司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 胡蝶の夢(一)

    Posted by ブクログ

    新選組と懇意にし、また幕府の海陸軍軍医総裁となった松本良順の軌跡を読みたいはずなのに、何故か3・4巻は読まなかった。今後読む予定。(2021.9.5)
    ※2009.7.23購入@ehon
     売却済み

    0
    2021年09月05日
  • 殉死

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    坂の上の雲の内容を見れば、大体この本の方向性は見当がつくことと思う。
    筆者が「自分の思考を確認するために著した」という本。

    乃木希典を好んでいたとは思えない司馬氏の目を通した
    『史実』であることに変わりはなく
    これが真実乃木希典であったかと言えばなんとも言えないところ。

    最期の時を前にし、静子夫人の胸中はいかばかりであったか。
    後味が良いとは言えない話である。

    0
    2021年08月30日
  • 功名が辻(一)

    Posted by ブクログ

    来年のNHK大河ドラマの原作である。
    さすが司馬遼太郎、ぐいぐい引き込まれて止められなくなる。(2005.12.11HPの日記より)
    ※2005年購入
     2005.12.11読書開始
     売却済み

    0
    2021年08月24日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

    Posted by ブクログ

    空海の風景と言葉通り筆者からみた空海を書いている。
    儒教より仏教が上との思いからか大学を中退し仏教にのめり込んでいくが言葉遣いが高度過ぎて文字を眺めるだけ、居眠りしてしまいながら折角空海を知る機会を得たのに断絶したくないと感じながらもやっと半分まで読むが一向に理解出来ない。

    司馬遼太郎の考えを書いたような文章で、密教を理解していないと全然分からない。
    少しづつ読んでいこう。理解して読もうと思わない方がいいのかも。

    薀蓄として
    舟に位階を与えて従五位下とし、貴族並みの扱いをする事で舟の航海を祈願するが、鉄釘を打ち込む技術もなく材木と隙間に水草で水の侵入を防ぐと言う死に行くようなもので航海する

    0
    2021年09月02日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「そんなこと」
     小春は当惑した。めっさと惚れるな、といわれたところで、どうにもならぬことだ。
    「深いのはいかん」
     情愛の深いのは、である。
    「サラサラと行け。万事、水が浅瀬を流れるがごとくさらさらと人の世を過ぎてゆく。そいつで行ってもらいたい。淀みの水のようなおなごは、わいはきらいや」
    「さあ」
     小春は、、くびをひねっている。どうもこの花婿のいうことは片言でよくわからない。
    「要するにやな」
     万吉は、いった。
    「わいは極道屋という稼業がら、いつ死ぬかわからん。あすにも、すぱっと」
     頸を煙管でたたいた。
    「飛ぶかもしれん。その時、わしを偲んで泣きくさる奴が、この世で一人でも居たらかなわ

    0
    2021年07月23日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (ええっ)
     と万吉は内心、叫びたくなるほどの驚きで建部小藤治をながめた。考えてみればこの小役人は、わが藩とわが身可愛さのあまり、万吉を他人の手で殺そうとしてきた男ではないか。
     それが、
    「頼む、わしも一緒に連れて行ってくれ」
     というのである。
    (全く、妙な生きものやな)
     万吉は腹が立つよりも感嘆したい思いで建部小藤治を見ている。
     建部にすれば、もともと万吉に悪意もなければ幕府に忠誠心もない。ただただひとえに自分の信念のなさと小心のために強いほうになびいているだけのことだ。
    (世の中の人間はどいつもこいつも建部小藤治と似たようなものや。建部だけがおかしいわけやない)
     万吉はそう思った

    0
    2021年07月23日
  • 人斬り以蔵

    Posted by ブクログ

    司馬遼太郎先生の短編集。
    ウチの近くに『大村益次郎終焉の地』の石碑があり、感慨深い。
    幕末から明治初期、たくさんの、無念を抱えて亡くなった人たち。
    今更ながら、偲んだ。

