    司馬遼太郎が歴史小説を書くようになった原点の本
    戦時中、満州で戦争に従事し理不尽な思いをしたその原因を参謀本部の「統帥権」の暴走である。としてそこから日本人がどのような民族であるかを展開している。

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    2019年04月21日
  • 新装版 箱根の坂(上)

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    先日、東大阪市の司馬遼太郎記念館に行ったことをきっかけに購入しました。

    これまで戦国時代(織田信長、武田信玄、斎藤道三、毛利元就等)にフォーカスした作品は読んだことがありました。しかし、応仁の乱から戦国初期は扱っている本の絶対数も多くなく新鮮だろうと思い手に取りました。

    上巻を読み終わって、伊勢新九郎が北条早雲になるとは到底想像できません。中巻以降の展開が楽しみになる一冊です。

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    2019年04月06日
  • 菜の花の沖(一)

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     この時期、嘉兵衛おぼろげながらかれ自身が生涯をかけてつくりあげた哲学の原型のようなものを、身のうちにつくりつつあった。
     そのことは、かれの気質や嗜好と密接にむすびついている。
     潮汐や風、星、船舶類の構造とおなじように、嘉兵衛は自分の心までを客観化してしまうところがあった。すくなくとも自分のすべてについて、自分の目からみても他人の目からみてもほぼ誤差がないところまで自分を鍛錬しようとしている。
     つまりは正直ということであった。しかし不正直ほど楽なものはなく、正直ほど日常の鍛錬と勇気と自律の要るものはないとおもいはじめていた。
     自分と自分の心をたえず客体化して見つづけておかねば、海におこ

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    2019年03月24日
  • 翔ぶが如く(十)

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    明治維新から西南戦争までを描く長編小説。西郷隆盛の実像と虚像のギャップ。桐野のポジションと能力のギャップ。描かれる多くのギャップが切なさを感じさせる。集団と個人、文化と個人の関係性、担ぎ担がれる組織形態、など、読める切り口は多い。
    NHK大河『西郷どん』で感じた違和感を拭うために読む。が、、、長い、、、全編に閉塞感が漂い、読んでいて若干つらい、、、『翔ぶが如く』ってタイトルと違う、、、

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    2019年03月16日
  • 新選組血風録 新装版

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    燃えよ剣、を読み終えたことで生まれた新撰組への興味が赴くままに手に取った一冊。全15編からなる小話と、様々な隊士の生き様を通して、新撰組の雰囲気を楽しむことができた。個人的に好きなのは「前髪の惣三郎」かな。山崎と廊下ですれ違う際に頬を染める加納と、それを受けて困惑する山崎、という構図にはニヤニヤしてしまった。これは現代における「萌え」として立派に成り立つものだし、というか言ってしまえば燃えよ剣でも土方と沖田のやり取りに何度も萌えを感じることがあって、「ああ、これが腐女子の気持ちか……」なんて感心したりしていたわけで。いやだなあ、本の感想からだいぶ脱線してますよ、土方さん。

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    2019年03月07日
  • 馬上少年過ぐ

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    これまでは司馬遼太郎氏の作品と言えば燃えよ剣しか読んだことが無く、また、その燃えよ剣がまったく合わなかった。他の作品も刊数が多く、チャレンジしにくい。
    そんななか、たまたま本屋で手に取ったのが、この短編集であった。
    七つの短編が綴られているが、なんと生き生きと、かつ緻密に主人公やその世界が描かれていることか。彼らが活躍する関ヶ原の時代や幕末の息吹を感じ、時代や運命の不思議さ(絵師や一介の野伏が表舞台にたって活躍する)と、それに翻弄される主人公たちに引き込まれる。

    英雄というのは、時と置きどころを天が誤ると、天災のような害をすることがあるらしい

    とは、なかなかに含蓄のある文章であり、心に残っ

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    2019年03月04日
  • 花咲ける上方武士道

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    タイトルに“武士道”と入っていますが、主人公の高野則近は公家です。
    「公家密偵使」として、江戸に行くことになった、則近の道中を描いた時代エンタメ。
    道々、刺客に襲われ、色んな珍事に巻き込まれながら江戸への道を進む則近。主人公がとにかく女性にモテまくるのも司馬作品お約束です。
    百済ノ門兵衛、名張ノ青不動などクセの強いキャラ達も味があります。

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    2019年01月22日
  • 新選組血風録 新装版

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    歴史わかんない、熟語書き言葉わかんない勢にはぐぐりながらじゃないと読めない。

    鴨川銭取橋が好き。暗躍戦略系がすきなので。
    長州の間者、池田屋異聞も好き。山崎さんに感情移入した作品初めて。

    新選組が清廉潔白に書かれてないのがいい。むしろ狡猾で残虐で不気味。とくに土方さん。新選組かっこいいとあがめる(そして鴨さんや薩長を悪者扱いする)だけの作品は読んでてスカッとはするけどそれはフィクションのヒーローものでいい。

    虎徹にでてくる「若作」「(虎徹で死体を斬っても)水もたまらない」「小身育ち」「若打」ってぐぐっても出ないんですけど何?だれか教えて。

    虎徹は感動したり面白いとは思わないけど、人間味

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    2019年01月11日
  • 菜の花の沖(四)

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    業容拡大。

    内ではバカな役人と付き合いつつ、外はロシアの影がちらつくところ。

    これまでの支援者に猜疑の目で見られるあたり、切ない。

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    2019年01月04日