    0
    2021年06月28日
  • 花咲ける上方武士道

    Posted by ブクログ

    公家侍(俺は存在すら知らなかった)が主人公は珍しい。時は幕末・万延二年(1861)、四位という高い位階と抜群の剣技を持つ「のちの右近衛少将藤原朝臣高野則近」が(道中が始まるまでが長いが)「関東の情勢を探れ」という秘命を受け、東海道を下ってゆく。不平等条約や治外法権や外来新種伝染病などで幕府=武家政権の権威は落ち経済も窮迫していた頃で、かえって隠密の彼に手を出すに違いない、という“鉄砲玉”の狙いらしい。やたら富裕な商人、伊賀忍者が同行し、司馬らしく当時の世情、身分制度家族制度に詳しいが忍者の説明は信じがたい

    0
    2021年06月14日
  • 「明治」という国家[新装版]

    Posted by ブクログ

    「明治」というのは、特に司馬遼太郎のように敗戦、戦後の高度成長を知る人にとっては、顧みるべき時代なのだろう。
    ただ、それは、今も何も変わらず、日本人としてのアイデンティティを考える際には、この時代を振り返り、何が起こり、誰がいて、その精神はどのようなものだったのか考える必要がある。
    「明治人」から思い浮かべるものとは、
    ・無私
    ・理想を追い求めるエネルギー
    ・謙虚さ、学ぶ姿勢
    ・柔軟な発想、先入観、固定観念に囚われない
    ・自らを律する精神
    ・根拠のない自信

    以下抜粋
    ・1920年代のはじめぐらいまでの日本の官界、学界といった学歴社会は、ほとんど士族出身者で占めていました。
    その理由は、士族に

    0
    2021年05月24日
  • 酔って候

    Posted by ブクログ

    山内容堂が生理的に苦手なので読もうか読むまいか迷いましたが、食わず嫌いもダメだなと思って読みました。
    山内容堂の「酔って候」、島津久光の「きつね馬」、伊達宗城の「伊達の黒船」、鍋島閑叟(かんそう)の「肥前の妖怪」、の4本を収めた短編集です。

    司馬先生はあとがきで、風雲の主役は藩の家来たちが担当したが、そんな中殿様たちはなにを思い、どう行動し、時流にどのように反応したのだろうかということが長い間の関心事だったと書いており、本書を書くきっかけになったようです。

    本書を読んだ感想はやはり幕末の殿様にはあまり興味をもてないなあと思いました。
    風雲の主役たちに比べてインパクトが薄すぎて、なかなか厳し

    0
    2021年05月15日
  • 新装版 王城の護衛者

    Posted by ブクログ

    5本入った短編集です。会津藩主・松平容保を描いた「王城の護衛者」は、容保が幕末に京都守護職を命ぜられ苦労したことと、新選組が何故会津藩お抱えになったのか、その背景を知ることができました。

    「人斬り以蔵」は土佐で足軽という低い身分に生まれた以蔵が武市半平太の弟子のような形になり、人を斬りまくり、最終的に武市を裏切るという悲しい話でした。

    0
    2021年04月27日
  • 世に棲む日日(二)

    Posted by ブクログ

    よくも悪くも、己の命よりも大切な物があった時代。

    渋沢栄一の大河ドラマでも吉田松陰がでてきてた(安政の大獄で処刑されたってナレーションだけど)。
    大河ドラマとも時代がリンクしてて、面白いです。

    0
    2021年05月09日
  • 世に棲む日日(一)

    Posted by ブクログ

    初めての司馬遼太郎です。

    とにかく取材量が半端ないのがわかります。
    ドキュメンタリー歴史小説っぽいのは、司馬遼太郎の作風なのか?それともこの小説だけなのか?
    先にも述べたように、初めての司馬遼太郎なので判断できません。

    やっぱり「普通じゃない人」って、当たり前だけど思考も行動も「普通じゃない」よね(笑)
    その形成要因も垣間見れて面白いです。

    0
    2021年04月11日
  • 街道をゆく 10

    Posted by ブクログ

    今回は山形と佐渡。米沢の上杉と佐渡の金山を見ながらの度という感じです。佐渡は一度行ってみないといけないと思いつつ、相川以外にも訪問すべき場所があるようで日帰りでは大変そうだなぁと。いや、一泊すればよいのだけど(司馬さんも日帰りではないし)

    0
    2021年04月09日
  • 世に棲む日日(四)

    Posted by ブクログ

    吉田松陰とその弟子である高杉晋作を描いた長編小説。あのようにしか描けなかったのも分かるが、ラストは意外とあっさりしたものだった。高杉晋作や吉田松陰は、30年足らずの短い生涯だったが、いろんなことが凝縮されたすごい方たちなんだよという作者のメッセージは、とても伝わった。正直、二人とも身近に居て欲しくないタイプだが。

    0
    2021年04月01日
  • 覇王の家(下)

    Posted by ブクログ

    覇王というくらいだから、大坂の陣であるとか、関ヶ原であるとかの詳細まで書いてあるのかと思いきや、小牧長久手の戦いに終始。
    個人個人、家康とそれを取り巻く人たちの性格、性根の機微が描かれた小説でした。
    ただ、エンターテイメント性は低いかなと。
    司馬遼太郎好きのおとんもあまり好評価ではなかったし、理解しました…

    0
    2021年03月27日
  • 義経(下)

    Posted by ブクログ

    遮那王がただひたすらに法と秩序の名を冠した獣の顎の下で時を過ごし・待ち・窺い続けたのが上巻ならば、あとはもう楔から解かれた猟犬の如くそれら獣が老いさばらえたのを目敏く見抜き、喉元に食らいつき、そして"役"を勤め上げて煮らるるのが下巻

    といった具合だろうか。そんな所感

    0
    2021年03月10日
  • 城塞(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ~全巻通してのレビューです~

    大坂冬の陣、夏の陣を描いた物語。

    「関ケ原」など今まで読んできたものと比べて、大野修理、淀殿、秀頼など小者がよく登場した影響で、なかなか読み進めず集中力の持続が難しかったですね。
    一か月かかりました。

    そんな中、真田幸村や後藤又兵衛、毛利勝永が出てくる場面は興味をもって読むことができました。
    ただ彼らの献策が大野修理や淀殿に受け入れられることが少なく、だんだんと彼らの登場場面も減っていきました。夏の陣になって最後増えはしましたが・・・

    大河「真田丸」を見ていた影響で、幸村は心の中で躍動しました。(もちろん幸村=堺雅人)

    冬の陣での講和で家康は大坂城の外濠

    0
    2021年02月27日
  • 覇王の家(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ~全巻通してのレビューです~

    「関ケ原」「城塞」と共に家康三部作とされている本書。
    家康が童だった頃の人質時代から天下を獲るまでを描いています。
    ただし、関ケ原の合戦や大坂冬の陣、夏の陣には触れられていません。

    具体的には信玄との三方ヶ原の戦い、本能寺の変後の上方脱出劇、秀吉との小牧・長久手の戦い、石川数正出奔劇などが中心に描かれています。

    家康は信玄をよっぽど尊敬していたんですね。
    井伊の赤備えもできましたし。

    また、信長の後継者に名乗りを上げた秀吉に対して、圧倒的兵力差がありながらも引かなかったのは凄いなと思いました。

    「関ケ原」「城塞」を読んだ後に読む本としてはいいのではないで

    0
    2021年02月27日
  • 夏草の賦(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ~全巻通してのレビューです~

    長宗我部は必ず?下の名前に「親」が付いて、どの時代のどの長宗我部がどの「○親」なのかよく知りませんでしたが、四国を平定したのは元親だったんですね。
    そしてその後、秀吉に屈服し土佐一国になるわけか。
    四国平定後、どうなったかは読むまで知りませんでした。

    元親はよく「僻地の土佐に生まれていなければ」と言ってましたが、まあそれはそうで不運なんですが、何度もその発言が出てきたので女々しく感じました。
    随分内省的な人であったようですが。

    秀吉の命令で九州征伐の先鋒になり、アホの仙石権兵衛のせいで、嫡子の信親を失って四男の盛親が世継ぎになるわけか。
    続きは「戦雲の夢」で

    0
    2021年02月27日